ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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659話

 

 

応接室ではカティヤ王女と城戸のふたりがツグミたちの到着を待っていた。

これから祖国の命運について()()()()玄界(ミデン)の人間が相談に乗ろうという状態であるというのにカティアは偉そうな態度でソファに深く腰掛けてふんぞり返っている。

たしかに彼女はニウェウスの王女でボーダー側は庶民階級の人間だが、だからといって最低限の礼儀というものがある。

 

(これまで一度も王城の外に出たこともなく、王族や家臣たちとしか交流のなかった人間としてはこんなものなのかもしれない。…なんてわたしは思わないわよ! ラグナのダフネやリコフォスのイェリンは同世代だけど自分の立場を弁えて立派に役目を果たしているんだもの。親の教育やしつけができていなかったってことね。王族が国民から敬われるのはその出自ではなく、国民のために尽くしてくれるからこそ敬愛される。ニウェウス王には会ったことがないけど、この娘の親だというのなら想像もできる。国民が愛想尽かすのも無理はないわね)

 

修の報告書によるとニウェウス国王のアーロンは国民からの評判は良くないという。

それは彼が気を遣って遠慮がちにそう評価しただけで、実際には「悪い」のレベルで専制君主制の悪い見本のような人物らしい。

王族とそれに媚び諂う一部の貴族たちはその特権階級に胡坐をかいており、わずかな富を彼らだけで独占している。

庶民階級は人口が少ないから大事にされているのだが、それは本人たちが国王たちの真意に気付いていないだけで実際には家畜と大差はないそうだ。

とにかく人口増のために「産めよ増やせよ」のスローガンを掲げ、若い女性に対して子供をたくさん産むことを強要していた。

もちろん報償金が出て家族は潤うのだが、子供を一人前になるまで育てることがどれだけ大変なのか理解しておらず、自分が二男三女の親であっても子育ての苦労を知らないので無茶を強いるのだ。

子供が生まれると報償金が出るので役所に報告するのだが、死んでしまうと罰金のようなものを払わされる。

その罰金が報償金よりも額が多いために子供を死なせてしまうと赤字となってしまう。

そうなると何人もの子供を生むよりもたったひとりでもその子を立派に育て上げようとしていわゆる「ひとりっ子」になってしまう上に、農業を主体としているので女児よりも男児を欲しいと思うわけで、ただでさえ女性が少ないというのにますます男女の割合がアンバランスになっていく。

それにどんな夫婦だってお金が欲しくて子供を生んで育てるのではなく、新しい家族の誕生を喜ぶとともに一緒に生きていくことを望んでいるというのに、アーロンにとっては国民とは労働力でしかなく、その労働力を増やすために子供を生ませ、死なせてしまえば未来の労働力が失われるからとその両親に罰を与えるのだから為政者としてだけでなく人としても終わっている。

ツグミはそんな男のために働くのは嫌だがニウェウス国民には罪はないと、彼女は可能な限り力を貸すことにしたのだった。

しかし目の前にいるカティヤの態度をひと目見るなり拒否反応が生じてしまう。

 

(でもここはオサムくんのためにも手を抜かずにやってあげなきゃ。それにしてもこんなじゃお世話係のチカちゃんは苦労しただろうな…)

 

話によるとカティアは千佳に懐いているとのことで、千佳の言うことだけは素直に従うらしい。

ただしその千佳はこの()()には参加しない。

内容が近界(ネイバーフッド)の国の根幹に関わるものであり、一般職員には非公開レベルのものだからだ。

修は局長就任が内定しており、交渉を行うのが彼なのだから当然参加する。

 

 

簡単に挨拶と自己紹介を済ませると、ツグミはすぐに本題に入った。

 

「単刀直入に言います。(マザー)トリガーの寿命が尽きるというのであれば、延命の手立てはありません。現在の(マザー)トリガーはこのまま力を失い、ニウェウスという国は近界(ネイバーフッド)から消えてしまうでしょう。(マザー)トリガーと国は一蓮托生…これは近界(ネイバーフッド)の真理であり、人間がどうすることもできないことです」

