ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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350話

 

 

その夜、三門市北部の山中で(ゲート)の発生が確認された。

通常なら警戒区域内に開くように本部基地で誘導しているのだが、なぜか区域外に開いたのだ。

誘導装置が働かなかったのか他に理由があるのかはわからない。

しかし(ゲート)が開いた以上は近界(ネイバーフッド)からの「来訪者」がいるわけで、その訪問者が三門市民に危害を加える存在であれば当然だが、加害の意思がない訪問であっても無視することはできない。

過去に何度か近界民(ネイバー)による亡命事件が起きていて、その中でツグミが関わった事件では対象の近界民(ネイバー)が麻疹に罹っていたというケースもあったことから、穏便かつ速やかに対処するため忍田は迅を(ゲート)発生現場へと派遣した。

 

(ゲート)発生の反応はあったが、トリオン兵らしきものは見当たらない。そうなるとやっぱ()()か…)

 

迅には先月末頃に人型近界民(ネイバー)がこちら側の世界へやって来るという未来を視ていた。

 

()()()()がまたやって来たということはボーダー(俺たち)に何か用事があるってことだ…。ツグミは()()を想定していて、後のことは俺に任せてエウクラートンへ行ったんだからすごいと言うよりは少し怖いな)

 

迅は未来視(サイドエフェクト)でこの状況を想定していたが、ツグミはそれよりも先にアフトクラトルに従属している国が「蜂起」をする可能性が高く、ボーダーを頼ってやって来るかもしれないと推測していた。

本国(アフト)が「神選び」で混乱しているとなれば従属国に派遣されている兵士たちにも何らかの影響がある。

アフトクラトルがガロプラを攻め落とした時にベルティストン家は多大な貢献をしたことで、ガロプラの支配は主にベルティストン家に任されていた。

だからハイレインはガロプラの人間を使ってボーダーに対し遠征妨害工作を仕掛けてきたのである。

そのガロプラに派遣されているアフトクラトルの兵士たちはボーダー隊員によって()()が奪い返されたこと、つまりハイレイン隊が玄界(ミデン)の人間に負けたことを知れば自分たちの将来のことで不安に駆られるのは自然な流れである。

さらに神候補が決まっていないとなればトリオン能力の高い人間は自分が生贄にされるかもしれないと戦々恐々としているに違いない。

またガロプラの人間はトリオン能力の高い者がアフトクラトルに連行されて生贄にされるかもしれないと怯えており、国情は非常に不安定な状態になっている。

そうなるとガロプラ国民としては立ち上がるのは今しかないとばかりに宗主国に反旗を翻すことは想像でき、自国の軍だけでなく他の国からの協力を得たいと思うものだ。

この時に同じような立場のロドクルーンなどの従属国同士で同盟を結んで同時に決起すると効果はアップするのだが、連携が上手くいかなければ失敗となる。

さらにガロプラが決起してもそれにロドクルーンが連携しないどころかハイレインに告げ口でもすれば計画は潰されてしまうだろう。

だとすればガロプラとしては共通の敵を持つボーダーに協力を求めて来ても不思議はないということなのだ。

以前にC級隊員を誘拐してその隊員になりすまし、ヒュースが近界民(ネイバー)であるという噂を流した事件があった。

これは公にはされていないものの、上層部と迅とツグミが隠密裏に解決をしている。

この時点では敵同士であったもののお互いに禍根のないように終わらせているから、三門市へやって来ても敵性近界民(ネイバー)として攻撃されることはないと確信しているはずで、誤解を生むような装備をせず最低限の人員でこちら側の世界へ来ていると考えられる。

だからガロプラとの関係を知らない隊員が関わらないようにするために、迅に動いてもらうのがベストであると考えた忍田は迅ひとりを現場へ急行させたのだった。

 

(ボーダーの誘導装置に影響しない(ゲート)の発生はいろいろ面倒だが、こうして人目につかない方法で接触を試みてくれるのは助かる。…って、来たな)

