ワールドトリガー ~ I will fight for you ~   作:ルーチェ

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VS. case1 香取葉子の場合 4話

 

 

緊急脱出(ベイルアウト)した葉子は自分の状況を把握するのに時間を要した。

なにしろツグミの反応のある場所とはまったく別の場所からの狙撃を受けたのだから、いくら考えてもわけがわからないのだ。

ベッドの上で混乱している葉子の前にツグミが姿を現した。

 

「あ、アンタ…どんな手を使ったのよ!?」

 

負けた悔しさやツグミへの憎しみではない、純粋に何をしたのかが知りたいという様子の葉子。

そんな彼女にツグミは右手に掴んでいた髪の束を見せた。

 

「それって…」

 

葉子がツグミの姿を改めて良く見ると、彼女の長い黒髪が肩の辺りまでしかないことに気付いた。

 

「フィールドに転送された直後に髪をスコーピオンで切ったのよ。それを屋上の真ん中に置いて、バッグワームを起動すると800メートルくらい離れたビルの屋上でずっと待機していた。()()が偽のトリオン反応を捉えさせるためのもの、いわゆるダミービーコンの役目をしているとは考えないでしょ? たぶんあなたはわたしがカメレオンを使用して姿を隠していたって思っていたはず。だから当てずっぽうで拳銃(ハンドガン)を撃ったのよね。防御や反撃をするならカメレオンは使えなくなるから」

 

「…。でも、どうしてアタシが罠に掛かるってわかるのよ?」

 

「だって思考が単純なんだもの。あなたも罠を仕掛けて待っていたと思うけど、忍耐力では狙撃手(スナイパー)のわたしには勝てない。罠を仕掛けたなら敵が掛かるまで動かずにいなきゃダメよ。わたしは狙撃手(スナイパー)の訓練を受けたから、30分でも1時間でもずっと待ち続けることができる。罠を張って敵を待ち伏せするという長期戦に持ち込むなら、その気の短さを何とかしなきゃ」

 

「余計なお世話よ。…だけどアンタは突撃銃(アサルトライフル)を使うんじゃなかったの?」

 

「あら、ちゃんと使ったわよ。わたしは弧月とレイガストを外しておいた。どちらも柄の部分を収納するホルダーが必要だから、携帯しているかどうかは見た目でわかる。その『携帯しているかどうかが外見でわかる』トリガーを外すことで、()()()()()()ことをアピールする。逆に突撃銃(アサルトライフル)という『とても目立つ』トリガーを携帯しておく。こうすればあなたはわたしが中距離(ミドルレンジ)の攻撃をすると思い込む。そこであなたは自分の得意な近距離(クロスレンジ)攻撃に誘い込めば勝てる、って考えたでしょ?」

 

「……」

 

突撃銃(アサルトライフル)を使うと()()()()のがわたしの作戦。あなたは中距離(ミドルレンジ)の攻撃に警戒しているから、その意識の外にある遠距離(ロングレンジ)の攻撃があるなんて想像もしていない。あなたはわたしと戦う上でいろいろ調べたみたいだけど、一番重要なことを見逃している。わたしはあなたが考えている以上に性格が悪いの。これから戦うかもしれない相手(あなた)に手の内を見せるはずないでしょ? 普段使わないトリガーの練習と言ったのは真っ赤な嘘。『兵は詭道なり』って孫子の言葉知ってる? 何事にも駆け引きは必要よ」

 

「……」

 

