狙撃手の少年は   作:サンコン(マウントベアーの山の方)

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どうも。地味にお気に入りが増え続けて嬉しいマウントベアーです。

今回は大人しめ。特に波のない平凡な話です。

それではどうぞっ


第7話

・5月13日

 

昨日はどうやら地面に横になったあとそのまま寝てしまったらしい。

 

ほんと短時間の出来事だったのにここまで疲れるとは……

 

俺の事はケイティが運んでくれたようだ。

毎回のように心配をかけて本当に申し訳ないと思う。今度給料が出たら甘いものをプレゼントしてあげよう。

 

そういえば‥

 

なぜかアーキテクトが横で寝ていた。

 

気付いたらTシャツ短パン姿で俺の横で丸まって寝てるという。

 

猫のようだった。

 

さらにベッドの横には装甲偵察ロボのタランチュラが待機しててびっくりした。

まぁ、どうせこいつもまともじゃないんだろう。

 

聞いてみたら、スタンガンに毒付きナイフを内蔵しているというビックリ仕様。

 

某潜入ゲームに出てくるD○ックを連想してしまった俺はきっと悪くない。

 

それはそうと、本当になぜ俺の部屋で寝ていたのか…

 

自分のお家に帰りなさいよって言ってやりたかった。

 

しかし聞いてみたら、もともとどこにも所属していないやら、好き勝手しすぎて鉄血工造のサーバーから切り離されたハグレだという衝撃の真実が。

 

そんなことがあったからグリフィンに来ることにしたらしい。

 

まぁ、流石にチームは違うだろう。

とりあえず宜しくと言っておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その数時間後にヘリアントスさんの部屋に抗議しにいった。

 

ヘリアントスさんチーム変えてくださいお願いします。うちのチームにマンティコアなんて手に余ります。

 

って

 

却下された。

胃に穴空きそう。

 

・5月14日

 

ヘリアントスさんの部屋に呼ばれたからまた補佐かと思ったらなんかわけのわからない紙をもらった。

 

“下垣 智樹を現在所属している即応部隊の隊長に任命する。3日以内にチーム名を決定し、提出するように”

 

意味がわからなかったです

 

なんでいきなり部隊長に任命されたんだか。

 

即応部隊に所属している戦術人形は優秀だけど最終的には人間の指揮が必要だからという理由らしい。

だからってなんで俺になんだか。

 

拒否なんてできるはずもなく、結局引き受ける羽目になってしまった。

 

それにしても、チーム名を決めなければならなかったのはなかなか大変だった。

 

聞くと、チーム名が決まっていないのは俺の所属するところだけらしい。

まぁ、部隊長決まってない状態だったし仕方ないといえば仕方ないが……

基本的に俺が行動方針とか決めたりしてたけど。

 

とりあえず、俺の一存ではどうにもならないからチームメンバーを集めてアンケートを取ってみた。

 

結果…

 

アーキテクト

ゴンゾウくんと仲間たち

 

ゲーガー

忍殺部隊

 

WA2000

アサシン

 

ダネル

E.R.F

 

SV‐98

リーパー

 

カーラ姉さん

パンサー

 

ケイティ

ガーディアン

 

と言ったように、とても個性の出る結果となった。

 

どこから突っ込めばいいのかわからん。

唯一まともなのダネルとカーラ姉さんとケイティだけっていう…

 

ゴンゾウくんと仲間たちってなんだ。

子供が見る番組に出てくるような冒険者かな?

 

忍殺部隊とか……忍者みたいな事ができるのはゲーガーさんだけです。

 

WA2000さんは何を目指しているんだろうか。まぁ、暗殺もする事はあるかもしれないが……

 

ダネルさんは緊急即応部隊の英訳の頭文字を取っただけだな。

 

SV‐98さんは……死神。まぁ、間違ってないな。

 

カーラ姉さんは絶対好きな動物の名前取った。

 

ケイティは……意外とまともだな

 

結局ダネルさんとSV‐98さんとカーラ姉さんとケイティのものに絞り込み、投票を行うことに。

 

最終的にE.R.F.T.Rとなった。

SV‐98さんとダネルさんのを合わせたものだ。

 

緊急即応部隊チームリーパー。

 

微妙だが、速攻でかえるようなものでもなかったからとりあえず採用した。

 

・5月15日

 

チーム名が決まってもすぐに任務があるわけじゃない。

即応部隊は緊急時に備えなければいけないから最低2チームは待機する必要がある。

 

E.R.F.T.Rは今日待機の日だ。

呼ばれる可能性はあまり高くないいだろう。なにせ、この前の連中…人形部隊に襲撃を仕掛けているテロリスト集団の掃討作戦が行われている。

 

順調に行けば午後には本部を制圧する予定だという。

 

あるとすればヤケになった連中が本部に特攻してくるくらいか。

まぁ、ここにたどり着く前にゲートの所で全滅するだろうが。

 

各々が待機室で自由に過ごす。

アラートがいつ鳴っても良いように武装は済ませた状態だ。

 

俺はSV‐98さんとグリフィンの社内報なるものを見ていた。

 

どこで何が起きただとか、戦績ランキングとか人気投票等々……

 

名前の割には雑誌のような感じだったけど。

 

巻末にメイド衣装を着たダネルさんの写真が乗ってた。

 

普段はキリッとしているからギャップがすごくて思わず、可愛いと口に出して言ってしまった。

 

ダネルさんは顔を赤くして固まってしまった。

やらかした……

 

とりあえずお詫びとしてココアをあげたら許してもらえた。やったぜ。

 

1日の後半に差し掛かるといよいよやることがなくなる。暇で死にそうになるのだ。

 

結局眠気に耐えられず、下垣は机に突っ伏して寝息を立て始めた。

 

いつの間にか横に来ていたアーキテクトも一緒になって寝ている。

 

もちろんアラートが鳴ればすぐに起きることはできるが。

 

その日はアラートが鳴る事はなかった。

 

・5月16日

 

珍しく1日休暇だったからアーキテクトの服を買いに行くことにした。

 

ゲーガーの服も買いに行こうと思ったけど本人が、グリフィンから支給されたもので十分だと断ったからアーキテクトだけを連れてきた。

 

ああ、もちろん姉さんもいるけど。

 

俺は女子の服の事なんて全くわからないから全部姉さんまかせ。

できる事と言えばせめて飲み物を買っておいて待機することくらいだ。

 

あと荷物持ち。男子が荷物持ちになるのはいつの時代も変わらないんだな……

 

久しぶりに買い物ができて姉さんもハイになっているのか、アーキテクトをきせかえ人形にしていた。

アーキテクト本人も楽しそうだが。

 

男っぽい格好から妙にキャピキャピとしたJK丸出しの服装まで……

 

それにしても長い。わかっていた事とはいえここまで長いと疲れる。

 

すでに3時間は経過していた。

 

さすがに待ちくたびれて、魂が抜けたような状態でしぼんでいるとようやく店からアーキテクト達が出てきた。

 

見るとアーキテクトの格好が変わっていた。

 

てか、俺とおそろいだった。

 

俺の現在の格好は襟付き白シャツとデニムにティアドロップサングラスだ。

 

 

アーキテクトは完全にそれを真似している。

 

……いや、似合ってるよ?うん。まさか同じ格好してくるとは思わなかっただけで。

 

え?アイス食べに行く?その後ケーキ?

 

 

………はいはい。

 

 

この日、膨らんだフグのようだった俺の財布は金と言う名の水を吐ききりシオシオになった




女子の買い物って長いよね……(殴蹴

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