朝布団から起き上がると妙な倦怠感に襲われた。そうか、今実家に戻だてきてるんだった。
あれから俺と神奈は別れ、神奈は今まで2人で暮らしていたマンションに一人で住み、俺は実家に戻ってきていた。小町には最初物凄く怒られたが、ごみいちゃんらしいと、なんやかんやで許してくれた。
八幡「案外平気なもんなんだな…」
もう2週間も神奈と会ってない。俺は自分自身が許せず、神奈に別れを告げた。こちらに帰ってきてすぐはストレスや自身への嫌悪感などに襲われ夜も眠れなかったが 2週間も経つと何も感じなくなっていた。
そんな事を考えているとドタドタと階段の方から足音が聞こえてき、その後俺の部屋の前で音がとまった
小町「おはよー!あれ、お兄ちゃん起きてたんだ。朝ごはん出来てるから降りてきて〜」
小町が勢いよくドアを開け中に入ってきた。
そして小町は要件だけ伝えすぐにリビングに戻っていってしまった
八幡「騒がしい奴だな…」
とりあえず着替えて、顔を洗いリビングに向かった。リビングに入ると何故か雪ノ下の姿があった。
雪乃「おはよう、比企谷君」
彼女はあの頃となにも変わらない笑顔でこちらに振り向き、挨拶をしてきた。
あまりにも自然な感じに振舞ってきたので、俺は戸惑いが隠せなかった
八幡「……うっす」
雪乃「とりあえず、座ったらどうかしら?そんな所でボケーッと突っ立って居られても困るわ」
八幡「あ、あぁ」
雪ノ下にそう言われ、取り敢えず席に着いた。目の前のテーブルを見ると2人分のご飯が並べられてあった。多分ひとつは俺の分、そしてもうひとつは…
小町「それじゃ小町は自分の部屋に居るので何かあったら呼んでください」
小町はもう朝ごはんは済ませたらしく、部屋にタタタと早歩きで向かった
小町が居なくなり、俺と雪ノ下が2人きりになった。昔なら2人きりになっても気まづく感じることは無かったが、今は物凄く気まづかった。双方とも話そうとせず、ただただじっと時間が過ぎていった
雪乃「…比企谷君、ご飯食べましょ」
唐突に立ち上がったと思ったらご飯を食べるように催促してきた。俺としてはさっきの雰囲気は気まづ過ぎたので行動してくれたことはありがたいのだが、まだぎこちなさが残っている感じだった
八幡「そうだな…」
とりあえずご飯を食べたのだが、食事中雪ノ下と特に何も話さなかった。流石に我慢の限界が来たので雪ノ下に尋ねることにした
八幡「なぁ、雪ノ下…何がしたいんだ?」
雪乃「別に、あなたの様子を見に来ただけよ」
八幡「そうか、俺なら元気だしこれでもう十分か?」
どうして俺はこんなことしか言えないんだ
雪乃「そうね、体調面は大丈夫そうだけど…精神面はどうなのかしら?」
彼女はニヤっとした顔をし、こちらを見てきた
雪乃「ずっと誰かと一緒に居たのに、急に1人きりになるのはいささか不安ではないかしら?」
こちらにゆっくり近づいてき、目の前で立ち止まった
八幡「おい、なんのつもりだ」
雪乃「今まで神奈さんが居たからあまり手を出さなかったけれど、私だって貴方のことが…」
この時雪ノ下は俺の頬に手を添え…キスをしてきた
雪乃「好きなのよ」