葉子は思い出していた。

たしかにツグミは「これから敵になるかもしれない隊員に対してこっちの手の内を見せるなんてバカなことをしたくない」と言っており、自分もそれに賛成していた。

だからこそC級のブースを使わずに隊室の訓練室を使用したのだ。

「これから敵になるかもしれない隊員」という言葉に葉子は騙されてしまった。

なにしろツグミは「今から戦う敵」であり「これからの敵」であるという意識がなくなっていたのだ。

だからツグミがバカ正直に突撃銃(アサルトライフル)型トリガーを使うはずがない。

葉子は自分が会話を利用してツグミの情報を手にしていたと考えていたが、それを逆に利用されたのだからショックは大きい。

戦力だけでなく、こういう戦術を即座に思いついて実行できるのがツグミの強さのひとつなのである。

普段の葉子なら自分が騙されたのだと知って大激怒するはずなのだが、なぜか今日に限って「ムカつく」とか「イライラさせられる」という言葉すら口から出て来なかった。

3度の敗戦で自分がツグミには勝てないのだと思い知らされ、自分の前に立ち塞がる「壁」の高さに打ちのめされているといった感がある。

 

「じゃ、わたしはもう行くわ。チカちゃんを待たせてるから。次は公式戦で思う存分戦いましょうね。…華さん、後はよろしくお願いします」

 

そう言ってツグミは出て行った。

 

 

 

◆ Conversation of Yoko and Hana

 

「華もこれでアタシのことを見捨てたくなったでしょ?」

 

ずっと黙ってツグミと葉子のやり取りを見守っていた華。

葉子の投げやりな態度に華は慰めるでもなく、また責めることもせずに言った。

 

「見捨ててほしいなら見捨ててあげるけど」

 

「……」

 

「葉子はいつも霧科さんに対して苛立ってばかりいて、何かというと『気に入らない』とか『いい気になってる』なんて言ってたでしょ?」

 

「だってそうじゃない! あの女は昔A級1位の東隊の隊員だったくせに簡単に辞めたのよ。普通1位の部隊(チーム)を辞めるはずないでしょ? 思い上がってんじゃないわよ…」

 

「それ、葉子の思い違い。当時の東隊は将来隊長となりうる優秀な隊員を教育するために、忍田本部長が選んだ隊員を送り込んでいたそうよ。だから十分に成長した彼女は他の人より先に()()しただけ。実際、彼女が脱退したすぐ後に加古さんが入隊し、当時の隊員の二宮さんと三輪さんと加古さんが()()するに見合う力をつけたということで、東さんは部隊(チーム)を解散。今度はB級の隊員を教育したいと言って自らB級に降格したって話だもの」

 

「そんなこと知らなかった」

 

「わたしも知らなかったことだけど、霧科さんのことを調べていくうちにわかったの。それで葉子がなぜ彼女に対して突っかかるのかがなんとなくわかった気がする」

 

「どういうこと?」

 

「彼女と葉子は似ているところがあるのよ」

 

「はあ? アタシとあの女のどこが?」

 

「彼女は7歳の時に両親と死に別れて三門市にいる親戚に育てられたそうよ。どういう関係かは知らないけど、その頃に忍田本部長の弟子になって剣術を学んだみたい。勉強もけっこうできたらしくて、中学は他所の私立中学へ行けるくらいの成績だったんだけど、その時にはもうボーダーに入隊していたから市内の公立中学へ通ったんですって。つまり彼女も葉子みたいに昔からいろいろなことを器用にこなしていたってこと。葉子も昔はそうだったけど、『アタシは天才だから、勉強なんかしなくても点が取れる』とか言って何も努力しなかったよね? でも彼女は努力を惜しまない。現状に満足しないで常に上を目指そうとしている。そこは葉子とは違うわね」

 

「……」

 

「それから戦い方も似ている部分がある。彼女も葉子と同じで防御よりも攻撃に力を入れるタイプ。彼女がB級ランク戦で大量得点できるのは、彼女は自分で攻めのペースを作ることができるから。葉子も攻めのペースを掴めれば大暴れして敵を圧倒できるんだけど、前回のランク戦ではペースを掴めないままに負けてしまった。葉子の絶対勝てるという根拠のない自信と、相手部隊(チーム)のことを良く知らないくせに頭から舐めきっていたこと、そして仲間の忠告に耳を傾けないことが敗因だわ」

