翌日、ツグミはさっそく城戸の元へ行って自分の考えたシナリオを説明した。
近界における軍事大国の双璧であるキオンが武力を伴わない政策を打ち出したためにアフトクラトルの立場は以前と比べて悪くなっている。
武力で支配する恐怖政治のようなもので従属国 ── 名目上は独立国ではあるがその国の母トリガーを押さえているために実質的にはアフトクラトルによる直接統治が行われている ── はトリオンだけでなく作物や森林資源なども搾取され続けていた。
ところがキオンが玄界と手を組んで近界への影響力を増してきており、それが武力ではなく宥和政策によるものだから中小の国は飛びつきたがる。
ボーダーの主催している同盟国に加わることによって他国から侵攻を受けても加勢してくれるとなればどの国もいち早く加入したいと申し出てくるだろう。
なにしろアフトクラトルから攻め込まれてもキオンやボーダーが救援に来てくれると保証されるようなものなのだから。
下手をするとガロプラのようにアフトクラトルの従属国が玄界まで助けを求めてやって来て、ボーダーに直接アフトクラトルからの解放を懇願するだろう。
そうなれば同盟加入を条件にボーダーは再びアフトクラトルを敵と認めることになるが、そんなことはしたくない。
そもそもハイレインは四大領主のひとりとしてベルティストン家を守るために王になりたかっただけで、積極的な争いごとを望んでいるわけではない。
「神選び」が行われるからと他の3領主もハイレイン同様に他国へ侵攻…いや、噂によるとハイレインよりも苛烈なことをしていたらしい。
だからもし王になれなかったらベルティストン家が新王に滅ぼされてしまうかもしれないからと必死になっていた。
そしてその延長線上に近界統一という野望があって、たったひとりの強者 ── ハイレインの意思で世界をまとめて争いをなくす計画でいたのだった。
もちろん彼にも戦う理由があったといっても無関係な三門市民の平穏な日常を破壊し、C級隊員を拉致したことは許せることではない。
しかしハイレイン本人に謝罪する気持ちがあり、今後のことを考えればアフトクラトルと和解した方がいいに決まっている。
ハイレインの本質は家族を大切にして穏やかな暮らしを望む普通の人間だ。
三門市に侵攻したのも彼にとっては次期国王になるために必要なことであったわけで、王となった今はもうライバル貴族に大切な「家」を潰される心配はなく、武力によって他国を侵略するよりも効果的な道があることを知った。
だから今の彼には戦いよりも優先すべきものがあって、そのために恥を忍んで同盟加入を申し出たのだった。
三門市が近界民の脅威に怯えることのない平和な街になるためにはアフトクラトルにも同盟に加わってもらうべきである。
そこで三門市民の感情を荒立てることなくアフトクラトルが同盟加入するためのもっともらしい理由だが、アフトクラトル側が入りたいというのではなくボーダー側が強制的に加入させてしまうということにするのだ。
アフトクラトルはボーダーの遠征部隊に負け、せっかくさらったC級隊員を奪い返されたという事実がある。
複雑な事情を知らない一般人は「ボーダーはアフトクラトルより強い」のだという勘違いをしている者が多い。
間違ってはいないが正しくもない。
その勘違いを上手く利用して、同盟加入はアフトクラトルの意思ではなくボーダーの方針であるということにする。
当然のことだがかつての敵を許して味方にすると言えば反発されるが、勝者が敗者を取り込んでしまうとなれば印象は大きく違ってくるというものだ。
したがってボーダーはアフトクラトルに強制的に同盟に加入させ、相互不可侵の原則を守らせることによって三門市民に対して二度と手出しできなくなるようにしてしまう。
アフトクラトル側も負けたことでボーダーに逆らえないため、仕方なく加入をすることとなった…という内容で公式発表をするのだ。
