ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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292話

 

 

ツグミはバッグワームを解除して玉狛第2のメンバーに自分の居場所を明らかにした。

そしてグラスホッパーを起動し、真っ直ぐに千佳のいるマンションの屋上へと向かって行く。

するとその動きを察知した修と遊真の動きが変わり、千佳もツグミの方へと意識を向けた。

 

(うん、それでいい。わたしが姿を現したことでチカちゃんは交差点とわたしの両方に意識を割かれ、ジンさんへの狙撃だけに集中できなくなったわね)

 

ツグミは一旦ビルの屋上で立ち止まった。

 

(ここはチカちゃんのいる場所から直線で約400メートルのビルの屋上。高さもほぼ同じくらいだから撃つのは難しくない。おまけにグラスホッパーでジャンプしている時よりもはるかに命中させやすいんだから、今なら撃てるはずよ)

 

わざと撃たせるために動きを止めたというのに、千佳はツグミを撃たなかった。

射程400メートルでは自信がないのかもしれない。

もしくは()()人を撃ちたくないとワガママを言っているのか。

ツグミが自分に向かって接近していることはわかっていても、千佳にはツグミを撃つことはできない。

なぜならB地点では修が遊真に千佳の援護に回るよう指示をし、交差点中央では修と迅の一騎打ちになっているからだ。

修ひとりで迅を相手にしているのだからいつでも援護射撃ができるように待機していなければならず、自分が狙われているとわかっていてもツグミに対して()()()()()()()()()の狙撃ができないのだ。

 

迅は修を生かさず殺さずという感じで適当にあしらっていた。

遊真がいなくなったことでかなり楽になり、おまけに迅は修を倒す必要がないのだから千佳の射線に入りそうで入らない場所で適当に修を相手にするだけで済む。

 

 

(オサムくんは自分を犠牲にしてユーマくんにチカちゃんを守るよう指示をした。この時点でオサムくんは不合格。ここで自分がチカちゃんを守りきるだけの力を持っていたらユーマくんに任せず自らチカちゃんのいる場所に向かったでしょうに…。チカちゃんを守るためにボーダーに入ったのに何ヶ月も何の努力もしなかったから守る力を得られなかった。もっと早いうちから師匠を見つけて適切な指導を受けていれば今頃はチカちゃんひとりくらいなら十分守れたかもね。…さて、ユーマくんがこっちに向かって来てる。得意の接近戦でわたしを倒そうっていうのね。いいわよ、来るなら来なさい!)

 

ツグミは「来るなら来なさい」というが、正面から遊真と戦おうというのではない。

単純に修と引き離しただけであるから、その役目さえ果たせばそれで十分なのだ。

ツグミは遊真から逃げるようにグラスホッパーでジャンプした。

 

そうなると千佳は修の援護射撃に専念できるのだが、迅が上手い具合に姿を見せたり消したりしているものだからなかなか撃てずにいた。

これが当真や奈良坂のような精密狙撃のできる狙撃手(スナイパー)なら標的(ターゲット)が見えた一瞬で狙撃できるのだが、技術的にも度胸も格段に劣る千佳では撃つことができるはずがない。

迅は本気で修を倒そうと考えてはいないから、修はおびき出そうとしてもなかなか上手くいかずにイライラし始めた。

これがB級ランク戦であれば修は積極的に攻め込まれて、千佳の援護狙撃で逆転するというパターンになるのだが、それが機能しないのだから無理もない。

おまけに千佳に狙撃をさせたいのかさせたくないのかわからないツグミの思惑が理解できず、修は次第に焦っていく。

膠着状態が5分10分と続くと誰でも焦ったりイラついたりするものだが、それを敵に仕掛けるか自分が仕掛けられるかで戦況は大きく変わるというもの。

玉狛第2はこうしたツグミの戦術によってジリジリと追い詰められているのだ。

 

この状況を打開する手段はある。

千佳がイーグレットをアイビスに持ち替えて迅を邪魔な建物ごと吹き飛ばせばいいのだ。

しかしこれもツグミの想定内のことで迅には事前に修との距離を付かず離れずに動くよう指示をしてある。

つまりアイビスで吹き飛ばそうとすると修を巻き込んでしまう恐れがあり、修のトリオン能力では両防御(フルガード)をしても千佳のアイビスの破壊力には耐えられないが迅なら防御も可能で、アイビスを使えば修が戦闘不能になるだけで意味はない。

修のトリオン能力の低さがこういう点でもマイナスとなって仲間の足を引っ張ることになるわけで、彼が玉狛第2にとっての最も弱い鎖の輪(ウィーケスト・リンク)であることを証明することになる。

 

 