 

「……」

 

「葉子って霧科さんのことが羨ましいんじゃないのかな…」

 

「どういう意味よ?」

 

「葉子ってわたし以外にボーダーで仲の良い友達っていないでしょ? クラスメイトの小荒井くんや志岐さんともあまり付き合いないみたいだし」

 

「別に。アタシは華さえいればいいんだから」

 

「だったらどうして彼女が大勢の人に囲まれているのを見て不快になるのよ?」

 

「女王様気取りの嫌なヤツだからよ。なんだか性格悪そう」

 

「そうかしら? 本部から玉狛支部に転属になっても、彼女が本部(ここ)に来た時には隊員たちが自然と集まって来る。性格が悪い人の周りに人が集まるってことあるかしら?」

 

「う…」

 

「以前に彼女と戦った時、葉子は負けた腹いせに近界民(ネイバー)の第一次侵攻で被害を受けたことの謝罪を迫ったよね。あの時に烏丸さんが彼らしくない態度だったのを覚えてる? わたしはそのことが気になって、後で事情を聞いてみたの。そして彼が怒った理由が良くわかったわ」

 

「何だというの?」

 

「霧科さんは当時のボーダー隊員の中では最年少の11歳。本格的な実戦はあの時が初めてだったそうよ。昔のボーダーは近界民(ネイバー)の存在を知って、いつか起こりうるであろう大惨事の被害をできる限り食い止めるために組織された。葉子が勉強もしないでゲームばかりしていた間も、彼女は近界民(ネイバー)と戦うために戦闘訓練をしていた。だから被害が()()()()で済んだとも言えるのよ」

 

「……」

 

「それに緊急脱出(ベイルアウト)のシステムができたのは今のボーダーができてから。つまり第一次侵攻の時は戦っているうちに換装が解けてしまったら、それはすなわち死ぬということ。それほど過酷な環境で戦っていたのに、知らなかったとはいえ葉子の無礼な態度には我慢できなかったと思う。それなのに彼女はあなたに言い訳はしなかった。彼女が自分に非はないから謝らないと言っていたのも、自分や当時の仲間がその時に持っていた力を全部出し切って戦ったことに『正しいことを精一杯やった』という誇りを持っているからよ。だから烏丸さんは彼女の代わりに怒ったんだと思う。それだけ彼女は慕われているってこと」

 

「……」

 

「葉子が彼女に対して敵意むき出しでいるのを見ていてわたしは止めようとしなかった。どうせわたしが言ったところで葉子が考え方を変える気がなければ変わらないもの。これまでがそうだったから。でもこのままだと葉子だけでなく雄太や麓郎くんもダメになる。一番を目指すというわたしの目標をあなたに潰されたくないわ。今期は第1戦と第2戦はかろうじて上位グループをキープできていたけど、第3戦で負けたから中位グループに落ちてしまった。逆に霧科さんは快調に順位を上げていく。この差って何だと思う?」

 

「知らないわよ。でもあの女のことだからこれまでの人生がトントン拍子で、高い壁にぶち当たったことがないんじゃない?」

 

葉子の「高い壁」という言葉を聞いて、華は苦笑した。

 

「何よ?」

 

「ううん、何でもない」

 

「何でもないってことないでしょ? その笑い、どういう意味?」

 

「わからないのなら、()()それでいいわ」

 

華の意味深な発言に葉子は苛立つ。

 

「ねえ、教えなさいよ!」

 

「些細なことで苛立つその気性を直さないと、いつまで経っても一番になれないわよ。わたしは葉子と一緒に一番になりたいんだから」

 

「…わかった」

 

「じゃ、雄太と麓郎くんが来たら明日の試合の作戦会議をしよう。次は必ず勝つわよ、葉子」

 

「もちろんよ。アタシがいるんだから絶対勝つに決まってるわ」

 

自信満々で言う葉子に、華は彼女に見られないように小さくため息をついた。

 