そして近界ではアフトクラトルがボーダーと対等な立場で手を組んだということにしておけば、ハイレインの顔を潰すことにもならない。
キオンとアフトクラトルが後ろ盾になってくれるなら他の国は玄界に下手に手出しはできなくなり、それで三門市に平和が訪れるということでオールOKというシナリオだ。
もちろんすべて上手くいくとは限らないが、現状でベターな道がこれだとツグミは城戸に対して熱心に説いたのだった。
「…また、これはとんでもないホラを吹いたものだ。嘘も方便、か?」
半ば呆れ顔で訊く城戸にツグミは平然と答える。
「はい。これはわたしの書いたシナリオで事実ではありませんが、結果的に三門市民の平穏な日常を守ることになるのならわたしは嘘をつくことにもためらいはないです。だいたいこれまでも多くの嘘をついてきたんですから、それがひとつふたつ増えたところで大したことではないと。違いますか?」
第一次近界民侵攻をきっかけにボーダーの存在が公になったが、当時はトリオン兵のことを近界民と称して実際には人間であることを隠していたことを始め、ボーダー創設のきっかけや歴史、初の近界有人往還成功の時期など嘘八百を並べ立ててきたのだから今さら正直にすべてを公開しようとすれば逆にボーダーの信用度はガタ落ちとなるだろう。
だからすべての罪を抱えて生きていくと覚悟を決めた城戸であるからツグミを責めようという意味ではなく「またか」という意味で言ったのだった。
「よかろう、ボーダーに関するすべての判断は私にあり、責任も私が取る。これを午後の幹部会議にかけて審議の上、総合外交政策局長であるおまえに一任する」
「はい、承知しました」
「ところで来週の…」
「?」
「いや、いい。今のは忘れてくれ」
途中まで言いかけて口をつぐむ城戸。
気にはなるもののそれ以上追求することをさけツグミは総司令執務室を出て行った。
◆◆◆
午後の幹部会議に出席するため、昼食は本部基地内のコンビニで買ったサンドウィッチで済ますことにしたツグミ。
平日の昼なので防衛隊員の姿はなく、外は良い天気で暖かい ── いわゆる小春日和ということなので中庭のベンチに腰掛けてひとりで優雅なランチタイムを過ごしていた。
(こうして暖かい日差しを浴びていると太陽のありがたさを感じるわ…。すべての生き物は太陽があってこそ生きていられる。それは近界民だって同じこと。だから『神』を選ぶ時にはできるかぎりトリオン能力の高い人間を犠牲にして母トリガーの力を保とうとするのは当然だわ。だけど戦争なんてしているから無駄にトリオンを消費してしまうわけで、欲しいものがあれば他国から奪うという考え方を捨てればだいぶ改善されるはずなのに…。それにいち早く気が付いて実行しているキオン…スカルキ閣下は革新的な考えを持ち、今まで会った近界民の中で一番こちら側の人間に近い価値観を持っているといえる。嘘を見破るユーマくんや自分に向けられる感情を読み取ることのできるレクスくんのサイドエフェクトでもあの人が裏表のない人間だってことは証明されている。もっとも損得勘定で動いている点もあるけど、キオンとボーダーにとって利益が一致している間は良い関係を維持することはできる)
ツグミは空を見上げて太陽の眩しさに目をつぶった。
(近界の国々はそれぞれ自国の母トリガーによって太陽などの天体を作り出しているという。つまり天候を人間の力である程度は調整できるってことになるわけで、母トリガーを計画的に操作してその国の人口や国土の面積などに応じて適切にトリオンを使うことで『神』の寿命を延ばすことができるようになる。太陽が生命を育む光を大地に注ぎ続ける間はいい。だけど以前のアフトのように『神』の寿命が尽きかけているとなると太陽の力が衰えて大地の恵みが減るだけでなく人々の気持ちも荒んでしまう。アフトは軍事力の拡大にトリオンを注ぎ込み過ぎたせいで寿命が短くなってしまったということだから、戦争さえしなければ『神』の寿命はまだあったはず。新しい『神』のトリオン能力がどれほどのものかはわからないけど、トリオンを節約して国を回していけば数百年は維持できるって話だもの、ハイレイン陛下の采配ひとつでアフトは大きく変わるわ。アフトの同盟加入は近界の秩序も大きく変える引き金になりうる。絶対に成功させなきゃ。それに ──)
