Primal Apocalypse-プライマル アポカリプス   作:てゐと

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こんにちわ。戦国無双2が大好きです


第七話 ネクストサクセサー

 

 

 

 

 

 

 

サーシャ「ここが大阪城デスネ!?Wao…!」

葉百合「徳川家鈴(とくがわ かりん)さんはあの徳川家康の末裔です。とても我慢強い方で従者の方々にも慕われているんですよ」

衣理「よく承諾してくれたよね。忙しそうなのに」

葉百合「現在は大阪城の一部を一般開放。一応住所はここという扱いになってますね。ちなみに大阪城は過去に怪獣災害によって大破。あの大阪城は一度作り直されてます。今では防衛機能のほかにメテオールも搭載されてます」

衣理「メテオールってもしかして学校とか病院にバリアを張ってくれるアレ?」

葉百合「はい。ちゃんと日本政府とCREW GAYS JAPANの承認さえ取れば緊急時限定で発動がGAYSから許可されるんです。あくまで安全面を強めた量産型タイプなので実際に使われているものと比べると性能は低いですが」

衣理「実際は怪獣相手に使うものだっけ?」

未来「メテオールとは…。地球外技術を使用した科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MAT、TAC、ZAT、MAC、UGM、GAYSの地球防衛組織が主に使用する超兵器で地球の危機を何度も救っている…。発展は科学特捜隊とウルトラ警備隊でGAYSがそれをメイン武装として使用…。実績が認められて以降他の防衛組織にも使用されている…ってお姉ちゃんから習った…」

葉百合「その一方。科学警備隊やUMA、W.I.N.R.やGTUSなどはその危険性から使用していない。というのもありますね。さて…。見えてきました。家鈴さんのいらっしゃる離城です」

衣理「(なんで変身できないのか…。明確な何かを知るために来たんだ…。がんばれ…!ファイト…!)」

???「お待ちしておりました。紅皇子様」

サーシャ「ニンジャデスカ!?」

刹那「私は家鈴様の家臣。服部刹那(はっとり せつな)と申します。家鈴様からは出迎えるようにと仰せつかっております」

後頭部から伸びた長いツインテールがさらりと風に揺れる。黒髪に金のツインテール。忍者みたいな登場に反してどこか派手だ

葉百合「ありがとうございます。行きましょう」

 

 

 

 

衣理「服部半蔵の子孫…。ほえー…」

刹那「いえ、私は私です。半蔵爺の血族というだけで…」

円「となると…。後四人。家臣さんたちがいるんですよね?」

一応年上なので敬語で話す私達。だが刹那さんも敬語で対応してくれている

刹那「はい、徳川四天王の末裔が。…着きました。家鈴様!紅皇子様ご一行をお連れしました!」

 

城の廊下や階段を上り、大きな襖の前で刹那さんが報告をすると中から「ご苦労様です。通してください」と綺麗な声が聞こえた

刹那「失礼します」

 

ゆっくりと横に移動し、大きな間を露にする。そこは離れ城の天守閣。大阪の街がミニチュアに見える景色の前。一人の少女が座っていた。私達は少し離れたところで止められ、「ここから先には行かないでください」と言われて用意された座布団に座る

 

家鈴「はじめまして。現徳川家当主、徳川家鈴(とくがわかりん)と申します。お会いしたかったです。澪岸衣理さん。雉列円さん。それと…。夏目古川未来さん」

葉百合「あら、ご存知でしたか?」

家鈴「葉百合さんのお友達ですもの。それにエールブレスの所持者ですし…。ね?」

円「…?家鈴さん。なんで未来のこと見てるんですか?」

家鈴「未来さん。その隠し事はあまり良いものではありませんよ」

未来「…。」

浅くため息を吐くと未来は腕を正面に差し出した。するとその手首にエールブレスが出現した…!

