狙撃手の少年は   作:サンコン(マウントベアーの山の方)

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どうも、マウントベアーです。
今回は少し頑張って地の文を書いてみましたw

あと…また1話じゃ終わらなかった()

それではどうぞっ


第11話 ①

・11月2日(映像付き)

 

また期間が空いてしまった。

いや、ごめんよ?だって、あまりにも変わりない日常だったもんだから書くことがね……

 

珍しい事にアーキテクトも大人しかったからハプニングも無かったしな。

 

時折俺のベッドで寝てたけど特に害はなかったから(感覚麻痺)

 

今日は俺達の初任務だった。

ぶっちゃけると俺らの任務はない方がいい。

平和な証拠だしね。

 

まぁ、お呼びが掛かったからにはきちんとやるんだけど………相手がなぁ

 

★★★★★★★★★★

 

いつものように待機室で自由に過ごしていると、室内にあるランプが緑色から赤色に変化してブザーが鳴り響いた。

 

なり始めた瞬間、全員跳ねるようにして立ち上がり防弾チョッキや武器を準備し始める。

 

緊急出動の訓練も腐るほど受けたからすっかり慣れたもんだ。

 

互いに武装やチョッキのチェックをして異常がないか確認。

 

すべて終えて基地の外のヘリポートまで向かう。ここまでで約3分

 

外に出ると既にステルスホークがアイドリング状態で待機していた。

 

今回はゴンゾウ君を連れて行く必要がないのかアーキテクトはタランチュラ数体だけを引き連れている。

 

全員が乗った事を確認して扉を閉めた。

エンジン音が高くなり機体が上昇を始める。

 

「さて、今回のターゲットは……」

 

ヘッドセットを起動して任務詳細のデータを呼び出した。

 

目の前に数枚のスクリーンが浮かび上がって情報が表示される。

 

「どれどれ……うわ、人が相手かぁ」

 

よりにもよって新しい部隊での初任務が人間相手とは。

 

やっぱり不幸だ。

 

相手は武装した反戦団体。

戦争反対という建て前で軍事工事を襲撃しているらしい。

 

規模が今までにないレベルで元々いたPMCの警備兵は射殺。

 

作業員も殺して周り、工場内を荒らして回っているようだ。

 

「……反戦活動と言いながら武力行使とはこれいかに」

 

「そんなもんよ。口では戦争反対とか言いつつも結局は目的の為には人殺しも躊躇しない……もはやテロリスト以外の何者でもないわ」

 

WA2000が冷めた目で言う。

なにか過去にあったのかそれともただ単に見限っているだけなのか……

 

どちらにせよ排除することに全く抵抗はなさそうだ。

 

というか、嫌な顔をしているのは俺くらいなものだ。他は全員いつもどおり。

 

まぁ、もしかしたらプログラムで無理やり感情を押さえ込んでいるだけかもしれないが。

 

だとしてもこういうところは本当に便利だと思う。

 

「降下ポイントまで後5分‼」

 

アーキテクトが機内にいる全員に聞こえるよう大きめの声で叫んだ。

 

全員の表情が引き締まり武装の最終チェックを済ませて降下に備えた。

 

人間相手だが……殺害許可は出ている。

無力化ではなく、完全な排除だ。

 

「到着したよ‼」

 

ヘリが着陸してすぐに扉を開けてヘリから降りる。

 

全員降りて、ヘリの扉がしまった瞬間影からアサルトライフルを持った人物が飛び出した。

 

「敵が来たぞぉ‼…がっ」

 

叫んだ敵をとっさにSCARで射殺する。少し離れたところに降りたはずなんだが、こんなところにまでいるとは。

 

元気が有り余っているな。

え、余裕そうだって?

