ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

598 / 721
579話

 

 

リコフォスに着くまでの航海は順調であった。

トランプやボードゲームに興じる者、将来のことを考えて真面目に勉強をする者、ボーダー推薦で大学に入学はできたが単位が足りないだけでなく学力に問題があってとうとう留年してしまったために担当教授から与えられた課題のレポートを必死になって書いている者などいろいろだ。

今はまだ三門市防衛のためにボーダー隊員として近界民(ネイバー)と戦う日々だが、いずれは自分の歩む道を選ばなければならない時が来る。

自分のやりたいことがボーダーでできるのならこのまま続ければいいが、そうでない場合はボーダーを辞めて新たな道を行くことになる。

レイジは父親のようにレスキュー隊員になりたいという気持ちがあるようだし、歌川と菊地原は風間が隊長を続けるのならチームメイトとして戦いたいが風間が幹部候補だと聞くと防衛隊員を続けるかどうか迷うようになったらしい。

永遠に同じ時を繰り返す物語であればいつまでも続けることはできるだろうが、すべての人間は年を取るのだから現状維持は不可能。

故にトリオン器官の衰えによって現役を退かなければならない人は出るし、20代30代になっても学生の部活気分でいることもできるはずがない。

アルバイトとしてならまだしも防衛隊員を本業として続けるには十分とは言えない給料に満足できるわけはなく、近界民(ネイバー)による三門市侵攻がなくなりつつある今、自分の将来を本気で考えるのは当然のことなのだ。

ツグミも20歳になるまではボーダーを続けるが、その後はエウクラートンへ行くことになっている。

好き好んでエウクラートンの女王になりたいわけではないが、後継者が他にいないとなれば責任感の強い彼女にはエウクラートンを見捨てることなどできはしない。

利己主義者を自負する彼女らしくないが、彼女にとっての幸せが自分だけでなく家族や友人が一緒に微笑んでいられることであり、エウクラートンの現女王であるエレナや皇太子のリベラートもその家族である以上は自分の自由を()()犠牲にしてでも彼らのためにできることをしたいと考えているのだ。

彼女たちの存在を知らなければ女王になる義務は発生しなかったが、過去を変えることができないのだから今を精一杯生きて未来をより良いものにしようと考えるのは前向きな彼女らしい。

もっとも女王になったらエウクラートンという国を変えていくことができるようになるため、近界(ネイバーフッド)のどの国よりも早く「脱トリオン」の社会にしていこうという()()を抱いている。

近界(ネイバーフッド)の他の国の見本となる素晴らしい国を創ることで近界民(ネイバー)たちに良い影響を与え、それが結果的に三門市や玄界(ミデン)のためになるというのがツグミの考え方なのだ。

彼女に残された時間は約1年と3ヶ月で、それまでにできる限りのことをやろうとしていた。

そんな彼女の姿を見ていれば誰もが自分のすべきことを、そしてそのために何をすべきかを考えるようになる。

修は三門市立大学へ進学し、総合外交政策局の仕事も続けたいという意思を香澄に伝えて了承を得たという。

遊真は高校卒業後もボーダーの仕事を続けるのだが、戦闘以外で修のサポートができるようにレプリカから自分の知らない近界(ネイバーフッド)の国々のことを教えてもらっている。

千佳は修同様に総合外交政策局の仕事を続ける意欲はあるが、進学についてはまだ悩んでいるらしい。

少なくとも修、遊真、千佳の3人は総合外交政策局員としてボーダーで働き続けることを決めているようで、何か疑問や自身のアイデアなどがあればすぐにツグミに質問したり意見を述べたりと積極的に学ぼうとしている。

ツグミも後継者がいれば安心してエウクラートンへ行くことができるというもので、自分の持つ知識や技術を惜しみなく彼らに与え続けていた。

そして無事にリコフォスに到着し、まずは適当な場所に艇を停めて先方の反応を待つことにしたのだった。

 