衣理「嘘…。なんで…?!」

葉百合「まさか…。どこかに行ったエールブレス…!」

未来「今朝からなので私にもなにがなにやらです…」

家鈴「えぇ。大丈夫ですとも。なぜあなたたちがここに来たのか。そしてなぜエールブレスが宿ったのか。その真実をお話ししましょう」

サーシャ「エールブレスってナンデス?」

家鈴「あなたはサーシャ・マタニティ・ガロン・バロムさんでしたね。大丈夫です、お話ししますからね。刹那さん」

刹那「はっ、失礼します」

 

 

 

 

 

家鈴「単刀直入に言います。衣理さんが変身できないのは「支える力」が無いからです」

衣理「支える…。力…?」

家鈴「衣理さんが葉百合さんを助けようとしたこと、円さんが衣理さんを助けようとしたこと。その時、お二人はただ助けようとしただけじゃなくその人の力になりたい。そう思いましたね?」

円「…!」

衣理「…。そう…です…」

家鈴「正直でいいんですよ。支えるということは恥ずかしくないですから」

衣理「その…。やっぱり本人を目の前にそういう話をすると…」

円「なーんか気恥ずかしい…よな?あはは…」

家鈴「ふふふ。初々しいですね、さて…。ではエールブレスについて少しお話ししますね」

 

 

家鈴「起源としては、戦国の世に跋扈した死鬼を退治すべく作られた腕輪。それがエールブレスです。我が家に残る書物によると昔はもっとたくさんあったらしいのですが今では八つのみが現存しているとのことです」

葉百合「この五つと衣理達の3つですね」

家鈴「その通りです。その残された八つを先祖様…徳川家康が死鬼を封じ込めて江戸幕府と共に封印されたのです。以前のエールブレスの所持者はそれぞれ…。」

 

 

徳川家康

 

石田三成

 

真田幸村

 

直江兼続

 

伊達政宗

 

毛利元就

 

長宗我部元親

 

島津義弘

 

家鈴「…のものであると伝わってます」

円「へぇ、武田信玄じゃなくて真田幸村なんだ。それに織田信長とか豊臣秀吉とかのじゃないんだね」

家鈴「元々は彼らのものです。図にするとこう伝承していってるようです」

 

 

 

織田信長→豊臣秀吉→石田三成

 

武田信玄→真田幸村

 

上杉謙信→直江兼続

 

 

 

家鈴「島津義弘は島津豊久にエールブレスを託すつもりでしたが関ヶ原で討死したので継承できなかったというのも伝わってます。そしてエールブレスがなぜ、戦国武将たちに宿り、皆さんに継承したのか。それはさっきも言った支える力があるかどうかです」

衣理「支える力なんて…。私はただ助けたかっただけなのに…」

家鈴「助けたい。この言葉だけで沢山の感情があります。慈しみ、対価、欲望に希望。そうですね…。例えばウルトラマンはなぜ人間を助けてくれますか?」

円「…。人間が好きだから?」

家鈴「宇宙の平和もあるでしょうが多くはそれですね。一方で重いものに潰されそうな人を見たとき、ウルトラマンはそれを退けたり持って私達を守ってくれます。でもその場面に人間が出くわしたら?ウルトラマンのようなすごい力があるわけではないから同じような思いでもできることは違いますよね?」

未来「…。ですね、私達だと一緒に頑張ったり踏ん張ったりしかできない…」

家鈴「それが答えです。後は…。あなたたちの思い次第です。私にできることは…それだけです。エールブレスに選ばれなかった私にできることは…」

ぽろぽろと優しい目からこぼれる涙。それを家鈴は袖で拭き取る

家鈴「皆さんにエールブレスが継承されたと知ったとき。私は自分が選ばれればと何度思ったか…!皆さんを危険に去らすわけには行かない…!そう思って武術も磨いて来たのです…。でも…選ばれなかった…」

衣理「決めつけるのは早いです!まだ…」

葉百合「いいえ、家鈴さんは選ばれません…。「エールブレスが拒みました」から…」

サーシャ「ドウユウコトデス?」

葉百合「…衣理。エールブレスを家鈴様へ近づけてみてください」

衣理「えっ…こう…?失礼します」

バチィン!!

