機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ IF   作:タロ芋

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ランキングに乗って変な声が出たけど直ぐに欄外になっちまったぜ!
だけどスクショしたタッター。いやー、なんか見てる人たくさんいて感想も来てニヤニヤしておりまするわ。




「クランク二尉!部隊を動かさないというのはどういうことですか!?」

 

「ああ、俺一人で行く」

 

「そんな、俺たち2人でも敵わなかった相手もいるんですよ!?」

 

「その時は相手を舐めていただけだ。なに、次は同じ轍は踏まん」

 

「なら!俺だけでも!!」

 

「その体でついてこられても足でまといになるだけだ」

 

「ッ・・・ で、ですが」

 

 先の戦闘時、アインはアンドロマリウスの砲撃の余波によりコクピットを破損しその時に少なからず怪我を負っていた。

 

「子供を相手になど・・・」

 

「クランク二尉・・・」

 

「頼む一人で行かせてくれアイン。お前達若い連中に汚名を着せる訳にはいかないんだ」

 

 クランクはそう言い、ギャラルホルンの兵士としての証のバッチを手に取る。

 

「(それでも・・・・ 戦わねばと言うのなら)」

 

「アイン──」

 

 ○

 

「ふ〜ふ〜ふ〜ふ〜ふ〜ふ〜ふ〜ん、ふ〜ふ〜んふ〜ふふ♪」

 

 光の点っていないコクピット内部、交響曲第九番第四楽章を口ずさみ光の点っていないコクピット内部で楽しそうにしているのガンダム・アンドロマリウスのパイロット、ミカエラ・カイエルであった。

 

「ミカ楽しそう。ミカ楽しそう」

 

「あ、わかりますカ?ハロ」

 

 閉じていた瞼を開け、ミカエラは膝に乗せていた球体の相棒の声に愉快そうに微笑む。

 

「エインヘリアルに所属してた頃はモビルアーマーばかりが相手でしたカラネー。人間を相手になんて少なかったデスカラ楽しみなんデスヨー」

 

 ああ、実に楽しみだ。これからどれだけの(ご馳走)が出てきてくれるのか。すべて美味しく殺させ(食べさせ)てもらおうじゃないか。

 

「クフフ、クヒハ・・・・キャハハハハハッ!!」

 

 熱の孕んだ狂笑をあげ悪魔の胎内で小さな悪魔はこれから先のことを楽しそうに愛しそうに思い、その小さな両手を宙へと掲げた。

 

「かつての仲間達が作った組織を相手にするのは心底楽しそうデース。クヒヒヒ」

 

 夕方になり、日が沈み空がオレンジと藍色の中間の時間帯になった頃ミカエラはコクピット内に入ってきた外気にピクリと反応した。

 

「この臭い・・・ 昨日のMSデスカ?」

 

「エイハブウェーブを検索!照合・・・・ 間違いなーし!間違いなーし!」

 

「フーム。クーデリアさんをまた捕えに来たんですカネ?それにしてモ、1機だけって言うのも変な話しデスガ・・・」

 

 コクピットから出ると、それなりに高さがあるのだがミカエラはそこから飛び取り猫のように衝撃を受け流して簡単に地面に着地する。

 

「うわ!?」「ミカエラ姉ちゃん!?」

 

 ちょうどタカキとライドのすぐ真後ろで着地したため、ぎょっとした様子で声を上げる。

 

「二人とも、オルガさんはどこですカ?」

 

「団長ですか?団長なら多分・・・」

 

 タカキが答えようとした時、基地内に警報が響く。

 

「来ましたカ」

 

「ミカエラさ〜ん!ちょっといいっすか!?」

 

 すると、団員の一人(名前は知らない)が息を切らしてやってきた。

 

「なんデスカ?」

 

「えーっと、ちょっと団長がお呼びなんで来てくれますか?」

 

「りょうかいデス」

 

 ハロを抱え、ミカエラはその少年の案内でオルガの元へと行く。

 

「団長〜、ミカエラさん連れてきましたー!」

 

「来ましタ〜」

 

 

「おう、すまないな。お前は持ち場に戻ってくれてもいいぞ」

 

「ハイっす!」

 

 ビシッと少年は敬礼すると走ってどこかに行き、それをミカエラは見送るとオルガの元に近づく。

 

「ミカに御用ですカ?オルガさん」

 

「ああ、実は──」

 

『私は、ギャラルホルン実動部隊所属、クランク・ゼント!そちらの代表との、一対一の勝負を望む!』

 

 オルガの声を遮るようにグレイズから男の声が響き渡る。

 

「おおー、これはマタ珍しいデスネー」

 

 クランクと名乗った男のグレイズには赤い布が下げられており、ミカエラは記憶の中にあるソレが決闘を行うためのものだと言うのを思い出した。

 

「厄祭戦の前は、大概の揉め事は決闘で白黒つけてたらしいが、まさか本気でやってくる奴がいたとはなあ」

 

 雪之丞の言葉にミカエラも同意する。自分自身もこういうことはあんまり見た事がなかったのもある。

 

「それでオルガさんはミカを呼んだわけはアレデス?」

 

「察しが良くて助かる。実はミカのバルバトスに出てもらおうと思ってたんだが整備がまだ間に合ってないらしくってな・・・」

 

 つまりはミカエラに出て欲しいということらしい。

 別に断る気はないため、彼女は簡単に承諾をした。

 

「あ、オルガさんオルガさん。よろしいですカ?」

 

「あん? なんだよいったい」

 

「ちょっとコイントスしてくれマス?」

 

 ミカエラはそう言い、懐から1枚の純銀で出来た硬貨を取り出しオルガへ渡す。

 

「? まぁ、別に構わねーが・・・」

 

 訝しげに思いながらオルガはそれを指で弾き、クルクルと空中で回るそれをミカエラはキャッチするとその手の中にあるコインを見た。

 それは角笛(ギャラルホルン)のマークであり、ミカエラはつぶやく。

 

「・・・・表デスカ。あの人は運がいいデース」

 

 クスリと笑い、ミカエラはくるりと回るとアンドロマリウスの元へと歩き始める。

 

「・・・・なんだったんだ? アリャあ」

 

 首をかしげ、彼女の後ろ姿を見ながらオルガは1人そう呟いた。




次は戦闘デース。
感想、評価、しおりとかおきにいり諸々待っておりますのよ

歳星にて登場するアンドロマリウスの新装備案

  • 近接攻撃型
  • 遠距離砲撃型
  • 電撃強襲型
  • 強行偵察型
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