転生したら足が遅くなってた   作:srn

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 閲覧いただきありがとうございます。特に書くことがありません()強いて言えば、この小説は作者の気まぐれ投稿になりますのでどうかご容赦を....
 ではでは本編どうぞ。


第5話

 よし、やっとあのじめじめした地獄から抜け出した。二度と来たくない。どうせ来ることにはなるけども....と、井戸から出て早速辺りを見回す。頂上なんだから当たり前なんだけど、高い。ゲームだと謎のバリアがあるから落ちないけど、現実だし何が起こるかわからないから慎重に。近づかない方向性で。いのちだいじに。

 

 まあ進んでいくんだけども、すぐ近くにあるパルテノン神殿っぽい建築物の中に人影が。まあここら辺は印象深いから流石に覚えている。あの如何にもプライドが高そうな青髪の女の子は間違いなく「アロマ」だろう。アロマ·ゲブズ....なんとか。はい。んでその眼前にいるのがDQMJにおいてのキーパーソン、神獣だな。ちっちゃい。かわいい。でも本人の前で言ったら噛みつかれそう。

 

 さて、いつまでも神殿の柱と柱の間から除き見ているだけでは話は進まないので、とりあえず近付いてみる。

 

「なんでスカウト出来ないの!?大人しくスカウトされなさいってば!」

 

 うーん、しょうがないよね。...とか独りで考えていると、アロマが対峙している神獣から挑発的なお声が。

 

「スカウトなんか効くものか。何度やっても無駄だ、諦めるんだな、小娘。」

 

 刺々しい。でも見た目がかわいいからなんか....ねえ。

 

「無駄かどうかを決めるのは私だもんね。さあ、もう一回行くよ!」

 

 とはアロマの声。いいこと言ってるっぽいけどよく食い下がるよなあ....確か神獣をスカウトしようとするとどう頑張っても0%だった気がするんだけど。心折れないんだね。

 

 とか考えてるとアロマがこっちを見ていたことに気付かなかった。

 

「ん?誰よ。ちょっと、このモンスターは私の獲物なの。横取り禁止!」

 

 あと喧嘩っ早い。絶対短所。損するよほんと。っと、アロマがこっちに気を取られている事を好機とばかりに、神獣は大きく飛んでみせ、俺とアロマの頭上を軽々超えていった。アロマがかわいめの声をあげていたが気のせいだろう。

 神獣は一旦こちらに振り返り声をあげる。

 

「人間共め!次から次へと....これもバトルGPとかいうふざけた大会のせいなのか。」

 

 と、捨て台詞を吐き、猛スピードで山を下っていく。アロマが後ろで叫んでいるがもう聴こえていないだろう。聴こえていてもあの神獣が戻ってくるとは思えない。というか。

 

 あの神獣が振り返った時に目が合ったのだが。その時、確かに品定めをしているような目だった気がした....これも気のせいか。

 そんなことより、これからアロマに絡まれなきゃいけないわけだ。めんどくさい。このまま帰っていいかな。

 

「ちょっと、どうしてくれんの。君が来たせいでモンスターが逃げちゃったじゃない。」

 

 ああ、逃れられない。まあ、ストーリー上必要だし。(多分)仕方ないね。

 

「もう!今まで見たことないレアなモンスターだったのに....」

 

 ふと思ったが、この時点でアロマはモルボンバ島とか行ったことあるのだろうか?いや、連れているモンスター達をちらと見たが、CランクやBランク止まりだったのだ。ノビス島でまだ見ぬモンスターを探しているのだったら効率が悪いにも程がある。結果神獣に出会えて(勿論スカウトは失敗だが)いたのだから結果オーライなのだろうが....まあいいや。本人に聞く方が早いし。物語が崩れてしまう可能性があるから基本喋らないけど。

 

「ったく、しょうがないなあ....」

 

 何が?

 

「そうだわ!」

 

 だから何が?

 

「ここは君のモンスター一匹で許してあげるとしましょう。」

 

 ....あー。そういえばそんな問題発言ありましたね。当時ゲームをプレイしていたときも思わず「ええ....」と困惑したものだ。

 というかさ、あなたBランクとか持ってるんだからさ、こんなはじめたてのマスターからの謙譲とかいるの?いや、貰うに越したことはないんだけどさ。

 

「....なっ、なに!?この沈黙は、ちょっとした冗談でしょ!...ねえちょっと、そういう目で私を見ないでくれる?....失礼しちゃうなあ、もう」

 

 ....って言われましてもねえ....だってダンジョンの前で会うたびに主人公に神獣の交換持ちかけて来たじゃん。といっても今のアロマに言ってもあれだけど。

 

「ところで君、ここに来たってことは当然必勝祈願なんでしょ?」

 

 ....いやー、忘れかけてたよね。うん。その点だけはありがとう。原因もお前だけど。

 

「ちゅーことは私たちライバルだね」

 

 あー、そうなるのか。結局アロマと本気でぶつかるのはエンディング後になるわけだけど。

 

「ん、まだ名前言ってなかったね、私、アロマ。貴方は?」

 

 あーっとどうしよう。いや、アロマの名前を最初から知っていたことではなく。名前....どう伝えようか。と、思ったけど普通に言うか。原作主人公がどう伝えたかわからないけど多分大丈夫でしょ。

 

「....ジョーカー」

 

 うおっ、もしかして初めて声出したか?しかし中々のイケボ。行使しないのは勿体ないなあ。

 

「ふーん、ジョーカーっていうんだ。....あれ?その名前、どっかで聞いたことがあるような....どこだったかなあ」

 

 あーこれなんだったっけ、覚えてないなあ。悪名轟かせてるわけじゃないからいいけど。

 

「ま、いいわ!どこだったかなんてそのうち思い出すでしょ。さっ、じゃーねジョーカー。今度はもっと愛想よくしなさいよ」

 

 別にアロマのこと嫌いじゃないし出来たらそうしてるんだよなあ。と、アロマは颯爽と去っていった。自由だなあ。

 

 さて、本来の目的の石碑だ石碑。お詣りついでにお祈りを、っと。

 

 願わくば、原作と物語が解離しませんように。

 

 これね、後からフラグだよねって気付く。

 

 が、気付いたときには既に―――――




 さて、どうでしたでしょうか。アロマとの出会い長くない?(素朴な疑問)
ちなみに、途中でBランだのCランだの言っていますが、何故主人公は知っていたか、というのは、彼は転生前攻略本を死ぬほど読んでいたんですよね。暗記ですね暗記。所謂努力チート(なのかな?)モンスターの名前、ランク、固有スキル、能力上限、特性、位階、配合の組み合わせまで全てを網羅してます。どんだけ読んでるんだよ引くわ(自虐)
 あと、最後とかその他にわかりやすめに伏線入れてみました。一応最終回までの大まかな流れは頭の中で出来ております、頑張って文字におこさなきゃ()
それではここまで読んでくださりありがとうございました、次回もよろしくお願いします!
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