ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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298話

 

 

先に木崎隊のメンバーが出て、続いて東隊のメンバー全員が外に出たタイミングで開け放たれていた頑丈な城門は閉ざされた。

受験者たちを外に出すために城門を開けておいて、攻撃をしなかったのも試験官側の作戦だったということは誰の目にも明らかだ。

こうして城門を閉ざせば中の街と住民に被害が及ぶことはなくなり、安心して派手に戦えるというもので、アフトクラトルの連中ならそうするはずである。

 

開戦の狼煙はリヌスによるイーグレットの狙撃だった。

受験者たちは敵側に背を向けることは危険だと承知しているから一定の距離までは後ろ向きで走ることにしていた。

もちろん前を向いて全速力で走るという手もあるが、試験官がどんな武器(トリガー)を使うのかわからないのだし、敵に背を向けるのは危険である。

超長距離となれば弾が届かなくなるので、射程外へと離れるまでは時間が掛かっても安全性を優先して後ろ向きで走ることにしていた。

全員がメインとサブの両方にシールドをセットしているから、いざとなれば固定シールドで身を守ればいい。

本来なら狙撃手(スナイパー)とは居場所がバレてしまっては意味がない。

そしてこのケースでは南門の見張り小屋にいることは確定していて、そこに注意を払っていれば狙撃のタイミングでシールドを張ることは可能なのだ。

その状態のレイジをリヌスがイーグレットで撃ったのだった。

レイジはとっさにシールドを2枚展開して固定シールドとして身を守る。

リヌスのアイビスならレイジのシールドを破壊して彼の戦闘体をも破壊することはできただろうが、あえてイーグレットを使用した。

ここでレイジには脱落してもらっては困るのだ。

この狙撃は東の「ひたすら逃げてできるだけ戦闘を回避する」作戦が正しいと受験者たちの思わせるためなのだから。

そしてここで迅、忍田、ヒュース、テオの攻撃手(アタッカー)部隊(チーム)を投入する。

これはゼノンのタキトゥスの(ブラック)トリガーを使って転送させたもので、受験者たちの行く手を遮るような登場の仕方だからインパクトがあり、受験者たちにはいくらかの混乱が見られた。

姿形がアフトクラトルの角付きであるのも理由のひとつだが、空間操作のトリガーの存在を見せ付けられたら動揺するのは無理もない。

ツグミも南門の上の見張り小屋から果てしなく続くなだらかな草原で繰り広げられる戦闘の様子を見ながらスラッシュを起動した。

さらに戦場を混乱させるためにバムスターを3匹出現させる。

このバムスターは戦力としてではなく、近界民(ネイバー)との戦闘ならトリオン兵が登場するのは当たり前のことだからだ。

だから東たちが訓練でトリオン兵を使わずに隊員同士の紅白戦ばかりしていた事実を知ったツグミは落胆してしまったほどであった。

受験者たちのレベルならトリオン兵など驚異ではないのは承知しているがそれは戦闘体で戦っていられる間だけであり、戦闘体を失った時にやっとトリオン兵を導入した意味がわかるはずだ。

ただバムスターは倒されたら新たに1匹出現させるということを繰り返すだけで、そのことに気付いた時点で受験者は倒そうとはせずに放置することを選ぶだろう。

東ならシステムの限界で仮想空間では一度に大量のトリオン兵を出現させられないことは承知しているので真っ先に気付くはずだ。

東隊には狙撃手(スナイパー)が3人いるために敵に接近されると非常に不利になるため、残りの攻撃手(アタッカー)射手(シューター)万能手(オールラウンダー)の7人が護衛するような形で撤退戦を行う。

そうなると木崎隊は東隊の負担が減るようにと敵を多く引きつけて圧倒的な攻撃力で敵を蹴散らそうとする。

そこで忍田とヒュースが木崎隊を、迅とテオが東隊を受け持ち、狙撃手(スナイパー)のツグミとリヌスが適宜援護狙撃をするというフォーメーションを組むことになった。

ゼノンは戦闘の様子を見て(ブレード)で参戦しながら、タキトゥスの(ブラック)トリガーが必要となればトリガーを交換して戦う役目を負っている。

 

 

戦場は混乱を極めていた。

なにしろ実戦経験はあっても土の地面での戦闘については初めてだという受験者は多い。

通常の訓練や模擬戦ではトリオンで再現したアスファルトの道路やコンクリートの建物が多く立ち並ぶ「都市」での戦闘ばかりであり、大規模侵攻でも同様の環境の戦いとなった。

しかし今は雑草が生えていたり畑作を行っているような土の地面であり、建物らしきものは皆無の戦闘フィールドだからいつもとは調子が違う。

三門市の警戒区域内や仮想戦闘フィールドの市街地や工業地区なら建物は足場になったり障害物とするなど利用の仕方ひとつで高い効果を生み出すが、ここにはそれがまったくない。

