狙撃手の少年は   作:サンコン(マウントベアーの山の方)

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遅くなってしまった()
いや〜毎日更新はなかなかきつくなってきますねw
それでも最低2日に1話は頑張るつもりでいますが。

今回は日常回です。
キャラぶっ壊れ


第9話

・5月22日

 

まさか寝ているときに人工E.L.I.Dの夢を見ると思わなかった。

意外とトラウマになっていたらしい。

 

夢にまで出てくるとかしぶとすぎて泣けてくる。もしかしたら亡霊かなにか憑いてるかもしれないから今度の休暇にお祓いでもしにいこう……。

 

それはそうと何やら話があるとかで、俺はヘリアントスさんの部屋に来ていた。

 

というか今更ながら上級代行官だけあって執務室はなかなかに豪華だ。

 

ソファもすごくふかふかそうだし執務用の椅子も柔らかそうで…

 

まぁ、それは置いといてだ。

 

呼び出した理由は自分達の部隊がヘリアントスさんの預かりになったからだった。

 

今までは本部直属だったが、これからはヘリアントスさん個人の部隊になるとのこと。

 

と言ってもいままでもなんだかんだヘリアントスさんから指示を受けていたからこっちとしては変わった感じはしないけど。

 

ただ、自分達専用のヘリが与えられるそうだ。

どんなヘリかと思って期待したけど安定のブラックホークだった。

 

まぁ、乗り慣れてるからいいか。

 

で、実物を見たら全然違ってて笑った。

なんでもアーキテクトが手を加えてステルス性、静音性、耐久性、馬力が向上している…らしい。

あと、少しサイズが大きくなっている。

 

見た目は完全にステルスホークだな。

 

操縦はなんとアーキテクトのダミーがするという。ヘリの操縦までできるようになるとかどれだけハイテクなんだ。

 

また、さらに驚きな事に自分達に専用の部隊章が与えられるらしい。

 

ただ……その前に猛烈に厳しい訓練を受けなければいけないようだが。

 

それに備えて1週間の休暇が与えられた。

 

さて、どう過ごそうか。

 

・5月23日

 

アーキテクトまじ許さん。

 

あいつ人が寝ているスキに顔面に落書きしおった。

 

閉じてる瞼の上に油性ペンで目を描くとかネタが古すぎて怒る気にもなれなかったわ。

WA2000さんは爆笑してたけど。

 

案外笑いのツボ浅いんだな。

 

お湯と洗剤で油性ペンのインクを落とすのはなかなかに苦行だった。

ゲーガーに手伝ってもらってなんとか落とすことができた。

 

まじ許さん。

 

仕返しをする為にアーキテクトのお菓子が保存してある冷蔵庫を開ける。

 

そして中に入っていた食べかけのアイスの中に小さな粒状のデスボールなるものを混ぜてやった。

 

せいぜい辛みに苦しんでのたうち回るがいい。

 

ケケケ………と悪魔のように笑いながら部屋に戻って銃の整備をした。

 

少し経って、アーキテクトの絶叫がフロアに響き渡る。

俺ニッコリ

 

しょーもないイタズラをするからひどい目に合うんだ。

少し反省しなさい。

 

なーんてニマニマしながら余裕ぶっこいて整備を続けていたら自室のドアが何かにふっとばされた。

 

唖然としているとそこにはゴンゾウ君とむくれ顔のアーキテクトが。

 

え?ちょっと?ドアふっとばすとか何考えてるんだよ。

 

ねぇ、俺のプライベートは?

 

知らないとかそんな無責任な。

 

………罰として俺にとってもアーキテクトにとっても嬉しいことをする?

 

言葉がおかしくてちょっと何言ってるか理解できn……

 

おっと、顔が近いぞ?というかなんでそんなににじり寄って来るんだ?

 

おいおいおい、そんなに身体をくっつけるな。俺も年頃なんだからそんなことされたら辛いです。離れて。

 

ねぇねぇねぇ、顔が近いって…はっ⁉お前まさか‼

 

や、やめろぉ‼‼頬を染めるな背中に手を回すなそんな目で見るなぁ‼

 

俺達ただの部隊仲間だろうが‼

落ち着け深呼吸しろ自分が何しようとしてるかわかっt

 

 

ああああああああああああああああああ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼

 

 

 

・5月24日

 

(大人な事はして)ないです。

 

このやろぉ……幸せそうな顔してすやすやと寝やがってぇ…

 

人の初キス奪っておきながらぁ………

 

ちくしょう‼こんなの認めないぞ‼‼

寝てる時はガッチリ腕掴んで離さないし‼

おかげでしびれて動かせないわ‼

 

お前3時間も密着キスとか、地獄でしかなかったわ‼

 

あ〜…錯乱してしまう。

水飲んで落ち着こう。

 

ん?アーキテクト起きてたのか。

 

………ねぇ、なんでそんなに頬が膨らんでる?

 

ちょっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は内心激怒した。なぜこんなにも性的に襲われなければならないのかと。

 

確かにデスボールはやりすぎたかもしれない。

だが、もとをたどればあいつが落書きをしてきたのが悪いんだ(小学生感)

 

なぜわかって貰えない。まともなのは俺だけか⁉

 

 

 

 

 

そうだ、引っ越しをしよう。

人の布団にダイブして匂いを嗅いでる変態は放置して荷造りをしなきゃ。

 

姉さんだ。姉さんの部屋だ。

あの安らぎを再びっ

 

そうと決まれば早速行動だ。

仕方がないからこの部屋はくれてやる。

 

さぁ、荷造り開始。目指すはオアシス

 

荷物は少ないすぐ終わる。

 

ユートピアへいざゆかん

 

・5月25日

 

久しぶりに姉さんと一緒に寝た。

姉さんは久しぶりに俺と寝ることができて嬉しかったのか終始優しく俺の事を抱きしめてくれていた。

 

あぁ〜これだよこれ。

 

姉さんの優しい抱擁、これほんと安心するんだよなぁ〜ついつい俺も抱きしめ返してしまった。

 

一瞬驚いた顔をしていてけどすぐににヘラと笑って胸に顔をうずめてきてめちゃくちゃ可愛かったですはい。

 

 

………あれ?もしかして俺って結構シスコン?

 

ま、まぁいいんだ。うん。

 

特にやることもないということで1日中姉さんに癒やしてもらっていた。

 

抱き合いながら

 

昔話で盛り上がったり、最近よんだ社内報なるものの話題を話したりと久しぶりにのんびりと過ごせた。

 

夕食は部屋の小さなキッチンで二人で作った。

 

俺の好きなポトフを作ってくれたんだが、昔を思い出して少し泣いてしまった。

 

夕食後にまた癒やしてもらったけど。

 

いや〜こんな時間は久しぶりだ。そういう意味ならアーキテクトに感謝してもいいかもしれない。

 

まだ俺の部屋にいるであろうアーキテクトに感謝して、姉さんと抱き合いながら寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、背中にアーキテクトがひっついていた。

 

 

俺は泣いた。





どうでしたか?
皮膚についた油性ペンは凶悪。はっきりわかんだね()
良い子は真似しないようにw

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