(葉子はやっぱり葉子でしかないのよね…)

 

 

 

◆ Conversation of Tsugumi and Hana with the telephone

 

「霧科さん、今日はいろいろありがとう」

 

「お礼なんていいのよ。それよりもヨーコちゃん、どうだった? けっこうショック受けたカンジだったけど」

 

「うん、大丈夫。葉子は自分が何でもそつなく器用にこなすから、ボーダーに入るまで挫折というものを味わったことがなかったのよ。それであなたにコテンパンにされて、いい方に転べば良かったんだけど、逆に屈折しちゃったみたい。そのことであなたにはずいぶん迷惑かけてしまって、そのことに関してはわたしがお詫びするわ。ごめんなさい」

 

「お詫びなんていらない。あなたが謝ることじゃないから、気にしないで。わたしも初めは面倒だと言うか、身の程知らずのイノシシ娘だと思ってウザかったけどね」

 

「葉子があなたに絡むのは、あなたのことが羨ましかったからだと思うの。同い年なのに元A級1位部隊(チーム)のメンバーだったとか、完璧万能手(パーフェクトオールラウンダー)だとか、あなたがたくさんの仲間に囲まれて楽しそうにしているのを見て、自分が持っていないものを持っているから嫉妬していたのね」

 

「わたしの方が先にボーダーに入っていたんだから当然なのに」

 

「うん。それであなたと3回戦ってみて、ずいぶん変わったみたい。特に今日は今までみたいに無策で突っ込んで行くなんてことはせずに考えて行動していたし。もっとも膠着状態に耐えられなくなって、いつもの彼女に戻ってしまったけど」

 

「それね…。わたしだって狙撃手(スナイパー)の訓練を受けていなかったら30分は待てないかも。気の短いヨーコちゃんにしては頑張ったわけだから、そこは評価したいわね」

 

「わたしも同じ気持ち。…それで最後に葉子はあなたがこれまでの人生がトントン拍子で、高い壁にぶち当たったことがないんじゃないかって言ってたわ。誰だって壁にぶつかることくらいあるのにね」

 

「壁? ないない。わたしには壁なんてものが存在したことないから」

 

「そうなの?」

 

「そうよ。だって壁というものは本人が壁だと思うからそこに存在してしまうものだもの。物理的に存在するものじゃなくて精神的なものでしょ? だから逆に壁だと思わなければ、壁なんてものは存在しないことになる。わたしは自分の進む先に障害物があったら、それを壁だと思わずに『山』だと思うことにしているのよ」

 

「山…?」

 

「そう。壁には越えるための手すりや足場なんてものはない。だから真正面から乗り越えようとしても難しい。壁を前にして立ち止まってしまうことが多くて、そういうのをスランプって言うのよね。でも逆に壁なら探せばどこかにドアがあって簡単に開けて前に進めるかもしれないし、壊すための道具が落ちているかもしれない。壁なら遠回りすれば端っこを迂回して行くこともできるでしょうし。それに立ち止まるのは悪いことじゃなくて、自分を省みる良い機会でもあるわけだから、壁にぶつかること自体はあってもいいと思う。むしろぶつかった方がその人のためだとも言えるでしょ? 実際にヨーコちゃんはボーダーに入るまで順調過ぎたくらいだから」

 

「そうね…」

 

「それでわたしが壁でなく山だと考えるのは、それがわたしの性に合っているからなの。山なら登山道があってそこを登って行けばいずれ山頂に着くし、登山道がなければ自分で道を作って登ればいい。時間が掛かったとしてもね。そして山頂に立つと、そこから無限に広がっている世界が見えるわ。山が高ければ高いほど遠くまで見える。そしていくつもある未来の可能性の中で、自分の理想とするものを見付けられたら、それを目指してひたすら歩き続ける。そんなカンジかな?」

 

「……」

 

「華さん、聞いてる?」

 

