ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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459話

 

 

「B級ランク戦、3日目・夜の部がまもなく始まります! 実況はわたくし武富桜子! 解説席には玉狛第1の烏丸隊員と、草壁隊の緑川隊員…の予定でしたが先ほどインフルエンザでお休みをさせてもらいたいとの連絡がありましたため、急遽霧科ツグミさんに代打をお願いしてこのおふたりに解説をしていただくことになりました!」

 

「どうぞよろしく」

 

「よろしくお願いします。ちなみにわたしはもう防衛隊員ではありませんので本来ここに座る資格はないのですが、緊急事態だということでお引き受けしました」

 

「ああ、そういえばそうでしたね。それはともかく今日はよろしくお願いします。…さて、今回の注目はやはり快進撃中の暫定8位玉狛第2! 向かうところ敵なしといったところですが、対するは暫定6位の鈴鳴第一と暫定7位の那須隊。この3部隊(チーム)ですが、確か1年前のB級ランク戦でもこの組み合わせがあった気がします」

 

「はい。Round3・昼の部で、メンバーの入れ替えや新規加入はありますが、組み合わせはこれとまったく同じ三つ巴の試合でした」

 

ツグミがさっと答えた。

 

「河川敷で天候が暴風雨だった試合ですね。雨取隊員のアイビスが炸裂し、橋を落としたり堤防を破壊したりとトリオンモンスターとしての派手な戦いだったと記憶しています」

 

「そうでしたね。わたしも見物させてもらいましたけど、非常にエキサイティングな試合でした。今日はどんなマップ、そして天候になるのかわかりませんが、だからこそ楽しみです」

 

ツグミがマップという言葉を出したからか、桜子はランク戦の説明を始めた。

 

「マップといえば今期からルールがいくつか変更になりましたが、みなさんもご存知でしょうが改めてご説明します。このB級ランク戦は24部隊(チーム)が参加していますが、8部隊(チーム)ずつ上位・中位・下位グループの3つに分かれています。そして前期の結果1位だった部隊(チーム)には23点が初期ボーナスとして与えられ、2位は22点、3位は21点という順になっていて、新規参加の5部隊(チーム)は0点からの出発となります。そして中位と下位グループはそれぞれ四つ巴戦を行います。ここまでは従来のルールとほぼ同じですが、上位グループに限っては大きく変わりました。まず8部隊(チーム)ありますが三つ巴戦に限定され、1位と2位の2部隊(チーム)はお休みとなります。ですのでランク戦の設定されている日は20日ありますが、すべての部隊(チーム)が20回試合を行うとは限りません。烏丸隊員、どうしてこのようなルールになったのかおわかりになりますか?」

 

桜子が烏丸に振ると、相変わらずのポーカーフェイスで答えた。

 

「上位部隊(チーム)には初期ボーナスが与えられているということで有利な状態から始まりますので、そのハンデという意味でしょう。中位と下位グループがすべて四つ巴なのも強い部隊(チーム)であれば大量点がゲットできるので順位を上げやすい。現に玉狛第2は最下位から出発したというのにもう上位グループに食い込んでいます。以前のルールだと上位グループの層が厚いために中位グループにいるとはなかなか順位が上がりませんが、新ルールなら順位を上げるのも実力さえあればそう難しくはないです。今後のランク戦は上位と中位グループ内での入れ替えが以前よりも激しくなると思われます」

 

このルールだと1位と2位の部隊(チーム)は試合がないので得点はゼロとなり、3位以下の部隊(チーム)にすぐに追い越されてしまう。

しかしそうなると次の試合では1位・2位でなければ試合に出場でき、すぐに順位の入れ替えが起きる。

つまり常にトップではいられず、以前のようにA級からの降格でB級にいた二宮隊と影浦隊のようにA級の実力がある部隊(チーム)のせいで1・2位がほぼ固定していた頃のようにはならない。

