ハイスクールD×D 赤龍帝ともう1人の主人公   作:Lycka

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皆さんGWどうお過ごしでしょうか?
もうすぐ元号も変わりますな。
平成のうちに一区切りつけたいものです....w


それでは、ご覧下さい。


第9話:紅髪と不死鳥

ザトゥージに出会い、使い魔ゲットの日から数日が経った。今日も今日とて学園生活である。何時もながら小うるさい駒王学園三大変態こと一誠、松田、元浜に囲まれている。今は一誠とオカ研に向かっているところ。

 

 

「なぁ恭弥、最近部長の様子がおかしいんだよ」

 

 

「んん?なんだよいきなり」

 

 

「なんてゆーかさ、何するにしても上の空っていうかさ。考え事してるみたいなんだよなぁ」

 

 

 

確かに一誠の言う通り、最近のリアス部長は何かと考え事をしているようだ。しかし、一誠も知らないのか。朱乃さん辺りなら知ってるかもな。

 

 

「朱乃さん辺りなら何か知ってるんじゃないか?」

 

 

「そーだな!今日聞いてみるよ」

 

 

こういう時は行動力ある奴だからな。そういった面では凄く助かっていることもある。

その後は、他愛もない話をしながらオカ研部室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

~オカルト研究部部室~

 

 

 

「こんにちわ〜!」

 

 

一誠が挨拶と共にオカルト研究部部室のドアを開ける。中には既に他のメンバーが勢揃いしていた。小猫ちゃんはお菓子食べてるし、木場は本読んでるし、朱乃さんはお茶をみんなに出している。そして、リアス部長は席に座りボーっとしているように見えた。

 

 

「一誠君、こんにちわ。少し遅かったね」

 

 

「おう木場。すまん、ちょっと恭弥と話してて遅れた」

 

 

「なんのお話をしてたんですか一誠さん?」

 

 

 

アーシアが一誠へ問いかける。ここで、部長のお話してましたなんてことは言えない。流石の一誠もぎこちない感じではあるが誤魔化せていた。

当の本人は未だ上の空、といったところだが。

 

 

 

それから、オカルト研究部メンバーで色々と話をしていた。ほとんどが一誠関係の話だったが。松田と元浜と一緒に女子更衣室を覗こうとしたとかなんとか。いつものことか。そして、一誠がいきなり話を部長に振る。

 

 

「部長はどう思います?」

 

 

「.......」

 

 

「ぶ、部長?どうかしましたか?」

 

 

「な、なんでもないわ。それより、何かしら一誠」

 

 

やはり心ここに在らず、といった感じである。部長があんな感じなのは初めてなので俺も一誠も対応に困っている。

 

 

「だから、今度の....」

 

 

一誠が話を再開しようとしたその時、部室の床に転移魔法陣が展開された。

 

 

「っ!この魔法陣は⁉︎」

 

 

「......不死鳥(フェニックス)

 

 

 

部長が小さく呟いたその一言。悪魔で不死鳥(フェニックス)といえば大体想像がつく。そして、想像通りの人物が魔法陣から現れた。

 

 

 

「会いに来たぜ、愛しのリアス」

 

 

「ライザー、貴方何をしに来たの」

 

 

「久し振りに婚約相手の顔を見に来たんだよ。様子見も兼ねてな」

 

 

俺もアザゼルから一通り悪魔に関しては聞かされている。彼の名はライザー・フェニックス。フェニックス家の長男で跡継ぎである。そして、ライザーはリアス部長のことを婚約者と言った。

つまり、ライザーとリアス部長が結婚するということだろう。グレモリー家の次期当主であるリアス部長とフェニックス家の長男であるライザーの結婚の意味することは、悪魔の繁栄である。現在では、先の大戦で純血の悪魔がかなり減っている。その現状を打破する為にも必要なことなのかもしれない。

これが、リアス部長を悩ませていた問題か。そりゃあ、好きでもないやつと結婚なんてしたくないわな。

 

 

 

「お前がリアス部長の婚約者だと⁉︎ふざけやがって!」

 

 

「リアス、お前のとこの悪魔君が凄い形相で睨んでくるんだが」

 

 

「前にも言ったはずよライザー、私は貴方と結婚する気は無いわ」

 

 

「まだそんな事を言ってるのかリアス。これは必要な事なんだよ」

 

 

「てめぇ、ふざけやがって!」

 

 

 

一誠が赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を構える。こいつ、ここで一戦交える気か?流石にヤバイと思ったのかオカ研のメンバー総出で止めに入る。

 

 

「はぁ、血の気が多いなぁ。ミラ、相手してやれ」

 

 

 

そう言って前へ出てきたのは、棍を手に携えた少女だった。見た感じ一誠と同じ兵士(ポーン)っぽいな。一誠はミラになりふり構わず突進していく。

 

 

そして

 

 

ドゴッ

 

 

「ぐはっ!」

 

 

一撃でやられてしまった。一誠も頭に血が上っていて単調な動きになっていた。一誠の元へオカ研メンバーが寄り添っていく。

 

 

「一誠さん大丈夫ですか⁉︎」

 

 

アーシアが急いで聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)を使用して倒れている一誠の治療を行う。

 

 

 

「ライザー、貴方よくも!」

 

 

「おいおい、先に手を出そうとしたのはそっちだぜ」

 

 

「っ!いいわ、勝負しましょう。私が勝ったら結婚は諦めてもらうわ」

 

 

「レーティングゲームで勝負か。こっちは揃ってるが、リアスは眷属悪魔が揃ってすらいないじゃないか。それでは、勝負にならないだろ」

 

 