 

そう話すとイライラした様子のカティアが言う。

 

「だから何とかしてくれって言ってるのよ。そんなわかりきったことを聞く暇なんてないわ」

 

ツグミはムッとするが、それを顔に出さないように答えた。

 

「ニウェウスの国王陛下ですら手の施しようのないことを玄界(ミデン)の庶民が何とかできるというのでしょうか? ボーダー(わたしたち)は拉致被害者市民を返していただくことと引き換えに物資の提供を行う()()ですから義務は果たします。ですが貴国の(マザー)トリガーの件についてはボーダー(わたしたち)が協力する義務はありません。このまま手を引いてもこちらは一向にかまわないですけど」

 

「だけど…」

 

「人の話を聞こうとしない王女殿下にはこれからどんな話をしたとしても意味はなさそうですね。わたしも聞く耳持たずの相手の相談に乗るほど暇人ではありませんのでこれで失礼させていただきます」

 

そう言って席を立とうとするツグミを修が制止した。

 

「先輩、待ってください。たしかに(マザー)トリガーにまつわることであれば人間の手に負えないものですが、このままだとニウェウスの15万人の国民が ──」

 

「わたしには関係のないことです。ニウェウス国民を救うのは国王陛下の義務。他人任せにするだけでなく、その名代としてやって来た王女殿下がそのような態度ですもの。もし助けを求めているというのであれば、少なくとも人の話を聞くという最低限の礼儀を弁えてからにしてほしいものです」

 

ツグミが厳しいことを言っている時には何か意味があるということを修は経験上知っている。

カティアの尊大な態度は誰でもカチンとくるもので、ツグミでなくても腹が立つものだ。

しかし彼女が一度約束したこと ── 修の相談に乗る ── を一方的に反故にするはずがない。

 

(霧科先輩がこういう態度をするということは策があってのこと。以前にぼくや千佳に対して厳しい態度で接したのだって、その時には意味がわからなかったけど後になって理由があったのだとわかった。たぶんそれと同じでニウェウスを見捨てようだなんてこれっぽっちも思っていない。それならぼくもその茶番に付き合いますよ)

 

「とはいえオサムくんが()()()()()()()()助けたいという気持ちはわかります。わたしも罪のない民が愚かな為政者によってそのささやかな暮らしを奪われることは我慢なりませんから、王女殿下の態度によっては協力することにしましょう」

 

ツグミはそう言ってカティアの顔を見た。

まだ不満そうな様子ではあるが、ツグミに頼るしかないため渋々といった感じで言う。

 

「わかったわよ。あんたの話を黙って聞けばいいのね?」

 

「はい、そう願います。…では話を続けます」

 

そう前置きをしてからツグミは続けた。

 

近界(ネイバーフッド)玄界(ミデン)からやって来た人間によって何もなかった空間に人の住める大地を創造したことから始まります。彼らがすべての近界民(ネイバー)の始祖となりました。5つの国から出発し、いろいろな理由によって国の数が増えていくわけですが、新しい国が生まれるということは新たな(マザー)トリガーを必要とすることで、それはひとりの人間が尊い命を捧げるということでもあります。(マザー)トリガーとなるからには相当なトリオン能力者であることはもちろんですが、本人の覚悟が重要になってくると思われます」

 

ツグミの話は城戸と迅と修は知っていることだが、カティアにとっては初耳のことである。

だからツグミの話している内容の意味がわからず、それが彼女の性格と相まってイライラを募らせてしまう。

それを感じたツグミは少し考えてから話すことに決めた。

 

「王女殿下、そのお顔ですと何でそんなことを知っているのかと訊きたい様子ですね?」

 

「ええ。どうしてあんたみたいな人間が近界(ネイバーフッド)の始まりとか(マザー)トリガーのことをそんなに自信ありげに話すのか不思議だもの」

 

