学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜 作:生焼け肉
八幡side
さて、残り30分もすれば星武祭の始まりなんだが、1つだけ物申したい。
八幡「何で開始前直前に開会式なんてやるんだ?時間の無駄だろ。しかもチームリーダーをシリウスドームに集めるなんて疲れさせる気満々だろ。」
シルヴィア「まぁまぁ抑えて八幡君。召集かけられてたんだから仕方ないよ。」
エリオット「こんな事で文句を言うなんて、意外と懐が浅いんですね。」
八幡「あん?じゃあお前は何の意味も無い、なんの進展も無い会議に参加してても平気なのか?」
エリオット「それとこれとは話は別です。開会式なんですからしっかりやるべきでしょう。それよりも、僕は貴方に言いたい事があるのですが、いいでしょうか?」
八幡「何だ?」
エリオット「パーシヴァル先輩の事です。あの人は我々ガラードワースの主戦力とも言っていい人物です。どうして彼女を選抜したのですか?」
いやいや、そんな答え決まってるだろ。
八幡「何故って……役に立つ、チームに入ってくれたら心強い、そんな理由だからだよ。それに俺は強要なんてしてないからな。」
エリオット「えぇ、それは彼女本人から聞きました。ですが気に食わなかったのです。我々よりも貴方の味方についた事が。」
八幡「あっそう。」
成る程ねぇ……フェアクロフさんを見ているから思える事だが、コイツにはまだ【
ネイトネフェル「そういえばシルヴィア、【ルサールカ】の面々も、特にトゥーリアが怒っていたわよ。何でマフレナを引き抜いたんだって。」
シルヴィア「そんな事を言われてもなぁ……彼女の能力が私達のチームに役立つって思ったからなんだけど。それに、学園の誰を誘っても反感を買うって事くらい分かってたからね、なら私が思う最高の子を誘った方が良いと思っただけだよ。」
ネイトネフェル「そう……私は別に何とも思わないけど、【ルサールカ】は貴方と【万有天羅】を狙いながら動くと思うわよ。私でも命令はしておくけど、彼女達が止まるとは思えないから一応言っておくわ。」
シルヴィア「何で敵にそれを言うのかは敢えて聞かないけど、分かったよ。注意しておくね。」
あぁ〜マフレナって奴は【ルサールカ】の一員だったな。確かに反感は買うわな。チームメンバーの1人を引き抜いたんだからな。こりゃシルヴィは狙われるだろうな。
八幡「けどお前等、同盟組んでたんだな。」
エリオット「今の僕達ガラードワースでは、界龍には勝ち目が無いと思いましたので。同盟の発表があってから、クインヴェールに協力を持ちかけようと思ってたんです。少しでも勝率はあった方が良いですからね。」
ネイトネフェル「でもこの子残念がってたわよ。私のところに来た時なんか、『え!?リューネハイムさんがリーダーではないのですかっ!?』って見るからに落ち込んでたもの。」
エリオット「なっ!!?そ、そんな事はありませんっ!!比企谷さんを出し抜けると思っていたのが失敗したので落ち込んだだけです!そういう理由ではありません!」
………ほほぉう?
八幡「残念だったなフォースター、シルヴィは俺の永久予約が入っていてな。お前じゃ無理だ。」
エリオット「だから違います!それよりもさっきから気になっていたのですが、何故リューネハイムさんが此処に?リーダーなのですか?」
シルヴィア「私はサブリーダーだよ。此処に居るのは八幡君と一緒に居たいからだけど、迷惑?」
エリオット「い、いえ!そういう訳ではありませんっ!ただの疑問なので気にしないでください!」
………コイツって女に弱いのか?なんかこの前もシルヴィの前で口説こうとしていたようなないような……まぁいっか。
クローディア「あら、それなら私も綾斗を連れて来れば良かったでしょうか?【戦律の魔女】が来られるのなら、私も綾斗を連れて来ればよかったです。」
八幡「天霧の事か……」
シルヴィア「彼もモテモテだね〜。」
確かにな……別に羨ましくはないどな。俺にはシルヴィが居ればそれで良い。」
シルヴィア「も、もぉ〜八幡君、そういうのはあまり人前で言わないでよ///」
八幡「……え?声に出てたか?」
シルヴィア「う、うん///」
八幡「わ、悪い。けど本音だから許してくれ。」
シルヴィア「はい、許しますっ♪」
流石はシルヴィアだ。
ネイトネフェル「私達が居る前でイチャイチャしないでもらえるかしら?胸焼けしそうだわ。」
クローディア「流石というべきの仲ですね。私もそのようなお付き合いをしてみたいです。」
エリオット「も、もも、もう少し慎みというものを弁えて下さいっ!!」
俺達からしてみれば普通のやり取りなのだが、他人からの視線のこれは少し過激なのだろうか?なら少しセーブしないとな。
その後は開会式も滞りなく進み、俺達はチームのスタート地点へと向かった。