『人は産まれながらに平等じゃない』これは弱4歳にして知った社会の現実。
事の始まりは中国の
以降、各地で超常は発見され原因も判然としないまま時は流れる。いつしか、超常は日常に、夢は現実に。
世界総人口の約8割がなんらかの特異体質である超人社会となった現在、混乱渦巻く世の中で、かつて誰もが空想し憧れた1つの職業が脚光を浴びていた。
先生「お前らも三年だ。これから進路をまじめに考えてくことになる。そこで今から進路希望のプリント配るけど、まぁみんなヒーロー志望だよね!!」
生徒「「「「「イェェェェェェェェェェェイ!!!!!!」」」」」
男子生徒A「でも先生、無個性のやつはヒーローになれないから一人違う奴いるぜ??」
一人のクラスメイトが言うと、クラス全員が一人の男児生徒に目を向けた。
名前を
この世代では珍しい無個性と言われている存在だ。
男子生徒A「なぁ神代、お前は進路どうするんだ?実家のおんぼろパン屋でも継ぐのか??」
ソウゴ「……」
次の瞬間、教室が笑いで包まれた。
ただ無個性っていうだけで馬鹿にされるのだ。
自分を、友人を、家族を。なぜ馬鹿にされなきゃいけない?
僕だって好きで無個性に産まれてきたわけじゃない
未だに止まない嘲笑。僕はそれを無視して配られたプリントの第一希望の欄に雄英高校と書いた。
その途端、隣に座っていた名前が分からないから男子生徒Bとしておこう。その男子生徒Bがプリントを取り上げ
男子生徒B「おいおい!!こいつ雄英だってよ!!」
隣のクラスにも聞こえるんじゃいかというくらいの声でバラされた
案の定、嘲笑ももう一回り大きくなる。
4歳の時、僕が無個性と分かってから毎日がこうなった。
昨日まで友達だと思っていた子が突然、別人のようになり僕をいじめてきたのだ。
幼稚園に通っていたのに、僕の居場所はどこにもなかった。毎日泣いた。どうしようもなく辛かった、悔しかった。何故こうなってしまったのかと。
ヒーローに憧れていた僕にはあまりにも酷い仕打ちだった。
個性がない。これだけでヒーローへの道はほぼ完全に閉ざされてしまうからだ。
その日、僕は自分の世界から色を、音を、寒さも暖かさも失った。
一気に絶望に突き落とされた。何も感じなくなってしまった。
きっとこんな状態が一生続くんだと思っていた。
けど僕の予想はあまりにも早く、あまりにもあっけなく
彼女、