「わたしはこれまでいくつもの近界(ネイバーフッド)の国を訪問し、何人もの近界民(ネイバー)と交流してきました。今の話はその中で知った事実と、たくさんのデータを集めてそれを根拠とした仮説、そしてわたし自身の経験から導き出した『答え』の一部なんです。そしてわたしは少なくとも王女殿下に『あんた』呼ばわりされるような人間ではないので、キオンやアフトクラトルといった大国の元首とも個人的に親しくさせていただいております」

 

「いくら親しいからって(マザー)トリガーに関することまで王族以外の人間に教えてくれるはずがないわ」

 

「そうですね。でもわたしは知っているんです。その意味はおわかりになりますか?」

 

「……?」

 

「おわかりにならないようですね。それならエウクラートンという国の名前を聞いたことがありますか?」

 

「いいえ」

 

「わたしはその国の王族の血を引く人間です」

 

「え?」

 

カティアはそこで驚いて丸くした目でツグミを見た。

 

「事情があって玄界(ミデン)で暮らしているのですが、この話を信じるか信じないかは王女殿下にお任せします。今はそのようなことよりも一刻を争う重要なお話をしているのですから話を先に進めます」

 

「は、はい…」

 

ツグミはカティアの自分を見る目が少し変わったことを感じていた。

しかしツグミの彼女に対する印象は好転しない。

 

(わたしが言ったことを信じている…のかどうかわからないけど、見下していた相手が自分と同等の立場だと知って態度を変えるなんて、外交を行う上で悪手と言ってもいい。親に甘やかされて育った王女だもの、仕方がないと言えばそうだけど王族こそ庶民に歩み寄ろうとしなければいけない立場にある。ニウェウスの王家はそれがわからない人間ばかりなのかもね…)

 

カティアの人格がどうであれツグミにとって重要なのは「修の役に立つ」ことで、そのために提案をするところまででおしまいだ。

 

「ニウェウスの(マザー)トリガーが過去にどのような経緯でつくられたのかはわかりませんが、寿命が近付いていて手の施しようがないという事実に目を向けなければならないようです。そこでニウェウスという国家の存続を考えるといくつかの方法があります。たとえば新しい(マザー)トリガーをつくって取り換えるとか、他国へ侵略して元の国民を追放して移り住むという()()()方法がすぐに思い浮かびます。ですが安易と言ってもニウェウスには難易度が高いですね。わたしが得た情報によりますと新しい(マザー)トリガーとなりうる人材を手に入れるにも、他国へ侵攻するにしてもトリガー使いやトリオン兵の数が十分でない。下手に他国に手を出せば逆に返り討ちになるほどの軍事レベルですから、そんな危険な()()はやめておいた方がいい。ならばどうするか…ですが、わたしはひとつ穏便に事を済ませる道を示しましょう。それは現在存在する国に国民ごと亡命するんです」

 

「亡命…!?」

 

声を上げたのはカティアと修だけだったが、城戸と迅も心の中ではそう叫んでいただろう。

いくら小国とはいえ15万もの人間がまるごと他国に亡命するというのは無茶苦茶である。

そもそも亡命とは祖国で迫害を受けるなどして命の危険を感じた個人が他国に救いを求めるものであり、国民すべてが亡命するなど前代未聞のことだ。

それにどの国も現状維持で精一杯であり、他国の人間を受け入れる余裕などないのが一般的であるから、ツグミの提案は誰も考え付かないわけで、この突拍子もない手段に驚くのは当然だ。

 

「亡命という言葉が適切でなければ移住と言い換えても良いでしょう。まあ、普通に考えたらありえないと思うでしょうが、わたしが知る限り条件によっては受け入れてくれそうな国があるんです」

 

「それはどこなの?」

 

カティアがツグミに訊く。

 

