ひょ、評価ゲージにわずかとはいえ色がついてる、ですって!?
うわ、ありがとうございます、これも御覧頂いている皆様のおかげです。
ちょっと最近うまく書けなくてジタバタしているきらいが大きいですが、これからもよろしくお願いいたします。
大問題である。
大問題だ。
ただ、私の中で歓喜の声を上げている部分もある。
核物質だ。
核物質である。
核物質なのだ!!
プローブをコンテナに入れてみたところ、汚染センサーはそれなりの数値を示していた。だが、汚染内容を解析してみると、それは驚きの内容を伴っていた。
汚染内容、コーラップス、十。ガイガーカウンター、九十。コーラップスの検出の殆どは、焼き切って切り飛ばした両足からで、緑色の粘液部分からはまるで検出されなかった。一方、ガイガーカウンターのほとんどは粘液部分であり、両足からはほとんど検出されていない。ふと、今更ながら思い返してみれば、粘液にジョブチェンジさせたエネミーからは、確率で核物質がドロップに追加されていた。とはいえ……核融合炉を作るには今回回収できた核物質だけでは到底足りない。かといって、必要量の核物質を確保できるほどに出撃、もしくは襲撃を受けて撃退するということができるだろうか? 出撃は戦術人形が増えれば援護に出ることもしにくくなるだろう。説得力があまりないが、指揮官が前線に出るというのはあまりよろしくないというのもある。
さて。一度、核物質のことは忘れよう。
出現条件とか量とかアレヤコレヤあるが、今は一度忘れる。
後方支援は、ほんの数時間で終了するようなものではなく、数日から一週間程度の期間を要するものになっている。当然、報酬もそれに応じた量となっていて、一回の後方支援で結構な量の資源を得られるのは大きな利点だ。無論、基地の戦力はその間低下するわけで、防備を疎かにすると、そのまま鉄血なりテロリストの襲撃なりで基地が跡地になったりする。
「おかえりー」
「おかえりなさーい」
「ただいま戻りました、指揮官」
初手はSPP-1。59式と出迎える。
「解析とかテストとかどうだった?」
「芳しくありませんね。博士は指揮官と技術体系がそもそも異なるようなので、解析は進んではいますが理解には至っていません」
「だよねー」
Robotics Expertは「戦前のアメリカ」で発展した技術なので、解析が進まないのもむべなるかな。
解析とテスト依頼だったので、SPP-1に特に疲れた様子は見られない。
「あとは、一度、ペルシカリア主席研究員がいらっしゃって、私のスキャンデータなどをご覧になっていました。理解できていたかは……その、わかりません」
「……おやおや。あくまで私のは駆動技術で、それをちょっと上乗せしてるだけなんだけどな……」
「それで、その……指揮官、こんな事を聞いてもよいかわかりませんが……」
「ん?」
ふいに、何か一種思いつめたような顔で、SPP-1が口を開く。
「主席研究員の、その、格好は……あれは、よいのでしょうか……?」
言われて思い至る。
確か、ペルシカリアの格好といえば、マグカップ片手に猫耳装備、ズルズルの白衣とインナー、スリッパスタイルと常識を疑うような格好だったと思うが、まあ、あの手の天才なんてこの手のエキセントリックはつきものだろう。
「代替の利かない天才だし、見逃されてるんじゃないかな?」
「そうですか……」
イマイチ納得の行かない様子のSPP-1だったが、それ以上気にしてもしょうがない。
「とりあえず、他のみんなが戻ってくるまで、羽根を伸ばしておいで。まあ、訓練でもいいけど」
「了解です、指揮官」
さっと一礼するSPP-1に退出を促したら、次は執務室のタブレットだ。
特殊な依頼だけだったあり、報酬資源量や各種チケットの量は素晴らしい。つまり、次の人形作成配備申請チケットを切れるというわけだ。