突然太陽の光を遮る何かが現れ、ツグミが目を開けると鼻が触れそうな位置に迅の顔があった。
「ひゃあっ!?」
「何やってんだ?」
驚くツグミに対し迅は平然と見下ろすだけだ。
ツグミが慌てて顔を逸らすと、迅はニヤニヤして言う。
「こんなトコで暢気そうな顔で目を瞑ってるなんて…俺だからいいようなもの、不審者だったらどうなっていたと思う? だいたい俺の足音や気配に気が付かないなんて無用心だぞ」
するとツグミはムッとした顔で言い返した。
「ボーダー本部基地…近界民の脅威から三門市民を守るための砦にそう簡単に不審者が入って来るようだったら大問題ですよ。ガロプラが使ったトンネルトリガーが一般人の手に渡ってしまわない限りここは安全です」
「いや、不審者といってもそういう意味じゃ…。まあ、いい。それよりもこんな場所で日向ぼっこでもしてたのか?」
ボーダー関係者の中にはツグミに好意を抱いている男性が何人かいる。
本人はまったく気付いていないが、同性である迅には「害虫」の存在に敏感になっているのだ。
「日向ぼっこをしていたのは間違いないけど、アフトの同盟加入が叶った後の近界のことをどうするか考えていたんです」
「おまえは寝ても覚めても近界民と近界のことばかり考えてんだな」
「わたしはジンさんと幸せになることを最優先に考えているんです。そのためにまず玄界の平和を考えていて、さらにそのためには近界民と近界をどうにかしなきゃって順番があります。…人間とは誰もが世界の中心に自分がいて、自分を取り巻く人たちがいる。その自分の世界が大きいか小さいかの個人差はありますけど、それが人の数だけあるんです。そして自分を中心したとしても大きな世界の中の一部であることは確かです。近界だってその大きな世界に含まれていて玄界と関わっている以上は無視できない。特にわたしはボーダーの人間で総合外交政策局長という窓口の役目を担っているんですもの、近界民と近界のことを考えてしまうのは自分の幸せのためには当然のことですよ」
さも当然とばかりに言うツグミを迅はますます愛おしくなってきた。
しかしここはボーダー本部基地の中庭だ、誰がどこから見ているかわからない。
抱きしめたいと思うが、ここはぐっと我慢をする。
せめてとばかりにツグミの隣に腰掛けた。
「おまえがこの時間に本部にいるってことは午後からの幹部会議に出るってことだよな。例の案、城戸さんに通ったみたいだな?」
「ええ。今のところ他に名案がないんだもの。アフトとの同盟締結はボーダーにとって有意義なものだから進めたいところだけど、問題は市民感情でしょ? そこを解決さえすればいいってことなんだけど、アフトは先の大侵攻の犯人だってことは周知の事実。ちょっとやそっとじゃ市民は許してくれない。そこで市民にはアフトの加入が自分たちの利益になるってことを教えてあげればいい。キオンとアフトという近界の軍事大国が味方になってくれるならもうどの国も三門市に攻め込むどころかこっそりとやって来て市民をさらっていくということもなくなる。実際にキオンと同盟を組んでからはトリオン兵の出現は激減したんだから、これでアフトが同盟に加わればもう近界民の脅威に怯えることなく元の平穏な生活を取り戻すことができるんだって信じ込ませればいい。そこは情報操作でなんとでもなるし、なによりも現実にトリオン兵による被害がなくなったんだから難しいことじゃない。いつもの根付さんのやり方ならたぶん大丈夫。…ってことで城戸司令はOKしたのよ」
