ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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546話

 

 

修は久しぶりに玉狛支部(自分の部屋)のベッドで熟睡した。

いくら豪奢なベッドであっても慣れない寝床では安眠できず、艇の中の簡易なベッドでは十分に睡眠を取るのは無理というものだ。

いや、ベッドがどうのこうのというよりも安心していられる空間 ── 自分の部屋に無事に戻って来ることができたことと、レイジに作ってもらった月見うどんの夜食が修の心と身体を温めてくれたことも安らかな眠りの一因となっているはずである。

しかしゆっくりと眠っていることはできず、朝の6時起床のアラームが鳴る前に目が覚めてしまった。

それでも総合外交政策局の仕事で近界(ネイバーフッド)渡航の機会が増えたものだから短い時間で効率良く睡眠を取ることができる癖がついてきて、睡眠時間が短くてもスッキリとした目覚めを迎えられた。

 

(今日はやることがいっぱいあるぞ。〇七〇〇時に本部基地へ行って食堂で帰国者用の朝食の準備の確認をして、〇七三〇時から彼らと一緒に朝食。それを済ませてしまったらパーティー用の食材の到着を確認して、〇八三〇時には健康診断をお願いした医師と看護師の出迎え、〇九〇〇時から順に血液検査や心電図などの検査を行う。その際に須坂家の3人を優先して先に終わらせてしまい、終わったらその人たちを応接室に案内して須坂会長と面会してもらう。霧科先輩だけでなくぼくたち玉狛支部のメンバーもいろいろお世話になった人だしボーダーの大口スポンサーだから当然だな。それに一分一秒でも早く対面させたいという気持ちも良くわかる。今はトリオン体で動けるけど、生身になったら車椅子での移動がやっとだというくらい身体が衰えてしまっているらしいからな)

 

須坂がツグミのことを殊のほかお気に入りであったために彼女が玉狛支部にいた時には自社製品を大量に送り届けてくれたことがあったので名前は良く知っていたし、総合外交政策局員になったことで修は須坂の()()についてツグミから聞かされていたので特別扱いする理由は妥当なものだと考えていた。

ツグミは両親を幼い頃に亡くしてしまったのだから二度と会うことは叶わないが、須坂家の失われてしまった時間を取り戻すことはまだできると考えて、せめて世話になった須坂に少しでも長く優しい穏やかな時間を贈りたいと思うのは無理もないことだ。

 

(〇九〇〇時に健康診断を始めれば〇九三〇時に応接室に須坂会長に来てもらうことになっているから十分間に合う。それが終わったらメディア対策室へ行って霧科先輩の書いた報告書を根付さんに渡す。それを見れば記者会見のことは全部メディア対策室でやってくれるってことだから安心だな。さて、着替えも終わったし本部基地に向かうぞ!)

 

修は自分に喝を入れてから自分の部屋を出ると、外に停めてあった自転車に乗って本部基地へと向かった。

 

 

◆◆◆

 

 

