今朝は宗谷家で目が覚めた。
「加賀くん、起きたかしら?少し貴方にお母さんから話があるそうよ」
部屋の扉がノックされ真霜さんがそう告げる。
「今起きました。すぐ着替えるので少しだけ待って下さいと伝えてください」
「分かったわ。そう伝えるわ」
服を着替え始め上半身が裸でズボンを脱ごうとするとしたら突如、部屋の扉が開いた。この家には俺以外の男はいない。部屋の入口に恐る恐る見てみると、目を白黒させ固まっているましろさんが立っていた。
「あの・・・・・・ましろさん?ここ一応俺の部屋なんですけど」
「あ、あの・・・・・・これは・・・・・・その・・・・・・ご、ごめんなさい!」
そう言ってましろさんは猛スピードで扉を閉め走り去って行く。それから数分間俺も固まっていたが宗谷校長が待っていると聞いていたので急いで着替える。着替え終わると走って宗谷校長の執務室らしき部屋に向かい部屋の扉をノックする。
「加賀です。宗谷さんお呼びですか?」
「入って」
部屋の扉を開け部屋に入って用意されていた椅子に座る。
「話ってなんですか?」
「貴方の艦の名前を変えて欲しいの」
「艦の名前?」
「貴方の艦の名前は『よるたか』、でも平仮名表記は教員艦に採用される名前なのよ。だから、貴方の艦の名前を漢字の夜鷹に変えて欲しいのだけど」
「夜鷹か・・・・・・分かりました。名前は変えて貰って構いません。後、艦種変更に関してですが艦種は今のままの航洋護衛艦にして欲しいのですが」
「排水量的には航洋艦なんだけど・・・・・・まあいいわ。艦種は今のままの航洋護衛艦でいいわ」
「ありがとうございます」
「後、貴方と似たような境遇の留学艦が来ているわ。ドイツのヴィルヘルムスハーフェン校から来たドイツのアドミラルシュペーだったかしら?とにかく今は耳に入れて置くだけでいいわ」
「そうですか。では、明日の入学式に備えて艦を移動させてきます」
「場所は第一中央埠頭にお願い」
宗谷家を出ると雑務艦などが停泊している第三埠頭に向かう。夜鷹の櫓型のマストが見え始めるともうすぐ第三埠頭だ。夜鷹に着くと乗組妖精たちが埠頭に一列にズラリと並ぶ。どうやら見張り妖精が艦に帰って来るのを確認し艦長を出迎える準備をしていたようだ。
「艦長、お疲れ様でした。お話はどうでしたか?」
「この場に全員いるようだし通達する。本艦は現時刻を持って艦名を平仮名の『よるたか』から漢字の『夜鷹』に変更する。理由は本艦を学生艦で登録するには漢字表記にする必要があるそうだ」
「そうですか、分かりました」
「後、明日の入学式に向けて艦艇を移動させる。場所は第一中央埠頭だ。ちなみに入学式と言ったがこれは俺が明日・・・・・・」
「知ってますよ。横須賀女子海洋学校の生徒になるんですよね」
「な、なんで知ってるんだ?・・・・・・まさかお前が渡したカバンになにか入れたのか」
「はい。失礼ながらもカバンに盗聴器を仕掛けました。どうやら校長の娘となにかあったみたいですし」
「お、おい副長!そ、そんなことよりも機関始動!移動するぞ!」
「了解!機関始動!」
吉岡の声が艦橋に響き渡り艦体が前に進み出す。二分経つとTAOの髙山が声を上げた。
『艦長!本艦の12時の方向にミサイル多数!主砲で対処します!』
四門の主砲が動き出し目標を追随しようとする。
「なに?ミサイルだと?」
『目標!潜航!アスロックです!爆雷発射用意!』
ポンポンと音を立てて爆雷が発射される。
「発射用意・・・・・・撃てっ!」
『・・・・・・・・・・・・目標をロスト!続く目標なし!』
「よくやった髙山!後で何か奢ってやる!」
こうして突如、現れた脅威は去り夜鷹にはまた静けさが訪れた。
海上安全整備局本部大会議室にて
「嘘・・・・・・あれだけの誘導魚雷を爆雷だけで・・・・・・しかも主砲もあれだけのスピードで連発したら航洋艦はもちろん教育艦でも歯が立たないんじゃ・・・・・・。母さん、彼とこの艦どうするの?」
『これは・・・・・・いいえ、彼は私の学校の生徒よ。どんな艦の生徒であっても私が守るわ』
「分かったわ、母さん。海上安全整備局に伝えとくわ」
最後の方が投稿日に書いたので文脈にズレがあるかもしれないです。
岬艦長からの主人公の呼び名は?
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光介くん
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コウくん