衣理「うあっ!?」

葉百合「家鈴さんは適合力が高すぎてエールブレスの性能を引き出しすぎるため拒絶反応を起こされてしまうんです。だから選ばれることがないんです…」

家鈴「悲しいことに元所持者の戦国武将の末裔たちはほとんどこれでして…」

未来「ほとんど…ということは拒絶反応がない人もいるんですね…」

家鈴「えぇ。もっとも…。アホなので渡しませんが」

葉百合「えっとですね…石田三成の末裔である石田七成(いしだ ななりー)さんだけが拒絶反応が無かったのですが…その…。性格に問題がありまして…。それだけなら良かったのですが人付き合いも悪くて…」

円「わかった。もう聞いてるだけでかわいそうだ…」

家鈴「ということなので渡すわけにはいかないんです。まぁ私と違って見限られてる可能性も…」

衣理「関ヶ原で戦ったからか不仲なんですね…」

家鈴「そんなことはありません。ただ向こうから勝手に突っかかっては自滅してるだけです。それに単純で疑い知らずですから…。ふふふ…」

サーシャ「オーゥ…カリンサン怖いデース…」

 

 

 

 

 

 

 

 

七成(ななりー)「おのれ家鈴め…!今日こそは吉音(よしね)様に代わって成敗してくれる…!」

左遠(さえん)「殿、その前に補習を終わらせましょう。戦の用意はそれからです」

継子(けいこ)「七成。家鈴殿は本日客人と約束があるから来るなとのことだ、また日を改めよう」

七成「…。くそっ!吉音様…。お許しください…!この七成…。未だ豊臣の天下を取り戻せず…」

継子「泣かない泣かない。今は目の前に集中だ。これなんか今朝の授業で習っただろ」

七成「覚えがないな…」

左遠「(超小声)殿は寝てましたよ…。夢の中では関ヶ原で圧勝だったとか…」

継子「(超小声)やれやれ…。随分と乾燥した天下餅だな…。まるで画餅だ…」

七成「聞こえてるからな!くっそぉぉ…!みんなして私をこけにして!清樹(きよき)も則波(のりなみ)頭でっかちだのぶっきらぼうだの!おのれぇぇ…!ぐすっ…!」

秋夢(あきゆめ)「わたくしは七成さんのこと尊敬してますよ。ご先祖様は…小早川秀秋は裏切ったから信用されてないと思いますが…」

七成「そんなことはない!ご先祖様が何をしたって秋夢は秋夢だ!私も豊臣の天下を実現させたいからこうして徳川に牙を向いてるのだ。だからご先祖のことなど気にするな!」

秋夢「あぁっ!七成さん…!ありがとうございます…!あ…。ちょっと電話のようなので失礼します。補習、頑張ってくださいね!」

七成「あぁ!よぉしっ!終わらせるぞ!!左遠!継子!力を貸してくれ!」

左遠「どうぞ、電卓です」

継子「そろばんだ、がんばれよ」

七成「素直に教えろよ!そんなもんで高校の数学ができるわけないだろ!!」

 

 

 

 

秋夢「刹那さん。七成さんは今日も頭の中お花畑です。今日も数学の補習を受けてますからそちらには行けないかと」

 

 

 

刹那「了解した。家鈴様には伝えておく。引き続き監視せよ」

携帯をしまうと刹那は息を大きく吸って吐くと制服を脱ぎ始め、次々と鎖帷子や鉄の胸当て、手甲にはちがねを身につけて最後に口元を布で覆った。その姿はまさに忍者

刹那「よし…。徳川四天王!首尾はどうだ」

 

 

 

八重「族を見つけた!数は二人だ」

 

光(ひかる)「動き的に私達を引き付けてます。やたら後方確認が多いです」

焔「おらぁ!逃げんなよ!!この赤備えが怖いのかよ!」

巳奈子(みなこ)「ま、こんな風にわざとおっかけてっからさ、本陣。頼んだよ、刹那」

 

 

 

刹那「わかった。徳川親衛隊!出陣!!」

 

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

 

 

 

家鈴が語る夢。それを叶えるために支える者達。戦国の世から願われ続けた世界。それを受け継ぐ者。誰かを助けるためではなく。共に生きるため。衣理の決意にエールブレスが再び輝く!

 

 

 

 

 

次回 Primal Apocalypse 第八話  安寧の戦

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。戦国無双で一番好きなのは義トリオとガラシャです。家康は初めて選んで初めてストーリークリアしたので思い入れがあります
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