トリオンキューブから元の生身の状態に()()された帰国者44人は一夜明けてボーダー本部基地で目が覚めた。

キューブの状態になると意識はなくなるために彼らはラグナでキューブ化される直前の記憶までしかなく、意識を取り戻した時には故郷にいるという状態だ。

本部基地内の殺風景な天井が目に入り、そしてようやくここが三門市であると理解できる。

ずっと帰国できることを願って近界(ネイバーフッド)で過酷な日々を耐え抜いてきた彼らの感情は彼らにしかわからないが、約7年ぶりの帰国には感慨深いものがあるだろう。

誰も彼も自然に目が覚め、〇七一五時には全員が起床するようアラームが設置されていたがそれは不要であったようだ。

〇七三〇時になると全員が食堂へ案内され、そこで何度も夢に見た「和食」の朝食が用意されているのを見て涙ぐむ者もいた。

ラグナでは他の近界(ネイバーフッド)の国々に比べて食糧事情は良好で、庶民であっても空腹に耐えなければならないなどということはなかった。

ただし栄養バランスは悪く、ここでもビタミンやカルシウムなどが不足がちであったのは仕方がない。

そして米食の習慣がないため、彼らは約7年間ずっと米を一粒も食べてはいない。

そうなると白いホカホカご飯を食べることができなかったことは日本人の彼らにとって一番の苦行であったかもしれない。

旅館の定番の朝食メニューっぽくご飯に味噌汁、生卵、焼き鮭、納豆、梅干しや沢庵などの漬物にデザートとしてイチゴの練乳がけも付いていた。

ラグナでもイチゴは栽培されているし普通に食べることはできるのだが練乳がないために、ツグミが()()()()()でプラスしたものだ。

マニュアルの中に補足として「朝食のデザートはイチゴの練乳がけをプラスしてあげてね♡」とわざわざ書いてあり、修が指示どおりに手配をした。

その修も自分の朝食がまだであるため、帰国者たちと一緒に食事をする。

彼にとってはごく当たり前の料理だが帰国者たちにとっては久しぶりの故郷の味であり、三門市に帰って来たことをしみじみを感じているようで、最後のイチゴの練乳がけを女性はもちろんのこと男性も大事に味わうように食べていた。

練乳がかかっているかどうかという些細な違いだが、それが()()玄界(ミデン)近界(ネイバーフッド)の違いなのだ。

一般に練乳は小売店で購入するものだが、家庭でも簡単に作ることができるものである。

材料は牛乳とグラニュー糖()()で、調理も鍋に材料を入れて煮詰める()()なのだが、トリオン兵やトリガーを作るテクノロジーはあっても一般庶民が食生活を豊かにする考え方やスキルがない。

だからイチゴはそのまま食べるかジャムにして長期保存するかパイなどの加工品にするわけで、イチゴそのものを美味しくしようという考えはないらしい。

それにどの国でも砂糖は高価なので庶民が料理に使おうとしても玄界(ミデン)のようにスイーツに使うなどありえない。

そこがふたつの世界の違いで、近界民(ネイバー)たちが玄界(ミデン)に魅力を感じるのはトリオンを使わない文明だけではなく人が生きることを楽しんでいるように見えるからなのだ。

そういった理由でツグミは帰国者にイチゴの練乳がけを提供してもらったのだった。

もっとも彼女がふたつの世界の違いを知ってもらいたいのは修であって、その策は成功であったようだ。

 

(イチゴって露地栽培だと初夏が収穫シーズンなんだってラグナへ行って初めて知った。こちら側の世界だとイチゴのイメージってクリスマスケーキの定番だから冬に食べるものなんだよな。だけどそれってハウス栽培だからできることで、もし近界(ネイバーフッド)で同じようにしようとすればトリオンを大量に消費することになるんだろう。そもそも別に冬に食べなくても初夏になったら普通に収穫できるんだからそれで十分じゃないだろうか。はたして玄界(ミデン)近界(ネイバーフッド)よりも優れていると言えるんだろうか? でもやっぱりイチゴは練乳がけをした方が美味しいな。そのままでも美味しいけど、それをさらに美味しく食べようとすることができるのはそれだけ生活に余裕があるからで、近界(ネイバーフッド)にはそれが欠けているんだ)

 

修はそんなことを考えながらイチゴを美味しそうに食べたのだった。

 

 

◆◆◆

 

 

医師と看護師が本部基地に到着すると修はすぐに彼らを会議室へ案内し、須坂家の3人を他の帰国者に悟られないように先に会議室へと連れて行った。

ボーダーのスポンサーの家族だから特別扱いで他の帰国者よりも先に家族と対面できると知られるとマズいからである。

たった2-3時間の違いではあるが、ボーダーに金銭的な援助をしているかどうかで扱いが変わると知られたら面倒なことになる()()()()()()というツグミの配慮だ。

