説教…それは自分が何か悪い事、又は失敗などした時にされる事であって、決して理不尽な事でされていい事ではない。
それは人間関係でも同じことだ。だけれど現実は自分は何もしていない、何も悪くないのに説教される事もある、俺はそんな理不尽を許してはいけないと思う
「聞いてるの!はーちゃん!!」
今現在、俺は恋人であり、婚約者である神薙神奈に説教されているわけで、別に俺はなにかした訳ではない。むしろ何もしなかったから怒られている
八幡「はい…聞いています」
昨日のデートが終わりホテルに泊まって家に帰ってきた。そして、リビングに着くと説教が始まってしまった。絶賛俺は正座中である
「普通あそこまで、期待させておいて何もしないってどういうことなの!」
昨日ホテルに行き、風呂に入り、俺は……先に眠ってしまった。その事に対して神奈はご執心のようだ
八幡「ヘタレで、すみません……」
昨日ディスティニーランドで神奈にホテルを予約していることを伝えた後から 少し上の空になっていたのは気づいてはいたけれど…普通のホテルだぞ?ラブホじゃ無いんだから……
と心の中では何とも言えるが 実際は謝ることしか出来なかった
神奈「もう、ヘタレだとか小心者とかそういうレベルじゃないよね!昨日あんなにさり気なくホテル予約してるとか言ってきたから、凄く期待してしまったんだからね!……それに…そ、その私にだって 性欲は…あるわけだし……」
最後の方はごにょごにょ言っていて聞き取れなかったが だいたい何を言いたいのかは分かった
やっぱ朝から不機嫌だったのはそういうことだったんだよな…そんな気はしてたけど
八幡「その、なんだ…このタイミングで渡すべきじゃないのかもしれないが…これ……」
バックから小さな箱を取り出し
それを神奈に渡した
神奈「なにこれ?」
箱を受けとった神奈は首をキョトンと横にかたむけた
八幡「クリスマスプレゼントだ…」
軍資金からチケット代を引き、余ったお金で買ったものなのだが…
神奈「プレゼント?私に?」
八幡「…あぁ 本当は昨日渡したかったんだが…恥ずかしくてな……」
神奈が箱を開けると驚いたようなそして
嬉しそうな顔をしていた
神奈「わ〜ピアスだー!今までした事なかったんだよね!ありがと〜」
八幡「おぉ、喜んでもらえてよかった」
神奈「でも、何でピアス?」
八幡「お前に似合いそうなものとか探しててな…それで着けてる所見たこと無かったからな」
神奈「ありがとね!はーちゃん♪」
彼女は機嫌良さそうにその箱をしまい
俺に抱きついてきた
神奈「大好きだよ」
彼女は俺の唇にそっとキスをし微笑んだ