雪ノ下にそのまま押し倒され、ひたすら貪るかのように唇を奪われた。今すぐ逃げ出さなきゃいけないのに、膝には力が入らず惚けている自分が居た。雪ノ下から香る甘い匂いにクラクラし俺は…俺は
八幡「やめてくれ、雪ノ下」
理性が決壊する寸前…俺はなんとか意識を保ち雪ノ下を制止することに成功した。
雪乃「ごめんなさい…私我慢できなくて…」
正気に戻ったのか雪ノ下も大人しくなりなんとか難を逃れることが出来た
そういえば最後にキスなんてしたのどれくらい前だっけ?
ふとそんな事を考えてしまった。こんな脳内麻薬がドパドパでるほどのキスをしたのはいつだろう……
多分、神奈と初めてした時だ…あの時は初めてのキスという感覚と他の色々な感情が合わさり、物凄い幸福感に襲われていた
雪乃「比企谷君、どうして神奈さんと…別れたのか聞いてもいいかしら?」
もし、本当のことを言ったら雪ノ下は自分のせいだ、自分の責任だと考えるかもしれない…と以前な俺なら思っていた。だけれど、この前知ったのだ。下手な嘘ほど人を傷つけるものは無いって。その人を守るため、下手な嘘をつき、見破られ、そして傷つけてしまった。もう、俺はそんな事を繰り返したくない。だから真実を伝えることにした。
八幡「あの日、雪ノ下の家に行った日の事だ…神奈には少し出掛けてくると言っただけで、雪ノ下に会いに行くとは言ってなかったんだ…理由は何個かあるんだが、1番大きかったのは心配を掛けさせたくなかったから。おれはいつか雪ノ下との今の関係を決着をつけなきゃいけないと思っていた。だから、言えなかった。自分のせいで俺と雪ノ下と縁をきることになるかもしれない。そんな心配をさせたくなかったんだ!」
雪乃「そう、だったのね」
八幡「でも、俺は間違えた…1番心配なのは連絡もせず他の女に会いに行ったりされる事。1番辛いのは相談もしてくれない事。そんな当たり前のことが俺は分かってなかった。だから神奈を傷つけてしまった。そして俺は自分が許せなくなった。」
雪乃「ごめんなさい……これじゃ全て私のせいじゃない。何が比企谷君の事が好きだからよ…比企谷君に迷惑掛けてその上近づこうだなんて虫が良すぎるわ…」
雪ノ下は声を震わせながら謝ってきた。雪ノ下の方をむくと頬に一滴の涙がつたっていた。ポロッと地面と落ちると同時に無数の涙が流れてきた。
八幡「お前のせいじゃねぇよ…俺がちゃんとしていればこんな事にはならなかったんだ」
雪ノ下の頭を優しく撫で落ち着かせるように優しい言葉をかけた