どの部隊(チーム)も追う部隊(チーム)であり追われる部隊(チーム)でもあるのだ。

ただしRound16以降は上位グループも四つ巴戦で全部隊(チーム)出場となる。

 

「また他にも変更点があります。霧科さんはご存知ですか?」

 

桜子がツグミに訊いた。

 

「そうですね…新しいマップが加わったことは知っています。『旧弓手町駅前』『旧三門市立大学』『ボーダー本部基地周辺』といったわたしたちの馴染みの場所を再現したものです。これまで使用していた『市街地A』とか『工業地区』などは架空の街や建物を再現したもので、本来ボーダー隊員がこのような環境で戦うことは()()()()()ありえません。ボーダーでは(ゲート)誘導装置によって(ゲート)を開く場所を限定し、戦闘も極力警戒区域内で行うことになっています。もちろん区域外の戦闘になる可能性もありますから従来のマップを否定するものではないのですが、実際に起きうる可能性の高いマップを使用する方が理にかなっているということで加えられたもので、破壊された建物や街並みもリアルに再現されています」

 

「ずいぶんと詳しいですけど、誰から聞いたんですか?」

 

「だってわたしが忍田本部長に上申したんです。だから知っていて当然ですよ」

 

「ええっ!?」

 

驚く桜子だが、京介はやっぱりといった顔で黙っていた。

 

「『旧弓手町駅前』『旧三門市立大学』のふたつは去年の6月に行われたA級昇格試験用に作られたマップで、『ボーダー本部基地周辺』はわたしが狙撃手(スナイパー)初心者時代に訓練で使っていたもので5年くらい前に作られたものです。せっかく技術者(エンジニア)さんが作ってくれたものなんですから使わないともったいないじゃないですか」

 

「なるほど、そういうことでしたか。…ん? そうするともしかしたら他のルール変更にも霧科さんが関わっているとか?」

 

「まあ、去年B級ランク戦に自分が参加していろいろ感じるところがありましたから。そういった点をまとめて忍田本部長に上申したところ、そのうちのいくつかが変更・採用されたみたいです。提案はしましたがそれが妥当かどうかは本部長並びに城戸司令の判断ですから、採用されたということはやはり従来のB級ランク戦のルールに()があったということでしょう。敵となるメンバーの装備や得意な戦術などを承知しており、時間をかけて作戦を練ることができる。その試合で一番順位の低いチームにステージ選択権があるため自分たちにとって都合の良いマップを選ぶことができるなど、これらのルールの中で()()()をしているのでは実際に近界民(ネイバー)と戦うことになったとして役立つでしょうか? アフト侵攻では敵の人数や装備はまったくわからず、その場においてどう戦うのかを即座に考えなければならない状態でした。B級ランク戦や日頃の訓練が役に立たないとは言いません。そういった下地があるからこそ本番で戦うことができるんですから。でもA級に手が届きそうな上位グループならいきなり与えられた『課題』にすぐ対応できて当然…とまでは言えなくとも、まったく準備のできていなかった状態で対応する訓練は重要だと思います」

 

「深い考えがあってのことだったんですね…。っとそろそろそのマップの発表の時間です」

 

それまで観客席正面の大型モニターに3部隊(チーム)の作戦室が映し出されていたが、その中央に「マップ:ボーダー本部基地周辺、時刻:朝、天候:雨」の文字と写真が表示されると観客席からどよめきの声が上がった。

 

「マップはボーダー本部基地周辺、時刻は朝、天候は雨と決定したようです! 各隊室でもこのマップに対していろいろな反応が起きていると思われます。このマップがB級ランク戦で使用されるのは今回が初めてとなりますが、霧科さんは経験があるとのこと。お話を聞いてみましょう」

 

桜子からバトンを渡されたツグミが解説を始めた。

 