 

余裕そうに振る舞っているだけさ。そうでもしないとね。人間射殺に慣れたくなんてないけど。

 

「早速バレましたね」

 

「想像以上に規模が大きかったか」

 

「バレた以上一気に攻めるしかないな」

 

相手はざっと30人以上はいるはずだ。

さっさと片付けないと弾もいつまで持つかわからない。

 

アーキテクトにタランチュラを先行させるように指示を出して、少しの間銃撃が止むまで物陰に隠れる。

 

地面の至るところで土が舞い上がっている。

 

数が多いから飛んでくる弾の量も凄く、今飛び出したら蜂の巣確定だ。

 

「ぐぁっ‼」

 

「ぎゃぁ⁉」

 

と、次々に悲鳴が聞こえてくる。おそらくタランチュラが殺っているんだろう。

あんな小熊みたいに愛らしい行動をするとはいえやはり兵器なんだと嫌でも思い知らされる。

 

悲鳴は次々と聞こえてくるが、まだ銃弾の雨は凄まじいものだ。

 

まだ出るには早い。

 

少しして銃撃の激しさがマシになったタイミングを見て俺達は飛び出した。

 

「Go‼」

 

全力疾走で次の遮蔽物まで移動をする。

マシンガンやアサルトライフルだと、走れば意外と当たらないものだ。

 

流石にガトリングクラスになると話は別だが。

 

牽制にアーキテクトにマシンガンで弾をばら撒いてもらいながら遮蔽物へ滑り込んだ。

 

何回かペイント弾を使って似たようなシュチュエーションでの訓練はやったが未だに慣れない。心臓は今にも破裂しそうな勢いで鳴っている。

 

「大丈夫?」

 

ケイティが心配そうに声を掛けてくる。

そんな心配されるほど顔に出ていると言うのだろうか?

 

「大丈夫、顔が強ばっているだけよ」

 

WA2000さん……いや、もう呼び捨てでいいか。

 

WA2000がそんな事を言ってくるが、それのなにが大丈夫なのかぜひとも聞きたいもんだ。

 

「これはベテランでも緊張する場面だから心配いりませんよ」

 

姉さんが励ましてくれた。流石癒やし枠。

 

再びタランチュラのカメラに接続してあたりを見渡すが、新しく出てきた敵はいないようだ。

 

やるなら今だ。

 

「アーキテクト。入り口近くに固まってる3人組をRPGで吹っ飛ばせ。着弾と同時に俺達も射撃開始、一気に制圧だ」

 

軽く指示を出しておいてアーキテクトがRPGを発射機にセットするのを待つ。

 

ふと後ろに目をやると物陰から敵が出たのを確認した。

 

囲んで前後からやるつもりだったのかもしれないが、俺達が見逃すとでも思っているのだろうか。しかもSV-98が見ていたし。

 

案の定、SV-98に頭を撃ち抜かれて物言わぬ骸に成り果てた。

 

それと同時にアーキテクトのRPGのセットが終わったようだ。

 

「いつでも行けるよ‼」

 

「ok、3カウントで撃てよ。その後一斉射撃だ。………3、2、1…今だ‼」

 

アーキテクトが遮蔽物から身を乗り出して敵に向かってRPGを発射した。

 

「うわぁぁ‼」

 

「がぁぁ⁉」

 

「⁉クソ、グリフィンの犬が‼」

 

アーキテクトは正確な狙いでしっかりと3人にダメージを与えてくれた。

 

「今だ、撃て‼」

 

全員で陰から身を乗り出して残りに向かって射撃をする。

 

いくら武装していると言っても、ろくな訓練を受けたこともない素人集団。

 

ゲーガー以外のメンバーのSCARの一斉射撃を受けてなすすべもなく死体に変わった。

 

 

 

戦闘開始から約7分。

工場の外にいた武装集団は全滅した。




アンケートですが……みんな意外とクール&ツンデレが好きなんですねw

お気に入りが地味に増え続けて嬉しい限りです
感想と評価があればもっと嬉しい‼(殴

それと、アンケート第2回をやるのでこちらもお願いします。
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