ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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662話

 

 

2ヶ月という長期休暇を与えられたツグミと迅。

それはこれまで何度も近界(ネイバーフッド)玄界(ミデン)を往復して満足な休暇を取ることができなかったふたりに与えられた法的根拠を基にした年間休暇と過去1年に取ることができたはずの有給休暇を合算したものなので、ふたりが権利を主張できる休暇である。

つまりそれだけ休みなく働いていたということになり、本来なら労働基準法に触れるブラック企業並みの勤務であったということ。

しかしそれはふたりが自ら望んだことであり、またボーダーという組織が超法規的な団体であるからこれまでトラブルは起きなかった。

さらにこのタイミングで休暇を取らなければそのまま退職となってしまうため、城戸は彼らに立場上休暇を与えたのであった。

ただし玄界(ミデン)を離れるふたりに()()()の準備ができるように、またこの時間に今のうちにできる自由を謳歌してもらいたいと配慮したというのが城戸の本心だ。

ツグミと迅も彼の気持ちを理解しており、休暇中は思い浮かぶだけ遊びに出かけたり美味しいものを食べたりといった「20代のうちにしたいこと」を思う存分満喫していた。

迅は特にやりたいことはなくツグミの希望に付き合うだけで、毎日彼女の行きたい場所に連れ回される。

動物園、水族館、遊園地、映画館、ショッピングセンター、日帰り温泉施設…この先10年間で楽しもうと考えていたことを毎日しているのだからものすごく()()時間を過ごしていたのだが、それを可能とするだけの資金があったからこそだ。

ボーダーで働いて得た給料を貯めていた分と、ツグミの祖父である霧科文蔵の遺産を忍田が管理していて彼女名義の約6億円があるのでどんなところでも行けるし欲しいものを買うこともできる。

もちろん全部を使い切るのは不可能なので、彼女が()()()()三門市を離れている間は引き続き忍田に管理をお願いすることになっている。

ツグミと迅がいつか帰国して三門市で暮らすための軍事金とするためで、それはふたりが必ず帰って来るという強い意思を形にしたものだ。

その遺産の一部を使ってツグミは大量の買い物をした。

エウクラートンで個人的に使用するものの他、近界(ネイバーフッド)に広めたいと彼女が考えるものを思いつく限りたくさんの種類を購入している。

近界(ネイバーフッド)ではトリオンを使った文明こそ発展しているものの、それに特化し過ぎていて常にトリオン不足に喘いでいる。

近界民(ネイバー)たちの暮らす国土すら(マザー)トリガーによってつくられたトリオン製の大地であり、あらゆるものがトリオン由来であるためにトリオンを多く持っている者こそ勝者となる「トリオン至上主義」が広まってしまっていた。

トリオン及びトリオンを多く有する人間を奪い合う愚かな戦争を減らすためにはトリオン以外に価値のあるものを提示し、それは武力ではなく対話と交渉によって手に入れることができるのだと教えねばならない。

ボーダーの主宰する同盟に加わることで、その同盟国間では文化や技術の交流が行われ、玄界(ミデン)の文明を取り入れるためには専守防衛以外の武力行使を禁止するという条件をのまざるをえないとなれば自然に武力に投じてきたトリオンを減らして国民生活に利用する流れとなる。

そこでツグミはエウクラートンを近界(ネイバーフッド)で最も豊かで国民が幸せに生きている国であるという成果(パフォーマンス)を披露し、すべての近界民(ネイバー)がエウクラートンの民のようになりたいと思わせる策を考えた。

彼女は自分が女王となるにあたって玄界(ミデン)で生まれ育った近界民(ネイバー)玄界(ミデン)の人間との混血(ハーフ)であることを公表し、玄界(ミデン)の優れた文明を近界(ネイバーフッド)に導入してエウクラートンを近界(ネイバーフッド)で最も素晴らしい国だと知らしめる。

エウクラートンに憧れる他国の人間には居丈高に振舞うことなく対等な立場で対話と交渉を行い、同盟加入を勧めることにする。

もちろん力ずくで奪おうとする愚かな国も現れるだろうが、その時には隣国のキオンが軍を動かす ── 同盟国の危機には自国同様に武力行使することが盟約となっている ── ことになるわけで、さすがにキオンの大軍勢と戦って勝つ見込みがなければ無茶なしないはずだ。

ツグミは玄界(ミデン)において「一般庶民でも手軽に入手できる便利なもの」や「教育や医療面にとって欠かせないもの」などを選び、それを()()で購入。

それをサンプルとして気前良く配り、もっと欲しいなら玄界(ミデン)へ行ってボーダーに頼めばいいと教えるだけだ。

ボーダー側は総合外交政策局が窓口となって動いてくれることになり、ツグミは送り出すための近界(ネイバーフッド)側の窓口となる。

もちろん彼女は女王なので気安く他国の使者と会うことはできないが、その役目は迅が王配として行ってくれることになっていて、リベラートや宰相のミルコがサポートしてくれるので安心だ。