「ボーダーはアフトの大侵攻を最低限の被害に抑え、遠征で無事にC級を救出したって事実がある。詳しいことを知らされていない市民には『近界民の敵地に乗り込んで勝利を得た』という認識になっていて、ボーダーはアフトよりも立場が上であると思い込んでいるのは確かだな。それを利用する、か…」
「それにキオンとエウクラートンはボーダーの提案を快諾したってことになっているから、ボーダーが近界民から一目置かれているという裏付けにもなっている。怪しまれる点はないと思うんだけど半分は捏造によるものだから、いつボロが出るか不安はあるんです」
「お、意外。おまえがそんな弱気な態度をするなんて珍しいな」
迅の言葉にツグミが首を横に振った。
「ううん、いつもそうですよ。自信たっぷりに見せているのは相手に弱気なところを悟られないため。だって相手はボーダー幹部も近界民もみんな大人ばかり。わたしみたいな小娘の話を聞いてもらうだけでも大変なのに対等に扱ってもらうにはこっちが不安だったり気弱だったりしては絶対にダメ。舐められちゃう。強気で押し切ったから進めることができたケースだってあるし。こんな姿、ジンさんにだからこそ見せられるんですよ。誰にも言わないでくださいね」
「迅にだからこそ見せられる」という言葉が嬉しくて、迅は思わずにやけてしまう。
それを見たツグミは顔を赤らめてポツリと言った。
「ジンさんのバカ…」
◆◆◆
幹部会議でツグミの提案した「アフトクラトルを同盟に加入させるための芝居」は彼女が想像していたように鬼怒田や根付から批判された。
彼女の考えは甘いというのが彼らの主張で、彼女自身も決め手に欠けるとはわかっていた。
しかしだからといって引き下がるわけにはいかず、予定どおりに「反撃」を開始する。
「鬼怒田室長や根付室長のおっしゃることはもっともです。たしかにわたしの考えは甘いと理解しています。ですがおふたりには他に名案があるというのでしょうか?」
「それは…」
「……」
鬼怒田と根付は答えに窮してしまう。
「アフトのハイレイン王は三門市民に謝罪するという覚悟があるそうですが彼は非常にプライドの高い武人です。ここで彼の面子を潰すようなことはせず、彼に貸しを作っておいた方が後々役に立つとわたしは考えています。それにボーダー側の代表、つまり城戸司令と総合外交政策局長のわたしがアフトに赴いて調印を行うのですから、前回のキオンとエウクラートンの時のように派手に発表することも不要。現地での様子を録画してそれを『こちらボーダー広報室』で放映する事後報告だけで済ませることも可能です。必要であれば城戸司令がフォローしてくれるとおっしゃいました。市民には結果を出してから報告をするという手もあります」
「結果だと? どうやって市民に証明するんだ?」
鬼怒田がツグミに訊く。
「三門市における門発生の回数及びトリオン兵による被害はアフトによる大規模侵攻を境に大幅に減少しています。侵攻からまもなく2年になりますが、その間にアフト遠征、三国同盟締結、第一次侵攻で行方不明になった市民の帰国などボーダーは市民に対して防衛機関としての役目を十分に果たしているわけで、ボーダーの力が近界民による被害を減らしていると誰もが理解し支持をしてくれています。ですが門発生はゼロではありません。直近3ヶ月のデータでは門の発生は7回で、人的及び物的被害は1回となっています。この1回も門発生が警戒区域と放棄区域の境で、ボーダーの許可なくかつての自宅に戻っていた住民が運悪くバムスターに遭遇して慌てて逃げようとしたために足を捻ってしまったというもので、すぐにボーダー隊員が駆けつけて事なきを得ました。その時にその住民の家の門柱をバムスターが倒してしまいましたが家屋には被害はありません」
「だから何だと言うのかね? 御託はいいから早く結論を言いたまえ」
今度は根付がしびれを切らしたようでツグミに言った。
