ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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539話

 

 

ツグミとダフネの会見は王城内の貴賓室で行われる。

ふたりはテーブルを挟んで向かい合ってソファに腰かけ、そんな彼女たちを見守るのはボーダー側ではゼノンとリヌス、ラグナ側は宰相イシドロと外相レイナルド。

ツグミはこの会談を楽しもうと考えているのだがダフネは真剣勝負で絶対に勝つという覚悟で臨んでいるために場の空気はピリピリとしている。

主役ふたりの様子が正反対なものだから、ダフネの側近たちは不安で落ち着きがないのだが、ゼノンとリヌスは全面的にツグミにお任せなので出された紅茶を飲みながら開始時間を待っていた。

 

「準備も整いましたことですので、そろそろ始めましょう」

 

ダフネは事務的にそう言ってツグミに話しかけた。

 

「ボーダー総司令官キドの親書は読ませてもらいました。あなた方がミカド市民を返してほしいという気持ちは理解できますが、こちらはエクトスから正当な代価を支払って購入したのですからお返しすることはできません。今の彼らはラグナ国民であり、ラグナで結婚して家族がいる人のいるのですから今さら玄界(ミデン)に帰りたいなどと言うはずがありません。せっかく遠くまで来ていただいたのにご期待に沿えず申し訳ございません」

 

普段このような丁寧な言葉を使わないダフネはイシドロに原稿を書いてもらい、それを何度も練習した。

女王としての威厳を崩さないよう必死になっている彼女の努力は認めてあげてもいいだろう。

しかしいきなり「NO」を突き付けてくるとなれば、ツグミも黙って引き下がるわけにはいかない。

 

「そのような軽率な発言は女王陛下としていかがなものかと思います。拉致被害者の方々から『自分はもうラグナ国民なので玄界(ミデン)には帰りたくない』という言葉を直接聞かなければ引き下がるわけにはまいりません。わたしはこれでも玄界(ミデン)の代表代理という立場ですから『はい、そうですか』と帰国してしまえば玄界(ミデン)の対面を汚すことになります。手ぶらで帰れとおっしゃるのなら、こちらにもそれ相応の考えがあります」

 

そうはっきりと言うとゼノンの顔をちらりと見るツグミ。

その態度はいかにも「キオンの力を借りることになるかもしれない」と想像させるものだ。

前夜にゼノンからツグミがテスタと個人的に親しいと聞かされていたために「最悪の事態」が頭に浮かんだダフネは作戦の選択を誤ったと察した。

 

(マズいわね…。イシドロがいくつか策を考えてくれてそのうちのひとつを選んだんだけど、別の策にしておけば良かったかも。やっぱり向こうの条件を聞いてからでも遅くはなかったし、なによりもツグミ(この子)怒らせちゃったらキオンを敵に回すことになるかもしれない。…だったら少しだけ譲歩してあげてもいいかな)

 

ダフネは態度を改めてツグミに言う。

 

「そう焦らずとも良いではありませんか? でしたらこうしましょう。今すぐには無理ですが、できるだけ早く()ミカド市民の方々に会っていただきます。そこで本人の口から答えを伝えてもらえば納得していただけるはず。()()()彼らの中に帰りたいという人がいれば無理に引き留めることはできませんので、その時にはこちらが納得できる代価を支払っていただくことになるでしょう。まあ、そんなことにはならないでしょうけど、その時のために話し合っておくのも良いかもしれませんね」

 

するとツグミも返す。

 

「そう言っていただけると助かります。せっかくこうしてラグナという国と交流を持つことができたのですから、お互いにとって利益のある関係を築きたいものです。ひとまずこちらが提供できるものについてご説明をさせていただきます」

 

そう言ってからツグミはリヌスに指示してポータブルDVDプレイヤーをダフネ用に1台、イシドロとレイナルド用に1台設置させた。

 

