ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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170話

 

 

夏休みが終わって新学期が始まると、ツグミと太刀川は稽古の時間を大幅に減らさなければならなくなった。

当時の防衛隊員はレイジが高校2年、迅が中学3年、小南が中学1年、ツグミが小学6年と忍田以外は全員学生である。

彼らは現在のように任務だからと言って公欠扱いしてもらえるわけではないので、忍田は人員不足を補うために現役を退いて事務系の仕事をしている林藤を無理やり引っ張り出して交代で市内巡回を行っていた。

よってツグミと太刀川は放課後に道場へやって来ても忍田が留守をしていることが多く、従って自主練習として腕立て伏せや縄跳びといった筋トレがメインとなる。

太刀川も不満はあるが忍田が忙しいことを知っているから仕方がないと理解している。

しかしツグミまでもが防衛任務でいない時は広い道場にひとりだけとなるものだから無性に悔しくなってくる。

小学生のツグミですら正隊員として任務に就いているのだから自分だけが未熟で戦う資格がないと言われているように感じ、さらに技量を上げたくても師匠不在であるからそれもままならないのだ。

おまけにツグミがいれば稽古の相手になってくれるし無駄話であっても会話ができるが、ひとりでは黙々と木刀を振るしかない。

ひとりでいることが寂しいと思うようになったのは、ツグミに対して友好度が増してきたという証拠でもあった。

それは良い傾向であるが、単純に喜んでばかりはいられない。

 

ボーダーはというと本部基地の建設は順調に進んでおり、年内には新組織を始動させられるだろうということで、隊員の募集が急務となった。

忍田が目星を付けていた風間蒼也と東春秋と寺島雷蔵、そして技術者(エンジニア)の冬島慎次の入隊はほぼ確定となったがそれだけではまだ全然足りない。

さらに嵐山准、柿崎国治、三輪秀次、月見蓮、沢村響子といった候補者とのコンタクトを開始した。

彼らと太刀川慶を加えたメンバーが新組織の()()()となるのだが、それはもう少し先のことである。

 

 

◆◆◆

 

 

太刀川が入門して3ヶ月ほど経ち、忍田はそろそろツグミと対戦させようと考えた。

ツグミは7歳から剣術を学んでいるのだから、めきめきと腕を上げてきたとはいえ今の太刀川では勝つどころか瞬殺されても仕方がない。

しかし勝つことが目的ではなく、ツグミに負けたことを素直に受け止めて真摯な態度で稽古に臨んでもらいたいという理由である。

というのも最近の彼の稽古に向かう姿勢に問題が生じたのだ。

たしかに筋は良いし上達の早さは目を見張るものがある。

よって誕生日に木刀をプレゼントしたのだが、それが逆効果となっていた。

自分は忍田に認められたのだという自信は慢心となり、剣筋にそれが顕れていた。

口では言わないが「俺にはボーダー隊員になれるだけの実力がある。早く入隊させろ」という態度が見え見えで、ツグミですら気付いて太刀川のことを初対面の時とは別の意味で不愉快になった。

そういった状況であるから、ツグミは模擬戦で太刀川を叩きのめす気満々である。

太刀川の方も自分が負けるとは想像もしておらず、ツグミとガチ勝負ができる上に初めてトリガーを使うことを許されたものだから有頂天になっていて忍田の胸中など察する気配すらない。

 

 

戦闘体に換装を終えたツグミと太刀川は道場の中央で相対した。

 

「今から模擬戦を始める。この試合ではトリガーを使用するため、通常の剣道のルールは適用しない。実戦だと思って戦え。時間は無制限、とにかく相手の戦闘体を破壊した方を勝ちとする。慶は弧月を使うのは初めてだが、木刀で素振りをしていたのだからその重さには慣れているだろう。やれるな?」

 

「もちろんです、忍田さん」

 

鞘から抜いた弧月をブンブン振りながら太刀川は自信満々で答える。

 

