ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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317話

 

 

ツグミの勤務は食堂の片付けと昼食の下準備までなので、午前10時頃に出勤してくる昼食の係と交代で退勤となる。

攻撃手(アタッカー)組の里中に伝えることがある場合は11時から12時の間に会う約束となっているので、彼女は幼年学校を出た足で東エリアへと足を向けた。

そして11時ちょっと過ぎに里中の部屋から見える道を歩いていると本人が家のドアを開けて外に出て来る。

ふたりが一緒にいるところを見られるのはマズイということで、ツグミがさりげなく路地の方へ歩いて行くとそれを里中が追った。

 

「霧科さん、お待たせしました」

 

里中がツグミに近寄って来て言う。

 

「待たせたのはこっちよ。今朝、幼年学校組と接触して、有田さんっていう狙撃手(スナイパー)に状況を伝えたわ」

 

「それであっちの様子はどうでしたか?」

 

「わたしが賄い婦として早朝から午前にかけて厨房と食堂で働くことになって、有田さんたちが食堂に朝食をしに来る時に少しだけだけど話ができたんだけど、彼らの生活の詳しいことはわからなかった。でも同じ厨房で働く職員の話では誰ひとりとして病気になることも怪我をすることもなく元気でいるみたい。こっちの攻撃手(アタッカー)組よりは監視が厳しいし外出は不可能だけど、脱出させる方法はあるから大丈夫。問題はタイミングね。そっちの方は明日か明後日くらいに到着する本隊メンバーとの要相談ってことになる。とにかく今まで頑張ったんだからあと少しだけ我慢して待っていてね」

 

「はい」

 

「そっちの方は何か新しい情報があった?」

 

「いえ、特に変わったことは…いえ、昨日の訓練の時にボブカットの近界民(ネイバー)の若い女がやって来て『使えそうな子はいないかしら?』なんて品定めをしていったんです。なんか嫌な感じの女でした。前にもこっちに来たばかりの時に一度だけ顔を見た気がします」

 

里中は思い出しただけでムカつくといった顔で言った。

 

「もしかしてその女はミラって名前じゃなかった?」

 

「いえ、わたしは名前を聞いてはいません。でももしかしたら誰かが知っているかもしれませんので訊いておきます。他にも役に立ちそうなことがあれば調べて報告しますね」

 

「うん、でも無理をしないで。怪しまれたらおしまいだから」

 

「わかっています」

 

「また明日この時間に来るつもりだから。じゃあ、来た時とは逆にあなたの方から先に戻ってちょうだい」

 

「はい」

 

里中は感謝の意味を込めて軽く会釈をすると駆け足で戻って行き、それを見送ったツグミは表情を曇らす。

 

(昨日の訓練を見に来た若い女ってたぶんミラのことだろうな。訓練の仕上がり具合を見に来たようだけど、それって近いうちに出兵があって、それにC級の子たちを参加させようってことかも? ボーダーの遠征のことを悟られたとは思えないけど念の為に気を付けておこう)

 

ハイレインの動きが気になるが、ここは深入りしない方が良いと判断したツグミはエリン家の屋敷に帰宅した。

 

 

◆◆◆

 

 

ツグミの潜入調査とゼノン隊の3人による工作によってC級隊員救出作戦は着実に固まりつつあった。

C級隊員たちはハイレインたちに悟られないように地下道を使って脱出をさせ、遠征部隊本隊は城郭都市内に入ることなく城外で合流するよう待機させる。

この合流した時点で敵にバレていなければ後は遠征艇まで全力で走って逃げるだけで良い。

誰も傷付くことなく最も理想的な結果となるだろう。

しかし完璧な作戦遂行などありえず、どこかで想定外の出来事があって計画通りに事が進まないということの方が多い。

よってあらゆる状況になっても対応ができるように準備をするのがツグミにとって一番重要な仕事である。

様々な状況を想定して想定外を想定内にしてしまうことで前もって対策を講じることができ、それはすでに三門市を発つ時にいくつもの想定外を想定内にするための道具や武器をアフトクラトルへ運び込んでいたのだった。

 

(一番の問題は本隊メンバーがわたしの考えた計画に納得して実行してくれるかどうかなんだけど…)

 

ツグミは自室でそんなことを考えているが、出発前に迅には遠征艇の中で起きるであろう事態とその対応についての依頼をしてあった。

そして彼女の想像していたように東たちが現地での行動について一切打ち合わせがないことに苛立って忍田に詰め寄った。

その際に城郭都市内での市街地戦を押す声が上がることは想定済みで、それに対してツグミがどのような考えによって戦闘を避け、さらに戦闘を避けられない場合は城外の耕作放棄地での戦う策を選んだのかを迅に説明してもらうことにしていた。

