同じクラスに1人だけ雰囲気の違う女子が居る
その子は転校生で最近近所に引っ越してきたらしい
その女の子はお人形さんの用に可愛いかった
性格も大人しめで仕草1つとっても凄く綺麗に見えてしまう。
転校してきて暫くはいろんな人と話したりしていた
たが、気がついた時にはもう彼女に話しかける女子は誰も居なくなっていた。
気になって少し聞き耳を立てているとこんな声が聞こえてきた。
「あの子また告白断ったらしいよ、それも相手は隣のクラスの○○君」
「うそっ!あのイケメンで人気者の?私なら絶対付き合うのに」
「本当よね、断るなんて何様だよって感じ」
はぁ…頭の悪そうな会話が聞こえてくる
他の所では
「A子ちゃん○○君の事好きだったよねー可哀想
まじ神薙さん意味わかんない」
なるほどそういう事か
クラスどころか男子の殆どが神薙さんに好意を
持っているので嫉妬しているのか
今は無視だけぽいけど、いつかいじめが始まりそうだな
だが、俺が出来ることはない。せめて俺が女子なら
辞めるように言えるが
俺が言ったところでどうせあんたもあの見た目に惹かれてるだけだとか言われそうだ
実際その通りだった。見るに見かねた委員長タイプの人がそういうの良くないよって言ったところ
イチャモン付けてどっか行ってしまった
それから数ヶ月が経ち冬になった
うぅ寒いさっさと帰ろ
先生に放課後呼び出されて皆より少し帰るのが遅くなってしまった。ぼっちだから一緒に帰るやつ居ないけど
あれは神薙さん?何してるんだろ
八幡「神薙さんどうしたの?」
神奈「グスッ ひ、ひきがや君?」
八幡「あぁ こんな所でどうしたんだ?」
彼女の手を見ると片方しかない靴の姿があった
八幡「靴…」
神奈「私ね…虐められてるの。だから関わらない方がいいよ。比企谷君にも迷惑かけちゃうから」
その言葉を聞いた時無性にイライラした
こんな事をやってる馬鹿な奴
そしてこんな事になっても動かない大人の愚かさに
八幡「そんなの関係ない!俺も一緒に探す」
そう啖呵を切り探し始める
八幡「あった!」
数分が経った頃植木鉢の後ろに隠れてあった靴を見つけた
神奈「あ、ありがと…」
八幡「ちょっとここで待っててね!」
そう言い残し走って職員室に向かう
八幡「○○先生!直ぐに来てください!」
「え!?比企谷君!どうかしの?」
八幡「いいから!」
ろくな敬語も使わずに先生を急かす
俺の予想なら 犯人達が今頃神薙さんに突っかかっているだろう。遠くから見て多分嘲笑っていただろうし
八幡「下駄箱の方です!早く!」
先生を先行させ
下駄箱に着く
「あんた本当に生意気なのよ!○○君の告白断るとか何様のつもり!」
パチンと音が聞こえる
もう手を出してしまったか
先生「こら!何をしているの!!」
「せ、先生!?どうしてここに」
神奈「グスッヒッグ」
八幡「俺が呼んだんだ、そろそろだろうと思ったからな」
「は!?ふざけんなし!チクリやがって!」
その後神薙さんを虐めていた2人の女子は連れていかれて、神薙さんのご両親を呼んだ
俺の話を聞きたいと神薙さんの父親が言っていたらしく、学校に残っている
神薙さんの父親が学校に着き
先生と今話している
その後俺と二人きりで話したいと言われ
空き教室で2人で話している
神薙父視点
神薙父「それで君はタイミングを見計らって先生を呼びに言ったと言う訳か」
八幡「だいたい合ってます、すみません自分には何の力も無くて…本当にこんな自分が惨めで腹ただしいです」
驚いた今の時代にこんな少年が居るとは
今の子は周りに合わせてばかりで自分というものを持っていない、それに対してこの子はクラスメイトを救うだけではなく…
神薙父「私はね君のような子が居てくれて本当に嬉しいんだ。神奈はそんじゃそこらの子より可愛い。
だからこそ苛めの対象になりやすい。
だから一年毎に学校を転々とさせていたんだ。
だけど君のような子に出会うのは初めてだ。」
八幡「じゃあもうすぐ転校するんですか?」
神奈父「あぁ、来年…4年になるのと同時に海外に行く」
八幡「そう…ですか」
少し寂しそうな顔をしていた
もしかして彼は神奈の事が好きなのだろうか
神薙父「君は神奈の事が好きなのかな?」
少し驚いたような顔をする
こういうのを見るとこの子が子供だということを再認識する。普通に話していると高校生、いや大学生位の子と話してる気分になる。それだけこの子が大人びて居るのだろう
八幡「分かりません。ただ周りにいる馬鹿なヤツらよりかは全然マシだと思います。可愛いとか関係なく神薙さんは周りに流されずに生きて行くようなきがするので」
はははははッ!
