IS METROID BTMOF【連載停止】 作:刃狐(旧アーマードこれ)
遅れた理由と言うのはですね、まぁ単純に私生活が忙しくて書く暇が無かったと言うのが大きな問題ですね。
年末年始は驚くぐらい忙しいです。(書き始めたのは年末頃)
まぁそれはそうとしてクリスマスごろに購入したCoD:BO2のCナイフ、Bナイフ、クロスボウ、シールドがダイヤモンド迷彩になりました。
本当に年末年始は忙しいです。(棒)
……まことに申し訳ありませんでした。
以下本編
教室内がザワザワと騒がしく生徒達が落ち着かない様子だ、耳を傾けてみれば何故なのか分かるかもしれないが生憎興味が沸かない。
「サミー、あのねあのね~」
「本音、しがみ付くな」
口にはしないが足は支える為だけにしか使っていないからだろう、重い、決して口にはしないが。
ほら、見てみろ、何人かの生徒が私の方を見ているじゃないか、イリアンとか、セシリアとか。
「うぎぎぎぎ、いぎぎぎぎぎ…」
「…微笑ましいですわね」
『見てないで助けてやってはくれないか、セシリア』
「本音さん、サムスさんと仲が良いのは構いませんが迷惑にならないようにした方がいいですわ」
「はぁ~い、あのね~サミー、なんかね~、二組に転校生が来るんだって~」
『ほう、サムス、昨夜の彼女のことではないか?』
…………あぁ、○ヶ月ぶりのような気がして中々思い出せなかったが確か凰鈴音…鈴だったか。
なるほど、納得だ、鈴が転校生だとしたら昨夜の挙動不審の意味がよく分かった。
それと同時に分かったことがもう一つ、今教室が騒がしい理由は転校生騒ぎなのか。
「でも何でこんな時期に…」
「さぁ、分かんないけど中国の代表候補だって噂だよ」
理由は今思いついたので一夏の存在だろう、戦闘データなどを欲しがっている国など数多とある、それにどうやら鈴と一夏は旧知の仲である可能性が存在する。
ならばやや過度な接触も不自然ではない、情報収集には適しているのだろう。
「わたくしの存在を危ぶんでの転校かしら!」
『無いな』
「無いね」
「ないよ~」
うむ、無い…いや、あるかもしれない、先のクラス代表争奪戦でセシリアと一夏の仲は友人と言える位置まで近付いている。
それに危機感を持った他国が焦って一夏と間接的に接触しようとしたのが今回の転校生の可能性も出てきた、もしかすると以後同じような事が起こる可能性がある。
「あるかも知れないぞ」
「サムスさん…!」
「サムスお姉様がそう言うならあるね! きっと!」
なんだ、私の言葉は絶対的な根拠になるのか?
これではもう迂闊なことは言えないじゃないか、困ったな。
それはそうと一夏がしみじみと何かを思い出している、小さく「中国か」と呟いている所を見るとやはり鈴とは旧知の仲の可能性が高い。
その一夏を見てムッとした箒が見るからに不機嫌だと言うオーラを撒き散らしている。
「一夏、お前には気にしている余裕があるのか? お前にはクラス対抗戦が待っているというのに」
「そうそう! 絶対に勝って貰わないと私達すっごく困るんだから! 頑張ってね織斑君!」
なぜ困るのだろうか、私には全く分からない、これも噂の一つなのだろうか?
「あのね~サミー、優勝したクラスにはねぇ~、なんと半年間デザートのフリーパスが貰えちゃうのだ~!」
サミーも嬉しいよね、ね? と視線を向けてくるが残念ながらあまり嬉しくない、正確には別になんとも思わない、実年齢の違いだろうか。
いや、今まで私に食べ物の好みに対して余裕を持つ暇が無かったからだろう。
今は少し興味を向けて見るのもいいかもしれないな。
『ふむ、となると…2組、4組が敵対する者で脅威だな』
「そ、簡単に優勝できると思わないでね、優勝するのはアタシなんだから」
「アダムさん、何故2組も強敵になりえるのだ?」
「あ、あれ?」
『それは2組の転校生が専用機持ちだからだ、恐らくその専用機持ちの人間とクラス代表が変わるだろう』
「ね、ねぇ無視しないでよ」
「なるほど、そうなると確かに2組も脅威だね…さすがアダムさん」
「ふぅぇ……むし…しないでよぉ…」
もしや全員分かってて無視していないか?