最近ではボーダーを敵視する人間はだいぶ減ったが、それでも反ボーダーを掲げて事を荒立てたい輩はいる。

さらにトリガーの秘密を探っている外国の諜報員につけ入る隙を与えないようにするためにはどんな些細な綻びもあってはならないのだ。

 

(霧科先輩は慎重すぎるように思えるけど、何事もなければそれでいい。もし手を抜いて失敗でもすればそれこそ後悔で胸が痛くなる。そうならないためには万全を期して準備をし、想定外のことだと言わないで済むようにあらゆる事態を想定して対応できるようにしておくんだ。だから先輩の仕事はいつも完璧で失敗はありえない。でもそのために常に情報を収集して考えているんだろうな。ぼくも情報収集や考えて動くことは苦手じゃない。むしろそっちの方が武器(トリガー)を使うよりも得意だと思う。先輩もそんなところを認めてくれてぼくを局長代理に任命したんだろうからその期待に精一杯応えよう)

 

健康診断は3人合わせても15分ほどしかかからなかった。

続いて残りの41人を男女別に連れて行き、血液検査や心電図などひと通り検査をする。

結果は昼過ぎに本人にも知らされ、健康状態に問題がある人は再検査及び場合によっては入院となるのだが、今回のラグナからの帰国者は多少の栄養失調以外特に問題はないだろう。

トリガー使いとして戦争に駆り出された者もいないため、メンタル面でも比較的良好であるからそちらのケアも必要はなさそうである。

 

 

◆◆◆

 

 

健康診断が行われている間に中庭では帰国祝賀パーティーの準備が進んでいた。

こちらは修の指示でゼノンやリヌスたち総合外交政策局員総出で行われていて、手が足りないので本部基地で待機任務の隊員を動員している。

さらにメディア対策室では3日後の3月24日に記者会見を行う旨をマスコミ関係者に連絡し、三門ケーブルテレビスタッフと共同での準備を始めている。

こちらはもう何度も行っているため慣れたものだが、修は自分で仕切るのは初めてであるから根付と嵐山隊メンバーに頭を下げて「マスコミへの対応の仕方」を教わることにした。

修は有名人である。

アフトクラトルによる大規模侵攻後の記者会見に乱入して堂々と極秘にしていた遠征について公言しただけでなく、アフトクラトル遠征前後の記者会見でも出席しているために三門市だけでなく全国的に顔が知られてしまった。

今回はツグミがいないことと彼が局長代理という肩書であるために再び舞台に上がることは避けられない。

根付はともかく嵐山隊は隊長の嵐山をはじめとして誰もが比較的修に対して好意的だからマスコミ対応に慣れているメディア対策室に頼るのは自然な流れで、修は過去の経験から謙虚な気持ちで()()()教わる約束をしていた。

 

嵐山隊の隊室のドアをノックすると、すぐに木虎が顔を出した。

 

「来たわね。早く中へ入りなさい」

 

相変わらず修に対してはそっけない態度だが、以前のように嫌悪や拒絶の雰囲気はない。

単純に忙しいのだからさっさと済ませてしまおうというのだろう。

 

「わざわざ私を指名してくるなんて驚いたわ。マスコミ対応のことで話を聞きたいってことだけど、嵐山先輩や時枝先輩じゃなくて良かったの? もしかしたら私なら暇だろうだなんて考えていたわけじゃないわよね?」

 

木虎が訊くと、修は首を横に振って答える。

 

「そんなことはないよ。前は射手(シューター)の戦い方を教わりたいからということで烏丸先輩にお願いしたら嵐山先輩を紹介されただけだ。今回木虎に頼もうと思ったのはきみにお願いしたいからなんだ」

 

「私に? どうして?」

 

「木虎は自分にも他人にも厳しくて、自分の役目とか役割といったものを正しく理解していて、防衛隊員でありながら広報部隊としても立派に結果を出している。そういったところをぼくは尊敬しているんだ」

 

すると木虎は目を丸くした。

 