敵の攻撃を建物の陰に隠れてやり過ごすことはできず、シールド等の防御トリガーを使わなければダメージを受けてしまう。

このような「何もない」フィールドでの戦闘に慣れていないのは、せっかくツグミが用意した「城郭都市」のマップを「都市内での戦闘」に限って使用していたためで、特別訓練の過去ログを見ると街の中で民家や商店などを派手に破壊しながらの戦闘はしていたが、城外での戦闘はわずか数回であった。

それも城壁の上からの狙撃を防御・回避しながら接近して城門をくぐるというツグミが行った第1回目の特別訓練と同様のもので、敵味方が入り乱れて城外で戦うという訓練は一度たりともなかったのだった。

戦力のわからない敵を前にして戦闘を可能な限り避けようとする考え方は正しいのだが、交戦前に全員が遠征艇に退避できなければ戦闘は回避できない。

ならば戦闘になった時のことを考えなければいけないのだが、この何もない場所での戦闘を想定はしていなかったようだ。

想定して訓練を行っていればもう少し戦闘を優位に進めることができたはずなのに何もしていなかったことは過去ログを見なくてもわかるほど惨憺たるものであった。

遮るものが何もないのだから()()()()()()()()狙撃手(スナイパー)にとっては最高の「狩場」である。

ツグミとリヌスは城壁の上にいるから狙われにくいし、彼女たちの敵となりうるのは受験者たちの中でも狙撃手(スナイパー)用トリガーを持つ隊員だけだ。

それも地上にいる狙撃手(スナイパー)たちは味方の援護があるといっても敵の攻撃を回避しながらの狙撃は難しいので、実際にはツグミとリヌスは攻撃を一切受けることはない。

トリオン値40のリヌスがアイビスに持ち替え、同じく18のツグミはスラッシュをアイビスモードに切り替えてバンバン撃ちまくるものだから、どうなるかは誰にでもわかる。

このパワーであれば二宮や出水レベルのトリオン能力を持つ人間の両防御(フルガード)でなければ防御は不可能で、とにかく狙撃に関しては回避しかダメージを受けずに済ませる手段はない。

ところが地上にいる試験官たちも凄腕のトリガー使いばかりである。

ツグミやリヌスの狙撃をジャンプして回避したところを忍田の旋空弧月が襲い、影浦や遊真がマンティスを使っていれば防御力ゼロの状態であるからそこをヒュースの変化弾(バイパー)が想定外の軌道を描く。

小型で機動力の高いテオはスコーピオンをメインとサブにセットしてマンティスとして使い、グラスホッパーをも自由自在に扱うからまるで遊真が敵側にもうひとり増えたようにさえ感じてしまうほどだ。

迅は迅でいつものように未来視(サイドエフェクト)を使って受験者の動きを把握しているようで、人数の少なさをものともせずに戦っているのは彼らの豊富な実戦経験による勘と戦闘のセンスの良さによるものだ。

そしてツグミの想定外であったのはゼノンの(ブレード)トリガーであった。

弧月同様の(ブレード)トリガーだと聞かされていたので日本刀のようなものを想像していたのだが、実際には帯刀している時にはたしかに日本刀のような形状であるものの、抜刀したところで形状がエチオピアの伝統的な刀剣「ショーテル」のように大きく彎曲する。

反りを内側にした形で横殴りに斬りつけることでシールドをかわして攻撃を行うことができ、一旦斬りつけた後に手首を返すことなく斬り返すことで連続して斬撃を加えることもできるのだ。

一見するとスコーピオンの形状を変化させた(ブレード)のようだが、実際には抜刀した時の彎曲した(ブレード)以外に変化はできないことと、弧月並の耐久力がある点が大きく違う。

ボーターにとっては馴染みのない武器(トリガー)であるが、それが近界(ネイバーフッド)では普通に使用されているノーマルトリガーであるのだから、受験者たちにとっては良い()()となったことだろう。

 

受験者たちに脱落した者はいないが、全員が相当のダメージを負っていた。

当然のことだが試験官側は人数の少なさという不利な条件を抱えての戦闘で、受験者たち以上にダメージを負っている。

しかし戦闘体が破壊されたら戦闘体を構築して再出撃できるというルールであるから数の不利はないように思えるが、再び戦闘に加わるまで実際には120秒かかる。

それに気付いた東は全員に通信で呼びかけた。

 

[このままでは埒があかない。敵は戦闘体を破壊されると復活するがそれまでに120秒のインターバルを置かなければならない。そこで今から一斉に攻撃をして一時的にでも敵の数を減らす。その間に全力で走って逃げるぞ。霧科たちのアイビスに注意しながら撤退することを優先しよう]