(ツグミとは練習で何度か手合わせしたが、まだ本気で勝負をしたことはない。これはこいつの実力を知るちょうど良い機会だ。徹底的にやってやるぜ)

 

太刀川は入門してからずっとツグミの稽古を見ていたが、始めのうちは「子供のくせにやるな」と思ったものの自分がある程度力を付けてきたものだから「あれくらいなら俺だって十分できる」となり、現在では「俺の方が上だ」と思い上がっていた。

いくらツグミが姉弟子だといっても彼女は小学生である。

その小学生に対して礼儀を尽くすのが面倒だと感じるようになってきていたものだから太刀川にとってこれは千載一遇のチャンスで、ここでツグミを完膚なきまでに叩きのめしてしまえばこれに懲りて自分を敬うようになるだろうなどと愚かなことを考えているのだ。

 

ツグミと太刀川は5メートルほど離れて対峙する。

太刀川は上段の構えだが、ツグミは弧月を鞘に収めたまま柄に右手を軽く添えた状態だ。

 

「始め!」

 

忍田の合図でツグミと太刀川のふたりは同時に動いた。

だが一瞬で勝敗は決まってしまう。

 

「勝者、霧科ツグミ!」

 

戦闘体を破壊された太刀川は生身の状態で床に座り込んでしまっているが、その表情は何が起きたのかまったくわからないといった様子である。

しかし現実には自分の換装が解けてしまっており、目の前には屈んだ状態で弧月を鞘に戻すツグミの姿があった。

彼女の表情は試合開始前とまったく変わらず、呼吸に乱れもない。

変化があったのは換装が解けて床で腰を抜かしている太刀川だけである。

 

試合開始の合図の直後、太刀川は間合いを詰めるために一気に飛び出した。

一方、ツグミはさっとしゃがみ込んで抜刀し、太刀川の弧月の切っ先が自分に触れる前に彼の右脇腹から左肩に向けて斬り上げる。

逆袈裟斬りと呼ばれる技で、一刀でトリオン供給機関を破壊せしめたのだ。

小学生の技とは思えないが、彼女は4ヶ月前の近界民(ネイバー)の大侵攻を凌いだボーダー隊員の一員である。

その事実を太刀川は知らなかったわけではないが、普段の彼女が「どこにでもいる普通の小学生」にしか見えないものだからすっかり失念していた。

そんな彼女が時代劇のワンシーンのような抜刀術を披露したのだから、太刀川はそれを目の当たりにして呆然としてしまうしかない。

 

ゆっくりと立ち上がったツグミは信じられないといった顔の太刀川を見下ろしながら言う。

 

「上段の構えだなんて、たしかにそのリーチを活かすことができるし斬り下ろす攻撃に限れば構えの中で最速の行動が可能になるけど、面以外の部分を曝け出してるってことになるから防御には向いていない。つまり隙だらけってこと。敵を前にしてそんな堂々と上段の構えでいれば、胴を斬ってくれって言っているようなものですよ」

 

「クソっ…」

 

「戦闘体での戦いでは痛覚を切ってあるから痛みは感じないでしょうけど、胸はものすごく痛むんじゃないかしら? トリガーを使った模擬戦をしたってことは忍田さんが慶のことを訓練生として認めるレベルにはなったってことでしょうけど、こんなもので正隊員にしろなんて口にできるわけないですよね~? もう少し『ボーダーの戦い方』を学んでから出直すんですね」

 

ツグミがわざと上から目線の高飛車な言い方をするものだから、太刀川はカッとなって言い返した。

 

「もう一回勝負しろ! 次は絶対に俺が勝つからな!」

 

立ち上がってツグミを見下ろしながら言うが、ツグミはますます軽蔑したような顔になって鼻で笑った。

 

「フッ…戦闘体は一度破壊されるとその修復に時間がかかるから今日はもう無理ですよ。再戦なら明日以降いつでもいいですけど、せめてわたしに一太刀浴びせることができるようになってからにしてくださいな。今のあなたじゃ何度やってもわたしには絶対に勝てないからお互いに時間の無駄になるだけだもの」