 

人の背丈ほどもある茂みの奥から3人の男が現れた。

迅はその顔に見覚えがあったので驚くこともなく、またその男たちも迅の姿を見て安心したらしく、両手を挙げた()()()()()()というポーズで近付いて来る。

 

「また会うことになるとわかっていたが、こんなにも早い再会になるとは思ってもいなかったよ」

 

「こちらもだ。貴公が来てくれたということは、もしかして彼女もいるのか?」

 

ガトリンは迅と握手をしながら訊く。

 

「いや、ツグミはいないんだ。2日前にそっちの世界に発ったばかりだ」

 

「すると行き違いになったというわけか。それは残念だ。彼女には知恵を借りたいと思って来たのだが」

 

「知恵だけでなく戦力も借りに来たんじゃないのか?」

 

迅がそう言うとガトリンは苦笑しながら答えた。

 

「貴公らの中には未来を読む能力を持つ者がいるらしいな。どうりで遠征艇の破壊に失敗したわけだ。それで貴公がひとりで来たということは我々の訪問目的を承知の上で、さらに穏便に事を片付けたいと考えている…と判断してもいいだろうか?」

 

「もちろん。そっちも急いでいるだろうから、今から忍田本部長に会ってもらうつもりでいる。ただしボーダー本部での面会では他の隊員にバレるとマズイんで、俺の住んでいる家へ来てもらうことになる」

 

「ああ、かまわない」

 

「そこでひとつ重要な話がある。俺の住んでいる集合住宅にはいろいろとワケありの人間が一緒に暮らしていて、そいつらとトラブルを起こされるとちょっと困ったことになるんだ。相手が誰であっても絶対に驚かず、騒ぎを起こさないでくれ」

 

ガトリンは迅の言葉に戸惑いながらもわざわざ三門市までやって来た目的を果たすには他に手段はない。

 

「よくわからないが貴公に迷惑はかけないと約束しよう。こちらはお願いをする立場なのだからな」

 

「了解。じゃ、行こうか」

 

ガトリン、コスケロ、ラタリコフの3人は迅の後を追うようにして下山し、迅の運転する車で弓手町の寮「レジデンス弓手町」へと向かった。

 

 

◆◆◆

 

 

迅たちが寮に着くと、すでに忍田は到着していて玄関でガトリンたちを出迎えた。

車を降りたガトリンはすぐに忍田の前に進み出て深く頭を下げて挨拶をする。

 

「シノダ本部長、このような形での再訪をお詫びしたい」

 

「頭を上げてください、ガトリン隊長。ボーダーとしてもお力になれるのであれば何とかしたいと考えています」

 

「そのお言葉だけでも感謝いたします」

 

「長旅でお疲れでしょうから座って話せる場所へ行きましょう。…迅、例の件について話はしたのか?」

 

忍田が迅に訊く。

 

「ワケありの人間が一緒に住んでいるとまでは話してあるけど、具体的なところまではまだです。実際に会ってからでもかまわないでしょう。それにあいつらは今さら近界民(ネイバー)がやって来たところで気にしないでしょうし」

 

「まあ、それはそうだな。ツグミの周りには自然と人が集まって感化されてしまう。だからトラブルが起きないのだが今回は少し不安だ」

 

「大丈夫ですよ。彼らは助けを求めて来たんです。それにこの寮ではツグミの意思が絶対ですから、少なくともキオンとアフトの連中はあいつの望まないことはしませんって」

 

「そう願うよ。では、行こうか」

 

 

迅に案内されてガトリン、コスケロ、ラタリコフの3人は寮の3階にあるミーティングルームへと案内された。

かつてガトリン隊の3人は破壊工作や情報操作のために約20日間を三門市で過ごし、玄界(ミデン)の人間の生活の一部に触れてカルチャーショックを受けていた。

しかし1DKの部屋を見たとたんにさらなるショックを受けてしまった。

 