 

◆◆◆

 

 

リコフォスという国は数百年前には非常に栄えた国であったが、現在では国民が激減してかつての繁栄は見る影もないとツグミは聞かされていた。

実際に目にしてみると納得し、過去100年の間に「神」が3回代わっているということだが次の「神」の代替わりもそう遠くない未来に行われるのではないかと思われた。

 

(『神』の寿命が近付いて来て国土が荒廃していく風景はアフトでも見たけど、それとはまた違う感じの荒み具合だわ。なんだか空気も澱んでいる感じだし、健康的…とは言い難い国みたい。こんな国にいたら人も病気になっちゃいそう)

 

ツグミはそんな印象を受けた。

それは彼女の勘がこの国が終末へ向かっていることを無言で知らせていたのであり、実態は彼女の印象以上に悪化していたのだった。

 

 

 

 

いつものように相手国の政府の使者もしくは軍の兵士がやって来るのを待っていたのだが、1時間経っても2時間経ってもリコフォス側の反応はまったくなかった。

通常なら(ゲート)の発生を探知したらすぐに来訪者が敵なのかそうでないのかを確認するために何らかの行動に移るものだ。

しかしそれがないということはリコフォス側にできない理由があるということ。

敵の侵攻かもしれない状況で確認すらしないということであれば、それは非常事態に陥っているという可能性は高い。

そこでゼノン隊と風間隊の6人を斥候として街へ向かわせることにした。

念のために全員がトリオン体 ── 風間隊の3人は現地の人間の姿形に変身するタイプ ── に換装して数キロメートル先にある巨大な王城を目指して出発をしたのだった。

 

すると30分ほどしてゼノンから通信が入った。

 

[ツグミ、一番近い村に到着したが様子がおかしい。住民の姿はなく、その荒れようからするとだいぶ前から無人になっているように思われる]

 

[廃村ということですか…。何らかの事情があって別の場所に村人全員で移住した可能性がありますね。もう少し先まで行って様子を知らせてください]

 

[了解だ]

 

ゼノンは通信を切ると別の集落の調査のために再出発をし、さらに30分ほど経ってから連絡が入る。

 

[やはりこの国には何かあったようだ。俺たちが潜入調査した時には単に衰退した国という印象だったが、それでもまだ人の姿はあった。ところがこの村でも人影はなく、その代わりに前回に来た時にはなかったものがある]

 

[それは何ですか?]

 

[新しい墓だ]

 

[お墓…ですか?]

 

[そうだ。それも通常なら玄界(ミデン)のように家族単位の墓を作るものなんだが、なぜか複数の人間を一ヶ所にまとめた新しい集合墓がある。さらにこの国では先祖を大切にする習慣があるから墓を粗末に扱うことはないというのに、この様子だと墓自体は新しいが誰も墓参りに来ていないと思われる]

 

[変ですね…。こうなったらわたしたちもそちらに行きましょう。それでリコフォス政府が動いてくれたらそれはそれで事情を説明すればいい。ゼノン隊長、これからわたしたちも艇でそちらに向かいます]

 

[了解。念のために白旗を挙げておけ。少なくともいきなり攻撃はしてこないはずだ]

 

[わかりました]

 

ツグミたち本隊は斥候部隊と合流すべく遠征艇を発進させた。

ゼノンの言う「白旗」は玄界(ミデン)におけるものと同じもので、近界(ネイバーフッド)でも交戦の意思がない場合は白無地の旗を挙げる。

一般に「降伏」の意思を示すものと誤解されているが、本来は非交戦状態であることを表明するものであって降伏の宣言というわけではない。

だから白旗を挙げておけば戦闘の意思はないと認識され、そこに攻撃を仕掛けるとなれば全面戦争になっても仕方がないということになる。

ただしかつてのアフトクラトルのような国に対しては意味などなく攻撃してくるだろうし、またソリトゥスのように別の国と交戦中であれば敵国の増援だと判断して両国から攻撃を受ける恐れがあるからこの方法は使えない。

