学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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エサ釣り

 

 

八幡side

 

 

さて、昨日は目標ノルマを達成出来た。問題は今日だ。昨日と違ってスカウトする当てはないし、したいと思える奴も居ない。正直に言えば手詰まりというヤツだ。その中で誰を誘って仲間に出来るかが俺達の今日の目標&達成条件だ。残りは2人、アルルカントで同時に獲得するか、1人ずつ選抜で選ぶか、どちらかだ。だが、どの学園にももう関わりのある生徒は居ない。え?戸塚?戸塚は戦闘職じゃないから却下。だって倒されたら俺達終わりじゃん。なら最初から回復頼り無しの方が良いだろ?

 

 

シルヴィア「………どうしよっか?」

 

八幡「………あぁ、マジでどうしよ。」

 

シルヴィア「その言い方だと八幡君の方もスカウトして受けてくれる人は居なさそうだね。」

 

八幡「あぁ……昨日ので全部だ。今だから言えるが、レヴォルフではイレーネを誘おうと思ってたんだが、荒屋敷が来てくれたから省かれただけだ。アイツに叶えたい事があるとは思えないんだがな……」

 

シルヴィア「それはいいよ。今は目の前の事を片付けるべきだよ。本当にどうしよっか……私と八幡君とレヴォルフは学園はもうダメだし、残っているのはあまり交流の無い3校だけ。しかも星導館とガラードワースに至ってはもう人も纏めてるみたいだから、スカウト成功はかなり難しいよ。アルルカントは……そもそもこの星武祭に興味を持っているのかも怪しいしね。」

 

 

左近にでも聞いてみればいいと思ったんだが、あいにく奴の連絡先を知らない。それにアルルカント自体とは全く交流なんて無い。あるとしたら獅子派の奴等だけだ。シオンの武装の関係で少し関わったくらいだからな。その中でマシといったらパレードくらいだが………ん?待てよ?

 

 

 

………

 

 

………………

 

 

………………………………

 

 

そうか!その手があるかっ!!

 

 

八幡「シルヴィ、今すぐアルルカントに向かうぞ!この方法ならアイツに協力を求められるかもしれないっ!」

 

シルヴィア「え!?ちょ、八幡君っ!?」

 

 

ーーーアルルカント・アカデミー校門前ーーー

 

 

シルヴィア「もうビックリしたよ〜急に走り出すんだから……それで、八幡君が協力を求めている人って誰なの?」

 

八幡「あぁそれな。《獅子派》筆頭のカミラ・パレートだ。他にもその中の派閥の奴を引き入れたいと思っている。」

 

シルヴィア「《獅子派》を?でも何で?」

 

八幡「この前の試合でシオン出したろ?その時の武器やら義手やらをまあ改造したいって俺に直接言ってきてな、それをダシに使って星武祭に協力してもらおうってわけだ。」

 

シルヴィア「成る程……利用の仕方がちょっとアレだけど、確かにそれなら協力してくれそうだね。」

 

 

いいだろう別に、脅迫しているわけじゃないんだから。お願いしようとしているだけだ。

 

 

八幡「まぁとりあえず入るか。パスポートはパレートに作ってもらってるしな。」

 

 

ーーー《獅子派》研究所ーーー

 

 

pipipi…pipipi…

 

 

カミラ『パレートだ。どちら様かな?』

 

八幡「比企谷だ。今日は少し頼みたい事があってきた。入らせてもらってもいいか?」

 

カミラ『あぁ君か……分かった、入ってくれ。』

 

 

カミラがそう言うと目の前の厳重そうな扉が開いた。俺たちはその中へと入っていった。

 

 

カミラ「よく来てくれた。それに【戦律の魔女】も。大したおもてなしは出来ないが、歓迎するよ。それで、今回はどうしたんだ?彼についてか?」

 

八幡「いや、まぁそれに近いんだが別件だ。」

 

カミラ「何やら訳ありのようだね。分かった、応接室で話そうじゃないか。」

 

 

ーーー応接室ーーー

 

 

応接室に入ってから、俺とシルヴィは《黄昏星武祭》のチームについて説明をした。そして、パレードにチームに加わって欲しい事も。

 

 

カミラ「……話は分かった。だが私達には何のメリットがある?優勝しなければ私の参加は無意味だ。何かメリットがあるのであれば参加しようじゃないか。」

 

 

よし来た!ここでシオンだ!

 

 

八幡「参加してくれるなら、俺の式神のシオンの武装のメンテナンスを頼む。一応コイツにも出てもらう予定だからな。お前ともう1人選抜で俺のチームに入ってくれれば、その間だけシオンの所有権をお前に譲渡しようと思っている。その間はシオンの武装や身体は自由に扱ってもいいことにする。無論シオンの了承はとってある。だが本人の嫌がる事はしないで欲しい。それだけは約束してくれ。」

 

カミラ「シオンくんの武装を私達で、か………確かに魅力的だ。私達の思うようなカスタマイズが出来るというわけか………」

 

 

……やはり考えるか。技術者にも損得の考える余地はあるだろうからな。

 

 

カミラ「………よし、その条件で君のチームに加わろう。残りの1人だが、シオン君の武装のメンテナンスをした私の腹心に頼んでおこう。」

 

八幡「……本当か?」

 

カミラ「あぁ、嘘は言わない。君のチームに入ろう。私の力、シオン君に余す事無く振るう事を約束しよう。」

 

シルヴィア「やった!!これで全員揃うかもだねっ!!」

 

八幡「あぁ、残りはお前の腹心が受けてくれるかどうかだな。」

 

 

その後、腹心の男であるパルソーム・レビテートは2つ返事でOKしてくれた。しかもシオンの武装のメンテナンスを聞いた時点でやる気があったように見える。

 

 

何にせよ、これで全員だ!

 

 

 

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