「これは玄界(ミデン)で普及している映像再生装置です。これから流す映像はわたしたちの住む三門市と市民の日常の光景で、約30分ですがおおまかな様子はおわかりになると思います」

 

映像というのはツグミが自分の足で駆け回って撮影したものをメディア対策室で編集してもらったものだ。

収録時間は5時間を超えるものだが、それをダイジェスト版として上手く仕上げてくれた。

内容は三門市の市街の風景やそこに暮らす市民の様子から始まり、大型ショッピングセンターで楽しそうに買い物をする家族連れ、保育園・幼稚園や小学校で勉強したり遊んだりしている健康な子供たちの姿、さらに電車やバスなどの交通インフラ、一般家庭の家の中の様子など近界民(ネイバー)にとってはどれも初めて見るものばかりだ。

まずひとつの町の人口が約28万人と聞いてダフネたちは驚いた。

かつて総人口が100万人を超えるラグナであったが、例の事故のせいで現在では約60万人しかいないのだからそれだけでも驚くのは無理もない。

そしてそれが特別なのではなく他にも同様の町はあり、首都は1000万人を超える大都市だと説明するとダフネは言葉を失った。

さらに続く映像を見ていて、夜でも昼間のように明るい街並みと大勢の人間が夜遅くまで買い物や食事を楽しんでいる様子を信じられないという顔で見つめている。

この人々が貴族や上流階級の人間ではなくいわゆる庶民であるという点についてはすぐには信じてもらえなかったが、ツグミが「そもそも上級階級の人間がこんなに大勢いるわけがない」と言うとわかってもらえたようであった。

屋外の広場に簡易な屋台を設営して商売をすることが普通であるという人間にとって常設の商店は珍しいことだし、ショッピングセンターのように1ヶ所ですべてが揃うような施設は近界(ネイバーフッド)には存在しない。

庶民の住宅にトイレ、風呂、水道が当たり前のように設置されていて、子供は誰でも教育を受けることができるなど言葉で説明したところでわかってもらえなかっただろうが、こうして映像で見せることによって理解してもらえた。

またDVDプレイヤーがトリオンではなく「電気」によって作動しているということ、そして玄界(ミデン)ではトリオンを使わずにこの電気によって文明が発達してきたと聞けば、いくら頭が足りない世間知らずのお姫さまでも玄界(ミデン)と手を組んだ方がいいと理解できるはず。

キオンがなぜボーダーと同盟を結んだのかの理由もわかったはずで、イシドロとレイナルドは目先の利益に囚われず長期的な利益を優先すべきだとすぐに判断できた。

ところがダフネに限ってはそう簡単にはいかないようだ。

 

玄界(ミデン)がすごいところだってことはわかったけど、ラグナだってそれくらいのことができないわけじゃない。ただやろうと思ったらとんでもない量のトリオンを使うことになるからやらないだけよ。…でも、あの映像に映っていた人たちはみんな幸せそうだった。意図してそういう人だけを撮影しただけかもしれないけど、それでもあの笑顔は本物だわ。わたしもラグナ国民に笑顔を与えたい。そのためにできることは全部やったつもりだけど、それでも毎日の暮らしに満足してもらえているとはいえない。玄界(ミデン)の技術をラグナに取り入れたらみんなは喜んでくれるわね、きっと。そのためにミカド市民(あの人たち)を返すとして、安く請け負っちゃダメね。高値を吹っ掛けないとこっちが損することにもなりかねないから)

 

ダフネが女王として国益を優先することは当然である。

国民のことを大事に思っていて、国が豊かになればそれに応じて国民の生活レベルが向上するのだから、そのために労働人口を増やしたいという考え方も間違ってはいない。

しかし彼女は交渉というもの舐めてかかっている。

女王となったことでラグナという国の中では最高権力者となったがただそれだけで、人生経験値は低くて広い視野で物事を見ることができないから「疑問」を持つことができないのだ。

