再会した彼女は婚約者だった件について   作:ゼロ少佐

12 / 23
12話

クリスマス

それは、多くのリア充どもが外でイチャイチャし、非リアはそれを眺め、妬むイベントだ

そういう俺も去年まではリア充爆発しろとずっと思っていたわけで、今の俺はそのリア充の部類に入るわけだ

 

この前久しぶりに会った葉山には、刺されろとか言われたしな……なんだよアイツめっちゃ怖いじゃねぇか

 

神奈の写真を見せて 彼女が居るのに雪ノ下と由比ヶ浜がアプローチしてくるという事を愚痴ったら 流石の葉山隼人も頭にきたらしい

 

つーかあいつの好きな人はイニシャルYとか言ってたけどやっぱ雪ノ下だったのか…

だが残念ながらお前は雪ノ下に嫌われてるし

雪ノ下姉がまず許さないだろう

 

アイツ自体も雪ノ下に嫌われてるのも自覚してるらしいし、なんなら小学校の時にしてしまった事をものすごく後悔してるらしい

 

葉山自体は家の関係以外で絡む気は無いらしいし、それはそれでいいと思う

 

っと…つい葉山の話になってしまったが

今は12月24日 俗に言うクリスマスイブだ

 

普段なら家にいるのだが 今日は午前のみ神奈が大学に行っているので 帰りの時間の少し前から神奈が通う大学の前で待っている

 

さっきからチラチラと視線を感じるが特に気にする事はないだろう

ただ、駅とかなら 逆ナンに会うから 絶対に目立つ場所には居ないがな

 

キャー!メガネかけてる俺カッコイイー!!

 

……自分で言ってて悲しくなってきたわ

葉山とかどうやってかわしてるわけ?

教えて欲しいんだけど

 

あれ、ここの大学って陽乃さんが通ってた場所だよな?ま、まぁ 大学も去年卒業しているし…会うことなんて……ないよな?

 

そんなことを考えていると 一人の女性の声が聞こえた

 

「あれー?比企谷君じゃん!!久しぶりー!」

 

スーツを身にまとった綺麗な女性が後ろから抱きついてきた

 

八幡「うおっ!? は、陽乃さん!」

 

噂をすればなんとやらって奴か…いや、いくらなんでも早すぎだろ…

 

陽乃「えへへ、温かい〜」

 

頬をスリスリしてきた

 

ちょっ、胸も当たってるしいい匂いするし…

やべぇクラクラする

 

八幡「は、離れて下さい!!」グイッ

 

陽乃さんの肩を掴み引き剥がした

 

陽乃「あー!もっとくっ付いて居たかったのに〜」

 

少しわざとらしく残念そうな顔をしていた

この人には毎度毎度こうしてからかってくる

お世話になったから文句は言えないがそろそろやめて欲しい…

 

八幡「なんで、陽乃さんがここに?」

 

陽乃「えっとね、ここの教授に少し呼ばれててね

あ、でももう用事も終わったから お姉さんフリーだよ?」

 

八幡「生憎と俺はフリーじゃないので…というか陽乃さん 俺が神奈を待ってるの分かってていじってるでしょ?」

 

陽乃「うん!そうだよ♪ それとあわよくば私と不倫してくれないかな〜とか」

 

いや、それは冗談にならないのでマジで勘弁して下さい

 

確かに陽乃さんはスタイルもいいしお金持ちだし…性格はあれだけど優しいところもあるし頼りがいもあるし、慌てた時とかめっちゃ可愛いし…守りたくなるし……あれ?超優良物件じゃん

 

八幡「陽乃さん、結婚しましょう」

 

やべ、口が滑ってしまった

今の聞こえたよな?絶対きこえてしまったよな?

恐る恐る陽乃さんの顔を見ると茹でダコのように顔が真っ赤になっていた

 

陽乃「だ、ダメだよ…君には彼女い、居るでしょ、そ その私となんて…で、でも比企谷君がい、いいのなら///」

 

あれー?おかしいぞ?てっきり罵倒が飛んでくると思ったのに…つーか今いいって言わなかったか?

………やべぇめっちゃ可愛い

 

八幡「す、すみません!い、今のは忘れてください!」

 

陽乃「あ、うん……もぉ〜ダメだぞ〜お姉さんをからかうだなんて」

 

もう持ち直したのかいつもの笑顔に戻っていた

でも、こうして取り繕ってるのを見ると…どうしてもからかいたくなる…俺って大分ドSだな…

 

陽乃「それじゃ、私はそろそろ行くね♪ちゃんと神奈ちゃんの事エスコートしてあげるんだよ」

 

八幡「勿論です、今度予定が合えばどこか飲み行きましょ」

 

陽乃「うん!楽しみにしてるね」

 

そう言って陽乃さんは手を振りながら去って行った

 

なんやかんやで陽乃さんに会うのは3ヶ月振りくらいだったな…

 

そんな事をふと思っていると後ろから脛を蹴られた

 

八幡「っっ痛ってぇ!」

 

しゃがんで脛を抑え、後ろに居た人物を見ると

 

神奈「……」ニコニコ

 

物凄く怖い笑顔をしていらっしゃる神奈様がいらっしゃっていた

 

八幡「よ、よう 遅かったな」ダラダラ

 

神奈「そうだね、でもはーちゃんと陽乃さんがイチャイチャしてた時はもう居たんだよ?」

 

やっぱ見られてたか…

 

八幡「そ、その…すみませんでした!!」

 

神奈から冷たい目で見られ、我慢の限界が来た俺は頭を直角に下げ謝った

 

神奈「ん、今日はこれくらいで許してあげる、クリスマスだしね」

 

八幡「サンキュ……」

 

二人並んで歩き出すと 神奈の方から手を繋いできて、そのまま恋人繋ぎのまま街へ向かっていった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。