 

もうこれは煽っているといって良いもので、ここまで言われたら一矢報いなければ腹の虫がおさまらない。

負けた悔しさとそれに追い打ちをかけるようなツグミの挑発的な態度で太刀川はブチ切れそうだが、そばに忍田がいるものだから両手の拳をグッと握って耐えるしかなかった。

 

「じゃ、わたしはこの後巡回任務があるのでお先に失礼しますね」

 

そう言って換装を解いたツグミは太刀川に一礼し、向きを変えて忍田にも一礼してから道場をひとりで出て行った。

 

これまでに味わったことのない屈辱で怒りに身が震える太刀川だったが、ふとひとつの疑問が頭を過ぎったことで少し冷静になった。

 

「忍田さん、あいつはこの前の近界民(ネイバー)との戦いに参加していたくらいだからトリガーの扱いには慣れているだろうけど、人をぶった斬るのに何の戸惑いもないってのはどうなってんですか? トリオン体だから斬っても死なないってわかってても、普通ならあんな思い切ったことはできないはず。あいつ、人を斬るのが平気なんですか?」

 

太刀川に訊かれて答えに窮する忍田。

答えがわからないのではなく、言うべきか否か迷っているのだ。

しかしいずれはわかることだということで、他言無用を条件で教えることにした。

 

「ツグミは先の近界民(ネイバー)との戦いでやむなく人を斬ってしまったんだ」

 

「やむなくといっても戦争なんだし、相手は近界民(ネイバー)だったんだろ? …あ、そっか、一度斬ったことがあるから平気ってことなんだ」

 

これで納得といった顔をする太刀川だが、忍田の表情は曇ったままだ。

 

「違う。ツグミは平気で人を斬れるようになったのではない。迷いなく人を斬らなければ自分や仲間が死ぬという状況の中で戦っているということだ。あの子の言う『ボーダーの戦い方』というのは礼節を重んじるという武道のルールの中の戦いだけで強くなったと思い込んでも実戦においては何の役にも立たない。必要なのは人を斬る覚悟があるかどうか、ということなんだ」

 

剣道の技が実戦では通用しないということは入門して間もない頃に忍田から聞かされていた。

中には中段からの払い突きやつばぜり合いなど通用する技もあるが、競技としての剣道と実戦では戦う理由も勝敗の決め方もまるっきり違う。

競技ではルールの範囲内で正々堂々と戦い、技を決めればそれで勝ちとなる。

しかし実戦ではルールなどなく、どんな手段を使ってでも相手を行動不能にすれば()()勝ったと見なしても良いだろうが、場合によっては息の根を止めなければ反撃されて負けてしまうということにもなりかねない。

それを思い出した太刀川は自分が小学生に馬鹿にされるのも仕方がないかもしれないと納得してしまった。

 

「…でも迷いなく人を斬らなければ自分や仲間が死ぬという状況って少しオーバーじゃないですか? トリオン体なら斬ったって死ぬってわけじゃないし、襲って来る奴らってほとんどがトリオン兵なんだから人じゃないし」

 

太刀川が軽い気持ちで忍田に訊くと、急に顔を強ばらせた忍田が低い声で言った。

 

「ああ、そうだな。たしかに侵略者のほとんどはトリオン兵だ。しかし人型近界民(ネイバー)と遭遇して戦うこともある。現にツグミは人型近界民(ネイバー)と戦っている。…いや、それには少し語弊があるか。なにしろ戦闘と言えるような状況ではなかったそうだからな」

 

「それってどういう…?」

 

「あの戦いでツグミは仲間から外れてひとりになってしまった時があった。その状況であの子は人型近界民(ネイバー)に襲われ、とっさに斬り付けてしまったそうだ。たぶんその人型近界民(ネイバー)は戦闘体を破壊された状態で撤退をしていて、その途中であの子を発見して捕虜か人質にしようと考えたんだろう。しかし運の悪いことにあの子はトリガー使いで、あの子も自分を襲って来た敵が生身だとは気付かなかったものだからその人型近界民(ネイバー)は死ぬこととなったのだ」