ツグミがこれまでいくつもの国との交渉を成功させてきたことを知りながら、なぜ成功させることができたのかという考えに至らない。

それでいて自分が女王だから何でもできると勘違いをして、それが自国民ではないツグミにも通用すると考えているからこの時点で「負け」は確定している。

一方、ツグミはたくさんの()()を用意していて、相手に合うものを使用することによって「勝つことよりも()()()()勝負」を目指しているから彼女が「負け」る心配はない。

 

「ラグナのみなさんにはこれで玄界(ミデン)のことが少しですけどわかっていただけたかと思います。そしてボーダーとしましては貴国で必要としているものを可能な限り譲渡したいと考え、その見本品として医薬品や日用雑貨などを運んでまいりました。のちほどご確認いただき、拉致被害者市民とそのご家族へと配りたいと存じます。…さて、そろそろお茶のお代わりが欲しい頃だと思いますので、僭越ではございますがわたしがこちらの厨房と人員をお借りしてお菓子を作りましたのでぜひ召し上がっていただきたい。女王陛下、よろしいでしょうか?」

 

ツグミが菓子を作っていたことは厨房の使用許可を出したイシドロしか知らなかったことで、ダフネはもちろんゼノンとリヌスも驚いていた。

といっても双方の驚きは別のものだ。

ダフネにとっては想像もしていなかったことであり、ゼノンとリヌスは「ツグミのことだから意外なことをやるだろうとは想像していたが、今回は菓子を作ってご馳走をするのか」という程度のものである。

自分の想定外のことが起きると少々動揺するダフネだが、内心を悟られまいとして言う。

 

「お菓子…ですか。素人の手作り菓子などあまり期待はできませんが、せっかくあなたが作ったというのですからいただきましょう」

 

ダフネの指示で召使いが新しい紅茶と一緒にツグミの作った菓子が運んで来た。

その菓子は近界(ネイバーフッド)で見かけることのない珍しいもので、目の前に置かれたその菓子をダフネは怪訝そうに見ながら訊いた。

 

「これは何という菓子なの?」

 

「これはマカロンです。卵白と砂糖とアーモンドを使った焼菓子の一種で、ピンク色の方はイチゴ味で茶色の方はチョコレート味です」

 

「チョコレートですって!? そんなものをどうやって用意したの?」

 

驚くダフネにツグミは言う。

 

「もちろん玄界(ミデン)から持って来たんです。近界(ネイバーフッド)ではチョコレートだけでなくアーモンドも入手しにくいとのことですし、砂糖もグラニュー糖を使った方が美味しく仕上がるので用意してきました。卵と生クリームとイチゴはラグナ産のものです。品質の良いものが新鮮な状態で手に入るのですからそれを使用しない手はありません。…材料は近界(ネイバーフッド)玄界(ミデン)双方のものを使っていて、調理もわたしが指示をしてこちらの料理人さんに手伝ってもらいました。互いに持っているものを出し合って協力したから完成したものです。さあ、どうぞ召し上がれ」

 

ツグミは微笑みながらダフネに勧める。

しかしすぐには手を付けようとはしない。

それは女王として当然の判断で、まだツグミたちのことを信用できないのだから彼女の作ったものを無暗に口に入れることに躊躇するのは無理もないこと。

するとイシドロが近付いて来て、ダフネの前に置かれたイチゴ味のマカロンをつまみ上げた。

 

「失礼いたします」

 

そう言って口に入れる。

 

「……うん、これは美味い。我が人生50余年の中でこれほど美味しい菓子を食べたことはない。女王陛下、これはあなたのお口にも合う菓子ですよ」

 

イシドロが毒見をしてくれたことでダフネも恐る恐る手を伸ばしてチョコレート味のマカロンをつまみ上げて口に入れた。

 

「…! 美味しい…これ、すっごく美味しいわ!」

 

どうやら彼女の好みに合ったようで、一気に食べてしまうと次はイチゴ味のものも食べてみる。

 

