The New Wolrd ~404 not found~ 作:天海望月
「――最近、この周辺のエリアで空間の歪みが観測されているらしいわ」
「空間の歪み?」
「ええ、416。特殊な計測器による計測結果で、どうにも特定の場所にだけ異常が生じているみたい。多分コーラップスのせいじゃないかって言われてるけど、確証はまだ得られてないって」
「そんなことあるのね。それで、何か影響はあるの?」
「今のところ物資の喪失が報告されているわ。空間に飲まれて消えたと考えられてる。といっても、弾薬箱とか、鉄血から鹵獲した武器やエネルギーパックとかで、重要性はそこまで高くないから良かったけど」
「でもそれって、最悪人形のロストとかありえる話よね」
「だから話をしたのよ。そういう事例があるから気を付けてってこと。今は科学者が研究してるから、明確な対策法が作られるまでは次のことに注意してほしいそうよ」
「次のこと?」
「――異変を感じたら、面倒ごとに巻き込まれる前にさっさと引き返せ。道に迷ったなら、今まで通ってきた道を辿れ。それだけよ、分かった?416」
「もちろんよ、4――」
「――っ」
寝具の上に、416は寝そべっていた。
首元には、充電用のケーブルが差さっている。
時刻は夜中の二時。スリープモードに入っていたはずだが、何故か目覚めてしまったようだ。
それにしても、どうやら彼女はスリープモード中にメモリーを追体験していたようだ。
人間でいう“夢”を見たわけだが、通常人形は夢を見ない。
「そのうちどこかでメンテナンスを行わなきゃいけないわね……」
つまりこれはシステムのバグということになるのだが、今416のシステムを診れる技術者も環境もないためどうしようもないのだ。
それに、たまたま見た夢の内容を覚えていない。
何か重要な話をしていたような気がするのだが、やはりどうしても思い出せない。
「まあ、仕方ないわね。今日はブリーフィングがあるみたいだし、もう一度スリープモードに入りましょ」
だがそれについていつまでも考えているわけにはいかない。
スリープモード中は自動で簡易的なシステムチェックが行われるので、それでシステムの異常が見つかることを祈りつつ、416は再度目を閉じるのだった。
――そして数時間後。
「各員、集まったようだな。これよりブリーフィングを行う」
執務室に集まった、416と榛名を含む七人は、大きな椅子に腰かける司令官の前で一列に並んで待機していた。
彼女たちは、先日の深海棲艦侵攻の後に帰ってきた六人組と全く同じ顔触れだった。
「鎮守府海域から北東方面の島にて、いままで未確認だった深海側の基地が発見された。規模は小規模だが、どうやら先日侵攻してきたイ級はここから来たようである」
「イ級ってのは、あのサメ型の怪物かしら」
司令官が大きく頷く。
「我が鎮守府が擁する第一艦隊、そして416。君たちには早急にこの基地の破壊、および敵戦力の撃滅を命じる」
すると、金髪の少女が首に巻いたマフラーをいじりながら声を上げた。
「基地ってことは陸上っぽい?それなのに、大発動艇とかは使わないんですか?」
「それについてだが夕立、今回は416を中心とした作戦を行おうと思っている」
「416っぽい?」
「そうだ。彼女にはすでに、つい最近開発された対深海棲艦用試製弾薬を持たせている。その有効性はすでに実証済みで、今回もこれを使用することとする」
そのうえ、と彼は続けた。
「彼女の言う通りなら、416は陸上戦のスペシャリストだという。確かに、少なくとも君たち艦娘が上陸するよりはるかに素早く動けるだろうし、阿武隈らの話によれば砲弾をもはじき返す程の実力があるそうじゃないか」
隣の六人からどよめきが生まれる。416はそれを見て少し満足げだ。