どの種別を狙うか、など決まっている。HGしかいないのだから、SMGもしくはARが欲しいものであり、SGとかMGは運用が難しいので今はいい。というわけで……そして都合のいいことに、こちらの記載外資源で代替の利く弾薬と配給を多めに、代替の利かない人力を少なめに、部品はまあそれはそれであると便利なので少なめに、という配分で資源を提出して、人形の製造依頼をすぱっと五人分依頼。ついでに快速製造チケットも五人分切る。装備は現状私が作ることで持たせられるので今は後回しで良い。高性能装備は扱うにも最適化工程の進行が必要だし。
ぴぴっ
おっと、今度はFive-seveN達が帰ってきたな。
現状の戦功が低いうちの指令室ではあまり実入りの良い後方支援依頼は受けられないので、そこまで収入は高くない。が、無いよりはマシであるのも確かだ。
報告を受けてみると、まあ確かに当たり障りのない単純労働で、かと言って民生用自立人形では周辺の危機に対応できない、ということで自衛力のある戦術人形にそれなりの対価で労働させよう、という内容の後方支援だった。昨今は人形人権団体過激派のテロだのなんだので面倒くさいからねえ……。
後は、人形たちと銃器の整備、改造状態の維持、基地周辺のタレットやセントリーボットの破損状況の確認(プロテクトロンは停止させて倉庫で保管中)……などなどを済ませてから執務室に戻る。タブレットのスリープを解除して再度覗き込んでみると、早速人形製造依頼の結果が来ていた。五体製造したので、これで合計は十一人。本部に整備用人員の要求がようやくできる、というわけだ。二部隊できるので、一部隊を常に後方支援に回せる。とはいえ、こういうのは連続でしていると飽きるだろうし士気にも関わるのでローテーションで実行すべきだろう。余った残り一人で人形改造の解析許可依頼をこなせば資源もザックザクでさらなる人形製造依頼も出しやすいというものだ。
さて、人員は誰が来たのかなー、と……。
PPS-43、L85A1、シプカ、ガリル。ここまではいい。
GrHK45、なんで? HGが出てくる資源量じゃなかったでしょ? なんなの? しかもHK45? この間のあいつと同型? なんで?
AA-12、なんで???? ショットガンなんで???? しかも六体目とかどういうことだ。
ぴぴっ
戸惑っていると、さらにもう一通メールが届いた。差出人はペルシカリア主席研究員。わざとなのかなんなのか知らないけど、全部件名に用件が書いてある。
『やあ、この間はいいものを見せてもらったよ。明らかに技術体系が異なるのはどういうわけなのか今度聞かせてもらいたいぐらいだ。お礼に、私が資源などを追加して人形を一体発注しておいた。役立ててくれ。P.S. この間の企画で楽しんでいてくれていたそうだから、その子を製造結果に入れておいた。可愛がってあげてね』
ぺ、ぺ、ぺ……
「ペルシカァーッ!! おま、なんちゅうことしてくれとんじゃ、おま、おま、おまーっ!!」
近くにいた59式とカリーニンがぎょっとした目でこっちを見てくるが、かまやしない。
「本人かよ!!」
デスクに全力で叩きつけた腕が少し痛かったが、それで忘れられるぐらいなら忘れたいぐらいの、いや別に食われたとかそういうのは無いんだが、それでもかなり翻弄されたのは事実なので忘れたい記憶が再び迫ってくるとか地獄じゃねーか!!
「忘れたい……」
デスクに突っ伏した私を、よくわからないなりに59式がぽんぽんと背中を叩いてくれた。
以前、感想で5HG編成を強いられているのか、とお書きいただいたことがありましたが……
さすがにこの先の展開にいろいろと無理があったり(見かけ上種別が偏りすぎていて戦力として数えられない支部に任務はそうそう回ってこない)、L85A1出したかったりで、ついにHG以外の種別を解禁してしまいました。
ところで、59式のスキンきませんかねぇ……。