学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

13 / 60
界龍の戦術練り

 

 

星露side

 

 

八幡め、いきなり突拍子も無い事を言ったと思うたら、まさかそれで通ってしまうとはのう。おかげでこっちはお主を倒そう、お主と手合わせしようと躍起になっておる童が多くてしょうがないわい。学院の皆が鍛錬に打ち込んどるから何処も貸切状態じゃ。お主の道場以外はじゃがな、八幡よ。

 

おかげで妾も弟子達の手合わせで忙しいわい。特に暁彗は今、妾としか相手出来ない故、妾が相手を出来ない時はかなり不完全燃焼な様子や雰囲気を出しておるのう。

 

 

星露「ふむぅ……やはり1日に何度も手合わせをすると疲れるのう。じゃが………楽しいわいっ!!」

 

虎峰「相変わらずですね、師父。それよりも師父、八幡以外の【冒頭の十二人】の全員集まりました。」

 

星露「うむ……皆集まってもらって悪いのう。相談なんじゃが、《黄昏星武祭》の攻め方や守り、戦術についてじゃ。何分始めての総力戦星武祭じゃ、妾も勝手が分からん。だれか案はあるかえ?」

 

セシリー「でもさー師父、そんな戦術を知ってる人ってこの中に居なくないですかー?1対多数の戦い方ならまだしも多数対多数の戦い方を知ってる人なんて居ないと思いますよー。」

 

 

むぅ、やはりそうか………こういう時八幡がおるとかなり楽なんじゃがなぁ。あやつはいつも意外な作戦や戦術を使ってくる。それも相手の意表を突くような作戦や、予想していた作戦の斜め上の攻め方をしたりするからのう、こんな時に八幡の頭脳が欲しいわい。

 

 

冬香「師父、不躾ながら提案させて頂きます。この学院の生徒数は六花の中でもトップです。そこで、人数を半分に分けて他学園に攻め入るというのはいかがでしょう?八幡様のチームは後回しにして、まずは潰せるところから潰すという事です。八幡様達と戦う頃には戦力も減少しているとは思いますが、日頃八幡様から鍛錬を受けている私達であれば、最後まで残れる可能性は高いと思います。」

 

銀梅「成る程……梅小路先輩の仰る事も一理ありますね。先に本命以外を倒してから、宗師を潰しにいくというわけですね。」

 

虎峰「ですが人数を半分に割いてしまったら、その分だけ1人で戦う人数が増えます。1人につき何人も相手するとなるとやはわり厳しいのでは?」

 

冬香「その点も考えてあります。前衛には木派に戦ってもらい、後衛は星仙術や陰陽術、式神等でサポートしてもらいます。私は式神でサポートできますので。」

 

 

成る程のう……それならば前衛の者達もカバー出来そうじゃのう。

 

 

星露「では他に何か提案のある者はおらんか?」

 

 

会議室の中は静寂に包まれていた。

 

 

星露「うむ、では梅小路の案を採用する!もし何か提案があるようであれば、梅小路本人に言うがよい。戦術の細かな部分の修正や追加等も頼むわい。では、これにて解散じゃ!」

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

星露「はぁ……八幡が居らんとこうも戦術に困るとは思いもせんかったわい。あやつなら良い戦術を知っておるんじゃろうなぁ。」

 

虎峰「それを言っては仕方ないではありませんか。今や八幡は敵なのです。それに………シルヴィアさんまでもっ!!!」

 

 

お主の今の敵対意識はどうなっておるのじゃ?

 

 

冬香「しかし、師父の言う通りでもあります。私が提案したのもあくまで定石、定番中の定番。八幡様であれば2手3手上の工夫をされているでしょう。」

 

暁彗「………………敵にするとこうも厄介とはな。」

 

虎峰「ですが、八幡のチームは10人集まったのでしょうか?10人集まらなければ星武祭に参加する事が出来ませんが、その辺りは大丈夫なのでしょうか?」

 

セシリー「八幡の事だからきっと大丈夫でしょー。ていうよりも心配するのは逆だよ逆ー。」

 

冬香「どういう事ですか?」

 

セシリー「だって八幡ですよー?他学園からスカウトした奴がとんでもない奴だって可能性だってあるんですからー。八幡って意外と他学園にも顔広いしー。」

 

星露「そうじゃったのう。あやつは偶に六花園会議に参加しておるんじゃったな。」

 

 

※あんたがグースカピーの状態だからです。

 

 

虎峰「八幡はどんなメンバーを集めたんでしょうね?気になります。」

 

セシリー「大会本番になってからでないと分からないのが痛いよねー。教えてくれてもいいのにね。」

 

冬香「完全フェアにする為でしょう。でなければ八幡様達が不利になるだけですからね。今回は星武祭の運営委員会ではなく、六花母体の幹部が主体となって動いていますから。」

 

 

じゃが相手のメンバーを知りたいというのも確かじゃのう。どうにかして八幡のチームメンバーの情報を得られればいいのじゃが……

 

 

星露「まぁ今悩んでも仕方ない事じゃのう。さて、妾達も飯にしようではないか。して虎峰よ、八幡はまだ学院には帰ってこんのか?」

 

虎峰「そんなの僕が知るわけないじゃないですか。どうせ八幡の手料理が食べたいだけなのでは?」

 

星露「……最近あやつの料理を食べておらんからのう。久しぶりに食べたいって思うのじゃが、あやつがあちら側に住んでからというものの、機会が激減してしまったのじゃ。虎峰よ、作ってくれんか?八幡と同じ物を。」

 

虎峰「無理です。」

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。