「だが流石に敵地に一人で潜入はリスクがありすぎる。そこで、我が鎮守府で随一の火力を誇る第一艦隊に援護を頼みたいのだ」
そういうと司令官は机から大きな地図を取り出す。
島の見取り図だ。恐らく、今回の作戦の目的地だろう。
「榛名率いる第一艦隊は、島の南側から一斉砲撃を行って敵を引き付ける。そして観測機を出し、敵側の主力が南側に固まったのを上空から確認した後、北側から416を上陸させ、基地の破壊活動を行ってもらう」
「つまりは、私たちは囮ってことですね……」
はちまきを巻いた黒髪の女性がぼそりと言う。それに司令官は頭を掻きながら答えた。
「まあ……、言い方は悪いが、そういうことだな。今回は彼女の能力テストも兼ねていることだし、分かってほしい」
「話を聞く限り、相手は比較的小規模なんでしょう?それなら問題なくやって見せるわ」
「頼もしい」
すると、彼は机からやや大き目な箱を取り出した。
「これを君に。開けてみたまえ」
416は促されるままに受け取り、そして促されるままに箱を開いた。
「これは……。あなたが手配してくれたのかしら」
「うむ。我が国の特殊部隊から取り寄せたものだ。今回の作戦で役立ててほしい」
中に入っていたのは、黒い筒型の装置だった。サプレッサーや消音器と呼ばれていて、彼女の所持している拳銃に付いているものと同じように発砲音を小さくすることが出来るものだ。
今回の任務のように、敵地に潜入するときには“音”が非常に重要になる。いつも通り銃を乱射して爆音を出そうものなら、「私はここです」と敵に伝えているのと同じであり、逆にその音無しで作戦を遂行できれば相当難易度は下がることだろう。
司令官が立ち上がる。
「ではこれにてブリーフィングは終了とする。最後に質問はあるか?」
誰も手を挙げないのを見て、司令官はそのまま言葉を繋げる。
「では解散!作戦開始はマルキュウマルマル。それまでに、君たちは416に自己紹介でも済ませておくといい」
「分かりました。では、榛名たちはこれで失礼させていただきます」
榛名はそういって他の五人を引き連れ、部屋の外へと出ていく。416はそれに倣って後ろを付いていった。
最後に416が執務室から出るのをみて、榛名は扉を静かに閉めた。
「作戦開始までしばらくありますね。416さんは榛名以外とは初めてでしょうから、歩きながらでも挨拶を済ませましょう」
「はいっ、はーい!じゃあ、まず最初に夕立が自己紹介するっぽい!」
歩き始めてすぐ、夕立と名乗った少女が飛び上がった。
「白露型駆逐艦四番艦、夕立っぽい!好きなことはご飯を食べること、特技は夜戦っぽい!」
「夜戦ね……。特技というくらいなのだから、期待させてもらうわ」
「任せてほしいっぽい!」
夕立がガッツポーズをする。
かなり活発な少女だ。だがこういう普段から常に明るい性格のものは、戦闘時にはある意味一番恐ろしい存在となることがある。416の所属していた小隊のメンバーには、普段も任務時も戦闘時も拷問の時でさえも、絶対に笑顔を崩さない狂った人形がいたものだ。
「じゃあ、次は私でしょうかね……。私は扶桑型戦艦二番艦の山城です」
次に名乗ったのは、ブリーフィング時にも少しだけ話していた黒髪の女性、山城だ。
「私の特技……というか特徴ですけど、なんでしょう、不幸なことくらいでしょうか……」
「不幸といっても人によって差があるわね。あなたはどれくらい不幸なのかしら。――といっても、あなたのその様子じゃあ相当やられているみたいだけど」
山城は夕立と対照的にあまり元気があるようには見えず、印象は暗めである。性格は今まで生きてくる中での環境や境遇によって左右されることがある。その理論で行けば、彼女は今までの人生あまり得をしてこなかったのかもしれない。