(これが玄界(ミデン)の庶民、単身者の住まいとして普通のレベルだと? ガロプラにも単身者用の集合住宅はあるが、こんなに広々としてはいない。それに各部屋にトイレと台所と風呂があるなんて信じられない。軍の幹部用の部屋だってすべて共用だぞ)

 

ガトリンは妻子のいる既婚者だから戸建に住んでいるが、コスケロとラタリコフのふたりは独身で軍の寮に住んでいる。

その寮というのもトリガー使いとしての腕とトリオン能力が高いと個室を与えられるが、一般兵だと複数の人間による共同生活となるからプライバシーなどないも同然だ。

最底辺の兵士であれば8人部屋や10人部屋などざらである。

前回の来訪ではコンビニや食生活の充実さに驚いた彼らだったが、さらに庶民の生活レベルを知るとますます近界(ネイバーフッド)玄界(ミデン)には大きな差があると思い知らされる。

 

(いくらトリオンとトリガーに関して我が国よりも数段劣るとはいえ、ここ数年で着実に力を付けてきている。我が国はあのベルティストン家一党に敗れたが、ボーダーは地の利もあっただろうが奴らを追い返すことができた。おまけにさらわれた仲間を救出するためにアフト本国まで遠征し、被害を一切出さずに目的を果たしたというのだから侮ってはならない。なによりも我々が二度も作戦失敗したことは紛れもない事実であり、トリオンに依存している我々とはまったく違うエネルギーを使う文明に対抗する手段を持つ国は近界(ネイバーフッド)のどこにもないだろう。それにトリオンを生み出す人間の数が多いということは、物量戦に持ち込まれたら近界民(俺たち)に勝ち目はない。玄界(ミデン)には学ぶべきものが多い。これをきっかけにしてボーダーとの繋がりを強固なものにできればアフトの連中を追い出した後のことも期待が持てるようになるはずだ)

 

ガトリンたちも玄界(ミデン)のトリオンに頼らない別の文明の一端に触れ、自分たちには想像もできない玄界(ミデン)という世界の底知れない地力(じりき)に憧れを抱くと同時に恐怖していて、アフトクラトルによる支配からの脱却にはボーダーの力が不可欠だということを改めて感じていた。

 

 

和室に長テーブルを置いた「会議室version」のセッティングで、ガロプラの3人と向かい合って迅と忍田が座った。

 

「ではガロプラのみなさんから来訪の目的について話をしてもらいましょう」

 

迅が司会役となり、ボーダーとガロプラの非公式会見は始まった。

するとガトリンが代表としてガロプラにおける現状と、この機会にアフトクラトルによる支配からの脱却を計画しているという内容の説明をする。

それはツグミが「予言」していたものとほぼ同じもので、彼女の想定内のことであったため「回答」も用意されていた。

 

「アフトクラトルが『神選び』で混乱している今が決起の機会なのです。どうか我々にお力をお貸しください!」

 

ガトリンは長テーブルに額を擦りつけるように頭を下げて頼む。

その必死な様子を見れば手を貸してやりたいという気持ちにもなるが、迅と忍田はボーダーという「三門市民のため」に存在する組織の一員である。

個人的な感情で動いてはいけない立場の人間なのだ。

 

「具体的にどのような援助を望んでいるのですか?」

 

忍田が訊く。

 

「それはボーダー隊員を何人かガロプラへ派遣していただきたい。人数は多ければ多い方がいいのですが、そちらの都合もあるでしょうから可能な限りでかまいません」

 

「可能な限り…ですか。こちらも数年前に起きた大侵攻によって行方不明になった約400人の市民の救出作戦に全力を注いでおりますので、人員の派遣については現状無理ですね」

 

忍田に拒否されたことでガッカリするガトリンだが、彼にとっても想定内のことのようでありダメ元で申し出たらしく絶望感はない。

 