あぁ、いや…一夏は普通に気づいていないようだな、もっと回りを警戒しておかなければならない立場だろうに。
「一夏、お客さんだ」
「ん? 誰だ? ………鈴? お前鈴か!」
「そ、そうよ! 久しぶりね、一夏!」
「あぁ久しぶりだな! しばらく会わない間に………ちっとも変わってないな、それと似合ってないぞ、変にカッコ付けて」
「うっ、うるさいわね…!」
思った通りよく知る仲の様だ、そして案の定箒は黒いオーラを撒き散らしている、セシリアは箒ほどではないが不機嫌そうである。
「ん? あ、サムスじゃない! 昨日はありがと、助かったわ!」
『あぁ、どういたしまして、と言った方がいいのか?』
「私に聞くな、手続きは無事終えれたようで何よりだ」
「サムスお姉様の事を……呼び捨てにした……だと?」
何人かの生徒が神妙な顔つきをしている、なんだ、私が呼び捨てにされるのはそれ程変な事か?
………なぜセシリアは箒と同じほどの不機嫌オーラを放っているんだ。
『凰鈴音、そろそろSHRの時間だ、教室に戻った方がいいんじゃないか?』
「ん、そうね。一夏! 後で話があるから、逃げないでね!」
「逃げねぇよ」
一夏が溜息を吐きつつ返答する、生憎鈴は答えを聞く前に教室を去って行ってしまったが。
「い、一夏っ! あの女は一体誰だ?!」
「サムスさん、随分と親しかったご様子ですが…一体、どう言ウ、事デすカ?」
「教室の戸を開けるなり喧しいな、早く席へ戻れ、SHRを始めるぞ」
「「後で説明を要求する!!(しますわ)」」
「…フンッ!」
『おぉ、痛そうだ…』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「お前の所為だ!」
「あなたの所為ですわよ?」
「な、何だよ二人して…」
「私がー叩かれたのはーサムスお姉様の所為なのよ~♪」
「……何故だ?」
『心理学的に考えると…考えると……考えr』
「アダム、せめて何を言いたいのかを明確にしてから喋ってくれ」
『…………すまない』
一夏がセシリアと箒に詰め寄られている、嬉しい状況ではないだろうがな。
本音、一夏、箒、セシリア、自然に混ざっているイリアン、そして私のメンバーで学食へと歩を進め、既に食券を手に持っている。
が、右手を本音が握り、直ぐ左側はイリアンが陣取っている、私が使うのも変だろうが両手に花だな。
「一夏…遅かったわね、言葉は不要…か」
『ふむ、凰鈴音か、とりあえずそこを退いた方がいい、通行の邪魔になる』
「そうだぞ、鈴」
「あ、はい…ごめんなさい」
「…あ、そうだ一夏! このちみっこいのとは一体どういう関係なんだ?!」
「そうですわ、説明をして頂きたいのですが?」
「ちみっこいって…いい度胸じゃない、アンタこそ無駄にデカイ物を胸にぶら下げて」
「なっ、なにを?!」
なるほど、どうやら鈴は喧嘩早い性格らしい、まぁ箒も中々に喧嘩早い性格だが、それに比べセシリアは……最初の頃は喧嘩早かったが今はかなり落ち着いた様子で見ている。
「まぁ落ち着いてくださいな、とりあえずテーブルに座ってしまいましょう、丁度皆さんの料理が出来たようですわ」
「お、ありがとな、セシリア」
「えぇ、構いませんわ、むしろもっと頼って下さっても結構ですのよ?」
『セシリアも煽るな。ほら、早く全員座れ』
ノブリスオブリージュ(高貴たる者よ高貴たれ)を体現しているセシリアの指差したテーブルへと移動する、幸運にも全員が座れるであろう大きさ、よくこんな場所を見つけれたものだ。
全員が落ち着いて席に座ると…
「ちょっと、どきなさいよ、せっかく久しぶりに一夏に会えたんだから、譲ってくれても良いでしょ」
「断る、私が先に座ったんだ、どうこう言われる筋合いは無い」
