Lete Memento   作:あいなぎ

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この小説はPSO2の世界観を元にした小説です。原作と違う解釈や時系列を使用しています。
尚、作品内に登場するキャラクターは全て本人に許可を得ています


1話

明かりの消えた研究所の中を、一人の男が息を切らして駆け抜ける。男は暗視ゴーグルで、襲撃者を捉えようと躍起になる

 

男は心の中で愚痴を吐き散らす

 

なんでだ。なんでこの暗闇の中で正確に俺の位置が分かるんだ!

化け物かあいつは!!

くそ、くそ。何なんだアイツは。有り得ねぇだろ!こっちは銃だって、人数だって、くっそ……しかしもう大丈夫だ…この暗闇の中だ。俺一人探すのだって苦労するはずだ。今のうちに助けを…あの人に連絡を……!

 

?? 「なるほどなー。電気を落とせば探せなくなると。そして非常電源の場所を知ってるのは自分だけ。ボクが迷ってるうちに助けを呼ぶって事かな。」

 

 

男「なっ…!?」

声は確かに後ろから聞こえた。慌てて後ろを振り向いたが、誰もいない

男「よかっ……あ…?」

 

襲撃者は確かに目の前にいた。闇の中で正確に俺の目の前に…!

 

慌てて銃を構えようとするが、襲撃者の姿は一瞬のうちに消えていた。いつの前にか俺は吹き飛ばされていた。

 

男「がっ…!」

恐らく蹴り飛びされたのだろう。なんて速度と威力だ…立ち上がれない。

 

男「お前…は、」

?「ボク?ボクは~…まぁいいや。來って言うンだけどね。ちょっと君から聞きたいことがあるンだ。悪いンだけど、この女の子知らない?」

そういうと1枚の写真を手渡された。

來「あぁごめン。君には見えないよね。これでいいかな?」

急に懐中電灯で照らされ、一瞬視界が眩んだ。

回復した視界で、手渡された写真をよく見ると、翠色の髪のデューマンと男が写っていた

男「し、知らない…これは、デューマンか?す、、少なくともこの施設の出じゃないはずだ。」

來「そっかー。まぁいいや。じゃね。」

立ち上がり背を向ける襲撃者に安堵する。

た、、たすか…た…?

來「あ、そうそう。悪いけど証拠は消させてもらうよ」

來は手に持つ刀を構え、男の首元に突きつける。

 

?「させませんよ。」

非常電源が付き、後ろを振り向くと。そこには黒い礼服に身を包んだ少女がいた。腕には体と同じくらいあるであろう武器が構えられていた。

?「通報を受けて駆けつけてみればやはり貴方ですか。蛇の目。」

來「……はァ。シャノンさん。いい加減にしてくれないかな?」

 

突然付いた光と目の前の光景について理解が追いつかないであろう男は、來の意識が自分から逸れた事に全く気づく事は無かった

 

來「聖職者か何かは知らないけど…あンまり人の仕事の邪魔するのは関心しないなァ?」

シャノン「出来れば抵抗はしないでいただきたいのですが。大人しく着いてくる…って人でもないですよね。」

そう言って微笑む少女は静かに戦闘態勢に入る。

 

來「殺る気満々って訳ね…でもゴメンね?ボクには時間が無いンだ。だから…またネ」

突如として來の周りに巨大な蛇のオーラが現れた。

蒼く燃える大蛇に包まれた來は、そのまま跡形もなく消えてしまった。

シャノン「蛇の眼…これ以上貴方に罪を犯させません…。さて。大丈夫ですか?」

 

座り込む男に手を差し出す。しかし男はその手を取ることは無かった

?「フフ…ハハハハハ!甘い!甘いよお嬢さん!」

シャノン「なっ!?っ!」

 

男は急に高笑いを初め、起き上がる反動でシャノンを蹴り飛ばす。

 

?「ハハハ!よく防いだ!さぞ名高い戦士なのだろうね君は!!」

先程まで怯えていた男の姿は、半狂乱で笑い続ける狂者に変わっていた

シャノン「一体…何者なんですか?」

?「ボク?オレ?ワタシ?ワシ?どれでもいいよ!どうせ君はここで」

男の足元から無数の黒い触手のような物が現れる。鋭利な物。鈍器のような物。様々な形をした触手が突如として現れたのだ

 

?「ここで死ぬんだ。」

その言葉を合図にし、触手が一斉に襲いかかった。

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