ここまではツグミのシナリオどおりに進んでおり、本人は知る由もないが本隊メンバーの乗ったトロッコは彼女の敷いたレールの上を真っ直ぐに進んでいる。

もちろん誰かが暴れてトロッコが脱線するかもしれないが、それすら想定内のことであるから対応は万全だ。

 

ツグミにとって現在の最大の悩み事は本隊メンバーがC級隊員を救出してアフトクラトルを発った後の問題の処理である。

本隊メンバーはC級隊員を連れて三門市に到着すれば「めでたしめでたし」となるわけだが、ツグミにはこの遠征を成功させるために協力してくれた人たちに対して礼を失するようなことはできない。

さっさと帰還しておしまいにはできないのだ。

「神選び」でディルクが生贄にならずに済むようにしなければヒュースとの約束が果たせず、またマーナとレクスを悲しませることになる。

人としての信義に背くわけにはいかず、また近界(ネイバーフッド)の根幹に関わる問題に手を出すのだから、考えようによってはC級隊員救出よりもはるかに難しいものとなるだろう。

「神選び」が終わるまでディルクに三門市へ来てもらうというのが一番簡単な方法だが、本人がそれを嫌がるのだから強制はできない。

別の人間を探し出して来てその人物を生贄にするというのもNGだ。

誰かが犠牲にならなければアフトクラトルという国が滅びてしまうのは事実であるが、玄界(ミデン)の人間であるツグミがアフトクラトルの存亡に関わる必要などない。

むしろ関わるべきではないのだが、エウクラートンの問題を抱えている彼女にとっては他人事ではないのだ。

 

(C級救出作戦で戦闘が起きるか起きないかで次の行動が変わってくるのよね…)

 

ボーダーがC級隊員の救出作戦に成功したとなればアフトクラトル側に内通者がいて城郭都市内の情報を漏洩していたからで、その内通者とはヒュースである…とハイレインたちは想像するだろう。

玄界(ミデン)に置き去りにされたヒュースが主君の元へと帰るためにボーダーと取引をしたとすれば腑に落ちるというもの。

このタイミングでヒュースがエリン家に戻って来ていればまず疑う余地はない。

そうなるとハイレインはこの「失態」の原因をヒュースの機密漏洩とし、ディルクは部下の不祥事の責任を取るという意味でふたりを罪人として拘束するだろう。

そしてディルクはその罪の償いという理由で神候補とされ、「神選び」で選ばれたら生贄にされてしまう。

もちろんヒュースがおとなしくディルクを生贄にさせるようなことはありえず、ベルティストン家に対してエリン家は反旗を翻すことになり、この街の住民に少なからず犠牲が出るだろう。

それはディルクが最も避けたいことである。

ではヒュースがエリン家に戻って来ていなかったらどうだろうか?

ディルクに忠実なヒュースがいないとなれば、ボーダーは彼から情報を引き出すだけ引き出して()()したと考えるのが普通で、ツグミたちがディルクの協力によって潜入して情報を集めていたとは想像もしないだろう。

しかしヒュースが機密情報をバラしたという事実には変わりなく、ディルクは処罰されるはずだ。

もっともヒュースは戦闘中に死んだことになっているのだから情報漏洩は不可能だと言い張ることはできるが、そんなことを言ってもハイレインには無駄だろう。

ただしハイレインが直ちにディルクを神候補にできないのは、彼が優秀なトリガー使いであるためだ。

大規模侵攻で優秀なふたりのトリガー使いを()()()ことで戦力は格段に落ちている。

泥の王(ボルボロス)の適合者がまだ見付かっていないというし、仮にディルクが神に選ばれハイレインが王になったとしても、他の3つの貴族たちが結集してハイレインを追い落とそうとするかもしれない。

いくら王になっても戦力不足ではいつ下克上が起きるかわからず、そのために玄界(ミデン)から兵士として利用できそうな()()をさらって鍛え上げていても所詮にわか仕込みの子供でしかないから戦力として不安がある。

よってディルクを温存して神候補は別のトリオン能力者を探すハメとなったわけで、ハイレインにとってはジレンマを抱えている状態にあるのだ。

今のところ遠征に出ている部下が神候補にできる人間を探して連れて来ることができれば、ディルクはこれまでのようにベルティストン家に仕える騎士としてエリン家の当主であり続けることができるだろう。

それは見ず知らずの誰かを犠牲にすることになるのが、ツグミの手の届く範囲にはいない人間であれば静観するしかない。

 