「これは名前のとおりこの本部基地周辺を再現したマップです。広さは本部基地を中心とした直径約1500メートルの円形の狭いマップです。高い建物は本部基地だけで、あとは低層階の民家やアパートなどの建物しかありませんから『市街地A』よりももっと高低差のない戦闘フィールドとなりますね。マップ全域が警戒区域と放棄地区となっていて、建物は第一次近界民(ネイバー)侵攻の際に破壊された状態ですので『市街地A』とは違った雰囲気があります」

 

「違った雰囲気とは?」

 

「本部基地が建てられた場所は元々住宅街でしたがトリオン兵によって更地にされてしまった場所が目立ちます。また本部基地を中心とした半径数百メートルは瓦礫が放置された状態の空き地として設定されていて、そこを利用するかしないかは自由。また本部基地の屋上はかなりの広さがありますから、そこを利用するという手もあります。そして屋上を押さえれば狙撃手(スナイパー)は仕事がしやすくなり、逆に地上においては高い建物が少ないので射線が通りにくい。ここが『市街地A』との大きな違いですね。マップ全体の面積が狭いのは当時の技術ではそれが限界だったからです。大型トリオン兵を狙撃で倒したり並行して現れるモールモッドを地上で撃退したりと苦労したことを思い出しました」

 

「それは初耳情報です。さすが旧ボーダー時代からの古株、仮想空間ひとつでもそういた歴史があるんですねぇ」

 

「ええ。狭いマップですからバラバラに転送されても合流はそう難しくないのですが問題は想定外の敵との遭遇(エンカウント)で、いつどこで戦いが始まってもおかしくはありません。準備のできていない状態での戦闘ですと組み合わせによっては即死…いえ即緊急脱出(ベイルアウト)にもなりかねませんから」

 

「初めてのマップでたった10分しか時間がないのですからほぼぶっつけ本番となり、十分な準備ができていない状態での戦闘となります。これがそれぞれの部隊(チーム)にどのような影響を与えるのか…楽しみです」

 

そんな会話をしているうちに転送まで60秒のカウントダウンがはじまり、観客たちは固唾をのんで試合開始の合図を待った。

 

 

◆◆◆

 

 

「さあ、鈴鳴第一、那須隊、玉狛第2、転送完了! すでに戦いは始まっている! 3人部隊(チーム)の鈴鳴第一、那須隊に対して玉狛第2は4人と数の上で有利ですが、烏丸隊員はこの初期位置を見てどうなると思いますか?」

 

モニターに映るマップには10人の転送位置が示されていて、上手い具合に散っているために合流するとなれば本部基地付近がいいのだが、それはどの部隊(チーム)も同じであるからいち早く合流した部隊(チーム)が有利となる。

 

「全員が転送と同時にバッグワームを起動したようです。狙撃手(スナイパー)は当然ですが、攻撃手(アタッカー)射手(シューター)銃手(ガンナー)までもがバッグワームを使うのは、どうあっても合流して連携で戦いたいということでしょう。でも、もしかしたら雨が降っていますからレインコートの意味もあるのかもしれません」

 

「なるほど」

 

京介の冗談を真に受けて、桜子は感心している。

 

「暴風雨ではないので風で煽られることはないのでそれはいいんですが、視界が悪くなりますから周囲の様子には常に気を配っていないと敵に先に発見されたらひとたまりもありません。それに制限時間が45分と短いので、あまり暢気に構えていてはタイムオーバーとなってどの部隊(チーム)にとっても得にはなりませんから、積極的に動くのは目に見えています」

 

「そうすると各部隊(チーム)の合流地点がポイントになりそうですが、どうなると思いますか?」

 

続いて桜子はツグミに意見を求めた。

 

「そうですね…中央に本部基地という巨大な建物がありますから、それを利用するかしないかで変わってきます。本部基地の高さは約200メートルあり、狙撃手(スナイパー)を配置して狙撃させるとなると場所取りまでは大変ですが、先に到着してしまえばだいぶ楽な試合運びとなるはずです」