「この門の発生をゼロにするんです。それが数ヶ月から半年ほど続いたという『結果』を見せて、それがアフトを同盟に加えた効果であったと発表します。アフトが近界で目を光らせて他の国の近界民に対して玄界に手を出させないようにしているのだと言えば市民も納得するでしょう」
「門の発生をゼロにするといっても近界民が勝手にやって来て開くのだぞ、どうやってそれをゼロにする!?」
鬼怒田もイライラしてきたようで、声を荒らげている。
「それは現在の門誘導装置と近界で一般に使用されている門発生の妨害装置を併用することによって三門市市街地に門が開かなくなり、とある限定されたポイントのみに出現させることも可能となります」
「その限定されたポイントとはどこだ!?」
「三門軟石の採石場跡です。現在はボーダー管理の敷地内に近界民の艇を停める『国際港』として使用しています。あそこなら広いですし敷地の周囲をトリオンによる頑丈な壁で囲んでいますから民間人には悟られることはありません。通常の門発生事件のレベルならそこで処理は可能でしょう。そのために防衛隊員を常時待機させておかなければなりませんが、人員はこれまで市街地を巡回していた隊員を交代で配置すればいい。警戒区域内を含む三門市街全域に門発生の妨害装置を稼働させることで市民の目に付く場所に門は発生しなくなり、街に門発生のサイレンが鳴らないとなれば市民は安心して暮らせるというものです。それが3ヶ月でも半年でも続いた状態でアフトの同盟加入を公表し、近界民の心配をせずに平和な毎日を過ごすことができるのは近界の国々に影響力のあるアフトが加入したからだということにするんです。本来ならボーダーは三門市民の声を拾ってその声に応えるべきなんですが、アフトは市民に多大な被害を与えた張本人で敵性近界民と認識されていますからこのままでは受け入れられません。ならば市民に『結果』を示してもうアフトが敵になることはなく味方なんだと理解してもらうしかない。捏造されたものであっても市民が信じてしまえばそれが『事実』になります。ボーダーはこれまで三門市民に対していくつもの嘘をついてきました。ですがこれは悪意によって市民を欺くことを目的としたのではなく、ボーダーという組織を守るための方便。それが結果的に市民の命と財産と平穏な日常を守ることになるんですから」
アフトクラトルによる大規模侵攻の直前にイレギュラー門の事件が発生し、ボーダーは対処療法として門の強制封鎖を行った。
しかしそのやり方だとトリオンの消費量が大きすぎて短時間しか封鎖することはできない。
それに三門市に門を開くことができないとなれば、近界民は別の場所に門を開こうとするだろう。
そうなると無防備な近隣の市町村にトリオン兵が出現することになる。
ならばボーダーが対応できる場所に門を誘導してトリオン兵を処理するのが最善の策で、その対応できる場所とは例の国際港なのである。
そこなら市民に門の発生すら知られずにトリオン兵の始末ができるので「門の発生とトリオン兵の出現」をなかったことにできるということだ。
ただしトリオン兵が出現しなくなると討伐出来高払いのみのB級隊員の給与が問題となり、防衛隊員の規模を縮小してトリオンの研究員や武器ではないトリガーの技術者への転向を促すなどのフォローは必要なのだが。
「……」
ツグミの説明にもう鬼怒田と根付は反論できなかった。
さらに城戸、忍田、林藤、そして唐沢はアフトクラトルの同盟加入に条件付き賛成であって、その条件とは「市民が不安を抱くことのない手段」を講じるというものなので今の説明で十分条件を満たしている。
ハイレインを三門市民の前で土下座させたところでボーダーや市民にメリットはなく、アフトクラトルに対する感情が和らぐというものでもない。
それよりも事実の隠蔽や捏造であっても市民の知らないところで話を進め、結果を見せられた市民にもう近界民に怯えることがなくなったのだから「まあ、いいか」と思わせる方が市民のためになると判断したのだ。
結局全員賛成ということになり、ツグミの案は正式に採用されることになった。