つまりあれ……?ちくわぐみのへんかがとまった!となるわけです。……申し訳ありませんでした。
まあそもそもこの作品の続きを待っている人なんてそうそういない気もしますが
「……ゥ……ゥゥ……」
……なにかが聞こえる。それにかなり獣臭い。
そんな思考がぼんやりと浮かぶ。
俺、何してたんだっけ? なんか猪で大変なことがあったような……っ!
現状を思いだし素早く飛び起きると、自分の身体をまじまじと見つめる。
そこにはいつも通りの俺の体があった。
「よ、よっしゃぁぁぁぁ! 人間だぁぁぁぁぁぁ!」
森に向かって全力でこの喜びを声にかえてはき出す。生きてるって素晴らしい! 嬉しさを表現すべくさらなる大声をあげようと真上を向いた瞬間、
「グルルルゥ……」
「……あっ、どうも」
虎と猿の混ざったような謎生物が木の上からこちらを覗いていらっしゃった。とりあえず目をあわせながらゆっくりと後ずさってみる。
「ガルルルル!」
「ですよねー!」
手元にあったナイフを掴み、こちらに飛びかかってきた猿虎(仮)を躱しながら全力で逃げる。というか人間だった喜びで気づかなかったが、顔面が涎まみれでものすごい異臭を発している。
「獣臭っ! ちょ、お前やりやがったな!? 俺のヒューマンフェイスに猿虎汁を浴びせやがったな!?」
「グルァァ!!」
「あっ……ぶねぇっ! 今絶対にかすった! 死んだかと思った!」
「グルルゥゥゥ!!」
「あっ、ちょ、まじすんませんっした! 自分調子こいてました! まじ勘弁してください!」
「グルァァ!」
……ん? 攻撃が来なくなった?
後ろをちらりと振り返ると少しずつ遠ざかっていく猿虎(仮)の姿が見える。……まさか持久力は大したことはないのだろうか?
「……ふっ、これは勝ち申したな」
どんどんと遠ざかっていく猿虎(仮)の姿に不敵な笑みを浮かべる。薄々感づいてはいたが、レベルが上がったのか身体能力がかなり上昇しているようで、捕まる要素は何一つない。
……しかしこのときの俺は重大な事実を見逃していた。もっとよく考えて逃げるだけであんな
まあ要するに
「……Oh……団体さんご来店ですか……」
化け物だらけの森で大声なんか出したらそりゃ集まってくるよな。
様々な方向から文字通り野獣の視線を向けられながら逃げ道を探す。ただ、これだけは言っておこう。
「やっちゃった☆」
直後十数匹のカオスな化け物たちが俺には向かって走り出す。
「いやぁぁぁぁ! お助けぇぇぇぇ!」
このあと滅茶苦茶逃げた。
◆
「はぁ……はぁ……。……なんとかなったか」
茂みのなかで息も絶えだえにそう呟いた。目の前には今だ激しく殺しあう化け物たちがいるが、その目に理性は宿っていない。
あのあと自分の存在感を薄くしながら化け物たちに興奮を付与してみたのだが、一瞬でス○ブラ並の大乱闘にまで発展して危うく余波で死にかけた。
あいつらはあいつらどうしの攻撃でも効かないようで、爪や牙で体がえぐれても平然と回復しながら攻撃している。おかげで血肉が飛び散りまくってなかなか気持ち悪い。
しかもかなり激しい音をたてているせいで新たな化け物が集まりはじめているのが分かる。いつまでも見ていないでさっさと逃げよう。
かなりの魔力を使って興奮を重ねがけしたあと、自分に隠密をかけてその場から去る。するとすぐさま後ろから聞こえてくる音がかなりうるさくなる。耳が痛い。
(殺しあいに)ハッテン場からしばらく遠ざかったところでポケットからステータスプレートを取り出す。はてさて、レベルはどうなっているんだ?
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竹下遥17歳 男 レベル:縺溘°縺
筋力‥505
体力‥縺吶#縺
耐性‥12
敏捷‥570
魔力‥14650
魔耐‥10
技能‥付与[+変質]・再生・進化[+淘汰][自己完結]・高速魔力回復・魔力生成・言語理解
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※進化……ありとあらゆる要素を取り込みひたすら進化し続ける。繧ャ繧ケ繝医Ξ繧「の特性。
※淘汰……自らの優れた面だけを残す。繧ャ繧ケ繝医Ξ繧「の特性。
※自己完結……進化による極端な変形や変質、思考の変化を無くし、自らの意志を離れた肉体を死滅させる。
※魔力生成……自分の肉体を削って魔力を生み出す。
「……え?」
文字化けとかインフレが激しすぎる魔力とかつっこみどころは大量にあるが、まずは言いたい。
「耐性全般が下がった……っ!」
最後に見たときは少なくとも30はあった耐性と耐魔が三分の一程になっている。なんでレベル上げてステータスが下がるんだよ。文字化けで本当に上がったかはわからないけど。
速度と筋力はかなり成長してるけど耐性値が全てを帳消しにしている。『当たらなければどうということはない』が許されるのはガン○ムの世界だけだろ。
それにスキルもなんかよくわからんし。要素とやらはどうやれば取り込めるんだ?
そう考えたとき猪に脇をえぐられとき、体に侵入してきた何かを思いだした。……つまり俺はアレの仲間入りしたってことか?
そう考えると〝自己完結〟の有能さが際立ってくる。ごめんな、心の中でこっそりゴミスキルとか思っちゃって。お前はしっかりintel入ってる有能スキルだったんだな。
まあそれは置いておくとして当面の目標は決まった。〝進化〟のことを詳しく調べよう。要素を取り込む方法や副作用を知らなければ何が起こるか怖すぎて使えん。
でもまあまずは
「腹が減った……」
食えるものを探そう。
今回初めてフォントを変えたりする機能を(本編の全く関係ないところで)使ってみました。
超楽しかったです(小並感