短編集 アインズの召喚   作:にゃんこの助

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ナザリックと骨々

 

ナザリックの第二階層シャルティアの部屋ではシャルティアとすらっとした長身のスケルトンが茶を飲んでいた、細身のストライプ柄スーツを着こなすその姿は何処か貴族を思わせる。

 

「ハッピーハロウィン」

 

小さく呟き微笑む、その姿を見てシャルティアも微笑んだ。

 

 

 

第四階層ガルカンチュアが待機している場所に大きなスケルトンが同じく待機している、何も話さない巨大なゴーレムと巨大なスケルトン、威圧感は2倍になったのだが二人の間に置かれた大きなガチャガチャ、カプセルトイと呼ばれる物があるおかげで何処かおかしな空間になっている。

 

 

 

第五階層ではコキュートスがド派手な衣装に身を包んだスケルトンと手合わせしていた。

 

「ヨホホホホホ~! 流石コキュートスさん非常に手厳しーィ!」

 

とても楽しそうに二人は剣を交える、雪女郎達も楽しそうに観戦している。

 

 

 

第6階層ではアウラとマーレがぼろきれの様なシャツを着ているスケルトンに追われていた。

 

「ホラホラホラホラ」

 

「わーい!」

 

「あはははっ!」

 

三人は笑顔で追いかけっこを興じる、その姿を羨ましそうに見つめる獣が多数存在していたとか。

 

 

 

第7階層では多数の骸骨が寄り集まって、黒いボロ布のようなものを纏ったような異様な姿を持つスケルトンと対峙するデミウルゴスが居る。

デミウルゴスはそのスケルトンを見て「ほう…」「まさか…」「興味深い…」等と時折言うだけで特に動きはない、スケルトンの方もデミウルゴスをジッと見下ろして動かない。

 

 

 

第九階層の廊下ではセバスと黄金に輝くスケルトンが高らかに笑っていた、腰に手をあて笑う姿は何処か自信に満ち溢れている。

その二人の周りには黄金に輝く蝙蝠が飛んでいたのだがコウモリだけが知っている。

 

 

 

第十階層の玉座には玉座に座るアインズとその前に牛のような立派な双角を備えたスケルトンが対峙していた。

お互いがお互いを見つめあう、張り詰めた空気がこの場を支配していた。

 

「祝え………そして刻むのだ、残りの人生を。それは恐怖ではない、確固たる覚悟と言うものだ………」

 

対峙する双角のスケルトンが重々しい声で呟く。

この日、偶然にもアインズいや鈴木悟の誕生日であったのだが本人すらその事は解っていなかった。

 

 

 

アルベドは見知らぬ場所で激闘を繰り広げていた、どんなにダメージを与えようとも倒れない相手に苦戦する。

全身から炎をだし見慣れない乗り物を乗り回すスケルトンは鎖を振り回しアルベドに言い放つ。

 

「Eat my flames, Loser!」

 

 

 




ナイトメアー・ビフォア・クリスマスのジャック・スケリントン
妖怪ウォッチのガシャどくろ
ONE PIECEのブルック
それいけ!アンパンマンのホラーマン
ダークソウルの墓王ニト
黄金バットの黄金バット
Fate/Grand Orderのキングハサン
マーベルコミックスのゴーストライダー
達です。

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