ツグミはひとつの考え方を持っている。

「命の重さは平等だが、命の価値は平等ではない」というもので、その価値は人それぞれ違うということ。

すべての人間の命の重さは同じであるが命の価値はそれぞれ違っていて、()()()()()()彼女自身が大切だと思うものの価値は高く、どうでもかまわないというもの価値は低い。

だから見ず知らずの赤の他人が命を奪われそうになっていても放っておけばいいと割り切ってしまうことができればいいのだが、その犠牲すらなくすことはできないのかといろいろ思い巡らせてしまうのだ。

しかし彼女の手に余ることばかりで、今回のように近界(ネイバーフッド)の根幹に関わる問題など彼女だけでなくどんな人間にだって不可能なことである。

そして「どう足掻いても自分にはできない」とわかれば諦めるのだが、逆に言えば不可能だと自分自身に言い聞かせるために足掻くというとことなのだ。

 

(顔を見たこともない人の人生にまで関わることはできない。わたしにはわたしの考える命の価値の順番があって、ディルクさんが生贄になるのは絶対に阻止しなければいけないけど、見ず知らずの人間だったらわたしは見て見ぬふりをするしかない。わたしにはすべての人間が満足できる人生を送ることができるようにする力なんて持っていないもの。だからせめて手の届く範囲の大切なものだけでも必ず守らなきゃ)

 

ツグミがそんなことを考えていた翌朝、遠征部隊本隊の乗った遠征艇がアフトクラトルに到着した。

 

 

◆◆◆

 

 

迅とヒュース以外のボーダー隊員にとって初めて見るアフトクラトルは色彩のないモノトーンの世界だった。

周囲の様子を探るために森の外に出たのだが、真っ白な霧が晴れてきても見える景色は荒涼とした耕作放棄地で、所々に干からびたような草が生えてはいるがそれはかつてここが畑であった名残のエンバクやライ麦などで、それがなければこの痩せた土地で作物が栽培されていたなど想像もできないだろう。

おまけに三門市だったら12月末のような寒さで、雪が降ってきてもおかしくないくらい寒くて地面は霜で覆われている。

これもすべて(マザー)トリガーの寿命が近付いていることの影響なのだが、彼らにとってアフトクラトルの現状が悲惨なものであろうとも関係なく、一刻も早くC級隊員を救出して全員で三門市に帰還することしか頭にない。

しかし到着したとたんにヒュースが離脱してしまい現地のことがまったくわからない状態で放り出されてしまった。

ヒュースがアフトクラトルまでの案内役として参加したことは承知しているが、本当に離脱してしまうかどうか半信半疑であった。

一緒に闘ってくれるか、それとも敵側に回って戦うことになるのかでは状況が大きく変わってしまうわけで、遠征艇の中では仲間たちと案外上手くやっていたものだからここでヒュースが敵になってしまうのは心理的にキツイものがある。

そんな不安な気持ちを抱えた状態の隊員たちに忍田は言った。

 

「逸る気持ちはわかるが、もうしばらくこのままで待機していてくれ。情報収集のために先乗りしていた別働隊が到着してから作戦会議を始める。それまでは遠征艇を中心として半径50メートル以内に限って自由行動を許可する。なお、この場所は敵の索敵範囲外ではあるが念の為にトリガーの使用は禁止だ。いいな?」

 

 

◆◆◆

 

 

ヒュースは遠征部隊を離脱するとエリン家の屋敷に向かって全速力で走っていた。

久しぶりに立つ故郷の大地は想像以上に荒れ果てていて、踏みしめるたびに哀しさが込み上げてくる。

それでも主人(ディルク)の元に帰還できる喜びの方が優っているようで、足を止めることなく南門まで走り続けた。

門の番人はヒュースの姿を確認するやいなや門を開け、英雄の帰還を歓迎した。

そして早朝にも関わらず屋敷の扉を力いっぱい叩くという彼の礼儀をわきまえない行為によって屋敷の主と使用人たちは安眠を妨げられたが、その犯人の顔を見るなり怒りは歓喜に変わった。

 

「我が主ディルク様、ただいま帰還いたしました」

 

寝間着姿のディルクの前に跪くヒュースにディルクは涙混じりの笑顔で声をかける。

 

「おかえり、ヒュース。よくぞ戻って来てくれた」

 

「ご心配をおかけして申し訳ございませんでした」

 

「死んだと聞かされて落胆していたが、ツグミから玄界(ミデン)で生きていると教えられたことでいつかこうして会える日が来ると信じていたよ。元気そうでなによりだ」

 

「ディルク様は少しおやつれになった感じです。ご苦労なさっていらっしゃるのですね」

 

「いや、おまえに比べればたいしたことはない。ところでマーナとレクスは玄界(ミデン)で楽しくやっているのか?」

 

