ハイスクールD×D 赤龍帝ともう1人の主人公   作:Lycka

5 / 10
今回からオリジナル入っております。
そのせいで原作とは違った流れになるかもしれませんがご容赦を。
原作に忠実とか書いといて申し訳ないです…

では、第5話をご覧下さい。


第5話:本当の敵

先程のレイナーレの件から数時間後、俺は一誠を病院へと運んだ後ある場所へまた足を運んでいた。

あの男の、堕天使総督アザゼルの真意を確かめるべく。

 

「何故教えてくれなかったアザゼル。」

「だから俺は何も知らなかったんだよ。勝手に暴走してるだけだ。」

 

やはりレイナーレとかいう堕天使の勝手な暴走か。

しかしレイナーレは中々の強さだ。一誠では勝てないかもしれない。

あの光の槍を見れば分かる。

 

「これは俺の管理不足が起こした問題だ。しかし直接総督の俺が手を下す訳にはいかないんだよなぁ…」

 

確かにアザゼルの言う通り、アザゼルが直接手を下して良い問題ではないかもしれない。

聞いたところ一誠は転生悪魔になったそうだが、それでも敵う相手ではない。

しかし、アザゼルはこう続けた。

 

「お前は兵頭一誠の神器が本当に龍の手(トゥワイス・クリティカル)だと思っているのか?」

「どういう意味だアザゼル」

「そのまんまの意味だよ。あいつのもつ神器はただの龍の手(トゥワイス・クリティカル)なんかじゃあない。お前も聞いたことぐらいあるだろう。二天龍、赤龍帝が宿っている神器。その名も赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)。一時的に神をも超える神滅具(ロンギヌス)の一つだ。」

「ッ!!本当なのかアザゼル!」

「昔っからお前は疑り深いというかなんというか…」

 

俺は幼い頃両親を亡くしている。

そんな俺をアザゼルは拾ってくれた。そして親代わりに育ててくれた。

アザゼルが堕天使総督なのを明かしたのは中学になってすぐだった。

それと同時に俺が神器持ちだということ、自分自身がどういう存在なのかを教えてくれた。

アザゼルが居なかったら、俺は今ここに居ないだろう。

それだけにすごく感謝している。

 

しかし、神器に詳しいアザゼルの言うことが確かなら状況はひっくり返る。

あの赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)であれば正直に言えばレイナーレなど敵ではないはず。

 

「そういえば、レイナーレが変なことを言っていたな。一誠の神器よりアーシアの神器の方が優れているとかなんとか…」

「一誠の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の方が驚異的だ。しかし、あのシスターの持つ神器も中々の代物だ。"聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)" 貴重な治癒能力に長けた神器だ。」

 

なら、第1の狙いはアーシアの神器か。

レイナーレは一誠の神器が龍の手(トゥワイス・クリティカル)だと思っているから勝機はある。

 

「俺は動けん。頼まれてくれるか、恭弥。」

「そっちの方は一誠達に任せる。俺は別に用がある。」

「まぁ、神器関係となりゃあいつらも出てくるだろうさ。」

 

レイナーレの一件に関しては一誠達に任せておいて大丈夫だと思う。

問題は他にある。一誠とアーシアの神器がアザゼルの言う通りの代物なのだとしたら、間違いなくあいつらも狙っているはず。

幼い頃に俺の両親を殺し、俺から全てを奪い去ったあいつらが。

今度こそ捕まえて…この手で復讐を果たす。

 

「そっちの方は神の子を見張る者(グリゴリ)でも調査中だ。もし、今回動いてくるようだったら対処しておくよ。」

「ああ、頼むよアザゼル」

 

 

 

 

 

 

 

***

 

それから1日が経った。

どうやら一誠達がアーシアを助け出しに行くらしい。

しかし何でそんなことをアザゼルが知ってんだよ…

俺は直接は手助けできない。だが、本当に危険なのはレイナーレでは無い。

あいつらが出てくることを考慮して俺も近くまでは行っておくことにした。

 

パリンッ!!