「わたくしは…まぁ譲りたくは無いですが…仕方ありませんわね、どうぞ」
「ありがとっ、アンタいい人よね、名前教えてよ」
「イギリスの代表候補生、セシリア・オルコットですわ。それと一夏さん、先ほども言いましたがそろそろこの人の説明をして欲しいのですが?」
一夏は「おぉ」と一言呟いて手を叩く、一回目は聞いていなかったか忘れてたかだな。
「こいつは鈴、フルネームは凰(ファン) 鈴音(リンイン)、幼なじみだ」
「お、幼なじみだと?!」
「あー…箒は知らないんだよな、丁度箒と入れ違いで転校して来たんだよ、国に帰ったのは中学2年の終わりだから…丁度とは言えないけどほぼ1年ぶりだな」
『ふむ、なるほど…理解した』
「で、こっちが箒だ、前にも話した事があると思うけど俺が通ってた剣術道場の娘で小学校からの幼なじみだ」
鈴が箒をジロジロと見ながら「へー、ほーん、ふぅ~ん」等と漏らしている。心情を察するなら「あれが例の・・・」「勝てるのか、私は」とは…思っていないだろうな。見ただけで気が強い事が分かる鈴だ、どうせ「ほうき? ああ…例の時代遅れか」等と思っていることだろう。
「始めまして、これからよろしくね」
「あぁ、こちらこそ」
『これはどういう事だ、二人の間に火花が見えるぞ』
「アダムさんも?」
そうだろうか、仲良さげに握手をしているようにしか見えんが、もしかすると私は疲れているのかもしれない、二人が見えているのだ、私に見えないと言う事はそうなのだろう。
学生などと慣れない事をするから疲れるんだ、今日は授業が終わったらゆっくり休むとしよう。
「もしかすると、わたくし…忘れられています?」
「あぁいや、ごめんね! えっと…セシリアって呼んでいい?」
「えぇ、構いませんわ、こちらも鈴さんとお呼びしても?」
『変換で燐酸(リンサン)と一度目に出たのは秘密だ』
アダムが変なことを言っているように聞こえる、どうやら私は本格的に疲れているようだ、午後の授業を休んだ方がいいのかもしれない。
「本音、どうやら私は相当疲れているようだ。午後の授業を休んだ方がいいのだろうか」
「大丈夫だよ~サミー、私にも火花は見えなかったし~、まるるーが変な事を言っているのも聞こえたよ~、だからサミーは大丈夫だよ~」
あぁそうか、なら大丈夫だな、本音がそう言うなら大丈夫だ、二人の間に火花が見えない事もアダムが変な事を言っているのも口にした覚えはないが、本音が言うなら大丈夫だ。
「ご存知かもしれませんが1組の代表は一夏さんですわ。わたくしが言う事ではないかもしれませんが勝つのは1組ですわよ」
「ふーん、でも残念、勝つのはあたし、言っとくけど、あたしのが強いもん」
「わたくしも自分の事をそう思っていましたわ。ですが、慢心でした、背中に手が届くどころか背中を見ることさえ難しい相手と言うのも居ますわ、鈴さんにとってそれは一夏さんかもしれません、油断はしない方がいいですわよ?」
「セシリアも代表候補でしょ? セシリアの届かない相手って国家代表?」
「いえ、こちらにいるサムスさんですわ」
「ふーん、サムスってそんなに強いの?」
分からん、束に聞いてくれ。
『うーん、ちーちゃんとドッコイかそれ以上かな、少なくとも現状世界最強だと思うよ、束さんは!』
私の心を読むな。
「…そうですわ! サムスさん、最初随分と鈴さんと親しかったご様子ですがどういうことですの?」
「…………」
『あぁ、昨日のパーティーの後凰鈴音が道に迷っていてな、道案内をして自己紹介をした、それだけだ』
「あたしの事は鈴でいいって言ったのに」
アダムはお堅い人間……AIだからな、フルネームのほうが呼びやすいのだろう、初対面の人間をしばらくフルネームで呼ぶことはそれなりに多い。
「そうだ、一夏。アンタ、クラス代表なんだって?」
