Lete Memento   作:あいなぎ

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この作品はPSO2の世界観を元にした小説です。
原作と違う設定や能力。違う解釈が登場します。ご理解の程をよろしくお願いします
また、この作品に登場するキャラクターは、ご本人に許可を頂いた上使用しております
今回登場するキャラクター
シャノンさん(@chatnoir_KRNK)
リロードさん(@Nowloading_9mm)


2話

?「ここで、死ぬんだ。」

一斉に襲いかかる触手はシャノンの心臓一点に集中していた。身を捻らせ寸前でそれを避けたシャノンは男に向かって走り出す。

 

シャノン「本体ががら空きですよ!」

 

両腕に装着した巨大な武器「ベノムリアクター」の銃弾を男に向けて撃ち込む。

しかしその銃弾は男に届く前に影の壁によって防がれていた。

 

?「がら空き??どこが?」

 

銃弾を防いだ壁から棍棒のような触手が勢いよく飛び出す。防ぐ暇がなかったシャノンは触手と共に壁に叩きつけられていた。

 

シャノン「くっ……!?」

 

次の瞬間には触手と壁は全て消えていた。

 

シャノン「厄介な手品ですね…」

先程までの男の気配など微塵も感じられず、目の前の男から感じるのは殺意でもない。まるで新しい玩具ではしゃぐ子供のような純粋さだった。

 

?「これはどう避けてくれるのかなぁ!?」

ノコギリのような刃が勢いよく回転し巨大なチェンソーとなった触手が男の体から生まれてくる。

 

シャノン「これは…ちょっとまずいですね。」

 

無造作に発射された触手は真っ直ぐシャノンに向かって進む。

 

シャノン(ガードしても武器を破壊される。避けようにも隙が無い。壊しても無尽蔵に出てくる…流石に厳しいですね…)

 

?「ホラホラァ!死んじゃうよぉ!」

 

次の瞬間。シャノンと男の間に巨大な蒼い火柱が出現した。その炎は触手を焼き払い、地面と天井に大穴を開けていた。

 

?「あー……やっと来たのか。蛇ちゃん?」

 

炎の中から1人の男が姿を表せる。そこには先程撤退した筈の來の姿。

 

シャノン「蛇の目?今更何の用ですか?」

戦いに割って入られた事に苛立ちを見せるシャノンを他所に來は話を進める

 

來「悪いネ。ボクはこいつに用があるンだヨ。やァ…やっと会えたネ。影使い」

 

?「その呼び方は好まないよ。今はリロと名乗ってるんでね。」

 

リロと名乗る男はその場に倒れると、男の影の中から一人の人物が現れる。

燕尾服に身を包み、顔を仮面で覆っている男は自己紹介を始めた。

 

リロ「フフ。初めましてかな?今はリロと名乗ってるよ。よろしくね?黒猫さん」

 

來「お前の名前は聞いてないよ。ボクはお前に聞きたい事があってね。悪いけど、喋ってもらうよ!!!」

 

蒼い炎を纏った刀を構え、リロに走り寄る。

影で生み出される触手は來に触れる前に炎によって焼き付くされている。

 

リロ「へぇ。どうやら能力の相性はこっちの方が不利らしいね?けどね。」

 

一歩後ろに下がると両手を上に掲げる。影がリロの手の中に収束と銃の形を生成した。

 

巨大な2丁拳銃。銃身に刃を備えたその銃は、アークスに武器として登録されているどの形状にも一致はしない。

 

リロ「さぁ。これも避けれるかい?」

その銃弾は影の中に潜り、壁や床。様々な方角から來に襲いかかる

 

來「ちっ……!」

 

銃弾の雨を炎で防ごうとするも、全方角からの襲撃は防ぎ切れず、弾が頬を掠める。

リロ「はははは!ほらほら!」

 

更に連射を続けるリロにシャノンが横からベノムリアクターを叩き込む。しかしそれは影の壁によりリロには届かない。

後退しつつ距離を空け

 

シャノン「蛇の目!ここは退くべきです!」

 

來「…クソ!逃げるよ黒猫さン!」

 

シャノンの襟を掴み引き寄せる。

 

シャノン「くえっ!?ちょっと何処を掴んでるんですか!」

來「いいから!暴れたら燃えるよ!」

 

蒼い炎が來とシャノンを包み込む。

 

リロ「逃がさないよ!ホラホラ!!」

弾は炎に当たると消えて燃え尽きてしまった。

 

炎の跡に二人の姿は無かった。

 

リロ「あーあー逃げちゃった。まぁいいか。今日は楽しめたし。」

?「らしくないのね。リロード」

ふと1人の女性の姿が現れる。その女性は

 

リロ「やぁ楓ちゃん。今はレフィルだっけ?ボクも今はリロだからそう呼んでほしいな」

楓「どっちでもいいわよ。アナタもどっちも変わらないじゃない。それで。兄様と戦った感想は?」

 

その女性は、來の持つ写真の人物。行方不明の妹。艾凪 楓(あいなぎ かえで)であった。

 

リロ「んー?本気じゃない感じだったね。まぁ黒猫ちゃんを庇ってるみたいだったから仕方ないね。」

楓「あは。流石兄様。早く会いたいわ…」

 

楓は目玉の入った試験管を取り出すと頬擦りをしながら口付けをする

 

楓「はぁ…兄様。早く私を殺してくださいよ…」

 




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