千佳はイーグレットの照準器(スコープ)を覗いたままで何もできずにいた。

ツグミは遊真が相手をしてくれていて狙われる心配がなくなったおかげで修の援護に集中できるはず。

それなのに迅が目の前をチラチラうろついていても引き金を引けずにいて、自分の不甲斐なさに自信をなくしつつあった。

 

(一瞬姿が見えたところで引き金を引けばいいのに、わたしはまだ撃てずにいる。このままじゃいつ修くんが殺られてしまってもおかしくない状況なのに、わたしは全然役に立ってない。たぶん修くんと遊真くんは早くわたしに撃ってほしいんだろうけど、わたしが撃てないと思っているのかもしれない。そして役に立たないわたしのことを軽蔑しているかも。これはわたしの試験で修くんと遊真くんは関係ないんだもの、早く終わらせたいよね。だから絶対に撃たなきゃ)

 

千佳の最大の欠点は思い込みの強さで、他者に対する加害意識だけでなく、誰かが自分を責めるかもしれないという勝手な被害妄想で自分を追い詰めてしまう。

口では信じていると言っても心の奥底にある他人を信じられない気持ちを消し去らない以上はどうすることもできない。

いくら周りの人間がそんなことはないと断言したところで本人の意識が変わらないのでは何の効果もなく改善の余地などないのだ。

そこでツグミは千佳のメンタル面の改善を諦め、トリガー使いとしての覚悟を求めることだけにした。

アフトクラトルに行くことが決定している彼女に対して求めるのは、最低限自分の身を守り生還できるよう()()()()こと。

この状況ではもう他の隊員のために役に立つとか立たないという問題ではないのである。

千佳には「他人の迷惑にならないようおとなしくていて、自分の身は自分で守る」こと()()を遵守させるくらいしかできない。

その自分の身は自分で守ることができるかどうかはもうすぐわかるだろう。

 

[ジンさん、オサムくんの引き止めはそれくらいで結構です。今、わたしはユーマくんに追いかけられて例の場所へと向かっています。ジンさんもこっちへ来てください]

 

[メガネくんはどうする?]

 

[彼はもう何もできません。わたしとジンさんのふたりがかりでユーマくんの相手をすることになってもオサムくんが援護をしようとして駆けつけるまでにすべてが終わっていますし、チカちゃんをユーマくんの援護に回そうとしても彼女の機動力では追いつくことはできませんから指示すら出さないでしょう。そもそもこの模擬戦はオサムくんなど端から相手にしていない2対2の試合なんです。オサムくんの取り柄はワイヤー陣を張ることと、適切な判断で指示を出す隊長の部分しかなく、そのどちらも意味をなさないんですからショックを受けているでしょうね。まあ、彼には彼なりの使()()()がありますから心配いりませんよ]

 

[なるほど、それが俺の視た未来のメガネくんの姿か。たしかにその方がいいだろう]

 

[だから彼にはここで自分が愚かだったことわかってもらい、これまでの考え方を改めてもらいます。それもこの模擬戦の意味なんですから]

 

[よし、じゃあ今からそっちへと向かう。落ち合う先は市庁舎の屋上だったな?]

 

[そうです。よろしくお願いします]

 

ツグミと迅は通信を切るとそれぞれ行動を再開した。

 

 

 

 

ツグミと迅が遊真との戦闘場所として定めたのは市庁舎の屋上である。

ここは「市街地B」のマップの中で比較的隠れる場所のない開けた場所であり、適度に高い場所であって周囲にはこの建物よりも高いビルがあるから狙撃手(スナイパー)がここで戦っている人間を狙撃することも比較的楽にできる。

ただし射程が500メートル以上でランダムに動くものを撃つことのできる技術がなければダメなので今の千佳には無理である。

 

先にツグミが到着し、その直後に遊真、そして迅と3人のトリガー使いが集まった。

この状況は遊真に不利であるが、ここに千佳や修が加わったとしてもほとんど戦力にならないから、ツグミと迅と遊真の3人で勝負して勝ち負けが決まればそれがそのままこの模擬戦の勝敗となるだろう。

しかしツグミはここで勝負をする気など毛頭なく、迅に遊真の相手を頼むと素早く千佳との()()のためにその場を去った。

すると腹立たしそうな顔で遊真が迅に訊く。

 

「迅さんやきりしな先輩はおれたちと本気で戦う気、あんの?」

 

「どういう意味だ?」

 

「だってこの模擬戦は千佳が人を撃てるかどうかを確かめるための試験で、だからおれたちも部隊(チーム)として参加させられたって考えてる」

 

「うん、それは正しい。千佳ちゃんは人間の形をしたものは撃てるようになったかもしれないけど、人間が撃てるようになったとはいえない。B級ランク戦ではメガネくんが危機に陥ると撃ったようだけど、それじゃあ十分とは言えないな」

 

「じゃあ、どうやってチカに撃たせるの?」

 

