今回も大体お話に添っております。では本編どうぞ。
「汝のことは覚えているぞ。我をここに連れてきた人間よ、あのまま捕まえておくことも出来たものを....」
お前さあ、面倒な性格って言われない?
「絶好のチャンスをみすみす逃すとはおかしなやつだ。....ふむ、汝は他の人間どもとは違うよう....というか、成る程貴様か」
....は?いや、原作と違うこと言ったな?なになに、どういうこと?俺もうやらかしてたのか?
「そうか....では人間よ、貴様に頼みがある。我が倒れたあのトンネルを抜けたその先....この島の海沿いにある祠まで我に同行して貰いたいのだ....情けないが、今の我にはそこに辿り着くだけの力もない。一度助けたら最後まで面倒を見るのが男というものだろう?...よろしく頼むぞ、人間よ」
自分、思考放棄にて。はい。そうしましょう。
「いや、この呼び方では不便だな、人間よ、汝の名前はなんという?」
「....ジョーカーだ」
「!....ジョーカーか。我のことは好きに呼ぶがいいぞ。個体名がないというのは、人間にとって些か不便であろう?」
そうだなあ、正直思い付かんのよな。名前つけるのってあんまり得意じゃなくて。と、思っていたのだが、口が勝手に開いて喋り出した。
「スリー....だ」
「我の名前はスリーか....ふむ、心得た。では早速で悪いが我が倒れたトンネルへ行くとしよう。あのトンネルを抜けぬと」
「いや待て。その必要はない。」
「....?どういうことだ?」
「桟橋を下げておいた。Gピットから直で祠にいける....あの流砂にはもう入りたくなくてな」
「....ふっ、なるほどな、流石我のマスターだ。では行くとしよう」
....物語がゲームと解離し捻り曲がった音が聞こえたが、気のせいだ。もうどうにでもなれ。今の俺は思考停止中につきな。もう祠行きますよ。
さて、祠に来た。セロとアラレを配合して出来たエンゼルスライムの「センデ」とスリー、エイルがパーティだ。レベルは低いがわらいぶくろを狩ればいいか。
難なくダンジョンに入る。奥についての説明がなかったが、些細な問題だ。まずおおきづちを仲間にしておく。性別はどっちでもよかった。名前は「アイアン」で。
レベルを上げつつ進んでいき、ついでにベビーサタンも仲間にした。名前は「ベリー」。
ついでにマデュライトも回収....って、もう最奥か。ゴーレムがいるだろうが....まあ倒せるだろう。扉を開ける。重い。
「しかし、汝もつくづく変わり者だな。普通ならここまで付いてくるなどしないだろう....ありがたいがな」
ここもまた原作と違う。まあいいか。目の前にゴーレムが...って、戦闘準備!
即座にカプセルからエイル(いたずらもぐら)とセンデ(エンゼルスライム)を呼び出し、戦闘開始。ここの戦法は....エイルとスリー(スペディオ)で殴り続け、センデがドルマを唱えたり回復したり。ゴーレムの体力....あれ、思い出せねえ....まあいいか。倒せたし。早い。大幅にレベルが上がる。と。
「古の約定に従い、我は此処に聖変の儀を行う。大いなる災いを退けし力よ。我が身に宿りきたれ!」
その瞬間、とてつもない光がスリーの体を覆って....やがて光が消える。
スリーの姿が変わっていた。焼きと....ガルハートだな。
「感謝するぞジョーカー。汝のお陰で儀式が行えた。....何を見ている?この姿が不思議か?」
「....犬から鳥に変わったのだから驚きくらいするだろう」
「ふっ、まあ道理か....しかし安心はしてもらおう。この姿になったことで我は更なる力を宿した....まだ充分にはほど遠いが。ということだ、言いたいことはわかるだろう?」
「この先の祠にも同行しろ、と?」
「流石察しがよいな、そうだ。あとバトルGPとやらの優勝商品である、宝具。あれを我に譲ってもらおう。何、人間には無用の長物であろう?その代わりに、我の力を貸そう。悪い条件ではあるまい」
「....わかった。その条件で頼む。これからもよろしくな、スリー」
「決まったな。汝は正式に我のマスターだ。よろしく頼むぞ、ジョーカーよ」
さて、俺たちのバトルGPの始まりだ。
いかがでしたでしょうか。最初と比べてだいぶ進んだかな。
名前紹介ー。
エンゼルスライム→セロ→センゼル→センデ
おおきづち→ハンマー→鈍器繋がりでクラブ→アイアン
ベビーサタン→成長すると□□□□になるらしいことから
でした。今回はだいぶ物語が進みましたね。わからないことだらけであることを祈ります。分かってても書かないでね....?ネタバレはやめてね....?
ここまで見ていただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!