「え、ええ、ちゃんと聞いているわ。あなたがそういう考えで行動しているのって面白いなって思ったの。葉子もあなたを見習うべきね」

 

「わたしを見習う必要はないと思うわ。越え方は人それぞれだもの。彼女が壁だと思うものが前に立ち塞がるなら、彼女なりの方法で前へ進むはず。もし越えられないなら彼女はそこまでの人間だったということ。本人ひとりでジタバタするのも良いし、仲間が手助けして一緒悩んだり苦しんだりするのも良いと思う。それは香取隊の中でのことだから、好きにしてちょうだい」

 

「ええ、わかっているわ。…あ、それから今日貰ったクッキーのことだけど、雄太と麓郎くんは喜んでくれたけど、葉子はやっぱりダメだった。だから彼女の分はわたしが食べることにしたから」

 

「そう…。まあ、そうなるとは思ってたから、そんなに残念な気はしないわ」

 

「葉子はけっして悪い子じゃないから誤解しないであげてね」

 

「わかってるって。華さんの友達だもの、悪い子じゃないことはわかる。彼女が歩み寄ってくれるなら、わたしはいつでも差し出す手は持っているから心配しないで。彼女がわたしのことを良い意味でのライバルだと思ってくれれば、きっとお互いに自分を高め合うことができると思うんだけどね。自分を変えるよりも他人を変えることの方がはるかに難しい。本人が変わろうと思わなきゃ絶対に変わらないから」

 

「そうね。わたしも葉子にはあなたみたいな友達が必要だと思う。ありがとう。…じゃあ、おやすみなさい」

 

「おやすみなさい。お互い、明日は頑張りましょうね」

 

 

 

◆ Tsugumi’s monologue 8

 

わたしのことが羨ましい…か。

自分が持っていないものを他人が持っていたら、誰でもそれを自分も欲しいって思うけど…

でも羨ましいとか妬ましいとか思う前に、自分の力で手に入れる努力をしろ、っての。

トリオン能力ならトリオン器官を鍛えることである程度はアップできる。

戦闘技能はもう訓練で高めるしかないし、経験値は模擬戦や実戦を重ねれば自然と上がっていくもの。

全部自分の力で手に入るものばかりなんだから。

そりゃ生まれつきのサイドエフェクトは本人の力ではどうしようもないけど。

もっともサイドエフェクト(あんなもの)は持っていない方がいいと思うけど、普通の人はそれを知らないのよね…

わたしはヨーコに嫉妬されるような羨ましい人間じゃない。

近界民(ネイバー)に家を壊されたと彼女は言うけど、わたしはもっと多くのものを近界民(ネイバー)に奪われている。

家族同様の仲間をたくさん失ったし、何度も辛い目にも遭っている。

自分が死にかけたことだってあるし。

でもそんなことを他人に話して同情を乞うとか、()()の言い訳にする気は更々ない。

華さんも言っていたけど、自分の不幸自慢なんかしてどうするのよ?

そんなことをしたら一番不幸な人が優勝するってこと?

嫌だな、そんなレース。

とにかくヨーコが公式戦で挑んでくるのならいつでも受けて立ってやるわ。

彼女の性格からして「拳を交えることで友情が芽生える」ってことにはなりそうにないけど。

 

 

さて…そろそろかな?

今はヨーコのことよりチョコレートムースの出来上がりの方が重要。

うん、ちゃんと出来てる。

後はジンさんが今日中に帰って来てくれるかどうか。

喜んでくれるといいけどな…

わたしにとって()()の男性にプレゼントする大事なバレンタインチョコだもの。

 

 

早く帰って来ないかな…

ジンさん、今日中に帰って来るわよね…

そうでなきゃ意味がなくなっちゃうもの。

はあ…

 

 

 

 

 

来た!

 

お帰りなさい、ジンさん!

 

 

 

 






次回は「VS. case2 唯我尊の場合」(全9話)です。
どうぞよろしくお願いいたします。


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