ハイスクールD×D 僕は人畜無害なんです。   作:絵画(あーと)

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この話で導入的な第零章は終了です。

そしてかなりみじかいです、なので早く完成したんですけどね…(汗

いやぁ、厨二文章は書いててたのしいね!

では、どうぞ!


最終話 ひとりぼっちでした。

 

 

 

 

 

 真っ赤な御花畑になった教会の椅子にクロナは一人、座っていた。

 

 

 あれから何時間経ったのだろうか?全てが終わったのが昼頃だったが、今は既に月が出てきている。

 

 

 誰か来るかな、そう思っていたが皆、恐れて誰も来ないみたいだ。

 

 

 静かな教会、クロナはその間もずっと座っていた。

 

 

 そこには何時ものようなヘラヘラとした貼り付けたような笑顔など何処にもなく、ただただ濁った瞳を周りの周囲の花に向けていた。

クロナの頭の中に渦巻く、理解出来ないという考え。

 

 

 クロナはどうしてもあの少女ーーアーシアが自分に向けた“何か”がわからなかった。

 

 

 ゆえに感じる心の中の異物感。

 

 

 

「気持ち悪い」

 

 

 

 また一人になってそう呟く。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 誰かに愛される事を知らず、誰かを愛することも知らなかった少年はいつも“嫌われ者”だった。

 

 

 誰にも信用されず、誰かを信じることも知らない少年はいつも“嘘吐き”だった。

 

 

 誰にも理解されず、誰かを理解することも知らない少年はいつかは“殺人鬼”になっていた。

 

 

 誰にも愛されず、誰も愛さず、誰にも信じられず、誰も信じず、誰にも理解されず、誰も理解されなかった少年はどこまでも“嫌われ者”で“嘘吐き”で、ただの“殺人鬼”だった。

 

 

 そんな少年はただの“寂しがりや”だった。“寂しがりや”な少年は誰よりも繋がりを求め、誰よりも繋がることに対して恐れていた。

 

 

 それが少年の中で生まれた矛盾、歪み。捻れ、捻れ、捻れ続けた少年はいつのまにか“寂しい”という感情にまで気がつかなくなっていた。

 

 

  繋がりを求めているのに恐怖する、矛盾。そして一言

 

 

 

『貴方は人を殺せば幸せになれる。絶対よ。』

 

 

 

 そして何も疑問を持たず、殺す、殺す、殺す、ただそれだけ。自分が愛されたくても、自分が信じられたくても、自分が理解されたくても、殺すことで幸せになれると教えられた少年は…殺すことで繋がりを持つ(・・・・・・・・・・・)と教えられた、そう思うようになっていた。

 

 

 そして少年は命を断つ事だけが繋がりだと信じ、それが自らの繋がりを断ち切ってしまっていることに気がつかないまま生きてきた。

 

 

 やはり、そんな少年にはその“何か”が“優しさ”だとは気づけなかった。

 

 

 少年の中に“優しさ”なんてなかったのだから。

 

 

 そしてうまれた“化け物”。

 

 

 

「……そろそろ行こうかな」

 

 

 

 また目的がなくなっちゃったよ。先程の無表情とは一転、苦笑いをしながらそう呟き、クロナは翼をはためかせる。

 

 

 少年の歪み、その中にうまれた小さな違和感。

 

 

 それが少しだけ、少年ですら気がつかないほど少しだけ、少年に変化を与えていった。

 

 

 

 

 




文字数ギリギリ1000越え…

なんとか越えてよかったです。

そしてクロナくんは少し方向修正、あのまま進めても笑ながらやっちゃってる場面しか想像できなかったので…作者に想像力と文才がないだけかもしれませんが(汗

まぁ、でもまだまだ鬼畜キチガイ系男子のままですけどね!

今回は、あれですね、クロナくんの過去をちらっと出したかったんです。はい。それだけです。ごめんなさい。

じゃあ、今回はここら辺で、また会いましょう、ばいばい!

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