夕焼けと月に恋心を込めて   作:ネム狼

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お久しぶりです
更新遅れてごめんなさい
今回つまらないかもです



飛び移りからの抱き止め、からの......睡眠

 ふわあ、眠い。欠伸が出てしまった。昨日遅くまでパッチワークやってたから眠い。今日は休みか。何もなければこのまま寝ようかな。何もなければの話だがな。

 

 そんなことを考えていたら電話が来た。嫌な予感がするな。言った側からフラグを回収するなんて……。誰からだ?

 スマホの画面を見たらひまりからだった。なんだこんな朝早くに。なにかあったのか?

 

「もしもし?」

「おっはよー結月!」

 

 ひまりから大きな挨拶が来た。声大きいよ、ひまりのバカ野郎。

 

「お、おはよう。ひまり声大きい」

「ごめんごめん!」

「テンション高いな、いいことでもあったか?」

「特にないよー!結月、今そっちに行くね!」

 

 電話を切られた。え?こっちに来る?普通に来るんだよな?俺は日差しを浴びるためにカーテンを開けることにした。しかし、外を見た瞬間になにかが目に入った。

 

 

――ひまりがこっちに飛び移ろうとしていた。

 

 

 ちょっと待て!なにをしようとしてるんだあいつ!これあれだよな!?抱き止めろってやつだよな?とにかく怪我だけはさせちゃダメだ。俺は窓を開けることにした。

 

「ひまり!駄目だ、普通に来てくれ!」

「結月、今飛び移るね!」

 

 ひまりは俺の話も聞かず、俺の部屋に飛び移った。本当にやったよこいつ!ああもう、抱き止めてやるよ!

 

 

▼▼▼▼

 

 

 私は結月の部屋に飛び移った。無事に飛び移り、抱き止めてくれた。けど、結月は後ろに倒れちゃったけど、ベッドの上だったから大丈夫だった。あちゃ~、怒られるよねこれ?やり過ぎたかもしれない。

 

「大丈夫かひまり、怪我とかないか?」

「大丈夫だよ。ごめんね、こんなことしちゃって」

 

 私は結月に謝った。怪我がなかったからよかったけど、飛び移れなかったらどうなってたか。想像しただけでも怖くなった。なんか自分でやっといて泣きそうになっちゃった。

 

「ひまり」

「なに?ってわあ!?」

 

 結月は私の頭に優しくチョップし、頭を撫でた。こんなことをしたのになんで優しくするの?

 

「バーカ」

「ば、馬鹿って……」

「ホントにバカだよお前は。こんなことしなくても抱き止めてやるのに、やり過ぎだよひまり」

 

 結月は私に優しく言った。あ、駄目だ泣きそうだ。私は涙を流してしまった。結月、ごめんね。ごめんね!

 

「ひまりどうした!?」

「ごめんなさい、結月……」

「泣くなってひまり。許してあげるから」

 

 結月は涙を指で拭った。こんなことしちゃって言うのもなんだけど、キュンとしてしまった。結月って天然ジゴロなの?私は結月の胸に顔を埋めて泣いた。

 

▼▼▼▼

 

 

「ひまり、落ち着いたか?」

「うん。さっきはごめんね」

「もういいよ。ひまりに怪我がなくてよかった」

 

 ひまりが泣き止んで数分経った。今は俺の膝の上に乗って落ち着いている。俺はというと、ひまりを後ろから抱き締めている。付き合ってもいないのにこんなことをするとは、罪深い男だな俺は。

 

「それで、今日はなんの用なんだ?」

「そうだそうだ。今日は結月と家デートしようと思って来たんだ!」

「家デート?なんでまた……」

 

 家デート。どこにも出掛けずに家で過ごすっていうあれか。ひまりのことは好きであっても家デートはしたことがない。

 

「今日はそんな気分だからかな?」

「自分で言っといて疑問形かよ」

「疑問形だよ!」

「ツッコミはいるのかよ!」

 

 なんだよこの会話、聞いた俺がバカみたいじゃん。これじゃ俺とひまりがバカだって言ってるも同然じゃねぇか。

何をして過ごすか何も決まっていないが、とりあえず話合うか。

 

「何して過ごす?」

「結月が決めていいよ。私は結月と一緒にいればいいからさ」

「そうか。じゃあ今から寝るか」

「え、寝るの!?」

 

 そうだよ、パッチワークやり過ぎて眠いんだよ。頼むから寝させてくれ。

 

「パッチワーク夜遅くまでやってたから眠いんだ」

「寝ようよ!?追い込まれてるの結月!?バカなの、死ぬの!?」

「追い込まれてないよ。てかボロクソ言うのやめろ」

「追い込まれてないならなんでまた……」

「余裕持たせておこうと思っただけだよ」

 

 そう、余裕を持たせるためだけだ。決して追い込まれてるとかではない。

 

「そうなんだ。じゃあここに頭置いて」

「えっ、それってヤバくないか?」

「大丈夫だよ。私と結月しかいないから問題ナッシングだよ!」

 

 ひまりが置いてくれと言った場所とは、膝だった。膝枕か、二人でいつもやり合ってるから慣れてるが……。まあいいか。

 

「問題ナッシングなら信じよう。じゃあ寝るぞ?」

 

 俺は自分の頭をひまりの膝に乗せた。慣れてるとは言ったけど、やっぱり慣れない。幼馴染みとはいえ、女の子の膝枕だ。慣れたら怖いとしか言い様がない。

 

「結月どう?気持ちいい?」

「う、うん。まあまあだよ」

「なーに顔赤くしてんの?可愛いなあ」

「可愛いとか言うな。可愛いって言われるのは抵抗あるんだぞ」

「ごめんごめん。可愛いかったからつい、ね?」

 

 ひまりこそ可愛いよ、なんて言えない。好きな人であってもそんなの言えるわけがない。俺ってどんだけヘタレなんだ。

 

「ごめんなひまり。朝からこんなことになって」

「いいのいいの!私は結月と一緒にいればいいからさ!」

 

 ひまりはホントに優しいな。俺がひまりのことを好きになったのはこういう優しいところだ。こんなに優しくされたら甘えてしまう。母性本能をくすぐられたのかもしれない。

 

「ありがとひまり。それを言われただけでも嬉しいよ」

「そっか」

「じゃ、おやすみひまり。昼くらいには起こしてな」

「りょうかーい!おやすみ結月」

 

 俺は眠りに就いた。"一緒にいればいい"、か。本当に嬉しかった。ひまりがあんなことを言ってくれるなんて......。そんなことを言われたらさらに好きになってしまう。罪深い女だなひまりは。

 

 

▼▼▼▼

 

 

 結月寝ちゃったか。なんか私も眠くなっちゃった。そういえばまだ言ってなかったな。お母さん達とおばさん達が仕事でしばらく帰ってこれないって言ってなかった。1ヵ月だったかな?

 

 そこまでいないってなると私と結月、二人きりになるってことだ。どう過ごそうかな?明日は休みだから今日は泊まるけど、結月は呑気に寝てる。しょうがないか疲れてるんだ。

 

 結月から言われたけど、「ひまりは料理はできなくてもお菓子作りは上手い」って、なんか複雑だなあ。私も料理できるようにして結月の胃袋を掴みたい。誰に教わろうかな?蘭達のうちだとつぐに教わるのもいいかもしれない。

 

 私も頑張ろう。結月のお嫁さんになるんだ!なにもできないっていうのはとてもヤバイ。花嫁修業やらなきゃだね!

 

 

 

 

 

 




この話は続きます
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