確かに、あちらは眷属が全て揃っている。こちらは女王(クイーン)の朱乃さんと騎士(ナイト)の木場、戦車(ルーク)の小猫ちゃんと僧侶(ビショップ)のアーシア、そして兵士(ポーン)の一誠のみだ。一誠が駒8つ消費と言っても数的には圧倒的に不利だ。どうやっても勝てる見込みはないのだが.....。

その場に、少し沈黙が訪れた。しかし、その沈黙を破ったのはリアス部長でもライザーでも無かった。

 

 

「両名供お待ち下さいませ」

 

 

 

透き通った女性の声が聞こえた。その後、オカ研部室の床が赤く光り出し転移魔法陣が現れた。その魔法陣はグレモリー家のものだった。

 

 

「やはりこうなられましたか」

 

 

「グレイフィア!何故貴方がここに?」

 

 

「ご紹介が遅れました。私はグレモリー家でメイドとして仕えておりますグレイフィアと申します」

 

 

 

銀髪の物凄い美人なメイドさんだな。グレモリー家のメイドは全員こんな感じなのか?リアス部長といいグレイフィアさんといい美人揃いで羨ましいな。

 

 

「サーゼクス様はこの様な事態になる事を危惧されておりました。そうなった場合レーティングゲームにて決着をとのことです」

 

 

「お兄様が⁉︎」

 

 

「しかしリアスお嬢様とライザー様との実力差は明白。レーティングゲームまでに期間を設けます。それで良いですね、ライザー様」

 

 

「こちらは問題ございません」

 

 

「こっちも異論は無いわ」

 

 

 

そうして、グレモリー眷属vsフェニックス眷属のレーティングゲームが行われることになった。それまでに時間を貰えたのは幸いだ。現状じゃ力の差がありすぎるからな。リアス部長もそう思ったのか、特訓を行うとかなんとか言ってるし。

まぁ、これは眷属同士、ひいては貴族同士の問題だから俺はあまり関与しない方がいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「はぁはぁ、なんでこんなに荷物あるんだよ......」

 

 

 

場所は変わって山の中。何故かグレモリー眷属の特訓に付き合う事になった。今は一誠と俺で荷物を持ち上がっている。荷物ぐらい自分で持とうぜ....。

 

 

 

「お先に失礼」

 

「遅いですよ先輩方」

 

 

木場と小猫ちゃんが颯爽と前へ出る。小猫ちゃんに限っては俺たちの持ってる荷物の2.3倍は持ってるにも関わらず早えな。木場、お前は黙ってろ。

 

 

 

「置いていくわよ一誠、恭弥」

 

 

『は〜い』

 

 

 

 

 

 

 

キツイ辛いしんどいの三拍子揃った特訓が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

~合宿場~

 

 

 

 

「まずは魔力の使い方からお勉強しましょう♪」

 

 

 

という事で、朱乃さんが指導役で魔力の使い方についての講義、実践が始まった。元々、俺は魔力が使えるので朱乃さんと一緒に教えていたと言っても過言では無かったが。アーシアは覚えが早く、魔力に秀でている僧侶のようで才能もあるようだった。それにひきかえ一誠は、見ての通りパワータイプなのでこの特訓で野球ボールくらいの大きさの魔力しか出すことが出来なかった。

 

 

その後も、小猫ちゃんに戦闘訓練してもらったりと色々としごかれていた。主に一誠だけどな。アーシアは魔力を重点的に訓練、俺は総合的に訓練していた。そして、合宿は数日が過ぎ、木場との模擬戦闘を行う運びとなった。

 

 

 

 

「じゃあ、始めるよ一誠君」

 

 

「おうよ!」

 

 

「........ッ!!」

 

 

 

木場が木刀を構えて一誠へ近づく。一誠も赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を構えて木場の攻撃をいなす。一誠の方はあまり力の倍加が出来ておらず防御重視の戦闘スタイルをとっている。それに比べ木場は、的確に一誠の隙を突いて攻撃している。

 

 

Boost!!

 

 

「これで4回目か!」

 

 

一誠の倍加が4回目をむかえた。それから間も無くして木場が距離を取る。そして、リアス部長が一誠に話しかける。

 

 

「一誠、貴方この合宿が始まった時は一番弱いと言っていたわね。そんな貴方に自信をあげるわ」

 

 

「へ?ぶ、部長?自信ってなんですか」

 

 

「この合宿で習った事を思い出しなさい!」

 

 

「魔力の使い方、戦闘方法、赤龍帝(ドラゴン)の力の使い方。色んな事を教えてもらったな....。いくぜ、木場!」

 

 

explosion!!

 

 

一誠が魔力を一点へ集中させる。これまでの倍加の力もあってか、かなりの力が集まっている。

 

 

 

「いっけぇぇぇぇ!!」

 

 

「なっ!」

 

 

 

一誠が力を解き放つ。刹那、その魔力の玉は木場の一寸横を通り過ぎ山へ激突する。否、山を削り取って更に向こうへ飛んで行ってしまった。力は申し分ないようだな。

 

 

 

「ぶ、部長!これって!」

 

 

「ええ。紛れも無く貴方の力よ」

 

 

 

これで、一誠もどうにか戦えるレベルまできたな。数の上では不利な状況だが、戦力的にはどうだろうか。少しの間一緒に居て分かったが、朱乃さんを始めとするグレモリー眷属は"個"の力がある。そこらへんをどう活かして戦うかが肝になってくるかもな。

 

 

「一誠、良かったな」

 

 

「おう!お前もありがとな、恭弥!」

 

 

 

一誠、今度のレーティングゲーム(たたかい)は案外お前にかかってるかもしれないぞ.....。

 

 

 

 

 




前書きにもあった通り、なんとかして平成の間に一区切りつけたいですw
GW3日間、あまりすることなくゴロゴロしながら書いてたので変な部分あるかもです。

あと、今回少し短かったかもしれませんね。
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