「申し訳ない。我々ボーダーはいつアフトクラトルのような国に攻め込まれるかわからない状態でありながら、精鋭隊員を近界(ネイバーフッド)へ送り込まなければならないのです。現在は訓練生を正隊員に、正隊員をさらに磨き上げるという訓練を中心に活動しています。正直言えば他人のことにかまっていられないという状況で、同盟国でもないガロプラのために隊員を派遣することはできません。かつて我々は約20人という少数で活動していた時期があり、その時に同盟国の戦争に参加して隊員の半数を喪うという悲劇に見舞われました。このようなことを二度と起こさないように我々は日夜訓練に励んでいるわけですが、自国を守るためならまだしも他国の国民のために戦うことができるほど我々に余裕はないのです」

 

忍田の言葉には経験者のみに語れる()()があり、現在のボーダーとガロプラの関係ではガトリンたちの申し出は図々しいにも程があるというもの。

それにアフトクラトルが共通の敵であるといってもさらわれたC級隊員を取り戻したのだからベルティストン家と再び戦う理由などないわけで、ボーダーにとってガロプラに力を貸す必然性は一切ないのだ。

もちろんそのことはガトリンたちも十分に理解していて、ボーダー側がすんなりとOKしてくれるとは思ってはいない。

 

「シノダ本部長、そちらの事情は十分に理解しています。ですがアフトの国情が混乱している今しかないのです。新たな神がどのような人間になるのかはわかりませんが、もしベルティストン家の選んだ神候補が次期神となればハイレインが王となるのは間違いなく、アフトの全権力を握ったと同時に奴らは玄界(ミデン)へ再侵攻を行うでしょう。今度はベルティストン家の兵だけではなく四大領主の兵を総動員するはずで、そうなればボーダーでも前回のようにはいかないと考えられます。ならば今のうちに叩き潰してしまった方が後顧の憂いがなくなるというものです」

 

「だからボーダーが手を貸すのも当然である、と? たしかに一理ありますが、アフトクラトル必ずしも再侵攻してくるとは限らず、仮に貴国へ隊員を派遣している間に別の国からの攻撃を受けたら目も当てられないことになる。それにボーダーにとってメリットがなければ最高責任者である城戸司令が許可を出すはずもない」

 

困ったような顔で言う忍田にガトリンがチャンスだとばかりに言った。

 

「ならばボーダーに利益があると判断したならば協力してもらえるのでしょうか?」

 

「もちろんお互いに得になる話であれば無碍にすることもないです。しかし隊員を派遣することはまず無理でしょう。できるとしても玄界(ミデン)の最先端の科学技術を用いた道具や兵器を譲るくらいが限界ですね」

 

忍田から「兵器」という言葉を聞いて、ガトリンは怪訝そうな顔をして聞き返した。

 

玄界(ミデン)の兵器ではトリオン兵にまったく効果がなく、それで大きな被害が出たのだと聞いていますが…?」

 

「それは通常兵器であり、トリオンでできているものに対して効果がないだけで、生身の人間にのみ影響を与える『生物兵器』やトリオン以外のものならすべて破壊する威力のある『核兵器』といった近界(ネイバーフッド)にはない恐ろしい兵器が存在します。ただしこれは非人道的で使用すれば犠牲者が大量に出るため使用は禁止されていて、そう簡単に手に入れることはできません。そういった兵器もあるということです」

 

「なぜ使用を禁止されている兵器が存在するのですか? 使えないものを持っていても意味はないと思うのだが」

 

「抑止力になるからです。玄界(ミデン)の国々でも戦争は絶えません。だからお互いに相手国を牽制するために持つだけ持っていて、いざとなれば使用することも厭わないというポーズをするわけで、もし使用してしまったら意味がなくなる。…というよりも全面戦争に突入して双方の国に多大な犠牲が生じるでしょう。ところで貴君はウチのツグミがミリアムの(ブラック)トリガーを所有していることを知っているだろうか?」