「はい。ツグミがいろいろと便宜を図ってくれたおかげで何不自由なく暮らしています。食べ物も豊富で、珍しいものがたくさんありますのでレクス様は大喜び。特にここにいた時よりもずっと生き生きとしていて楽しそうです」

 

「そうか…」

 

ディルクはツグミからもそう聞かされており疑っていたわけではないのだが、ヒュースの口から聞かされるとまた一段と安心できるのだ。

微笑みながら安堵する様子の主人の姿を見ながら、ヒュースもやっと自分がいるべき場所に戻って来たのだと確信できた。

 

「このような時間に申し訳ないと思ったのですが一刻も早くお会いしたかったのと、ツグミにボーダーの遠征部隊本隊が到着したことを伝えたかったからなのです。ツグミはここにいるのですよね?」

 

「ああ。だが今は幼年学校へ行っている。ハイレインはさらった玄界(ミデン)の子供たちの半分を幼年学校の寮に住まわせて武器(トリガー)の訓練をさせているとわかったので、彼女が情報収集と連絡役をやっているのだ。10時くらいまで仕事をして、ヴィザ翁に預けられているもう半分の玄界(ミデン)の子供たちの様子を確認してからお昼少し前には戻って来るはずだ。…ひとまず長旅で疲れているだろうから部屋で休むといい。おまえの部屋はそのままで残してある」

 

「え?」

 

「死んだと聞かされてもにわかに信じることができずにいた。そしてそろそろ心の整理をしなければと思っていた頃にツグミが現れて真実を教えてくれたのだ。その時は嬉しくて、今日という日が早く来ることを指折り数えて待っていた。我が息子、ヒュースよ」

 

我が息子と言われたことが引き金となってヒュースの両目からは涙が溢れて流れ落ちた。

どんなに悔しくても辛くても泣くようなことはなかった彼が人目もはばからず泣いているのだ。

それは家族の前だけで見せられる本当の姿で、これまで溜め込んでいた感情が一気に湧き上がってきたに違いない。

 

「今夜はおまえの帰還を祝ってささやかながら祝いの宴を開こう」

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

ツグミが帰って来るまでの数時間、ヒュースは自室で死んだように眠っていた。

玄界(ミデン)にひとり取り残され、安眠できなかった日々がずっと続いていて、ようやく自分のいるべき場所に戻って来られたのだから当然かもしれない。

しかし彼が帰国したことですべてが終わったわけではなく、「神選び」が終わるまでディルクを守りきることがヒュースの使命なのである。

 

 

◆◆◆

 

 

正午少し前に戻って来たツグミはヒュースから遠征部隊本隊の状況を聞くとすぐに外へ飛び出して行った。

それは一刻も早く救出作戦を実行して三門市で待つ家族の元へC級隊員たちを帰してあげなければならないという気持ちと、迅の顔が見たいという気持ちで胸がいっぱいだったからだ。

そして遠征部隊本隊メンバーが痺れをきらせて勝手な行動をするようになればこれまでの準備が無駄になってしまうわけで、彼女の計画した作戦に本隊メンバーが賛成であろうと反対であろうと早く決めてもらわなければならない。

もちろん賛成に誘導するための策は講じてある。

その効果が現れるのかどうかを早く確認したいという気持ちもあり、南門を出ると一直線に遠征艇の停泊している地点へと向かって走ったのだった。

そしてぼんやりとした光を投げかける太陽がほぼ真上に達した頃、ツグミは本隊メンバーの前に姿を現した。

しかし彼女の姿はアフトクラトル人の少女の姿であるため事情を知っている迅と忍田、そして寺島以外の人間は警戒してトリガーホルダーを強く握り締める。

その様子で自分が霧科ツグミではなかったことに気付き、換装を解除した。

するとツグミの姿を見て驚く者もいたが、ほとんどが「やっぱり」という顔になって警戒を解いたのだった。

 

「驚かせてすみません。アフトクラトルではずっと現地の人間のフリをしてしていたものですから」

 

そう言ってひと言謝罪すると、忍田の姿を探して駆け寄った。

忍田も敵地に送り込んでいた部下であり娘が無事であったことに安堵し、本部長の顔が父親の顔になってしまった。

 

「ツグミ、久しぶりだな。元気だったか?」

 

「はい、おかげさまで。遅くなって申し訳ありません、忍田()()()。良いご報告ができますのですぐに集合をかけてください」

 

ツグミから「本部長」という言葉を聞き、一瞬で遠征部隊の責任者としての表情に戻った忍田。

すぐに隊員たちに呼びかけた。

 

「みんな、集合してくれ! 今から作戦会議を行うぞ!」

 

 

 

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