夏休み…それは学生にとって至福のときである。
だが、夏休みは休みが多い分余裕があると思う人が多い。
だけれどそれは幻想だ…人間、余裕があると思ったら最後、いつの間にかその余裕は終わってしまうそれは小学生だろうが大学生活だろうが変わらない。
まぁ…俺が通ってる大学は9月の中旬まで夏休みがある訳ですが、とっくにそんなもの過ぎてしまい、もう時期は冬になってしまった
雪ノ下との一件があったあとも特になんの代わりもない生活が続いた
神奈と2人で暮らし たまに雪ノ下が遊びに来て
予定が合う時だけ由比ヶ浜も参加する
そんな感じでちょくちょく集まったりするくらいだった。
ついでに、あれから雪ノ下がお酒を飲む事は無くなった。いや、もう一度陽乃さんが飲ませ…そしてみんな後悔する羽目になったのだ。
雪ノ下ももうお酒なんて飲まないと涙目になり、陽乃さんは雪乃ちゃん怖い…ってトラウマを埋め込まされたようだ。
何があったかって?
率直に言うと雪ノ下は酒に酔うとキス魔になる
女男関係なくキスを迫り
唇を奪っていった
こう、説明してる俺も陽乃さんと神奈がへばってる時に無理やり何度もされた…
気持ちいいから役得のはずなんだけど なんだろ、物凄く疲れる
そんな事があったりもしたが、今までと変わらない関係のまま過ごしてきた
神奈「はーちゃんどうしたの?考え事?」
隣に腰かけていた神奈がこちらを覗き込むようにこっちを見てきた
顔と顔との距離が物凄く近く、少し顔を前に突き出すだけでキスができてしまいそうだ
八幡「…別に、ぼーっとしてた」
神奈「はーちゃんってたまにそうやって固まってるよね〜」
悪かったな元々1人でゆっくりするのが好きだったからな
八幡「その、なんだ クリスマス予定空いてるか?」
神奈「逆に空いてると思う?」
え?マジっすか?予定あるのか
えーー…んな殺生な
八幡「あ、予定あるのか…」
ちょっと予想外過ぎて肩を落としてしまった
いやーだって一応恋人でしょ?
一緒に居たいと思うわけじゃないですかー
神奈「あ、ごめんごめん!そういう事じゃなくてね はーちゃんと一緒に居るから予定ないって意味で言ったの!」
彼女は慌てて横に手を振りながら訂正してきた
八幡「そ、そうだったのか…すまん//」
頬をポリポリと掻きながらそういった
多分俺も神奈も顔を真っ赤にしているのだろう
恥ずかしくて確認も出来ないがな
暫くして、この雰囲気が気まずくなったのか神奈が口を開いた
神奈「私、待ってるからね…何年経っても、ずっと、ずっと…はーちゃんの事待ってるから」
八幡「…分かった 出来るだけ早く決着をつけるから待っててくれ」
そう言い、俺は神奈の頭の上に掌をポンと乗せ
自分の部屋に戻っていった