「例を挙げるなら、周りの皆は無傷で帰って来るのに、私だけは集中放火を浴びてボロボロで帰ってくる、なんてざらです。はぁ……」
「それは……、災難ね」
416が思っていたよりもなかなか酷い不幸っぷりであった。あまりにもネガティブな彼女の雰囲気も原因の一つだが、人に厳しい彼女が思わず同情してしまったほどだ。
「でも、実力は鎮守府でもトップレベルなんです。山城は運などに頼らず、実力だけで頑張ってきた努力家なんですよ」
すかさず榛名がフォローを入れるが、山城にはあまり効いている様子ではなかった。
「じゃあ、ひと段落したところで次は吾輩じゃな」
話の区切りを見て、今度はチャイナドレスのような服を着た女性が声を上げた。
「吾輩は利根型一番艦の利根じゃ!偵察機を使って、艦隊の目として活躍しておるぞ!」
「となると、今回の作戦内容ならあなたの偵察機が活きそうね。よろしく頼むわ」
「うむ。任せておけい!」
彼女は腕を組んで頷いた。
気の強そうな性格だ。自由そうな夕立やネガティブな山城と、416の苦手とするタイプが出てきたところで、彼女のようなしっかりとした人材は非常に助かる。
「ところでなのじゃが416よ……」
「何かしら?」
利根が耳打ちをする。
「――おぬし、“瑞雲”というものに興味は……」
「ストーップ!」
「むぐぅっ」
「……?」
突然、後ろから利根が口を手でふさがれた。
「ぐふっ、瑞鶴よ、なにをするのじゃ!」
「利根ぇ、あんた忘れたの?瑞雲教は一時期大事件を起こして、提督さん直々に解体されたんだよ!?今じゃ勧誘は全面禁止でしょ」
「む……、忘れておった……。せっかく信者獲得のチャンスと思ったのじゃが」
「――えっと、あなたたち、一体さっきから何の話を……」
「……ああっ!ごめん、忘れて!」
すると、瑞鶴と呼ばれたツインテールの弓道着の少女が慌てたように手を振って答えた。
「えっと、自己紹介がまだだったね。私は五航戦所属の瑞鶴。翔鶴型二番艦よ」
「なるほど。あなたの役割は何かしら」
「赤城さんと一緒で、空母をやってるの。航空機を空に打ち上げる仕事」
瑞鶴に名前を呼ばれたのか、隣にいた赤い道着の女性が軽く会釈をした。
「一航戦、赤城です。自己紹介……そうですね、しいて言うなら……夕立さんと同じように、食べることが好きですね」
「羨ましいわ。私は人形だから、食べる喜びをよく知らないの」
「確か416さんはロボットだとか言いますが、食べ物を食べることは出来るんですね」
「ええ。一応、人間とともに生活できる、というのが人形のコンセプトだから」
「なるほど。では、今度ご食事でもいかかですか?」
「えっ!……416、やめておいた方がいいと思う」
瑞鶴が口をはさんだ。
「なぜかしら、瑞鶴?」
「えーっと、赤城さんはとても――」
「瑞鶴さん?」
「ひょえっ!?」
赤城がにっこりと微笑むと、瑞鶴はすくみあがる。
「あまり偏った情報ばかり与えないようにしてくださいね?416さんが困ってしまいますから」
「え、あっ、はい」
この様子を見る限りだと、同じ役割の中でも赤城が立場が上のようだ。
やはりどの時代にも上下関係は欠かないようである。
榛名、夕立、山城、利根、瑞鶴、赤城。
今回はこの六人と運命をともにし、そして416が命を預ける相手である。
まだ出会って間もない相手で、上手く意思疎通できるか心配ではあるが、そこはうまくやっていかなければならない。
「じゃあ、あなたたち。今回の任務はよろしく頼むわ」
「はい、任せてください!」「頑張るっぽい!」
「一つ、言っておきたいことがあるわ」
416は六人全員に目配せをする。
「私がいくら完璧だとは言え、今回は情報が少ない地への単独潜入。あなたたちがどれだけ援護できるか重要になるわ」
「うん、それはよく分かってる」