「尊敬ですって? …まあ、私のことをそういう目で見ているのならそれはそれでかまわないけど、それだったら私に対しての礼儀というものは弁えているんでしょうね?」

 

「ああ」

 

修はそう言ってから木虎に向かって深く頭を下げた。

 

「どうかぼくにマスコミ対応について教えてください」

 

以前に修は彼女から「他人の厚意に甘えている」と厳しく指摘されたことがあった。

訓練生時代に大した努力もせずに停滞していたところ迅に玉狛支部へ誘われたことから優れた先輩たちが親切に何もかも教えてくれたり手伝ってくれたことでとんとん拍子に正隊員に昇格した。

たしかに修も努力はしているが与えられることが当たり前になってしまっていて「教えを乞う」という意識が足りないと判断された。

木虎自身が努力をして今のスキルを身に付けたというA級隊員としてのプライドを持っているから、持たざる者が与えられるだけで一人前になったような顔をしている修のことを認めたくなかったのだ。

しかしいくつもの経験を経て謙虚な態度が身に付いたことで木虎に「時間が許すなら教えてあげないこともないわよ」という気にさせたのだった。

 

「…わかったわ。だけどその前にひとつ教えて。何であなたがマスコミ対応について知りたいと思ったの? あなたが霧科先輩から局長代理を任されたって聞いて驚いたけど、今回限りのことなら別にそこまでしなくてもいいんじゃない?」

 

「まあ、そうなんだけど、霧科先輩から任されたからには絶対に失敗はできないし、ぼくはこのまま総合外交政策局で働こうと思っているから知っておいて損はないことだと思うんだ」

 

「へえ~。たしかにあなたは防衛隊員よりも職員として働く方が合ってると思う。私はあなたや雨取さんは目的を果たしたんだからボーダーにいる理由はなくなったんで辞めるかと思ってたわ。上層部はトリオンモンスターの雨取さんを手放したくはないでしょうけど、無理に引き留めることもできない。そういうことでボーダーを辞めないのはあなたたち自身の意思だとはわかっていた。でもどうして総合外交政策局で? 霧科先輩に誘われたとか?」

 

修は入局の経緯を話した。

 

「なるほどね。たしかにあなたにはこっちの方が向いているわ。もっと訓練すればA級にもなれたかもしれないけど、空閑くんに()()()()事情があるのならこれが最善の道なのは間違いないもの」

 

「それは空閑抜きではA級になれないって意味なのか?」

 

「そうじゃないわ。玉狛第2はあなたと空閑くんと雨取さんの3人で結成したのよね。一緒に戦えるから部隊(チーム)なんであって、彼がいなければ戦力を欠くからというのではなく彼抜きでは玉狛第2として成り立たないって意味よ。それにあなたたちにとってのA級とは遠征に参加するための条件であって、ボーダーの精鋭部隊として戦いたいというわけじゃなかったんだから、目的を達成した以上は未練なんてないのよね?」

 

「ああ」

 

「とにかく事情はわかったし、あなたが本気だっていうこともわかったから教えてあげる。今回の記者会見ではあなたが総合外交政策局長代理でボーダーの顔として表舞台に上がるんだから絶対に失敗は許されない。この()()は誰も死なないし傷つきもしないわ。だけどだからって生半可な気持ちでいたら、あなたの軽率な行為がボーダーという組織を()()()()()()ことにもなりかねないって覚悟でいなさい」

 

「わかった」

 

修の態度に満足したのか、木虎は自分が広報部隊のメンバーとしての経験について詳しく話した。

その中で機密事項についての扱いについては念には念を入れた。

修は記者会見場で極秘とされていた近界(ネイバーフッド)遠征について口を滑らせた過去があり、辻褄合わせのためにツグミが公表しても問題のないボーダーの「過去」のシナリオを書かなければならなかった。

今ではそれが「公式」なボーダーの歴史となっていて、世代交代をすれば真実は葬り去られて永遠に知られることはなくなるだろう。

 