「リコフォスという国です。この国は今から1年ほど前にとある事情によって人口が約4割も激減してしまい、国内の生産力が低下しています。ですが(マザー)トリガーは()()ですからニウェウスの民が移住することは不可能ではありません。リコフォス政府も共に国を支えてくれるのであれば頭から拒否することはないはずです」

 

エクトスの諜報員によって麻疹(はしか)のウィルスがばら撒かれ、そのせいで大勢の民が亡くなったのは記憶に新しい。

ただでさえ労働人口が少ない国であったからニウェウスが救いを求めているというのなら条件次第で受け入れてくれるはずだ。

修と迅と城戸はなるほどと納得するが、カティアだけは不満げな顔でツグミに言う。

 

「そのリコフォスという国が我がニウェウスの民を受け入れると? それはリコフォスの民となるという意味ではないのか? それでは亡命でも移民でもニウェウスという国がなくなってしまうことになるじゃないの!」

 

「そうですね。ひとつの国土にふたつの国が存在するという状態は今のところ近界(ネイバーフッド)のどこにも見当たりません。ですが不可能だということにはならず、ふたつの国が共存することがあってもかまわないとわたしは思います。ですが(マザー)トリガーはひとつだけですので、リコフォス王家の意思に従うことになります。今までのようにニウェウス王家の人間が権力を振るうことはできなくなるでしょうが、それでも民のことを考えたらこれが最も現実的で平和的な解決方法のはずです」

 

「だけどそんなことになったらあたしたちはどうなるの? あたしやお父さまやお姉さまたちの立場は?」

 

「それについてはリコフォスの王家の方と交渉して、どのような形でニウェウスの民を受け入れてもらうかを決めていただくしかありませんね。リコフォスの王家の方々、特に宰相閣下は非常に聡明で正義を尊ぶ方ですので悪いようにはしないはずです。ただし国民の幸せよりも王族がこれまでのような安穏として暮らしができるかどうかを心配するような人間に対してはどういう態度で接するかはわかりません」

 

「だけど…」

 

「王女殿下はこちらが何かを言うとすぐに『だけど…』と不満げな態度で否定しようとしますね? 責任のある立場の人間にが何も考えずに無条件に受け入れてしまうことは欠点で、まずは考えてみるということが重要です。ただ相手の言うことを頭から否定しようとするその態度は好ましいものではありません」

 

「……」

 

「わたしがリコフォスへの亡命を提案したのはあくまでも提案であって強制しているものではありません。さらにリコフォスもニウェウスの民を受け入れなければならない義務はないのです。現状でニウェウスは非常に厳しい状況下にあり、国民のためであれば王族はどんなことでもしようという気概がないという点で王女殿下とそのご家族は王族としていかがなものかと思うのですが」

 

「……」

 

「国家とは民あってのもので、王族などなくても国民がいればそれで十分だとわたしは思います。王族とは国家を存続させるために存在している一族であり、その重い責任を負うからこそ民が従い敬うのです。今まさに滅びようとしている国に生きる民にとって必要なのは王族ではなく安心して暮らせる大地で、乱暴に言ってしまえば自分たちの王なんて誰であってもかまわないんですよ。高貴な身分の人間でなくても自分たちの暮らしに寄り添ってくれる人物であれば自ずと敬愛するようになります。わたしはそういう女王になりたいと思っています」

 

「……」

 

「あなたはニウェウスの民がどのような暮らしをしているのか知っていますか? 彼らがどのような思いで日々生きているのかを知らずして政を行うなど愚の骨頂。彼らの犠牲の上に王族の暮らしは成り立っているというのに、これ以上彼らに苦しみを強いるのであればそんな王族は不要です。そしてそんな王族の一員である王女殿下に対してできるのはここまで。わたしは提案をしたのですから、それをどうするかはあなた次第。そしてあなたがこの提案に納得して話を進めようというのであればここにいる三雲主任が全力で協力してくれることでしょう。…最後にもう一度だけ言っておきます。ボーダーにはニウェウスに対して返してもらった三門市民の代価はお支払いしますが、それ以上のことをする義務はないのです」