 

5人しかいない近・中距離攻撃系の試験官に対して19人の受験者が一斉に集中攻撃すれば、いくら手練の忍田たちであってもひとたまりもない。

出水と二宮による通常弾(アステロイド)両攻撃(フルアタック)やレイジの突撃銃(アサルトライフル)による通常弾(アステロイド)などの射手(シューター)銃手(ガンナー)の高火力で圧倒してシールドにダメージを与え、続いて太刀川の弧月や小南の双月といった攻撃手(アタッカー)がトドメを刺すという連携プレイによって5人の試験官は一度に緊急脱出(ベイルアウト)してしまった。

 

[今のうちだ! 背後にシールドを集中させて一気に走れ! 目の前にいるトリオン兵は無視していい。トリオン兵は生かしておけば弾除けにもなる]

 

東の合図で一斉に走り出す受験者たち。

これでたった120秒ではあるものの敵は約350メートル後方にいるツグミともうひとりの狙撃手(スナイパー)だけである。

これを繰り返せば挟み撃ちになることは防げるし、城郭都市から離れることで狙撃手(スナイパー)からの攻撃はいずれなくなるはずだ。

 

 

地上での様子を見ていたツグミはこれが東の采配であることはすぐにわかった。

 

「東さんの判断は適切ですね。邪魔な狙撃手(スナイパー)は倒すよりも射程の届かない場所まで逃げてしまえば無力化できます。そして一度緊急脱出(ベイルアウト)した試験官が復帰するまで120秒かかりますから、その隙にひたすら遠くまで逃げることを繰り返せば戦闘を必要最小限にして遠征艇まで帰還できるはずです。でもこのまま思いどおりにさせるのも癪ですからちょっと脅かしてやりますね。…発射(ファイア)!」

 

ツグミは走っている受験者の前方約50メートルの地面を狙って撃つ。

東たちは自分の背後に()()意識を集中していたのだから、行く手に大きな穴が現れて土煙を巻き上げたなら驚くのは無理もない。

 

「では、私も。…発射(ファイア)!」

 

続いてリヌスの銃口から1発目よりさらに破壊力のあるアイビスが発射され、ツグミの開けた穴よりも十数メートル先の地面に数倍の大きさの穴が出現した。

そうなると受験者たちはこの()()に足を止めてしまうのも当然だ。

 

[みんな、聞いてくれ! ここはアイビスの射程ギリギリの距離で、この先はもう砲撃を受ける心配はなくなる。イーグレットは射程こそ伸びるもののシールドで防ぐことはできる。それに左右に小刻みに動きながら進めばさすがに命中させるのは難しい。もしかしたら霧科は狙撃を諦めて例の(ゲート)を使って俺たちの前に現れるかもしれないが、その時にはひとりで相手にせず複数で攻撃しろ。特に通常弾(アステロイド)両攻撃(フルアタック)と旋空弧月には要注意だ。地上組の5人が再登場するまでできるだけ遠くまで走るぞ!]

 

「了解!」

 

 

 

 

城郭都市の南門に試験官全員が勢揃いした。

これから戦闘体を再構築した5人とツグミがタキトゥスの(ブラック)トリガーを使って受験者たちの前に姿を現すことになるのだが、(ゲート)を開くには正確な位置の把握が必要である。

 

[リヌス、連中の居場所は?]

 

ゼノンがリヌスに訊いた。

 

[真南に1430メートル地点を通過しました]

 

「よし、では(ゲート)を開くぞ!」

 

ゼノンは真南の1500メートル地点に(ゲート)を開き、その中にリヌスを除く6人がそれぞれの武器(トリガー)を起動しながら足を踏み入れた。

その(ゲート)は大きな口のように受験者たちの真正面に開き、黒づくめの衣装の6人のトリガー使いを吐き出した。

受験者たちは一斉に足を止め、中央にいる女性に視線を向けた。

黒髪のショートで、右手にトリオンキューブを浮かべているツグミの姿はアフトクラトルのミラを想像させてしまう。

直接戦ったことのある三輪や彼女の冷徹な姿を見たことのある風間隊の3人は彼女が「大窓」で人や物体を転送させ「小窓」で攻撃をするという彼女の(ブラック)トリガーの能力を良く知っているので警戒をしてしまうのは無理もない。

ツグミもそれを意識して容姿をミラに似たものにしたのだから当然で、いくら別人とわかっていても大規模侵攻の時の印象が強く刻まれていることで無意識に反応してしまうものだ。

実際には端にいるゼノンのトリガーで転送されてきたのだが、そんなこと知るはずもない。

しかし受験者たちはすぐに冷静になって考えた。

ここに7人の試験官のうち6人が集合して、新規参入が女性の姿であるとすればそれがツグミであるということは明らかで、さらに南門から1500メートル離れたのだから背後からの狙撃に警戒する必要はなくなったと思うだろう。