「…と、以上よ。とにかくあなたはボーダーの代表ではなくて一部署である総合外交政策局の代理なんだから余計なことは言わないこと。せっかく霧科先輩がこんな完璧なマニュアルを作ってくれたんだから、それに従っていれば問題は起きないはずよ。メディア対策室(こっち)もできるだけあなたが困ることにならずに済むよう手回しするから。根付さんに任せておけば99.9パーセントは大丈夫。緊張することなく局長代理らしく大きく構えていなさいな」

 

「ありがとう、木虎」

 

「木虎、さん、でしょ? ま、いいわ。私もあなたも忙しい身なんだからこれくらいにしておきましょ。記者会見は明々後日なんだから、それまでにまた何か不安なことがあれば連絡しなさい。可能な限り付き合ってあげるから」

 

「助かるよ、木虎…さん」

 

「それで良し」

 

修が「さん付け」で呼ぶと木虎は気を良くして笑顔で彼を送り出した。

 

 

◆◆◆

 

 

須坂家の対面の場には迅が同席していた。

本来ならここにはツグミがいるべきなのだがそれが叶わないので迅がその代役を務めているのである。

事情は前もって須坂に知らせておいたが、とても残念がってしょんぼりとしてしまった。

ところが息子の誠司とその妻の春美、そして孫娘の美桜が応接室に入って来たとたんに須坂は座っていたソファから勢い良く立ち上がり、3人の元へ駆け出そうとした。

それはトリオン体に換装しているからできたことで、生身の状態であったらベッドに横たわったままの哀れな老人の姿を見せることになっていただろう。

約7年ぶりに再会した4人の家族の姿はドラマのワンシーンのようで、嬉し涙で顔をぐしゃぐしゃにする彼らのことを迅は少し離れた場所で見守っていた。

この家族に限らずこれまでのヒエムスやレプトからの帰国者と家族の再会についても感動的で、生きていたからこそこの歓びを享受できるのであり、中には亡くなってしまった人もいるのだから手放しで喜んでばかりはいられない。

ラグナからの帰国者は44人すべて三門市で家族が待っているために誰かが哀しい思いをするということはないが、近界(ネイバーフッド)で苦労した上に三門市には待つ家族がいないという残酷な現実に直面する者がいるのは事実。

今回の拉致被害者市民の帰国に際してツグミが修に局長代理を任じたのも哀しい思いをする帰国者がいないことでその分ストレスにならないと判断したからだ。

 

ここで須坂と対面した誠司たち3人はひとまず他の帰国者と同じ行動をしてもらうことになる。

本来ならそのまま4人で家に帰ってもらいたいのだがそこまで融通を利かすことはできない事情があるのだ。

昼は一緒に帰国祝賀パーティーに参加してもらい、午後は他の帰国者と一緒に三門スマートシティ内にある宿舎に移動して記者会見が終わるまでは一般市民やマスコミ関係者と接しないように隔離するのだ。

2日間で彼らの今後について ── 実家に戻って暮らすのかスマートシティ内の住宅で暮らすことにするのか、また就職はどうするのかなど ── を三門市生活サポートセンターの職員と相談をして決めることになる。

また一時帰国者についてはラグナに残した家族と三門市で生活できるかどうか相談をし、可能であれば再び家族と一緒に帰国することになるだろう。

もし里帰りができるのであればラグナに永住するという選択をする者も出ると思われ、そちらはすべて行政とサポートセンターに任せておけばいいということなので総合外交政策局からは一旦手を離れる。

その後ラグナへ帰る者を連れて行くことや、ラグナ政府に対して彼らのフォローを頼むなどの事柄は総合外交政策局の仕事であるため、一時帰国者がラグナへ戻る時には修が局長代理として責任を負うことになる。

迅は無事に済んだことを修の携帯電話にメールで報告し、パーティーが始まる時間まで家族水入らずの時間を過ごしてもらおうということで応接室を退出した。

 

 

 

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