そしてつい最近1/100のヴィダール作りましたよー。
いやー、かっくい〜
「なっ・・・ 失敗しただと!!?」
『ハッ、活動を停止していたMSが突如起動。そのMSによりMW隊は全滅。オーリス機はパイロット諸共撃破され、私の機体は中破、アインの機体は大破したため作戦を遂行できないと判断し止むを得ず撤退しました』
「巫山戯るなッ!!」
机に手を叩きつけ、コーラルは頭に包帯を巻いたクランクの報告に唾を飛ばしながら怒鳴る。
たかが民間の警備会社にMSだと?なんの冗談だ!
それにMSを1機失い、2機に損害を出し、挙句にはMWもだ。
そのことを視察に来る若造たちに知られたら、と思うとコーラルは益々嫌な汗が流れ出る。
このままではノブリスならの援助や、自分の地位も危うい。良くて拘束、悪くて極刑だ。
「ファリド特務三佐が来るのはいつだ・・・・?」
「ハッ、2日後かと」
「クランク、何がなんでもクーデリアを確保しろッ!第三地上基地のMSを全てお前に一任する!奴ら諸共証拠を残さず消せ!!」
『なっ、子供を殺せと──』
有無を言わせず、クランクにそう言い捨てコーラルは雑に通信を切る。
そして、部下を下がらせ深々と柔らかい椅子に体を沈めコーラルは1人おもう。
いつからだろうか、自分がこのようになってしまったのは・・・と、
○
「ふんふふ〜ん♪」
「・・・・すげぇ」
「うわぁ・・・・」
「どんだけ食うんだよ・・・」
基地にある食堂、その中心の机には無数に積まれた空の皿、器、鍋といった食器類。
そして満面の笑みで盛られた料理を平らげるミカと、その様子を引き気味に見ている参番組の少年兵たち。
「あ~、それでミカエラだったか?あんた何もんなんだ?」
「先程も答えた通りデスヨ?」
前髪が特徴的な参番組のまとめ役オルガ・イツカは、目のまえの不可思議な少女に頭を悩ませる。
「そうは言ってもなぁ・・・ 300年前というか厄祭戦時代の人間って言われても信じろって言われた方が無理だぞ」
しっとりとした烏の濡れ羽色の腰まで届く黒い髪、深い海の底のような蒼い瞳、ほのかに赤みを帯びた頬に蕾のように小さな唇。
クーデリアとはまた違った方向の美しさと儚さをもつ少女が、あのような戦闘を繰り広げたかと思うと何かの冗談な気もするが実際に起こったことのためなんとも言えない奇妙な感じがオルガの胸中に渦巻く。
「ところでオルガさん」
「なんだ?」
「ミカを傭兵として雇ってはくれませんカ?」
「・・・一体なんだよ藪から棒に」
「オルガさんの話でハ、ミカはギャラルホルン?のMSやMWをたくさん壊しましタ。だから目をつけられているでショウ。行くあてのないミカは流石にボロボロの
「そのとーり!そのとーり!」
ミカエラの言葉にそばにいたハロが同調する。
一通り食べ終え、満足したのかミカは口元を拭いハロを膝に乗せて微笑んで続ける。
「もし私を雇ってくれるなら貴方たちは戦力をGETできて、私は寝床が確保出来る。まさにwin-winの関係デス。ああ、あとMSの整備も私できマスヨ?」
「ふーむ・・・ 別に雇うことにゃ異論はねぇが本当にいいのか?俺らと行動を共にするってことはギャラルホルンのやつらとドンパチやり合うってことだ」
「構いませんヨー。向こうから
「マジでぶっちゃけたな・・・ そうかい。なら交渉は成立だ。もしこの仕事が成功したら正規雇用も考えておいてやるよ」
「ワーイ、ありがとデス。オルガさん」
「ミカ!おめでとう!ミカ!おめでとう!」
パタパタと羽のように頭部パーツを動かすハロを撫で、大して感情を感じない平坦な声でミカエラは喜びの声を出す。
「(なんというかミカみたいなやつだな。コイツ)」
何を考えてるかよくわかんないところがなんとも似ている。
オルガは目の前の少女を見ていると、
「オルガー、デクスターさんが会計終わったって!」
恰幅のいい少年兵、参番組の参謀にして癒し枠のビスケット・グリフォンがヒィコラいいながらオルガの元へやってきた。
「そうか、すぐ行く。じゃあカイエ──「ミカって呼んでくだサイ」ミカエラ。おやっさ・・・ 雪之丞さんって名前の人に整備関係を教えてやってくれ」
「リョーかいデス」
「任せろ!任せろ!」
「あ、この子が例のMSの?」
ビスケットがミカエラを見ると、オルガに視線を送る。
「ミカエラ・カイエルっていいマス。気軽にミカって呼んでくだサイ。真ん丸な人」