少なくともリコフォスは第三国との戦闘状態にはなく、こちらが交戦の意思を示さない以上は無意味な戦闘にはならないはずである。

 

それからすぐに斥候部隊と合流した本隊は遠征艇で王都へと向かうことにした。

白旗を挙げているからといって必ずしも攻撃を受けないということはないが、拉致被害者市民を救出するための交渉相手とこんなことでトラブルを起こしたくはない。

だからこそ「待ち」でこちらに敵意がないことを示す作戦なのだが、リコフォス政府が動かなければどうしようもないのだ。

 

 

王城が大きく見える位置まで来たことでこのリコフォスという国の異様な雰囲気の正体が判明した。

どの集落も住人が20から50人くらいまでの小規模なものだが、そのどこにも住民の姿がないのだ。

おまけに「メアリー・セレスト号事件」のように住民だけが忽然と消えてしまったような印象で、何らかの事情で住民が急遽自分の村や町を捨ててどこかへ行ったのだろうという推測しかできない。

リコフォスに到着してから4時間以上経つが、まだ現地住民の姿をひとりも見ていないとなると不気味で、ツグミだけでなく誰もがこの国に異様さに身震いした。

 

 

◆◆◆

 

 

リコフォスは数百年前までは非常に繫栄した国だったということだが現在では見る影もなく巨大な王都の城壁が他者を堅く拒んでいるように見えた。

さすがに見たことのないどこかの国の艇が王都の正門の前に停まれば無視はできないらしく、中からトリガー使いと思われる ── ツグミの目には全員がトリオン体に換装していることがわかった ── 兵士たちが武装して現れた。

といっても本気で戦闘をするというのではなく、来訪者の正体を確かめるために出て来たようだ。

 

まずはツグミひとりがトリオン体に換装して艇を下り、兵士たちの前に立った。

 

「わたしは玄界(ミデン)の界境防衛機関ボーダーに所属する霧科ツグミと申します。こちらに居住する我が同胞について貴国の政府の方とお話がしたくてまいりました」

 

ツグミが「玄界(ミデン)から来た」と言うと兵士たちは騒然とし、すぐに責任者を呼んで来ると言って一度王都の中へ戻って行く。

そして15分ほどして明らかに文官と思われる40代くらいの男性 ── 彼もまたトリオン体に換装している ── が現れて丁寧に挨拶をした。

 

「ようこそいらっしゃいました。私はリコフォス女王カロリーネの弟で宰相のサルシド・リコフォスと申します」

 

「わたしはボーダーで近界民(ネイバー)の方々との外交担当をしている霧科ツグミと申します。その様子ですとわたしたちが貴国に対して敵意がないと理解していただけたようですね?」

 

「もちろんです。そして来訪の目的もわかっています。本来なら歓迎できるものではないのですが、現在は有史以来最大の危機に見舞われており、この状況を改善できるかもしれないお客様ですのでこうして私が自らお出迎えすることになったのです」

 

「最大の危機とは?」

 

「詳しいことは王城にてお話しいたしますので、まずは中へお入りください。ところでみなさんは過去に『麻疹(はしか)』に罹ったか、もしくはワクチンというものを接種していますでしょうか?」

 

「…はい、わたしは子供の時に罹ったことがありますけど、他の人についてはわかりません。しかしどういうことでしょうか?」

 

「詳しいことは後ほどご説明します。ひとまずトリオン体に換装できる人は換装してください。トリオン体なら感染はしないようですから」

 

サルシドの言葉を信じるしかなく、ひとまずツグミと迅、修、ゼノン、リヌスは全員が換装した状態で王都に入ることになった。

残りのメンバーは遠征艇の中で待機だ。

 

 

 

 