「まぁ、成り行きでな」
鈴がおもむろにラーメンのドンブリを持ち、直接スープを飲み始める。もし、もしエールをピッチャーで渡せばそのまま飲み干してしまいそうだ。
「あ、ISの操縦、見てあげてもいいわよ」
「いいのか? じゃ…」
即座に箒が机に手を叩きつける、もう少し静かにいれないのだろうか、セシリアが驚いて胸を両手で押さえている、本音は相変わらず笑顔で食事のデザートを食べている、イリアンは………なぜか膝を押さえている。
「い、痛ひ…ビックリして飛び上がったら膝打ったぁ…」
「一夏に教えるのは私の役目だ! 頼まれたのは私だからな!」
「せ、正確には1組の役目ですわ……」
「アタシは一夏に聞いてるんだけど」
『全員落ち着け。凰り……鈴、クラス代表で敵同士となるんだ、鈴が一夏に教えると一夏の手の内をばらしている様なものだ、せめてクラス代表戦までは待つべきだと思うが?』
「……おぉ!」
一夏が合点いった様子で手の平に拳をポンと置く、どうやらこの男はどこか抜けているようだ。
「そうか…そうね………むぅ」
「…私はもう戻るぞ、くれぐれも授業に遅れないようにしろ」
「やぁ~、サミー待ってぇ~」
「ほぅあッ! 違うクラスだけど付いて行く! それがこの私イリアンよっ!!」
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『やっほやっほー、イェーイ! さっちゃん見てるー?』
「…………」
『ヘイさっちゃん! さっちゃん! ヘイ…ヘイさっちゃん! さっちゃん! ヘイさっちゃん! さっちゃん! ヘイさっちゃん! ヘイさっちゃん! ヘイ…さっちゃん!』
「なんだ、何か用か? 束」
『束さんがさっちゃんって言うの止めたらさっちゃん嬉しい? にゃはははは!』
割と真剣に鬱陶しい、3秒だって静かにしてくれないのだろうか。
「切るぞ」
『にゃー! 待って待って! ちゃんと用はあるんだよ!』
「言ってみろ」
『ほ、箒ちゃんと話したいんだけど話の種が見つからない…』
『話がしたかったと言えばもう話ぐらい出来るだろう。声が聞きたかったでもいいだろうし』
『なるほど! さっすがあーくん! 天才の束さんの遥か上を行くとは…流石未来人だね!』
いや、ただ束の対人能力が欠如しているだけなのではないだろうか?
「…束の対人能力が絶望的なほどに無いだけだと思うんだが」
『酷い?! けど言い返せないっ! 不思議!』
「これでもういいか?」
『うん、ありがとさっちゃん! あーくん!』
これで一安心だ、さて…私はもう寝てしまおう、どうやら今日は疲れていたようだし。
『あ、ついでに一つお話! ふいんき(何故か変換できない)はよくあるネタだよ! ふんいきで変換できるぞ! なんて言われてもネタで出した所にマジレスされても困っちゃうんだ! じゃあね!』
束…ただそれを言う為だけに無理やり通信回線を開いたのか…私の応答も得ずに…
まぁいい、これでゆっくり休める。
「サミー! 大変だよぉ~!」
「本音…なんなんだ、いったい」
「おりむーの所でね~! しののんとりんりんがね~!」
ま た 一 夏 か 、 ま た 一 夏 な の か 。
「大丈夫だろう、どうせ一夏だ」
だから休ませてくれ、お願いだ。本音…
「まぁそうだよね~、おりむーだもんね~」
「そうだ、おりむーだ、だから私はもう休む、お休み本音」
「おやすみーサミー」
『……投げやりすぎではないか?』
以上本編
今回7090文字と短めです。
戦闘を入れようと思ったのですが入れると2万文字を越えるのでじゃあ無くてもいいや!
と削り落としました、その結果いつもより5千文字ぐらい少ないわけですが…
指摘・批評・感想、お待ちしております。