狙撃手の少年は   作:サンコン(マウントベアーの山の方)

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どうも、他の作者さんのドルフロ小説を見て自分の文才の無さに凹んでいるマウントベアーです。
いや、ほんとなんでみんなあんなに上手に書けるんだ()

ま、それは置いておいて……

それと、お気に入り100件突破‼UAも6000超え‼本当にありがとうございます‼これからも「狙撃手の少年は」を宜しくお願いします‼

最新話、どうぞっ




第14話

・12月3日(WA2000)

 

基地に帰ったら見知らぬ鉄血人形がいた。

見た感じハイエンドモデルではなさそうだけど………

 

アーキテクトに聞くと、どうやらアーキテクトオリジナルの戦術人形らしい。

もちろんモデルはあって、量産人形のブルート(色白)とドラグーンを元に作ったんだとか。

 

というか量産型まで美人とか鉄血工造のエンジニアには変態しかいないんだろうか。

 

まじまじと眺めていたら流暢に喋りだして飛び上がりそうになってしまった。

 

なんせ、販売されている鉄血の量産人形は簡単な事務連絡をする程度のAIが搭載してあるだけでまともな日常会話などできるものじゃないから、突然目の前でにこやかに挨拶されてペラペラと話し始めたら驚くのも仕方ないというものだ。

 

AIはこれまたアーキテクトが数カ月かけて育てたものを使っているらしい。

相当高度なAIだと言っていた。

 

ちなみにこの2体にはまだ名前がないという。

名前を与えないのかと訊いたら智樹に名付けてほしいんだそう。

 

もともとこの人形は智樹の護衛兼身の回りの世話をさせるための人形だからだそうだ。

自分たちが会いに行けてない間も身体を拭いたり部屋の掃除をしたりといろいろやってくれているそうだ。

 

何かほしいものがあったりしないのかと聞くと、いつか目を覚した智樹に名前をもらいたいらしい。

 

……これだけ尽してもらっているのだから早く目を覚ましなさい。

 

それに皆会いたがっているわよ。

 

……………………も、もちろん私もね。

 

・12月4日(WA2000) (映像付き)

 

今日はすっかり忘れ去られていたオスプレイ改を使って空挺の訓練をした。

グリフィン本部が占領されたと想定して空から強襲、制圧するというもの。

 

まぁ、実際にそうなったら空挺じゃなくて普通にステルスホークでの移動になると思うけど。

 

実際にグリフィン本部数フロアを貸切ってこの訓練は行われる。

ちょうど定期的に行われる防衛訓練と日程が重なったから実現したことだ。

 

一応ごんぞう君も吊り下げて持っていく。降下ポイントで切り離して落下傘で落とす予定だ。

 

「降下ポイントまであと2分‼」

 

アーキテクトはそう叫ぶと後部ハッチを開ける。

開ける前よりも大きなエンジン音が聞こえて、風が機内に入ってきた。

 

チームメンバーはハッチ前に並んで降下に備える。

 

「……ごんぞう君切り離し完了…降下5秒前…3、2、1…降下‼」

 

合図と同時に先頭の私からどんどん降下する。

前を見れば、先に切り離されたごんぞう君が落下傘を開いてなかなかの速さで降下している。

 

着地をすると落下傘を切り離して地面に伏せる。

 

そこら辺に敵をイメージした的が立ててあるからそれを撃つ。もちろん万が一があったら大変だから使う弾はゴム弾だ。

 

あらかた制圧をすると走って入り口まで向かう。ごんぞう君はもちろん入り口で待機だ。

 

1階ロビーに立ててある的を一瞬で排除して次の目標へ。

左側は他の部隊がやるから自分たちは右だ。

 

廊下の制圧、ドア横をキープ、空いていればフラッシュバンを投げてから突入。

空いていなければ爆薬でドアをふっ飛ばして突入、制圧を手早く行いこれを繰り返す。

 

あ、ドアはもちろんふっ飛ばしたフリだから。

中にいる担当の人が鍵を開けてドアを開いてくれることになってる。

 

流石に訓練とはいえ本当にドアを壊したら修理代が悲惨な事になる。

 

順調に制圧を勧めて、参加した突入部隊の中で一番に3階までたどり着いた。

自分たちは下に降りて他の部隊が終わるまで待機だ。

 

「なーんかな〜育成部隊の時の方がきつかったよね〜」

 

ふと、アーキテクトがそんなことをこぼした。

まぁ、たしかに今回の訓練と比べると前の育成時の訓練の方が厳しかった気はする。

 

こんな訓練で大丈夫なのだろうかとちょっと不安ではある。

 

「考えあってやっているんでしょ……私達が口を挟む事じゃないわ」

 

「ま、そうなんだけどね〜……グリフィンもある程度ちゃんとしてくれないと結局私達即応部隊にしわ寄せ来るじゃん」

 

「気持ちはわからなくもないけどそこまでよ。私達はたとえしわ寄せが来ようとも確実に任務を遂行するために訓練を受けてここにいるの」

 

「はーい……」

 

とはいえほんとに頭おかしい難易度の任務が来たら結構困るわけで……

 

考え事をしているうちに他の部隊も終了したのかロビーに集まっていた。

そして上級代行官からの話があり、それが終わると訓練は終了した。

 

帰りのオスプレイの中で次の訓練からもっと厳しくしてもらえるように社長に直審判しようと私は決めた。

 

・12月11日(WA2000)

 

今日はいつも通り訓練の日だったのだけれど、夕食の時に料理対決をする事になるというおかしなことになった。

 

チームメンバーは全員サバイバル訓練の時にある程度の料理を作れるように訓練を受けているから漫画で出てくるような失敗料理を作る人形はいない。

 

で、なんで対決する事になったかというとアーキテクトとケイティが限られた食材から作る料理でどれだけ美味しいものを作れるかという張り合いを始めた事が原因だ。

 

まぁ、サバイバル料理と言っても自分たちの食料が無くなった時に敵から押収した食料を使って作る前提だったから知識が生かされることはあまりないとは思うけど。

 

大体レーション、もしくはスティック・ゼリー。

 

ほんとにダメそうなら汚染の少ない場所に住んでいる生き物を狩って食料にする。

 

と、実態は置いておいてだ。

私達は目の前の食料とにらめっこしながらメニューを考える。

 

作る品目はこうなった。

 

対決料理

 

WA2000→簡単バンバンジー

 

カーラ→たまごのみチャーハン

 

ケイティ→ポテトサラダ

 

アーキテクト→親子丼

 

それぞれが食材を手に取り調理を始めた。

正直アーキテクトの親子丼とかサバイバル時に作れるか疑問だ。

 

2時間弱で全員の料理が完成、試食をする事に。

 

これで、誰かの料理が超不味いとかそのへんのプチイベントでも起これば多少は楽しかっただろうけど、そんなことは一切起こらなかった。

 

ちなみに、一番美味しかったのはカーラのたまごのみチャーハンだった。




やばい……ネタが…(

なんとかして考えなければw
あ、読者の皆さん気軽にネタ箱に放り込んでいいんだよ……?
|ω・)

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