王都は高さが約20メートルのトリオン製の城壁で囲まれた半径約3キロメートルのほぼ円形の街である。

その中央に王城がそびえ、一見してフランスのモンサンミッシェルのようだ。

活気がないものの住民の姿はあり普通に生活をしているようであるが、見かけた住民の全員がトリオン体であった。

馬型のトリオン兵の引く馬車の中から見える王都の姿は他の国のそれよりも規模は大きくて趣きのある「古都」の雰囲気を醸しているが、逆にそれがリコフォスの没落を強く感じさせてしまう。

 

 

王都の中央にある王城の敷地内にある迎賓館 ── これもまたかつては多くの賓客を迎えた豪奢な建物だが今は見る影もない ── に到着するとツグミたち一行は応接室に通された。

そこでサルシドから説明を受けた。

 

「現在この国には麻疹(はしか)が流行していて多くの国民が命を落としています。今までそんな病気が発生したという記録はありません。そして我々が知らない病気なのですが、玄界(ミデン)の人間の中に医師になる勉強をしていた若者がいて、彼の言い分ではそれが麻疹(はしか)という流行り病だと教えてくれました。そしてこの病気は過去に一度感染しているかワクチンを接種していると免疫というものがつき、感染しても発症はしないというのです。玄界(ミデン)では珍しくない病気で、多くの人間が罹るかワクチン接種で免疫を持っているということで、実際にこの国の人間は次々と感染して倒れていくというのに玄界(ミデン)の人間は誰も発症していません」

 

サルシドの話では麻疹(はしか)が流行り出したのは約30日前からで、王都から十数キロメートル離れた村で第一号の患者が確認されたという。

患者は15歳の少女で、原因不明の高熱や見たことのない発疹が全身に及んだ。

そしてその家族も全員同様の症状が出て、彼らを看病していた近所の住民も感染してしまい、結果的にその村の住民は全滅してしまったのだそうだ。

ただ最後のひとりとなった20代の青年が近隣の村に助けを求めたことで何が起きたのかは伝わったのだが、同時にウィルスも村から持ち出してしまったことになり、その村でも感染が広まってしまう。

ここで軍の人間が最初の村へ赴き、住民の残した日記によって何が起きたのかがわかり、2番目の村での感染が広まっている状態でようやく政府の知ることとなった。

2番目の村も全滅し、原因不明の疫病による死亡者が発生しているという緊急事態は政府を震撼させた。

ただでさえ人口減に喘いでいたというのに治療方法がわからない病気が蔓延しているとなれば国は滅亡してしまうだろう。

そこで発症している者は見捨て、これ以上広まらないようにするという道を選んだのだった。

発症していない国民を集落単位で隔離し、一定の期間を経て問題がなければ王都内に住まわせて王都の住民と一緒に厳重に()()をする。

そうやって王都の中にいる人間は感染することなく日常を過ごしているが、一度感染してしまった者は治療の手立てがないために見殺しにするしかなかった。

そしてトリオン体に換装すれば感染することはないとわかると、()()()はトリガー使いの兵士たちに任された。

ひとりひとりの個人の墓を作ることができず、麻疹(はしか)で死亡した者は合葬されて共同墓が作られ、ツグミたちはそんな全滅してしまった村を目撃したのだった。

 

ツグミたちがサルシドの説明を聞いていると、応接室へやって来た者がいた。

年齢は30歳前後といったところで、その容姿は間違いなく日本人、つまり第一次近界民(ネイバー)侵攻で拉致された市民のひとりである。

 

「僕の名前は荒戸幸喜(あらと こうき)。エクトスという国に拉致された時には21歳で三門市立大学医学部4年でした。僕は拉致されてトリガー使いとしての訓練を受けさせられましたが医学の知識があったためにこの国の軍医として働いています。伝染病が発生したと報告を受けて現場に向かい、それが麻疹(はしか)だということはすぐにわかったのですが、この国には必要な医薬品がないために手の施しようがなく大勢死なせてしまいました。ですが不幸中の幸いと言いますか、この国に売られた三門市民は全員が子供の頃に感染したかワクチン接種をして抗体を持っていたために難を逃れたのです」