ボーダー側も多岐にわたる分野のスポンサー企業がいるから、彼らにこれまでの「恩」を返すこともできる。

近界(ネイバーフッド)の国々はそれぞれ「玄界(ミデン)に提供できる技術や知識」をボーダー側に提示することで、ボーダーは新たなトリガーを入手できるしスポンサー企業は新たな顧客を得るという「win-win」な関係となるわけだ。

さらにエウクラートン側で取引相手を吟味して問題のある国であればボーダー側に紹介しないし、ツグミの紹介状のない国であればボーダー側も警戒しながらも相手を見極めてくれるというダブルチェックもできるので、三門市民に直接害が及ぶこと可能性も限りなく低くなる。

当然だがこの計画は城戸に伝えられており、幹部会議において承認されていることからボーダーの総意であると言ってもかまわないだろう。

現在のボーダーは旧体制から新体制になった8年前のように「近界民(ネイバー)は敵だ」という界境防衛中心から「敵対しない近界民(ネイバー)なら交流してトリガー技術を手に入れよう」という融和政策に移行している。

これはボーダー創設時の理念に沿ったものであり、城戸たち創設メンバーが目指していた関係である。

城戸も自分の長い旅路の終わりが近付いていると察したからか、眉間の皺も消えつつあるようだ。

いずれかつてのおおらかで声を上げてにこやかに笑う本当の彼の姿を取り戻すはずで、ツグミと迅が彼の笑顔を見ることになるのはもうしばらく先になるだろうが、必ずその時が来ると確信している。

 

 

ツグミが購入した大量の物資はボーダーの大型遠征艇に次々と積み込まれていった。

この艇はアフトクラトル遠征のために建造されたもので、それ以降は拉致被害者市民救出遠征で使用されている。

ボーダーには他にも中型艇と小型艇、そしてゼノン隊が使用している小型艇と4隻あるのだが、それには名称がなく単に「1号艇」「2号艇」「3号艇」「キオン艇」と呼んで区別していた。

ツグミはそれを味気ないとし、それぞれに名称をつけるように城戸に依頼していて、1号艇を「もがみ」、2号艇を「きりしな」、3号艇を「くが」と呼ぶことに決まった。

それは城戸にとって今は亡き盟友の名であり、ボーダー創設の詳細を明かせないまでも彼らの名前をボーダーの歴史に残したいという希望によって命名された。

そして遠征艇「もがみ」には近界(ネイバーフッド)玄界(ミデン)というふたつの世界が共存できるようにという「種子」が積まれ、それがツグミの手によって蒔かれようとしている。

その「種子」がどのような花を咲かせ果実を実らせるかはわからないが、彼女は平然と「とりあえず蒔いてみなきゃ始まらないわよ」と言い放った。

そんな前向きな彼女だからこそ城戸たちボーダー側の人間は希望を抱くことになるのだ。

今回ツグミが購入した物資だけでは全然足りるはずもなく、少なくとも半年に1回、できれば年3-4回は必要なものをエウクラートンに届けてもらいたいと考えている。

そのためにツグミはリヌスにボーダーとの連絡要員をやってもらおうと思い、すでに本人から承諾を得ていた。

ちなみに「物資」の中にはぼ〇ち揚げも含まれており、迅が個人的に消費する分は別途計上されているのは言うまでもない。

 

 

◆◆◆

 

 

11月24日、ツグミの20歳の誕生日の朝がやって来た。

彼女にとってこの日は単に誕生日であるというだけでなく、正式に忍田ツグミから迅ツグミになるという特別な日である。

結婚式はすでに挙げているものの戸籍は20歳になるまで忍田姓 ── つまり忍田真史の娘という意味 ── でありたいという彼女の願いによって保留となっていた。

 

朝5時、いつものように寮の自分の部屋で目覚めたツグミは稽古着に着替えて寮の建物の庭に出ると木刀の素振りをする。

これは彼女がボーダーに入隊すると決めて忍田から指導を受けるようになって以来、遠征等でできない日は除いて毎朝行っている習慣である。

誕生日だからという理由でサボることはありえない。

午前5時から1時間ほど素振りをすると11月下旬であっても汗をたくさん掻いてしまう。

それを自室のバスルームでシャワー浴びて拭い、朝食の準備に取り掛かる。

現在は寮にツグミ、迅、ゼノン、リヌスの4人しかいないので彼女ひとりで支度をするのであってもたいした手間ではないと言う。

迅たちは交代で手伝おうと申し出てくれたのだが、遠慮ではなく彼女が日頃の感謝を込めて自分の手でやりたいのだそうだ。

それももうあとひと月ほどで終わりとなる。

だから何もない穏やかな日常を()()()()()のだ。

今朝のメニューは彼女の得意料理であるだし巻き玉子、ホウレンソウの胡麻和え、アジの干物、豆腐とわかめの味噌汁である。

自ら手料理を振る舞うことができるのも彼女が玄界(ミデン)で暮らしているからで、これがエウクラートンの女王になれば自身の身の回りのことすらも人任せになってしまう。

それを思うと自分でやれることは自分でやりたいと思ってしまうわけだ。

 