「ツグミは自ら的になって千佳ちゃんに撃たせるつもりでいる。だからふたりのタイマン勝負に邪魔が入らないようにおまえにはここで俺と戦ってもらおうか」

 

「なるほど、そういうことか。チカはオサムのために撃つことはできても、まだ自分のために撃てるかどうかわかんないし、訓練で模擬人型近界民(ネイバー)の的は撃てても本物の人間は動きが違うしな。それを確認したくてこんな手の込んだ試験にしたんだ。でも何でそこまでするの?」

 

「千佳ちゃんとメガネくんを死なせたくないからに決まってるだろ。アフト遠征に参加したいというふたりの気持ちはツグミも良くわかっていて、行かせたいと思う反面行かせたくないという気持ちもある。今のあのふたりでは近界(ネイバーフッド)へ行くことはできても無事に帰って来ることは難しい。それが誰よりもわかっているからツグミは厳しい内容の試験にしたのさ」

 

遊真も修と千佳の実力ではハイレインたちと戦うには無理があると考えている。

それでもふたりが行きたいと強く願うから協力をしているのであり、正直言ってアフトクラトルへは連れて行きたくはない。

 

「なるほどね。きりしな先輩の考え方には納得できる部分もあるけど、おれはオサムとチカのチームメイトだからふたりを信じて戦うしかない。だからジンさんを早く倒してオサムたちの援護に行くよ」

 

「ああ、それでいい。…じゃあ、始めるか」

 

スコーピオンを握り締めた迅と遊真は同時に相手へと斬りかかった。

 

 

 

 

その頃、修は玉狛第2の必勝パターンがまったく意味を成していないことで自信を失っていた。

おまけに千佳がツグミに狙われているのに自分には何もできないという無力感で胸がいっぱいになり、隊長としての役目すら果たせずにいる。

千佳は自分の判断で次の行動に移ることができず、修の指示を待っているという状態だ。

ツグミはそんなふたりに呆れてしまい、修がいる交差点へと向かっていた。

 

(まずはオサムくんの危機に対して撃てるかどうかを確かめるわよ。たぶん撃つことはできても当てることまでは難しいでしょうね。わたしはプログラミングされた模擬人型近界民(ネイバー)とは違うもの。自分で考えてその時の最適解で行動するから、チカちゃんがわたしの最適解を読めない以上は当たらない。人間を相手に戦うってことは敵の行動を読めなきゃダメ。純粋に武器(トリガー)の扱いが上手いならそれだけでも勝てるけど、そうでないならわたしみたいに敵の想定の範囲外から攻めないと勝てないんだから)

 

 

ツグミは修のいる交差点へとやって来た。

 

「霧科先輩、何でこんなところに来たんですか?」

 

修がツグミに訊く。

 

「それはもちろんオサムくんに命の危機っていう状況に陥ってもらい、チカちゃんにわたしを撃たせるために決まっているじゃないの」

 

「だったら何で変に手の込んだことをしないでもっと早くそうしなかったんですか?」

 

「それがわたしの作戦だから。わたしの行動のひとつひとつにちゃんと意味があるんだけど、あなたにわかるかしら?」

 

「30分以上も動きを見せなかったのはぼくたちが待つことができるかどうか知りたかったからですよね? ぼくたちがイライラして冷静に動くことができなくなるようなストレスを与えることも理由でしょう」

 

「うん。それもあるけどオサムくんたちにこの模擬戦がいつものB級ランク戦とは違うものだとわかってもらうためという部分が大きいわね」

 

「どういうことですか?」

 

「この模擬戦は時間無制限。きっとあなたたちは時間に余裕があるから制限時間がある時よりも楽だと考えていたんじゃないかしら」

 

「それは…」

 

「その顔は図星のようね。B級ランク戦なら限られた時間の中でできるだけ得点しようと考えて行動するんだけど、その中で敵を何人倒したのか、味方が何人生き残っているかがポイントで勝敗は決まる。でもこの模擬戦は時間無制限だから敵を殲滅しなければ勝てないし、引き分けなんてものもない。それにこのマップはあなたたちが何度も戦った()()()マップであるからこそいつもの必勝パターンで勝とうとする。そういった点をわたしは読んでいたからあなたちの行動は全部把握できたのよ。初期の転送位置だけは強化視覚の力を使ったけど、後は全部わたしの想定どおりの動きをしていたからあなたたちの現在地点を追いかけるのは簡単だったわ」

 

「……」

 