「こっちも美味しい~。こんな食感のお菓子、初めてよ~」

 

誰でも美味しいものを食べると幸せな気分になり、ギスギスした雰囲気は和らぐというもの。

ダフネもその例に漏れず、彼女の顔には本心からの笑みが浮かんだ。

 

「喜んでいただけてわたしも嬉しいです。ただ残念なことに持って来た材料は全部使い切ってしまいましたので、マカロンはここにあるだけでおしまいです」

 

ツグミがそう言うとあからさまに残念そうな顔をするダフネ。

その表情は女王というよりも17歳の普通の少女のものだ。

 

「マカロンはもう作ることはできませんが、残りの材料で他のお菓子は作ることができます。この会談が終わったらまた厨房をお借りして何か作って差し上げますよ」

 

「本当なの!?」

 

「ええ、もちろんです。そうですね…夕食のデザートに食べられるものを作りましょう」

 

「ええ、お願い」

 

この時点でツグミはダフネの心を掴んだ手応えを感じていた。

 

 

 

 

ティーブレイクを終え、ツグミとダフネはお互いの大切なもののために()()を再開した。

ダフネはツグミに対して警戒心は解いたものの「勝ち」に固執しているため態度は変わらない。

三門市民を返したくはないし、返すとしても可能な限りぼったくるつもりでいる。

それがラグナの国益だと信じているからだ。

しかし玄界(ミデン)の現実を目にして、さらに玄界(ミデン)の菓子の美味しさに感動してしまい、玄界(ミデン)への憧れを抱いてしまった。

ここで交渉決裂となればラグナは玄界(ミデン)と敵対するとまではいかなくとも友好関係を結ぶ機会は永遠に失われるだろう。

マカロンを食べる前には友好関係を結ぶという選択肢はなかったが、それが加わったためにダフネには迷いが生じてしまった。

 

(交渉には勝って、それでいて玄界(ミデン)と仲良くして向こうの優れたものを手に入れる方法ってないものかしら?)

 

そんな都合の良いことを考える彼女に対し、ツグミは彼女が女王の仮面を被りながらも年相応の少女の顔をチラ見せしていることを嬉しく思っていた。

 

(お菓子ひとつでここまで反応してくれるとは思わなかったけど、これでようやくお互いに腹を割って話ができるようになったわね。警戒心を少しは解くことはできたけど、こちらの条件を素直に受け入れるようなことはなさそう。たぶん無理難題を吹っ掛けてくるわよ、きっと。さて、どんな戦いを見せてくれるかしら? 楽しみだわ~)

 

ツグミは楽しそうだが、ダフネにしてみれば真剣勝負のつもりでいるからふざけているように見える。

しかしすぐに気が付いた。

 

(この子、不真面目に見えるけど心に余裕があるからニコニコしていられるんだわ。でも何を根拠に勝てるとでも思ってるのかしら? まさかこのお菓子ひとつでわたしが靡くとでも? だったら大間違いよ。…もしかしたら他にも何か企んでいるのかも? これは油断できないわね)

 

ここからはツグミがボーダーで提供できる玄界(ミデン)の品々について説明を始めた。

それは医薬品や日用雑貨といった()だけでなく、医療や建築などの技術指導や希望があれば玄界(ミデン)留学の受け入れも可能であると話すとイシドロは目の色が変わった。

ダフネは国益を優先と考えているが、それは目先の「得」だけで長期的なヴィジョンはない。

イシドロも宰相であるから国益が第一なのだが、彼は十年百年先を考えているので三門市民を返すことで一時的に損をしたことになっても長い目で見れば得となる道を選びたい。

するとラグナ側では意見が対立することになり、方針をひとつにまとめてもらうのに時間がかかるようではボーダー側にとって都合が悪いものとなる。

しかしツグミにはそれくらいのことは覚悟していて、相手が手ごわいほどやる気を増す人間なのでニコニコしていられるのだ。

ダフネが「心に余裕があるからニコニコしていられる」と考えているのは半分正解だが、残りの半分は彼女が健闘してくれるのを楽しみにしている笑顔なのであった。

 