 

そう念を押してから、城戸に訊く。

 

「城戸司令、わたしの話はここまでです。第三者の立場から見てこの話はいかがなものでしょうか?」

 

すると城戸は険しい顔で答えた。

 

「私はどちらの国のことも直接見聞きしたわけではないからわからないことが多い。しかしニウェウスの民が安心して暮らせる場所をリコフォス側が提供してくれるのであれば、それが両者にとっての最善の道ではないだろうか。重要なのはニウェウスという名の国が存在するかどうかではない。ニウェウスという国に生まれ育った民がいかに生き続けるかだ」

 

「ありがとうございます、城戸司令。司令がそうおっしゃるならこれはボーダーの意思として認められたということでよろしいですね?」

 

「もちろんだ」

 

続いてツグミは修に言う。

 

「三雲主任、あとのことはあなたにお任せします。リコフォスの『神』の件についてはゼノン隊にお任せしましたので、サルシド閣下をはじめとした王族のみなさんは安心してくださると思います。それにボーダー(わたしたち)の頼みであればニウェウスの王女殿下の態度が多少()()でも頭ごなしに叱りはしないでしょう。ああ、もちろん王女殿下が話を進めるというのであれば、ですけどね。気に入らないと言うのであればボーダーは手を引いてかまわない案件ですから」

 

「わかりました。国と国の間に入って交渉をするという役目は初めてですけどやってみます」

 

修はそう答えるとカティアに言った。

 

「王女殿下、霧科先輩は厳しい人ですけど()()()()()()()()()()()最善の策を考えてくれています。本当なら自分でリコフォスへ行って交渉をしたいと思っているんですが、先輩はもうすぐエウクラートンへ行かなければならない身ですからぼくに任せようとしているんです。ぼくもニウェウスの民がむざむざ滅びていくのを黙って見ているわけにはいきません。全力を尽くしますからぼくを信じて任せてもらえませんか?」

 

カティアは自分がこれまでどおりに王族としての恵まれた暮らしができればそれでいい。

しかしリコフォスの王族が自分たちと同様の暮らしを与えてくれるはずがなく、()()()将来が不安だから『あたしやお父さまやお姉さまたちの立場はどうなるのか』などと口走ってしまうのだ。

 

(あたしは民のことなんて考えたこともないしどうでもいいのよ! だけどこのままじゃニウェウスは滅びてしまう。いざとなったらあたしやお父さまたちだけでもどこかの国に亡命すればいいと考えていたけど、民を見捨てて自分たちだけが逃げ出したとなれば歓迎してくれる国はない。だからどうすればいいのかわからずに困っていたらボーダーの人たちがやって来た。お父さまはこの状況は利用できると言っていたけど、この様子じゃ玄界(ミデン)への亡命は無理そう。それに民を見捨てたらあたしたちがボーダーから見放されてしまう。そうなったら八方ふさがりだわ!)

 

ツグミにバレたならそれで即ゲームオーバーになってしまうようなことをカティアは考えていた。

どこまでも自己中で、ツグミが最も嫌うタイプの人間だ。

しかし会談はここでおしまいとなり、ツグミはもう二度とカティアに会うことはなかった。

 

 

◆◆◆

 

 

それからしばらくして修がリコフォスへ赴いてニウェウスの事情を説明し、サルシドはニウェウスのすべての民と王族を受け入れることに決めた。

アーロンも他に道はないと腹をくくったようで、自らリコフォスに赴いて頭を下げたそうだ。

リコフォスにとっては『神』問題を解決してくれただけでなくツグミから頼まれたと言われたら断れるはずもなく、ニウェウスという独立国を認めることはできないが自治領として名を遺すことになった。

そしてアーロンは自治領主となったわけだが、以前のように権力の座にふんぞり返っていることはできず、心を入れ替えて民のために尽くすようになったという話をエウクラートンの女王のツグミは風の噂に聞いたということだ。

 

 

 

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