午前7時になると食欲をそそる良い匂いがミーティングルームに漂い、4人揃っての食事となる。

家族同様に過ごしてきた同居暮らしも12月いっぱいでおしまいとなり、それぞれ別の道を進むことになっている。

それを決めたのはツグミを含めて全員自分自身であり後悔はしていないものの寂しいと思う気持ちはあって、可能な限りは一緒に食事をしようと心掛けていた。

この日はツグミの誕生日だが誰も彼女にお祝いの言葉をかけない。

あくまでもいつもと同じ一日にしたいと、意識しないでいようと迅たちが決めたのだった。

そして食事が終わると全員で片付けをして、各自自分のするべきことをやる。

ツグミは自分の部屋に戻るとベランダに布団を干し、洗濯物を抱えてランドリールームに行く。

朝から乾燥した良い天気なので洗濯物は数時間で乾くだろう。

洗濯をしている間は自室の掃除で、部屋の隅々まで掃除機をかけて窓ガラスも拭き掃除をする。

部屋がきれいになるのは楽しいものなのだが、間もなくこの部屋を出て行くのだと思うと感慨深いものがあり、特に念入りにしてしまう。

そして掃除が終わって満足をするのかと思うとそうではなくなぜか寂しくなってしまい、そんな気分を紛らわせようとしてひとりで散歩に出かけた。

寮のある弓手町は無人となっているため誰かに出会うということはなく、かつては(ゲート)発生の警報が聞こえることもあったが今ではそれもないのでとても静かだ。

だから無心で歩くこともでき、景色こそ荒れ果てているものの彼女のお気に入りの散歩コースでもあった。

 

1時間ほどのんびり歩くとそれで満足したのか寮へと戻り、簡単に昼食を済ませると迅と一緒に買い物に出かけた。

夜は忍田家で忍田と3人で祝いの宴を開くことになっていて、その材料の購入である。

本来なら祝われる側のツグミは何もしないで良さそうなものなのだが、仲間たちが祝ってくれるという申し出を丁寧に断って家族だけのささやかなものにすることに決めたのだ。

以前彼女は自分の誕生日を祝われることを極端に嫌い、パーティーを開くことはなかった。

それは彼女の11歳の誕生パーティーが結果的に旧ボーダー時代の最大の悲劇となった遠征のお別れ会となってしまい、それが彼女にトラウマを植え付けたのだった。

今ではそんな心の傷も消えたのだが、仲間たちとのパーティーを開けばそれが自然と彼女の送別会になってしまいしんみりしてしまうだろうからという理由で中止となっている。

そして忍田に対してこれまで父親として育ててくれたお礼を言い、忍田ツグミという自分に別れを告げる()()とするために実家に帰るのであった。

 

買い物を終えて忍田家に着くと合鍵で玄関扉を開けて中へ入る。

中はひんやりとしていて少し湿った空気が漂っていた。

仕事が忙しいというわけではないのだが、男のひとり暮らしでは家事が疎かになるのは仕方がない。

ツグミは可能であれば週1-2回はここに来て掃除や洗濯をしていたのだがそれで十分ではなく、自分がエウクラートンへ発った後のことを考えると頭を抱えてしまう。

沢村との関係は相変わらずのようで、このままでは仕事上の良きパートナーで終わってしまいそうだ。

ツグミはそんなことを考えているが、娘を嫁に出して安心した父親となれば気持ちも変わって沢村との関係も変わるだろうと迅は想像していた。

 

ツグミと迅は家の隅々まで掃除をし、きれいになったところでツグミは料理を始めた。

自分の誕生日の祝いの膳であるが忍田の好物ばかりを作ってしまう姿を見て迅は苦笑するが、同時にそれが彼女らしいと思うと少しばかり忍田に嫉妬してしまう。

迅にとって忍田は義理の父親になるわけだが、「世界で一番好きなのは真史叔父さん。男性として好きなのはジンさん」とハッキリ言われているものだからライバル心を燃やすのは無理もない。

ただこれから10年はツグミと一緒にいられるのが自分だけだと考えると、忍田に申し訳ないという気持ちにもなる。

そんな複雑な心の内を抱えてツグミの手伝いをする迅であった。

 

 

 

 