瑞鶴が頷く。
「私はまだ無様に殺されるのはごめんだわ。だから、あなたたちは私の足を引っ張らないこと。上陸して行動する以上、間違いなく私が一番危険な身なのだから。あなたたちがここ随一の精鋭だというなら、少しのミスも許さないわ」
「大丈夫ですよ。あなたの安全は、私たち直掩の戦闘機隊が保証します」
「……まあ、416を援護するのが私たちの任務ですし。それに、不幸になるのは私だけで充分ですから」
「状況が変わったら、吾輩の偵察機経由で報告するぞ!」
「なら心強いわ」
これで、仲間たちとはある程度の連携は取れるだろう。少しは安心できる。
しかし、ここまで言ったのだ。自分の実力が一番低いようでは格好が付かなくなる。
この作戦の中核を担うのは416自身だ。彼女の今後のためにも、絶対に成功させる。
そうと決めたのなら、早速準備を始めなければ。
「じゃあ私はサプレッサーの取り付けとか、装備のメンテナンスをしてくるわ。また後で落ち合いましょう」
「はい。マルハチゴーマル、九時になる十分前には港にいるようにお願いします」
そうして、416は一人倉庫へと向かうのだった。
◆ ◆ ◆
「こちら416。404、応答願う」
左手の腕時計によれば、時刻は八時三十分。装備は整え準備万端な彼女は、未だ諦めずに小隊メンバーと連絡を取ろうとしていた。
416がこちらの世界に来てまだ一週間ほど。そろそろ“鎮守府”という空間には適応してきたころだが、それでも苦楽を共にしてきた小隊メンバーがいないというのは案外寂しいものだった。
だからこそ、416は誰かと連絡を取れるかもしれないという少しの期待を込めて、無線機の電源を入れているのだ。
しかし、無線機の性能がいくら良くても、普通なら誰とも繋がるはずがない。
彼女はこれがほとんど無駄な行動だとは察している。あまりにも非効率的であるが、416は何故か無線機を使い続けていた。
「……当たり前ね。せめて中継局でもあれば繋がるんだろうけど」
やはりというべきか、流れてくる音はノイズのみである。誰かからの返答があるはずが無かった。
――そう思っていた。
「――回目の定期放――。404のUMP――」
「えっ」
突然、ノイズの中から、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
416は驚いて、すぐに音量レベルを上げる。
「私が拾われ――、もう――経ったけど、おかげで私は生き延び――」
「この声は、ナイン?」
ノイズがあって良く聞こえないが、416の耳が壊れていなければ、この声は小隊員のうちの一人、ナイン。つまりUMP9のものだろう。
聞き取れる声から察するに、彼女は誰かしらに保護され生き延びているようだ。
彼女が生きている。それを知ったなら、連絡を取らないという手はない。
「ナイン?……ナイン!こちら416よ、聞こえてるなら返事をしなさい!」
無線機のマイクに必死に呼びかける。このチャンスを逃したら、もしかすると二度と声を聴けない可能性もあるのだ。
「ナイン!416よ!聞こえてないの!?」
しかし、何度呼び掛けても、ナインから返事が返ってくることは無かった。
「私は今、皆が生きてい――だなー。早く連――取りた――」
「向こうの声は聞こえてるのに、私の声は届いてないなんて、もどかしすぎるわ……!」
その状況に、416は分かりやすくいらだちを見せる。
「もし聞こえて――、次の周波数に返事してね」
「……周波数っ!」
なるほど、彼女には、発信用の周波数と、着信用の周波数の二つがあるのだろう。
何らかの事情で、ナインは発信用のデバイスを404のチャンネルに繋ぎ、別に着信用のデバイスを用意しているのだろう。
ならば、その周波数を絶対に聞き逃さないようにしなければ。
