機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ IF   作:タロ芋

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 数日ほど経ち、鉄華団の面々は宇宙へと上がったシャトルの中へいた。

 少年たちが楽しそうにシャトルの窓から外の景色を見て騒いでいると。

 

「あ。あれがオルクスの船じゃないですか?」

 

 ほら、あそこあそこ! とタカキが指をさし。誰もが船窓を覗き込むと、オルクス商会の強襲装甲艦が小さくその姿を現していた。

 

「予定より少し早いな。 ……ん?」

 

 その姿を見て、オルガは怪訝そうな顔をする。

 オルクス商会の船の端で何かが輝く。

 艦船に比して小さな機体のスラスターの光だと、その時気づかない者はいない。そしてその姿が大きくなるにつれて面々は顔を青ざめさせた。

 

「あれは…………!」

 

「ギャラルホルンのモビルスーツ!?」

 

「お、おい…………。その奥にもまだ何かいるぞ!?」

 

「何ィっ!?」

 

 オルクス商会の船が移動を始めた。まるでこちらの頭を押さえようとするかのように。

 

 そしてその背後に視線を移せばギャラルホルンの軍艦2隻と、さらにモビルスーツの影があり益々少年たちが顔を青ざめさせる。

 

 そして、彼らがシャトルでそんなことをやっている頃の鉄華団が保有する強襲装甲艦"ウィル・オー・ザ・ウィスプ"改め"イサリビ"に格納されちいるアンドロマリウスのコクピット内で首筋のコネクタを接続し、ミカエラはシートに背中を預けて膝を抱え丸まっていた。

 

「嗚呼、もう少しで沢山殺せる(食べれる)んダ…… うん。わかってるヨ食べ残しはダメだもんネ。うん、うん。ちゃんと殺さなきゃ利用価値を示さなきゃあの時のパパみたいに捨てられちゃうもン。だからいっぱいいっぱいいっぱい殺さなきゃ…… そうでしょウ? "アグニカ"」

 

 目の焦点はどこにも定めておらず、独り言を呟き続けるミカエラはゆっくりとその手で操縦桿を握る。

 

 出撃の準備は既に完了している。あとは命令を待つだけだ。

 

『ミカエラ、シャトルはもうすぐで合流出来る。先行は頼めるか? シャトルは俺がやっておく』

 

「……了解」

 

 昭弘との通信を短く終え、ヘルメットのバイザーを下ろす。

 そして、イサリビの艦体下部カタパルトデッキが展開。ハッチが開き宇宙空間がポッカリとその姿を現す。

 カタパルトに寝そべった状態で固定されたリベルタスパッケージの外されたアンドロマリウスは出撃の時を待つ。

 

『よしッ。いいぞミカエラ!』

 

「ガンダムアンドロマリウス、ミカエラ・カイエル。敵を鏖殺しまス」

 

 カタパルトが凄まじい勢いで打ち出され、アンドロマリウスの巨体が瞬間的に猛加速し宇宙空間へと射出される。続けて、

 

『バックパック、出すぞ!』

 

 その後に飛行形態へと可変していたリベルタスパッケージもカタパルトから射出されまっすぐにアンドロマリウスへと飛んでいく。

 

「レーザー誘導問題なし、エイハブリアクター同調率誤差許容範囲。各種システムオールグリーン」

 

 2枚の主翼が変形し、下部にランディングギアとして使用されていたパーツとバルカンが分離、それぞれサイドアーマー、腕部に装着される。

 そして主翼根元部分が曲がると翼状に変化し、バックパック本体がアンドロマリウスの背部へとレーザー誘導で接続された。

 

《CODE:REBERTAS ANDROMALIUS》

 

 そのような文がディスプレイから左から流れていき、アンドロマリウスの双眸が強く発光する。

 

 そのままスラスターの推力を全開にし、一瞬で最高速度へとなり翼ともいえる光を放ち、シャトルのいるであろう地点へ飛び立つ。今か今かと獲物を前にした猛獣のように……

歳星にて登場するアンドロマリウスの新装備案

  • 近接攻撃型
  • 遠距離砲撃型
  • 電撃強襲型
  • 強行偵察型
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