「宜しくねミカエラさん。あと僕にはビスケット・グリフォンって名前があるからどっちかで呼んでね」
「ビスケットですカ・・・ 美味しそうな名前デスネ」
「あはは・・・ それじゃあオルガ行こう」
「そうだなビスケット」
オルガはビスケットの後に続いていき、ミカエラはそれを見送ると近くにいた2人組の少年兵に声をかける。
「ねぇ、そこの人。雪之丞さんってドコにいますカ?」
「あ、はい。おやっさんですか?」
「おやっさんなら多分あそこにいると思うよ姉ちゃん」
「そうですカ。ありがとうございマス」
片方の金髪の少年兵タカキ・ウノが宙を仰ぐと、その隣のオレンジ色の髪のいたずらが好きそうな少年兵ライド・マッスが笑いながら指を向けた。
それにミカエラは礼を言い、向かおうとするとタカキとライドがついでに施設の案内をすると言い出したので、頼むことにした。
「あ、ところで姉ちゃんがあのMSに乗ってギャラルホルンのMSを倒したって本当!?」
少し歩いたところで、ライドは目を光らせてミカエラに聞いてきた。
「ちょ、ライド!馴れ馴れしすぎるって!すみませんミカエラさん・・・」
「構いませんヨ、タカキくん。ええ、その通りデス」
「すっげー! 姉ちゃん、あのMSって三日月さんのバルバトスみたいに名前ってあんの?」
「ハイ。ASW-G-72 ガンダム・アンドロマリウスっていいます。ASW-G-08 ガンダム・バルバトスとは兄弟機で、アンドロマリウスが弟でバルバトスがお兄さんデス」
「そういえばミカエラさん。あなたのMSって片腕がありませんでしたけど・・・ どうしたんですか?」
「ああ、ソレですカ?
「モビル・・・」「アーマー・・・?」
2人はミカエラの言葉に首を傾げる。
「簡単に説明するト。貴方たちの言う厄祭戦の原因ともなっタ化け物デス」
「厄祭戦って確か300年前に起きたすごい大きな戦争だよねライド」
「うん、おやっさんがそんなこと言ってた。ミカ姉ちゃんってソレと戦ったの?」
「沢山戦いましたネー。手足の指が足りないくらい壊しましタ」
戦う度に機体を壊して良く整備班の人達に怒られましタ、とケラケラ笑ってミカエラは2人に言う。
そうして、色々と話し歩くと肌が黒い腹巻をした背の高い男をタカキとライドが見つけた。
「おやっさ〜ん! ミカエラさん連れてきました〜」
「というかおやっさん残ってくれたんだー」
「まあなぁ。俺も年食っちまった。ガキのお守りぐらいの仕事がちょうどいいのさ」
「おやっさん、友達いなそうだしねぇ」
「外でやってけなさそうだしね~」
「おう。よくわかってるじゃねぇか・・・ っと、その隣の嬢ちゃんが
「ミカエラ・カイエルと申しマス。よろしくお願いしマス、雪之丞さん。ダンチョーさんから整備のやり方を教えるよう言い渡されマシタ」
ペコリとミカエラが頭を下げる。
「よろしくな!よろしくな!」
ついでにハロも転がりながら言う。
「それはありがてぇな。あいにく俺はMW専門だから300年前の骨董品とはいえMSは門外漢だ」
「バルバトスはアンドロマリウスと違っテ、汎用型のガンダムフレームなのデ整備はしやすいと思いマス。ですが、300年もノーメンテなら劣化とかしてるでしょうシ関節や駆動部のメンテをしまショウ。ハロ、皆さんに教えることお願いできマスカ?あと、それが終わったら私のアンドロマリウスもメンテ手伝って欲しいデス」
「ハロ任された!ハロ任された!」
「ついでだタカキ、ライド。お前も嬢ちゃんを手伝いな」
「えー!」
「ライド、文句言わない!」
「わかったよー!」
ここの人達は排他的ではないため、1時間もすればミカエラも優しく迎え入れてくれた。ついでにハロは年少組たちにおもちゃにされていた。
「ミカ助けろ、ミカ助けろ」
「頑張っデス、ハロ」
感想、お気に入りとかしおり、評価とか諸々お待ちしておりますのよ〜
( ´−∀−` )
歳星にて登場するアンドロマリウスの新装備案
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近接攻撃型
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遠距離砲撃型
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電撃強襲型
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強行偵察型