「…とひと通りご説明しましたが、午後からは実際に品物を見ていただきましょう。そして艇にはわたしが個人で使用するために持って来たものがありますので、ご希望があればそれもお見せできます。たぶんこちらは女王陛下が興味を持たれるものではないかと考えています」

 

そう言ってツグミはワンマンショーを終えた。

ラグナ側の反応はツグミの期待しているもので、マカロンの時とは違った反応が見られた。

近界(ネイバーフッド)には存在しないものはもちろんのこと、同様のものが近界(ネイバーフッド)で使用されていても品質が高くて価格も庶民で手に入るものとなれば玄界(ミデン)における庶民の暮らしが非常に豊かであることがわかるからだ。

また娯楽と呼べるものがほとんどない近界(ネイバーフッド)に対して玄界(ミデン)では庶民でも楽しめるもの ── スポーツや映画、旅行など ── が数えきれないほどある。

これで玄界(ミデン)への憧れが生まれない方が不思議なくらいだ。

ツグミがダフネの顔を見ると「午後とは言わずにすぐにでも見てみたい」という表情をしている。

ここですぐに艇に案内することは可能だが、あえて()()()ことでより強く欲するようにするのがいいと考えたツグミの作戦なのだ。

 

そうこうしているうちに会見終了の時間となり、ここでRound2はボーダー側がわずかに有利という状況で終了した。

 

 

◆◆◆

 

 

昼食はボーダー側の5人一緒に王城のテラスで取ることにした。

初夏の風が心地良く、高い位置にあるので旧王都の湖 ── 女王の名をとって「ダフネ湖」と名付けられた ── が良く見えるのでツグミがこの場所を指定したのだ。

事故によって消失した王都の地下には(マザー)トリガーがあり、それは無事だったためにラグナは国土を維持できた。

もし(マザー)トリガーまでもが失われたら、残った国民もすべて死んでしまったことだろう。

9年前の悲劇を知らなければこの湖は自然に生まれたものだと勘違いしてしまいそうなほど自然に溶け込んでいるが、これは過去の悲劇を忘れないための巨大な慰霊碑なのだ。

 

ライ麦パンにハムとチーズとレタスを挟んだサンドウィッチの昼食で腹が満たされると、ツグミは手すりに軽く腰をかけて湖を見下ろした。

 

(かつてここに何万という人々がいて、トリオン関係の事故によって一瞬にして命を奪われた。詳しいことはわからないけど、単純に犠牲者の数や被害の大きさでいえば核兵器を使用したものに近いんじゃないかと思う。そして共通するのは無辜の民が何もわからないうちに死んでしまったということ。何の研究をしていたのか知らないけど、人を幸せにするための科学技術が人の命を奪うなんてことはあってはならない。…でもこれは他人事ではないわ。ボーダー本部基地の下には(マザー)トリガーがあって、本部基地ではトリオンやトリガーの研究が行われている。(マザー)トリガーから供給されたトリオンで()()()()()()()()をやろうとして身を滅ぼしたのだとしたら、三門市にも同じことが起きる可能性があるってこと。トリオンは近界民(ネイバー)にとってなくてはならないエネルギーだけど、わたしたち玄界(ミデン)の人間はずっとその存在すら知らずに生きてきた。やっぱり近界(ネイバーフッド)玄界(ミデン)はお互いに手を結んでトリオンをできるだけ使わない文明を築くべきじゃないかしら?)

 

9年前の事故の詳細な情報がない以上はあれこれ考えても意味のないことなのだが、トリオンを無闇に使わないことは間違いではない。

トリオンさえ豊富にあれば国が潤う、欲しいなら他国から奪えばいいという考え方を根本から覆さなければ争いはなくならないのだから。

 

 

 

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