すんません!
初めまして。私は死を司る者…。名前は…、まぁ死神とでも呼んでくれ。
さて、君たちは神様転生というものを知っているだろうか?
まぁこの物語のタグを見ればわかるだろうし、細かい説明は省かせてもらうよ。
簡潔に言えばこの物語は転生した主人公、つまりオリ主が原作キャラに混じり原作とは違った歴史を作る物語。
未知の脅威に仲間と共に立ち向かう英雄の物語…
ではない。ではオリ主がハーレム目的のクズ転生者からヒロイン達を守る物語か?
それも否だ。
よく見かけるオリ主による織斑一夏、篠ノ野箒アンチの物語か?違う。
転生者である兄に蔑まれ、オリジナルのキャラ達によって救われた織斑一夏の物語か?違う。
では転生者ではなくオリジナルキャラ達による原作への矛盾や穴を付いた物語か?違う。
では何の物語だというのだろうか?
この物語は、"全ての可能性を孕んだ"滅び行く世界の物語だ。
さて、ようやく全ての条件が揃った。私もそろそろ
私が再び君たちの前に現れる時は、この物語のクライマックスだと思ってくれたまえ。では、それまではしばしお別れだ。
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2018年 9月2日
この日は日本全体で台風が観測され、大雨、洪水警報が発令される程だった。人々は建物に避難し、街はまるで音楽会のようにザーザーと雨の音に包まれていた。しかし、そんな中でこの完璧とも言える雨音の調律を乱す不協和音のような1つの雨音があった。
「…」
その不協和音を奏でるのは10代前半に見える少年だった。少年は傘を差さず虚ろな眼で歩いていた。どこに向かっているのかなど誰も知らない。この少年でさえもだ。
「…ここ、どこ?」
目の前には先程の雨の街が消え、辺り一面の砂漠と虹色の空が広がっていた。少年は歩き疲れたのか柔らかい砂に腰を下ろし眼を閉じた。
少年の瞼に浮かぶのは家族だった優秀な姉と双子の兄。そして出来損ないと罵られている自分だった。少年はいつも優秀な姉と兄に比較され、周りには友達と呼べるものは居なかった。そしてこの日少年は家を抜け出した。出来損ないの自分が消えても何も問題はないだろうと。それが自分に出来る周りへの唯一の抵抗だった。
「何もない場所…。まるで僕みたい…。あはは、このまま死んじゃうのかな?」
フフッと少年は自嘲気味に笑いそのまま寝そべり意識を手放した。意識を手放す瞬間、視界の端に奇妙な電車を見た気がした…。
『おいおい…、勘弁してくれよ…』