機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ IF   作:タロ芋

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乃木さん高評価あざーっす!




「MSだと?」

 

「はい、どうや昨日飛来してきた小惑星にくっついていた模様です。近くには民間の警備会社が」

 

 ギャラルホルン火星支部、その支部長コーラル・コンラッドは部下の報告に眉を顰める。

 そして出された報告書には解像度は荒いが辛うじてMSだと確認出来る写真が付属されてるが、見たところ片腕はなくあちこちがボロボロのため大したことは無いとコーラルは1人結論づけると部下を下がらせた。

 

 そして、今の彼からしたらガラクタ同然のMSよりもこの後に来る監査官が悩みの種である。

 

 ○

 

「おやっさん。落ちてきたアレってコイツと同じやつ?」

 

 CGSの動力室、本来なら立ち入り禁止の場所なのだが三日月のお気に入りの昼寝の場所になってる所でCGSで唯一子供たちが懐いてる大人のナディ・雪之丞・カッサパに目の前で力なく繋がれてるMSを見ながら三日月は尋ねた。

 

「あん?どうだろうな・・・ 遠目からしか見てねぇからわかんねーが。まぁ、見た感じコイツの同類だとは思うぞ三日月」

 

「ふーん、そうなんだ」

 

 雪之丞の言葉に頷き、三日月はそう答える。

 そして、そこにオルガが三日月を呼びに来た後にクーデリア・藍那・バーンスタインと邂逅し少々違うが物語は始まっていく。

 

 そして、時間は進む。

 だが、その過程でちょっとした齟齬が生まれる。

 本来なら見回り中でギャラルホルンの兵士の狙撃により命を落とす少年たちは、空から飛来してきたMSのおかげで地形が変わり、風の向きが変化し狙撃銃を持っていた兵士が思わずくしゃみをして狙った弾丸は見当違いの方向へ飛び、その音に死ぬはずの少年は運命を回避し無事に閃光弾を打ち上げる。

 さらに、余っていたモビルワーカーにダンジが乗り無謀にもMSに突撃し死ぬはずが、このMSの落下の衝撃で複数機のモビルワーカーが破損し偶然にも余りが出ることなく前線には出ることは無かった。

 

 偶然には偶然が重なり、そして・・・

 

停止していたMSのコクピット内部、サブモニターに光が灯る。

 

 ──複数のエイハブウェーブを確認。検索を開始・・・未確認の機体と断定

 ──敵機と仮定

 ──各種武装ロックを解除

 ──待機状態を停止

 ──パイロットを覚醒

 ──目標、複数のUNKNOWN。ガンダムアンドロマリウス強制起動

 

 

 ギャリリリリリリッ!!!耳障りな音を立て、ナニかが飛び出しギャラルホルンのモビルワーカーを破壊していく。

 

「なんだ!?何が起こった!!」

 

 グレイズのコクピット内、オーリス・ステンジャは突然の出来事に目を見開く。

 

『と、突然背後からの攻撃によりモビルワーカー隊が・・・!』

 

「チィッ!全軍攻撃開始!」

 

 オーリスの言葉に後方のモビルワーカー隊から砲撃が開始されるが、明らかにそのまばらな砲撃はCGSの基地を焼き尽くすことは無かった。

 

「クソッ!アイン、私はクーデリアを確保する。お前はモビルワーカー隊を見に行け!クランク、お前もだ!」

 

『りょ、了解しました!』

 

『待てオーリス!今の状況でを部隊を分けるのは!』

 

「黙っていてもらおう!今の指揮官は私だ!!」

 

 元教官の言葉を遮り、命令を送りオーリスはモビルワーカー隊へと向かう2機のグレイズを見送る。

 もし傷一つでも付けたら厳罰を処してやると吐き捨てながら。

 

 

「ん・・・んん、んんんん〜!」

 

 そして、モビルワーカー隊に攻撃を行ったMSガンダムアンドロマリウスのコクピット内部にて、全身をぴっちりと覆い、頭も通常のヘルメットと違い完全な曇りガラスのような材質で隠されているが、体のラインから少女とわかる人物が固まった体をほぐすように伸びをしていた。

 

「ミカ!おはよう!ミカ!おはよう!」

 

「うん、おはようデスHALO(ハロ)。どれくらいミカは眠ってたデス?」

 

「302年と42日15時21分8秒!302年と42日15時21分8秒!」

 

「むむむ・・・ そんなに眠ってたデスか」

 

 コクピットの座席の近くに増設された台座にて、丸型のロボットHALOと呼ばれたソレは機械音声の混じった子供の声で喋り、ミカという名の少女は唸る。

 

「困りましタ。ミカの口座絶対無くなってるデス。というかココどこデス?なんだかアンドロマリウスの自動迎撃システムが起動してますケド?」

 

「近くに未確認エイハブウェーブ!近くに未確認エイハブウェーブ!追加で戦闘!追加で戦闘!」

 

「なるほどデスネー」

 

 ミカは頷くと操縦桿を握る。

 

「とりあえず足元のチョロチョロしたの潰せばいいデス?」

 

「OK!OK!」

 

「あんまりおなかいっぱいになりそうな獲物じゃないデス」

 

 蹂躙が始まった。射出されていたウィングブレードを引き戻しその途中で何台か巻き込まれモビルワーカーが爆散。

 そして、クレーター内から飛び出し着地した時に二台のモビルワーカーが踏み潰される。

 何台か砲弾を打ち出してきたが、MSの装甲に効く訳もなくむしろ煩わしげに踏み潰されていた。

 

「HALO、もっと大物いないデス?ミカとアンドロマリウスはこんなんじゃ小腹もいっぱいになりまセン」

 

 最後の1台を踏みつぶし、不満げに言うとHALOがセンサーを起動させる。

 

「UNKNOWN機が2機接近中!UNKNOWN機が2機接近中!」

 

「アハァ♪ならソイツを食べちゃうデース」

 

 そのヘルメットの内側で端正な顔立ちを歪め、歯を剥き出しにして笑う。

 自分の元へやってる2機のMSをどうやって壊そう(食べよう)かと楽しそうに思いながら。




感想、評価、しおり、お気に入りとか待ってマース!

歳星にて登場するアンドロマリウスの新装備案

  • 近接攻撃型
  • 遠距離砲撃型
  • 電撃強襲型
  • 強行偵察型
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