「あなたはお得意の…というよりもそれしかできないからバカの一つ覚えのように都合の良い場所にワイヤー陣を張って待っていると、そこにユーマくんが合流する。この交差点で戦うことを前提としてチカちゃんにはここから北北東にあるマンションの屋上に待機してもらって狙撃で援護してもらう。これがB級ランク戦であれば敵は必ずここにやって来る。罠があるとわかっていてもここに来なければオサムくんたちを倒せないものね。だけどわたしやジンさんはあなたたちを倒す必要なんてないのよ。この模擬戦には玉狛第2の勝利条件はあってもわたしたちにはそれがない。つまり勝たなくてもいいんだから、わたしたちは何時間でも姿を隠していることもできたってわけよ」

 

「でも千佳が人を撃てるかどうかを確かめるにはずっと隠れているわけにはいかない」

 

「ええ。だからジンさんが動いたでしょ? それ幸いとユーマくんがジンさんをここにおびき出してチカちゃんに狙撃をさせようとしたわね? だからわたしはチカちゃんに攻撃をするかのように動いたのよ。わたしがチカちゃんに近付けば()()()()()()援護するために動き、ここにはあなたとジンさんのふたりだけになる。そこであなたは上手く誘導してジンさんをチカちゃんの射線に乗せようとしたけど、わたしの計画ではまだジンさんに撃たれてもらっては困るから微妙な動きで撃てないようにしたのよ。チカちゃんのいる場所は確定しているから、どこから狙われるかなんてお見通しだったんだから」

 

「それでジンさんは空閑を追って行き、霧科先輩はこっちへ来た…と」

 

「そうよ。チカちゃんの標的(ターゲット)はわたしの役目…というよりわたしが責任を取らなければならないことだから。…さあ、チカちゃんがわたしを撃てるかどうか確かめてみましょう。オサムくん、あなたには悪いけど追い詰められてもらうわよ。…炸裂弾(メテオラ)!」

 

ツグミは炸裂弾(メテオラ)を起動して交差点の周囲の建物を手当たり次第に破壊していく。

もちろん修の張ったワイヤー陣も木っ端微塵となり、交差点を中心とした半径10メートルは大量の瓦礫で埋まった更地となった。

修は炸裂弾(メテオラ)に巻き込まれないように回避や防御に専念し、ツグミのやりたい放題に指を咥えて見ているしかない。

しかし更地になったことで千佳の射線は通りやすくなった。

 

「これならチカちゃんも狙いやすくなったはずよ。あとは彼女の覚悟と技術だけね。オサムくん、今度はあなたを攻撃するから本気で防御しないと死ぬわよ」

 

そう言ってツグミは両手に通常弾(アステロイド)のキューブを浮かべ、それを修に向けて撃つ。

 

通常弾(アステロイド)!」

 

分割をしないひとつ丸ごとの通常弾(アステロイド)両攻撃(フルアタック)であるから防御よりも回避行動をするべきなのだが、さっきの炸裂弾(メテオラ)による瓦礫のために修は思うような動きができない。

 

「ほらほら、次、いくわよ!」

 

ツグミは再び通常弾(アステロイド)両攻撃(フルアタック)を修に向けて撃ち、修がそれを避けるとまた撃つというように何度も繰り返した。

もちろん千佳は修を助けようとイーグレットの銃口をツグミに向けるものの、狙われているとわかっているのだからツグミはなかなか立ち止まることはない。

これまで訓練で遠征艇を破壊しようとして迫ってくる模擬人型近界民(ネイバー)の動きは左右の動きだけであり、それもいくつかあるパターンを覚えてしまえば撃つのは難しくない。

しかしツグミは考えて動く人間であるから前後左右、さらにジャンプまでして動きが複雑であり、次の行動がまったく読めないのでなかなか当たらないのだ。

これで模擬人型近界民(ネイバー)を撃てるようになったからといっても、実際に人間を撃つことが難しいとわかったはずだ。

 

「修くんの危機に直面したら人を撃つことができるということは確認できたわ。全然当たらないから意味はないけど。次は自分の危機の時に撃てるかどうかの確認をしなきゃ」

 

「え?」

 

修はこれでおしまいだと思ったものだから不思議そうな顔をした。

 

「まさかこれだけだと思ったの? これだけじゃ合格とは言えないわよ。この試験で確かめたいのはチカちゃんが仲間の危機に対して撃てるかどうかよりも、自分が危機に直面して誰の助けもない時に自分で自分の身を守れるかどうかを知りたいの。悪いけどオサムくんにはここで動けないように足を奪っておくわね。…旋空弧月!」

 

ツグミはそう言うとすかさず弧月をさっと抜き、修が考える間も与えずに両足を膝から上と下に斬り分けた。

修は崩れ落ちるように前に倒れ、起き上がることすらできない。

 

「くっ…」

 

せめて一矢報いようとして修は通常弾(アステロイド)の弾を出すが、その時にはもうツグミの姿はそこにない。

グラスホッパーで大きく上空へジャンプし、勢いをつけて千佳のいるマンションの屋上へと向かっていたのだ。

 

 

 

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