と大笑いしてしまう
なんなんだこの子は!素晴らしい!本当に面白い!
八幡「へ、変な事言いましたか?」
神薙父「すまない、すまない君があまりにも滑稽だったもので」
顔が少しムスっとしている
神薙父「君はこの生活心底つまらないだろ?
周りの奴らはガキしか居ない。自分を持ってないヤツらばっかだ。そんな奴らと仲良く好きなんて更々ない
そんな感じがするよ」
八幡「その通りです。早く高校生になりたい…」
高校生か…この子は本でも好きなのだろうか?
この歳で高校生に憧れるだなんて
神薙父「君に少しアドバイスをやろう、高校生になっても本質は変わらないよ、ただ少し今よりマシになるだけだ君のような子は居ないと言っても過言じゃない」
そんな…って顔をしている
この子を離しておくのは惜しい
なんとかして手懐ける事ができないだろうか…
そんな悪い事を考えてしまう
神薙父「そろそろ先生の所に戻ろうか またいつかお話でもしよう」
八幡「もう、貴方とは話したくありません…」
ははっ随分と嫌われたものだな
神薙父「もし、君が神奈と結婚したらまた会うだろ?」
彼の顔を見ると赤面している
やっぱこの子は手に入れたいな
彼と別れ帰路に着く
それから数日が経ち彼のご両親にお礼をしに家へ向かい
彼のお父さんとお話をする
彼ほどじゃないが、この父も中々面白い人だった
だが、あの少しひねくれた性格はどこから来たのだろう
少し気になってしまった
そんなこんなでももう2月になってしまった
神薙父「神奈ちょっとこっちにきたまえ」
神奈「お父さんどうしたの?」
神薙父「神奈、あの子比企谷君は最近どう?」
少し神奈の顔が暗くなる何かあったのだろうか
神奈「あのねお父さん 比企谷君私を庇ったから
苛めを受けてるの…でも私は何も出来なくて」
そうかやはりそうなってしまったか
だが彼は多分何も行動しないだろう
彼の行動原理は他人が困ってたら助けるの筈だと
自分の事なんてどうでもいいとでもいうふうに
神薙父「そうか、神奈は彼の事が好きなのか?」
神奈「うん、好き…でももうすぐ海外に行くんだよね」
神薙父「そうだ もし神奈がずっと彼の事を好きでい続けると約束できるなら彼に告白するがいい。それで付き合えたら教えてくれ、その時には許嫁になれるように彼の親と相談してみるよ」
神奈「いいの!?ありがと!」
神奈が嬉しそうに自分の部屋に戻っていく
ニヤリと顔が綻ぶ
彼を手に入れることができる
そう考えるだけで楽しくなってしまう
彼をこんな所で潰されてしまうなら私が育てよう
神奈視点
明日比企谷君に告白しよう!
想いを全部ぶつけるんだ!
そう決心し眠りにつく
次回で回想は終わりです