午後6時すぎ、忍田が帰宅した。

部屋に明かりが灯っていて夕食の準備が整っている状態の家に戻るのは久しぶりの忍田は嬉しさ半分寂しさ半分で、ツグミの手料理の並ぶ食卓についた。

そしてツグミが望んだささやかな宴が始まる。

 

「ツグミ、誕生日おめでとう。これでおまえも20歳となり喜ぶべきことなのだが、大切な宝物を失うかのような喪失感で胸にぽっかりと穴が開いてしまったかのようだ。世の父親というものは皆そうなのだろうが、私の場合は事情が少し違う。姉夫婦の忘れ形見であるおまえは私の実の娘ではない。預かったのだから大切に育てなければならないという義務感から始まったものだったというのに、いつの間にか愛おしさが溢れ出して止まらなくなってしまっていた。おまえに親バカと言われようと、それを抑えることができないくらいに。それだけおまえが愛らしくて素直で良い子に育ってくれたからなのだが、私はそれに甘えておまえに過酷な道を歩かせてしまっていた」

 

「真史叔父さん…」

 

「いくら私以外に血縁がいないとしても、もっと安全で静かに生きられるよう施設に預けて近界民(ネイバー)などと無関係な人生を送らせるべきだったのではないかと今でも思う時がある。もし三門市を離れてボーダーとも関わらない人生であれば、おまえは自分の出自を知ることもなく、したがってエウクラートンの女王になる必要もなかったのだ。それが私のエゴ…おまえを手放したくないという気持ちがこんな結果を生んでしまったのだ」

 

忍田は顔を下に向けて苦しそうに正直な気持ちを吐き出した。

 

「おまえのことだから私と一緒にいたことを否定しないだろう。私もおまえを失わずに済んで良かったという気持ちの方が大きい。だから後悔はしていない…と言うと少々語弊はあるが、今だからこそ正直な気持ちを聞いてもらいたかった。これは懺悔のようなものだが、おまえに許してもらおうとかそんな気持ちで言ったのではない。今言っておかないとそっちの方が後悔しそうだったからだ」

 

そして忍田は顔を上げた。

 

「これで私は美琴姉さんと織羽義兄さんとの約束を果たすことができた。あとは迅がその役目を引き継いでくれると信じている。いや、信じているからこそ結婚を許したのだ。…迅、おまえもこの子の怒涛のような人生に巻き込まれてしまった人間のひとりだ。これから先もこの子は普通の人間とは違う道を歩まねばならない。それはわかっていると思うが改めて言う。この子を死ぬ気で守れ。だが死んではならない。いいな?」

 

忍田の目には迅の目が映っていて、同時に迅の目には恐ろしいほど真剣な忍田の目が映っている。

 

「もちろんです、忍田さん。俺はこいつと初めて会った時から命懸けで守ってやるんだと決めていたんですから。最初は兄としてですが、夫としてそばにいて守ることを許された身です。死ぬまで死なずに守ってやりますよ」

 

「ありがとう、迅。これで私も安心しておまえたちを送り出せるというものだ。結婚したとしてもエウクラートンなどに行かなければいつでも会えるものを、とんでもない場所に嫁に行かせてしまったような気分だよ。なにしろ外国の皇族に嫁がせたようなものだからな」

 

するとツグミは言う。

 

近界(ネイバーフッド)が平和で安定した世界になれば各国の交流が盛んになり、こちら側の世界からも自由に行き来できるようになりますよ。そうしたら簡単に会えるようになりますって。私が女王となってもこれまでの慣習に縛られて不自由な暮らしに甘んじるはずがないでしょ? 女王だから誰にも会えない、神殿から出られないというのは女王になれる人間が限られてもしものことがあった時に国が大混乱に陥るからです。でも謁見の際にはトリオン体に換装すれば病気をうつされることもなく、視察で出かけても事故で怪我をすることもなくなります。これまでなぜトリオン体で戦う近界民(ネイバー)たちが気付かなかったのか不思議なくらい。まあ、それよりも高貴な存在であることを強調するために神秘的なものとして崇め奉っていたというのが本音でしょうけど。とにかく女王であるわたしにできないことはありません。自分の父親に会うこともできないなんて理不尽なことを強いるのなら女王の王冠なんて投げ捨ててこっちに帰って来ますよ」

 

冗談なのか本気なのかわからない発言をしてツグミは笑った。

 

「さあさあ、長話をしていると料理が冷めちゃいます。話の続きは食事の後にしましょう。今日でわたしはお酒が飲める歳になったんですから、とっておきのエウクラートンのワインを開けますね。リベラート殿下から貰ったものを誕生日に飲もうと思って取っておいたんですから」

 

 

こうしてツグミの20歳の誕生日の一日は静かに過ぎていった。

 

 

 

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