 

「…!」

 

太刀川は絶句した。

まだ小学生の少女が異世界からの侵略者を相手に命懸けの戦いをして、自分の身を守るためとはいえ生身の人間を斬り殺してしまったのだ。

そんな事情を知らないで「一度斬ったことがあるから平気」などと軽々しく言ってしまったことを太刀川は深く反省した。

 

(人を斬る…いくら敵であっても同じ人間の姿をしているのであれば今の俺にできるだろうか? …いや、とっさの時には俺も同じように敵を斬るだろう。ただ俺はボーダー隊員っていうのはトリオンでできた戦闘体で戦うから死ぬことがない、怪我さえしないと安易に考えていた。しかし戦闘体が破壊されてしまえば生身に戻ってしまい、そうなったら戦うどころかもう身を守る手段はなくなる。敵が人型近界民(ネイバー)でもトリオン兵でも斬らなければ自分が死ぬってことで、一瞬でも迷ったらそれが命取りになる。そんな真剣勝負をツグミたちはやってんだ。ボーダーの戦いってのは俺が考えていたほど甘いもんじゃない。俺がそんな甘い考えでいたことをあいつに見透かされていたってことか…)

 

忍田は続けた。

 

「あの事件の後、ツグミはしばらく弧月どころか竹刀さえ持てなくなっていた。近界民(ネイバー)を斬った時のショックが大きかったからだろうな。しかしあの子はボーダー隊員を続けるために再び剣を手にする決心をした。おまえが私のところに来たのはその頃だ」

 

「……」

 

「何でもないという顔をして稽古をしていたが、それはあの子が周囲の人間に心配をかけたくないと無理をしていただけで、人を殺したという罪の意識がなくなったのではない。むしろ弧月を握ることで自分の罪を忘れない、こんな悲劇は二度とあってはならないと自分にきつく言い聞かせているように見える。弧月を使うたびにあの子は辛い出来事を思い出すというのに、それでも剣を捨てる気配はない。それだけボーダー隊員を続けたいのだという気持ちが強いのだろうな」

 

「……」

 

「あの子がおまえに厳しいのは慢心や油断が命に関わる世界に身を置いているからだ。ボーダー隊員になるということは人を殺す、もしくは自分が殺される状況になる可能性があるということ。だから入隊するならば剣の腕前よりもその覚悟があるかどうかが大事なんだと言いたいのだ。可能性が低いとはいえゼロではない以上、おまえは人を殺すかもしれないし、殺されるかもしれない」

 

そこまで言うと、忍田は太刀川の目を見つめて問う。

 

「私やツグミが言おうとしているのは平気で人を斬れという意味ではない。原則としてトリオン体同士の戦いであるから死に至ることは滅多にないが、だからといって軽い気持ちでいてもらっても困るということだ。おまえはボーダー隊員になれるだけの実力は身に付いているが、隊員として相応しい心構えがあるかと訊かれればNOと答えるしかない。何が足りないのかはこれでわかったはずだ」

 

「……」

 

「このまま入隊を希望するのならそれで良し。入隊を諦めるのであってもこのまま稽古を続けたいと言うならそれでもかまわない。どちらにするのかはおまえの気持ち次第。良く考えて決めろ、いいな?」

 

「…はい」

 

「私もこれから城戸さんたちとの会議がある。道場の片付けはおまえに任せたぞ」

 

忍田はそう言い残すと道場を出て行こうとする。

 

「待ってください、忍田さん!」

 

太刀川が忍田を呼び止めた。

 

「俺はあの時俺を助けてくれたカッコイイあんたに憧れて無理やり弟子にしてもらいました。俺はあんたみたいに強くなりたい。ただそれだけで稽古してたんです。ボーダーに入りたいってのもあんたのそばにいたいからで、市民の安全を守るとかそんなことは全然考えたことないです」

