目が覚めた。確かかつらぎの艦長席に座って寝ていたが誰かに起こされた。
「誰だよ・・・・・・・・・・・・なにかありましたか?岬さん」
「あ、やっと起きた!光介くん、海に入らないの?」
「晴風の乗組員はみんな遊んでるのか?」
「そうだよ!だから光介くんもどうかなって思って・・・・・・」
「まあ、いいや。じゃあ、ちょっと着替えてくるよ」
海パンに着替えて晴風甲板を歩いていると、突如横からかなり水圧高めの水が顔面に直撃しふらつき、濡れた甲板に足を滑らせて転倒した。
「痛てっ!」
「ごめんごめん、大丈夫?」
水をかけてきた張本人が話しかけてきた。
「大丈夫だ・・・・・・」
痛がっていると、俺に水をかけてきた数人がましろさんに怒られているのが見えた。
「お前たちは何をやっているんだ!なんで他の艦の艦長に水をかけてるんだ!」
「すいません・・・・・・」
晴風クラスはどうやら12時まで自由時間らしいので12時まで晴風上甲板で暇を潰していた。
「今からミーちゃんと光介くんの歓迎会をやりたいと思います!」
「ワシか?」
「取り敢えず前に行って」
「でも艦長!加賀くんいませんよ!」
「えっ嘘!」
「本当ですよ艦長。かつらぎに帰って着替えてくるって言ってましたよ!」
「ちょっと私、艦橋に戻って無線で呼んで来る!」
更衣室で着替えようとすると、更衣室の扉が外から叩かれた。
「艦長!お着替え中に失礼します!晴風の岬艦長が晴風に早く来てくれと言っています!」
「岬さんが?何の用だ?」
「艦長の歓迎会をしてくださるそうです」
「分かった。すぐに行くと連絡してくれ」
「了解!失礼しました!」
伝令が扉の前から立ち去ると急いで着替えて立検隊の装備で晴風前甲板に向かう。
「すまない。岬さん遅れた」
「「「「「「・・・・・・・・・・・・誰?」」」」」」
晴風前甲板にいたほぼ全員が首を傾げる。
「誰って加賀だけど?」
「そうですわよ皆さん。彼は加賀さんですわ」
この場で唯一、正体が俺であることを知っている万里小路さんが説明してくれる。
「なんじゃ光介か。いきなりドえらい格好の軍人が現れるもんだから誰かと思ったわ」
「ん?なんで俺の名前知ってるの?てか誰?」
「ワシか?ワシはヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクじゃ。お主はワシがシュペーから脱出した時に助けれてくた光介じゃな?」
「ああ、そうだ。というか名前が長いからなんと呼べばいい?」
「そうじゃな・・・・・・ワシの艦の艦長と同じ、ミーナでいいぞ」
「じゃあミーナ、よろしくな。ちゃんと話したことがなかったからな」
「ああ、よろしく頼む、光介」
そんなことを話していると岬さんが話に横槍を入れてきた。
「なんだか私だけ仲間外れみたいだよー」
「どうしたんだ、岬さん?」
「岬さんはやめてよー!ミーちゃんとシロちゃんは下の名前なのに私だけ岬さんは嫌だよー!」
「そんなこと言われてもましろさんには姉妹がいるし、ミーナに関して言えば名前が長過ぎるからだし・・・・・・」
「明乃って呼んで!」
「分かったよ岬さ・・・・・・明乃・・・・・・」
「よろしくね、コウくん!」
「明乃、勝手に略さないで欲しいんですが?」
「えー他人みたいだよー」
「いや他人じゃないのか?」
「艦の仲間は家族じゃないの?」
「いや艦すら違うから!」
コントみたいなことをしていると立石さんと西崎さんが耳元で呟きあっていた。
「タマ、前に副長とも同じことしてなかった?」
「・・・・・・うぃ」
そんなこんなで結局、コウくん呼びは一応、封印された。その後、ミーナと俺の歓迎会が始まったが、ミーナがドイツ人にしか分からなさそうなマイナーネタをぶっ込んできて場が困惑していたが、格好つけのためだけに覚えたドイツ語でツッコミを入れて何とか乗り切った。しかし、楽しい時間はしばらくすると終わりを迎えた。
『艦長!本海域付近で武蔵の保護に向かった東舞校教育艦艦隊に武蔵が発砲しました!』
あと10話の画面で岬艦長からの主人公の呼び名を決めて頂きたいです。
ヒロインは誰がベスト?最終選考
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岬 明乃
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ヴィルヘルミーナ