 

「と言いますと?」

 

「そのことに気付いた部隊(チーム)は本部基地を最大限に利用します。逆に気付かなかった場合は単純に『市街地A』の小型版のマップとして戦うことになり、狙撃手(スナイパー)が活躍できないものになるでしょう。…さあ、一斉に動き出しましたよ。しばらく様子を見てみましょう」

 

 

 

 

マップ「ボーダー本部基地周辺」に転送された各隊員はバッグワームを起動して、まずはそれぞれ合流を目指すために雨の中を走っていた。

 

「全員がバッグワームを起動して誰がどこにいるのかわかりませんので、それぞれ手探りの状態での合流を試みているようです。今後どのようになると思われますか?」

 

桜子が京介に訊く。

 

「そうですね…お互いにチームメイトの居場所がわかっていますから、敵の転送位置も大体は見当がつきます。ただしどこにいるのかがわかってもそれが誰なのかはわかりません。そうなると狙撃手(スナイパー)は敵に発見されると非常に危険ですから、無理に合流せずどこか狙撃に適している地点を早いうちに押さえてしまうのがベストとなります」

 

「つまり本部基地屋上ということでしょうか?」

 

「このマップでは本部基地以外で高い建物は北東部にある3階建て病院の建物か、南部にある4階建てのアパートくらいで、あとは平屋か2階建ての民家ばかりですから」

 

「ですが本部基地の屋上となるとどうやってあそこまで到達するかが問題となりませんか? 200メートルもの高さまで外壁を登るのはグラスホッパーを持っている空閑隊員でないと ──」

 

「階段を上ればいいじゃないですか? 普段はエレベーターを使用していて階段を使うという機会がないので詳しい場所を知っているかどうかわかりませんが、それはオペの支援があれば簡単です。他のマップでも高い建物に上る際には階段を使っているんですから、むしろ外壁を登ろうなどとは考えないでしょう。ただし問題は屋上へ出る場所は1ヶ所しかなく、先に着いた隊員が後から来る敵を攻撃することは十分に考えられます。敵に近付かれてはいけない狙撃手(スナイパー)でも適度な距離を保って隠れていれば、出入り口に現れた敵を狙撃できますから」

 

「そうなるといち早く屋上を制した部隊(チーム)が試合を有利に運ぶことができるということですね?」

 

「いえ、そうとも限りませんが、攻撃の届きにくい屋上でしたら身の安全を確保しながら敵を攻撃できます。それはどの部隊(チーム)でも考えうることで、味方の狙撃手(スナイパー)を屋上に送り込もうとするとなれば、逆に敵狙撃手(スナイパー)を屋上におびき寄せて先に待機していた攻撃手(アタッカー)射手(シューター)銃手(ガンナー)が倒すという作戦も考えられます。今の時点ではどの部隊(チーム)がどのような作戦を講じるのかはまったくわかりません。…しかしここまでの動きを見ると本部基地の南西の出入り口に一番近い那須隊の夏目隊員が部隊(チーム)の合流ではなく屋上に向かう動きをしていますね。那須隊長と熊谷隊員は本部基地の北側で合流を目指しているようです。ですがこのふたりが最短距離で合流しようとすると、那須隊長が鈴鳴第一の来馬隊長と村上隊員の合流予定ポイントのすぐそばを通るので、お互いに相手を確認するとその場所で戦闘開始となり、他の隊員の動きが変わるかもしれません」

 

初期配置は本部基地を境にして北半分には西から那須、来馬、麟児、熊谷、修。

南半分に西から千佳、村上、出穂、遊真、太一となっていて、那須と熊谷が西と東から最短距離で合流しようとすると、来馬と村上が北と南から合流するポイントを通過しなければならず、鈴鳴第一のふたりの方が距離が短いために先に合流しているはずだ。