「周波数は――」
「……っ」
416は無線機に手を当て、すぐに設定できるよう備えた。
「1、4、――……」
「14……?――はぁ!?嘘でしょ……」
周波数は計五桁の数字で構成されている。そのすべてが分かれば連絡を取れるのだが、その肝心なところでノイズが入り、聞き取ることが出来なかった。
それからは、またいつものようにノイズだけが流れ続け、ナインの声が発せられることは無かった。
「クソッ!」
416は拳を握りしめる。
「……えっと、416さん?大丈夫でしょうか?」
「えっ、はっ……。――大丈夫よ、心配ないわ」
突然後ろから話しかけられ、驚きながら後ろを振り返る416。
そこには、416のいらだちを見ていたのか、榛名が眉をひそめながら立っていた。
彼女も準備を済ませたのだろう、背中に巨大な艤装を背負っていた。
榛名に話しかけられていなければ、416は今頃憤慨するあまり何か物に当たっていたかもしれなかった。
正気を取り戻せてよかったと、少しばかり心の中で感謝する。
「それなら問題ないのですが……。作戦について、不安があるというわけではないのですよね」
「そんなことあり得ないわ。いつものように戦って、いつものように帰って来るだけよ」
そういうと416は腰に吊ったナイフを意味もなくほんの少し抜いた。
「……416さん。何故提督は、身元不明のあなたを仲間として受け入れたのだと思いますか?」
ぽつりと榛名がつぶやく。
「考えてみれば不思議ね。どこの誰とも知れない私を、よく雇ったわ」
盲点だった。今までとんとん拍子で進みすぎて、そういった細かいところを考えたことがなかった。
確かに、416は異世界からの来訪者だ。だが、そんなことを確実に証明は出来ないし、もしかすると彼らは416のことを深海棲艦の刺客だと考えることもあるかもしれない。
「一つは、響が強く推したというのがあると思います。それに、深海との戦いが苦しいのも一つ。でも、それ以上に――」
そう言うと、榛名は胸を押さえる。
「提督が、優しすぎるのだと思います」
「優しすぎる?」
「ええ。困っている人を見ると放っておけなくて、誰でも助けたくなってしまう人なんです。それが人でも、そうじゃなくても」
「……その困っているっていうのが機械でも、司令官は助けたくなってしまったってことね」
榛名が頷く。
「でも、その優しさで身を滅ぼさないか、それだけが心配です」
すると榛名が416の手を掴んだ。
「416さん」
「……何よ」
「絶対に、提督を裏切ったりしないでくださいね」
「……当たり前じゃない。雇い主を裏切る義理はないわ」
416がそういうと、榛名はにこりと笑った。
「さあ、そろそろ時間ですね。皆さんが集まる時間です」
榛名が海の方を向く。
「頑張りましょう、416さん」
「望むところよ」
腕時計を見れば、時刻は八時四十五分。そして後ろを振り返れば、例の五人がこちらに歩いてきていた。
――ナインとあと一歩のところで連絡が取れなかったことに悔しさは残る。ノイズさえなければ今頃話くらいは出来ていたかもしれないが、まだ少なくとも彼女が生きているという希望は持てた。
だから今度は、自分が生き抜く番だ。
416は得物のボルトを引き、薬室に弾を込める。これにより、彼女の銃は引き金を引くだけで獲物を屠る凶悪な武器となった。
続いて拳銃にも弾を込め、ホルスターに収める。
「準備完了、いつでも行けるわ」
416はそう言って六人の方を向いた。
なんかめっちゃ長くなっちゃいました。
UMP9の無線を聞いた416ですが、果たして彼女はナインと接触できるんでしょうか?
夕立「作戦が始まる前に、たくさん食べておくっぽい!」
赤城「いい心がけですね」
瑞鶴「……それでどれだけうちの予算をつぶしてるのか知ってます?」