 

いきなり教会の窓ガラスが割れる。

そして中からレイナーレが吹き飛ばされてくる。

どうやら、一誠達がアーシアを救い出すことができたみたいだな。

ここからが本番だな…

やはり、アイツらが近くにいる。

俺は一誠達の無事を確認してから気配のする方へ向かった。

 

「あれ?あの子は一体?」

「リアス、どうしたの?」

「ううん、なんでもないわ朱乃。さぁ帰りましょう。」

 

 

 

 

 

 

~森の中~

 

「そろそろ、隠れてないで出てきてくれないか。」

 

俺は一誠達のいる教会から少し離れた森に着いてからそう言った。

別に独り言とかでは無く、隠れているアイツらに向けて言い放った。

一通りアザゼルに鍛えられてるから流石に分かるんだよなぁ…

 

「なんだよ、気付いてたのかよ。」

「ライグス、全然気配消しきれてなかった。バレバレ。」

「仕方ねぇだろ!そういうの得意じゃねぇんだよ!」

 

そういって、二人組の男が出てきた。

いや、出てきたのは二人だが周りに二人の部下らしき奴が何人かいるな。

片方はガタイの良い男で、もう片方はシュッとした青年だった。

しかし、二人には共通している部分が一つだけあった。

それは、仮面ををつけているということだ。

ガタイの良い方は赤色の仮面、シュッとした方は紫っぽい感じの仮面だ。

 

「あんたら一体何者なんだ?なんで神器持ちばかりを狙う。」

「それが上からの命令だからな。俺はそれに従ってるだけだ。」

「別に僕は神器なんてどうでもいいんだけどね。」

 

上から?こいつら下っ端なのか?

それにしては随分強そうに見えるが。

出来るだけ情報を吐かせることができればいいんだが。

 

「さっき上からの命令って言ったな。ならあんたらは下っ端?」

「確かに俺らは下っ端だが、そこまで弱くはねぇよ。俺は"アマリリス"の副隊長ライグス。そっちにいる無愛想な奴が"クロユリ"の同じく副隊長のジル。もう一人副隊長がいるんだが…」

「ライグスのバカ。別にそこまで教えなくていい。」

「すまんすまん、ついな。」

 

アマリリス?クロユリ?花の名前だと思うが今の感じだと部隊の名前か。

しかし、こいつらレベルで副隊長か。隊長とかどんだけ強いんだよ。

ライグスとジルともう一人の副隊長。

ジルって言う奴は賢そうだが、ライグスはどうやらバカみたいだな。

どうにかして他にも情報を教えてはくれないもんかね。

 

「逆にお前は何者だ。普通の人間…ではねぇな。今回は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)の様子見だけの予定なんだが丁度退屈してたところだ。」

「またそうやって命令違反する。確認できたしもう僕らは帰るよ。あとはライグス達でどうにかしてね。」

 

そう言ってジルとその部下らしき者たちがその場から姿を消した。

部隊間でそこまで仲良くはないのか?それともライグス達がバカなだけなのか?

とりあえずこいつはやる気みたいだな。

こいつら相手に俺の神器使う訳にはいかないな。

それに、あれの使用はアザゼルからストップかかってるしな。

仕方なくアザゼルから借りてる神器使うか…

 

「俺は佐々木恭弥。只の通りすがりの神器持ちだ!」

 

 

 

 




主人公の詳細については段々と判明していく形を取っていこうかと思います。
メインヒロインは間違いなく朱乃さんなのですが、今まで何一つ絡んでおりません…少し考え物です。
あと、部隊の名前にしているアマリリスやクロユリですが、あまり深い意味はありませんw
只、キャラ達とお花達とは少し関係性があるかもしれません。
花言葉とか調べておいて、見ていくと気付くところがあるかとしれませんよ?
まぁ、ネット見たら一発なんですけどねw
次回も早めに投稿致します。
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