そうなる那須もしくは熊谷のどちらかが合流前に鈴鳴第一と戦闘開始となる可能性が高い。

さらに麟児と修がどう動くかによって三つ巴戦となることも考えられる。

麟児は本部基地北東の出入り口に近い場所にいるため、そこでやって来る敵狙撃手(スナイパー)を待ち伏せすることも考えられるわけで、北側の攻防はまだ想像がつかない。

一方、南側は村上が北側へ向かうと狙撃手(スナイパー)3人と遊真だけになり、本部基地の屋上を押さえようとすると一番近い出穂が先に出入り口に到着すると思われる。

しかし遊真の機動力で本部基地を目指したとなれば彼と出穂が出入り口付近で鉢合わせとなる可能性もあり、それぞれの部隊(チーム)がどのような作戦を立てたかによって戦況は大きく変わるだろう。

 

 

 

 

那須隊の那須と熊谷はツグミが想像したように本部基地の北で合流をするために西と東から一直線に走っていた。

同時に鈴鳴第一も来馬と村上も最短距離で合流を試みている動きを見せていて、観覧室で見物している観客や解説のツグミたちは手に汗を握りながらモニターに見入っている。

 

「おっと、これはマズイですね…。このままだと合流した来馬隊長と村上隊員のいる場所に那須隊長が突っ込むことになります。熊谷隊員は間に合いそうにありませんし、麟児隊員と三雲隊長が本部基地北東側の出入り口付近で合流するような動きに見えますので、麟児隊員が熊谷隊員の行く手を阻む形になりそうです」

 

桜子が本部基地北側の動きを見ながら言う。

 

「一方、南側では夏目隊員が南西側の出入り口に到着しました。しかし雨取隊員と別役隊員も同じ出入り口に向かっているようです。そこに空閑隊員も本部基地へ向かって北上していますので、屋上制圧戦が行われる可能性が濃くなってきました。今後の展開について烏丸隊員にお訊きします。現在の状況で一番有利だと思われる部隊(チーム)はどこでしょう?」

 

「単純にどこが一番かと訊かれてもお互いに敵の居場所がまだまったくわからない状態です。もうしばらく様子を見てからでないと答えられませんね。ただ、玉狛第2は以前のように1点でも多く取って勝たなければいけないという気負い…というかプレッシャーから解放されたことで余裕が出てきていて、これまでのようにガツガツした戦いはしなくなりました。部隊(チーム)全体の意気込みが以前と大きく違って感じられます」

 

「玉狛第2はヒュース隊員が家庭の事情でカナダに帰国してしまい元の三雲隊長、空閑隊員、雨取隊員の3人に戻ってしまいました。そしてA級昇格試験で不合格だったために部隊(チーム)を解散したと聞いていましたが…」

 

「いえ、不合格だったから解散したように思えますが、彼らはこの時点でA級になることよりも一度自分を見つめ直すことが重要だと考えたために部隊(チーム)を解散したのだということです」

 

「A級になることよりも一度自分を見つめ直すことが重要…ですか?」

 

「はい。彼らは遠征に参加したいという理由でA級になることを目的として部隊(チーム)を結成したといういきさつがあります。ですが彼らは様々な戦いを経てそれぞれが自分にとって今何をすべきかを考える時間を必要としていたんです」

 

「でも別に解散をする必要はなかったのでは?」

 

桜子は疑問に思うが、誰だって同じように思うだろう。

 

「いや、解散をするという()()()がポイントなんです。特に三雲隊長にとって隊長という肩書きを外したことで初心に戻り、C級時代から使用していたレイガストの腕を鍛え直すことによって得るものがあったようで、半年前に比べると顔つきも()()()なったように見えます」

 

「さすがは玉狛支部の先輩ですね。後輩たちのことを良く見ていて、その成長を喜んでいる、と。…おおっ、どうやら戦端が開かれたようです!」

 

モニターに映し出されたのは熊谷と麟児が本部基地北側の交差点で相対している光景であった。

 

 

 

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