 

「ああ。エウクラートンで作られた(ブラック)トリガーで、噂では敵が死ぬまで攻撃をし続けるという…」

 

「そうです。ですから彼女がそれを使用すれば敵はトリオン体を破壊されるだけでなく、生身となってもなお攻撃をされて死ぬことになります。それは本人の意思でどうこうできるものではなく、一度敵だと認めてしまうと相手のトリオン器官を破壊するまで攻撃を止めることができません。それを使用すれば敵を皆殺しにして戦いに勝つことはできるでしょう。ですがそこに残るのは無数の屍だけ。非常に恐ろしい武器(トリガー)で適合者は彼女しかいません。ですから彼女は自分で()()()使()()()をするのだと言って所有しているのです。彼女が危険を承知でミリアムの(ブラック)トリガーを持っていることを近界(ネイバーフッド)の国々で吹聴したのも、玄界(ミデン)に手を出せばそれ相応の報いがあると知らしめるため。かつてキオンの大軍がミリアムの(ブラック)トリガーによって大敗を喫したという事実があり、それを知っている国なら絶対に彼女に手を出そうとはしないでしょう。もちろん彼女は使う気などありませんが、もし彼女が一度でも使うことになれば近界(ネイバーフッド)の国のひとつやふたつは簡単に滅ぼせますよ」

 

「……」

 

近界(ネイバーフッド)での戦争はトリオンを生み出す人間を奪い合うものですから人が死なないようにトリオン体で戦うことが主体となっています。ですが玄界(ミデン)ではトリオンを使わない文明が発展し、兵士を殺すことで敵を減らして決着をつけるという敵味方どちらにしても犠牲者が大勢出てしまう。玄界(ミデン)では戦争が愚かな行為だとわかっていながらやめられずにいて、使用しない兵器を作ってお互いに牽制し合って本格的な戦争にならないようにしているのです。どちらの戦争が良いとか悪いとか判断できるものではありませんが、少なくとも武力を持つことで強者だと勘違いしている愚か者が弱者を虐げる行為は『悪』だと断言できます」

 

忍田はそこまで言うと最後に付け加えた。

 

「…というのは私ではなくツグミの言い分で、彼女は自分のことを利己主義者だと称し、自分と自分の周囲の手の届く範囲にいる人間が幸せであればいいと公言しています。だが彼女は誰よりも多くの人間の幸福のために働いている。それは自分たちが幸せに生きるために自分とは直接関係のない人間を不幸にしても良いというのではなく、自分たちの幸せは他人の幸福に内在されるものだと考えているからなのです。つまり世界が不幸に溢れている状態で自分たちが幸せになれるはずがないということで、自分の幸せのためには自分を取り囲む世界が不幸であってはならないという考えのもとに行動している。近界(ネイバーフッド)の戦争をなくさなければ玄界(ミデン)に住む自分の幸せはありえないと言って、近界(ネイバーフッド)のとある国へ発ちました。彼女はアフトの『神選び』による国内の混乱に乗じて従属国で何らかの動きがあると推測していて、貴君らの来訪も想定してその際の対応についても考えていたんですよ」

 

「なんと…!?」

 

「そこでひとつ訊きたいのですが、貴君らはどのような作戦を考えていて、何をボーダーに求めているのか具体的に教えてもらえないだろうか? その内容によってこちらの対応も変わってくるので」

 

ガトリンは忍田の話を聞いていてボーダーが自国の利益だけでなく近界(ネイバーフッド)の国々の平和についても考えて行動していると理解した。

 

(やはり我が国が頼るべきは同じ境遇の国ではなく、第三者の視点でものを見て考えられるボーダーが最適だと確信できた。彼らならきっと俺には考えも及ばぬ名案を提供してくれるにちがいない)

 

ガトリンは独断による越権行為だとはわかっていながら知る限りの祖国の事情を打ち明けることにした。

 

 

 

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