実際には彼女よりも優れた狙撃手(スナイパー)が銃口を向けているのだが。

 

 

突然受験者たちの背後から1発の銃弾が強襲し、レイジの後頭部を見事に撃ち抜いた。

頭部がなくなってバタリと前に倒れる191センチの巨体を前に、受験者たちは誰もが信じられないという驚愕の顔で見つめている。

信じられないというよりも信じたくないという方が正しいかもしれない。

()()ボーダー最強部隊(チーム)玉狛第1の隊長であるレイジがいとも簡単に敵に落とされたのだから。

そして数秒後、レイジの戦闘体が破壊されて生身の身体に戻ってしまった様子を見て皆が我に返った。

しかしその後は大混乱だ。

ツグミたちが目の前に登場したことで受験者たちは思わず立ち止まってしまっていて、1500メートルの距離の()()()()標的(ターゲット)などリヌスにとっては百発百中である。

これまでの受験者たちの動きを見ていたリヌスは誰から倒していくべきか考えて、まずはリーダーとしての資質と戦闘力を兼ね揃えたもっとも厄介なレイジを無力化した。

そんなリヌスが次の標的(ターゲット)にしたのは二宮で、続いて出水というトリオン能力の高い射手(シューター)から順に撃ち抜いていく。

リヌスと受験者の間には3匹のバムスターがいて壁を作っているが、彼の狙撃技術があればバムスター同士の隙間から標的(ターゲット)を見付けて狙撃することなど容易いことで、逆に受験者側はバムスターがいることで背後からの狙撃に警戒を怠っていたから簡単に殺られてしまったわけだ。

ほぼ同時に3人の戦力を失ったのだから、現場は大混乱に陥ってしまうのは無理もない。

だがこの混乱に乗じて試験官たちは一斉に攻撃を開始した。

生身の身体になってしまったレイジ、二宮、出水の3人は戦闘に巻き込まれないように主戦場から離れて遠征艇に向かって走って行く。

当初は生身になってしまった時点でアウトという厳しいものだったが、生身でも遠征艇までたどり着けば合格にするとルールを変更してあったので、まだこの3人には希望がある。

ただし戦闘には加わることができない上に仲間の足でまといにならないためにはできるだけ離れた位置で走って行かなければならない。

流れ弾が当たれば死にはしないが気絶してしまうので、そこで不合格となる可能性が生まれるからである。

生身の仲間をかばいながらの戦闘は圧倒的に不利となるが、だからといって見捨てて行くこともできない。

ならば本人が自分で自分の身を守るしかないのだ。

試験官は生身になったボーダー隊員に攻撃はしないことになっている。

これが実戦であればハイレインたちは生身のボーダー隊員を捕虜にするはずで、無闇に死なせてしまうことはないからだ。

よって受験者16人VS試験官7人となった…と誰もが思うのだが、そういうわけにいかないのがツグミの作戦だ。

受験者たちは戦いながら南の方へ移動していたが、バムスターも同様に南へと進撃していた。

その動きは生身になったレイジと二宮と出水を追いかけているように見える。

バムスターはトリオン体であろうが生身であろうが関係なく襲ってくるようプログラミングされているからだ。

そしてバムスターの1匹が出水を背後から襲ってその大きな口で咥えて飲み込んでしまったのだった。

その様子を見た太刀川は出水の名を呼ぶがすでに遅し。

彼のチームメイトはトリオン兵の腹の中に収まってしまった。

いくらA級1位部隊(チーム)の隊員でありボーダー屈指の射手(シューター)であっても生身の身体ではタダの民間人と同じで手も足も出ない。

そもそもバムスターはトリオン能力の高い人間を襲って捕獲するトリオン兵であるから、出水たちが狙われるのは当然である。

そうなると食われた仲間を放っておくことはできず、出水を食ったバムスターは太刀川の旋空弧月によって頭部を一刀両断にされ、出水は無事に救出することができた。

しかし生身になったのはひとりではなく、さらにバムスターは倒しても最大3匹までは存在し続けるわけで、これ以上戦闘体を失ってしまうことは戦闘力が低下するだけでなくバムスター対策もしなければならず仲間への負担が大きくなる。

ツグミがこの試験にバムスターを投入したのは実戦でありうるシチュエーションであることと、最低限自分の身は自分で守らなければ遠征に参加する資格はないと思い知らせるためなのだ。

 

東はそのことにいち早く気付いたようで、受験者たちに喝を入れた。

 

[とにかく敵を倒すことよりも自分が倒されないことを意識して戦え! 全員で遠征艇へと帰還し、全員で合格するぞ!]

 

「おう!」

 

 

 

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