 

荒戸の指示によって感染していない人間を安全な場所に隔離して被害は最小限に食い止めることができたようで、現在は王都の中での感染は確認されていないとのこと。

そして現在わかっている範囲では全国民約32万人のうち4割近くの国民が命を失ったということと、労働人口が10万人を下回ったことで国を維持していく手段が見付からないという。

なにしろ妊娠中の女性が多く感染したことでますます人口減に拍車がかかってしまうため、このままでは食料の確保もできずに飢えて死んでしまうという最悪の未来を避けられないというのだ。

 

「この国に限らず近界(ネイバーフッド)の国々では玄界(ミデン)と比べて医療に関する知識や技術が圧倒的に劣っていて助けられる命もこの手から零れ落ちていってしまいます。それが医師を目指していた僕にはとても辛く、麻疹(はしか)でなくても他の病気で命を落とす子供が大勢います。せめて解熱剤や整腸薬があれば失われずに済んだと思うと悔しくてたまりません」

 

荒戸は悔しい気持ちを絞り出すように言った。

そんな彼の姿を見ているとツグミも自分自身のことのように胸が痛くなってきた。

そしてなぜか突然とある近界民(ネイバー)の家族のことが頭に浮かんできた。

 

(若い夫婦と幼い息子の3人家族…。ほんのわずかな間だけ交流を持った…ということだけは思い出したけど、それがいつのことでなぜ出会ったのかはぼんやとした霧の向こう側にあって思い出せない。彼らの名前すら思い出せないのに楽しかったことと哀しかったという気持ちだけが胸の中(ここ)にある。なんでこんな中途半端な記憶があるんだろう…?)

 

ツグミは脳裏に浮かんだ疑問に困惑するが、すぐに総合外交政策局長としての自分に戻った。

 

「この国の事情は良くわかりました。わたしも近界(ネイバーフッド)のいくつかの国を訪問して現状を見てきましたが、玄界(ミデン)なら助けられる病気でも近界(ネイバーフッド)では原因さえわからないということが多い。トリガーを作る技術は優れていても人の命を救う手段がないなんて滑稽ですよね。あらゆるものにトリオンを使い、トリオン能力が高ければ重用されてそうでなければ軽んじられる。それがおかしいんです。現に荒戸さんは医学の知識があることで軍医として重用されているわけで、トリオン能力以外にも優れた点を見付けてそれを伸ばすということをしなければダメだというのに」

 

「そのとおりです。僕も医学生でなければ医療に関する知識など持っておらず、タダのトリガー使いとして戦争に駆り出されていたはずです。近界(ネイバーフッド)玄界(ミデン)と比べてトリガー文明以外は数百年遅れています。麻疹(はしか)なんて玄界(ミデン)でも治療方法はないですが対処療法で救うことはできます。死亡率だって0.1から0.2パーセントとほとんどの人間が助かる病気だというのに近界(ネイバーフッド)では手の施しようがない。なんとかしたいと思っても今の僕には何に力もなく、何万という人が死んでいくのを指を咥えて見ているしかなかった僕の悔しさはわかってもらえますよね?」

 

「もちろんです。でも救いはありますよ。アフトクラトルではひとりの少年が親元を離れて三門市に滞在し、将来は医師になって祖国のために働きたいと勉強をしています。それも他人に言われたのではなく自分の目で見て考えて決めたことですから、近界民(ネイバー)でも本人の意思と機会さえあれば変わることはできるんですから」

 

サルシドは何か思うところがあるのかツグミと荒戸の会話を黙って聞いていた。

そして会話が終わるとすっと立ち上がってツグミと荒戸に向かって深々と頭を下げて言った。

 

「どうかこの国をお救いください」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。