 

「……」

 

近界民(ネイバー)に対しての恨みはないし、戦う理由も特にありません。だけど俺はこのままあんたの弟子として修行して強くなって、ボーダーに入って近界民(ネイバー)と戦いたい。別に正義の味方になりたいとか誰かから感謝されたいのではなく、ただ強い奴と戦って勝ちたいと思うようになりました。そんな理由でもボーダー隊員として戦う覚悟があればボーダー入隊を許してもらえますか?」

 

縋るような目で訴える太刀川に忍田は静かに答えた。

 

「ボーダーに入る理由は人それぞれだ。剣を学ぶ理由、それをどう活かすかも個人の自由で、私がどうこうしろなどとおまえに命じるものではない。強いものと戦いたい…いいじゃないか。私が城戸さんに誘われてボーダーに入隊したのは14歳で、その時は私も市民の安全は二の次で強い奴と戦って勝ちたいという欲望の方が強かった。おまえと同じだ。だからおまえの気持ちは良くわかる」

 

「……」

 

「おまえがボーダーに入りたいなら、私はこれまで以上におまえを鍛えることにしよう。今のままでは剣の腕よりも心構えが合格点には達していないからな。そしてその力に相応しい心を持つことができなければ正式な入隊を許可しないだけでなく破門とする。力を持つということは、それに伴い責任が生じることにもなる。おまえの持つ力はおまえだけのものではなく、それをどう使うのかを周囲の人間は見ているのだ。自分の力をどう使おうと自由だし正義のために使えとは言わない。正義なんてものはその人間の立場や状況によって変わるものだ。だが…もしおまえがその力を行使し、それが私にとっての正義と相反するものであったなら、その時は私がおまえに制裁を加え自らを罰する。それが師である私に生じた責任というものだ」

 

「……」

 

「私がツグミの入隊を許可したのは単に敵と戦う力を身に付けたからというだけではない。あの子が自分の力を使うにあたっての義務や責任をきちんと理解していると判断したからだ。そもそもあの子の入隊動機は『誰かに守ってもらうのではなく、自分の身は自分で守る』というもので、その()()()()市民の安全が守れるなら一石二鳥だと笑って言っていた」

 

「……」

 

「あの子だって正義の味方になりたいなんてちっとも思ってはいない。あいつにとって一番大切なのは自分と自分の周囲の親しい人間が笑顔でいられる日常だからな。逆に言えばあの子からその大切なものを奪おうとすれば、それが誰であっても許さないということ。だから近界民(ネイバー)に対して命懸けで戦うし、その結果に責任を持つことができる。あの子は剣の腕はもちろんだが、それ以上に心が強い。いくつもの哀しいことや辛いこと、恐ろしいことを乗り越えたからこそ、おまえに対して厳しいことを言い切ることができるんだ。それでも悩んだり躓いたりすることは多々ある。しかしあの子は自分の力で乗り越えてボーダー隊員を続けている。誰にも相談せずひとりで何もかもやってしまうところは少し寂しいが頼もしいとも感じて、私はあの子のような弟子を持つことができて師として誇らしく思っている。だからおまえも私がそう思えるような弟子になれ」

 

「わかりました! 俺もツグミを見習って忍田さんに誇らしく思ってもらえるような人間を目指します!」

 

ツグミに「格の差」を見せ付けられ、太刀川は勝負に負けこそはしたが得るものは大きかった。

この一件をきっかけに太刀川の意識が変わり、No.1攻撃手(アタッカー)個人(ソロ)総合1位というボーダー現役隊員最強クラスの実力者となるのだが、それにはもう少しだけ挫折を味わってもらうことになる。

 

 

 






寺島雷蔵の入隊時期についてはBBFにも載っていませんので不明ですが、少なくとも原作開始時から3年前まではトップクラスの弧月使いであったようですので、太刀川たち第1期との同期入隊にしました。


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