学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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動く大波

 

 

ガラードワースside

 

 

シオン「……荒屋敷兵吾、こっちは全部片付いたぞ。まだ手こずりそうなら手を貸すぞ?」

 

荒屋敷「あぁ?……おいおい、そりゃねぇだろうが。男と男のタイマンに茶々入れるんじゃねぇよ。何時間掛かろうとも、俺とコイツの戦いはずっとタイマンだ。」

 

アーネスト「………そうだね、これは僕と彼の戦いだ。手出しは無用だよ。」

 

シオン「………分かった。」

 

 

シオン(冗談で言ったつもりだったんだが、まさか2人から返されるとは思ってなかった。それだけ本気だという事だろう。)

 

 

荒屋敷「よぉ……この坊主も待ちきれなくなってるみたいだからよ、ケリつけようぜ。」

 

アーネスト「………そうしようか。」

 

 

2人は構えを取らずに睨み合いながら前に歩いた。1度も瞬きや目を反らそうともせずに、ただ睨み続けていた。そして互いに距離が3m程になると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荒屋敷「オラアァァァァ!!」

 

アーネスト「はぁぁぁぁ!!」

 

 

切っては殴られ、殴っては切られるの繰り返しの戦闘が行われていた。なんとも泥臭い戦い方だが、2人の目は真剣そのものだった。

 

 

荒屋敷「せいやぁっ!!」

 

アーネスト「ぐっ!」

 

荒屋敷「もらったぁ!!」

 

アーネスト「せいっ!」

 

荒屋敷「がっ!?」

 

 

荒屋敷がアーネストの腕を掴んで一本背負いで転ばせると、好機と見て交渉を狙うが、アーネストはそれを煌式武装の頭身で荒屋敷の頭部を攻撃した。間一髪で攻撃を防いだ。

 

だが、それで止まる荒屋敷ではない。一度怯んだが再び攻めて来てアーネストに襲いかかる。アーネストもそれに答え、剣を構えて荒屋敷に襲いかかる。

 

 

荒屋敷「オオオオォォォォォ!!!」

 

アーネスト「ハアアアァァァ!!!」

 

 

ドゴォ!!

 

ズバッ!!

 

 

両者共に傷を負ったが、どちらが勝ち、どちらが負けたのかというと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『校章破壊』

 

 

 

 

 

荒屋敷「……引き分け、か。まぁ俺としてはお前みたいな強え奴と戦えたから満足だぜ。」

 

アーネスト「ははは、僕も満足だよ。これほどの実力者と剣を交えられたんだからね。けど、これでガラードワースも終了だね。僕達の戦闘が長かったんだろうね。」

 

荒屋敷「はっ、ちげぇよ。お前んところの奴等が坊主よりも弱かったからすぐやられちまったんだよ。仮にもあの坊主は比企谷八幡ん所の式神だぜ?並みの奴等じゃ敵わねぇよ。」

 

アーネスト「……それもそうだね。じゃあ僕達も撤収するよ。取り敢えず比企谷くんに伝えておいてくれないかい?健闘を祈ると。」

 

荒屋敷「あぁ、伝えとくぜ。まっ、俺はもう戦えねぇけどよ。」

 

 

こうしてガラードワースの戦いも幕を閉じた。

 

 

ガラードワースsideout

 

沙希&レスターside

 

 

レスター「やるじゃねぇか……だがお前は【冒頭の十二人】の中には見た事がねぇ。序列は?」

 

沙希「あたしは31位だよ。そこまで序列には興味が無いから偶に序列戦をする程度。」

 

レスター「勿体ねぇ事をするな。お前くらいの実力なら【冒頭の十二人】も取れるだろうによ。」

 

沙希「そうかもだけど、界龍の12位から1位は本当に化け物揃いだから。あたしが入ったらどうなるんだろうね?」

 

レスター「想像もしたくねぇな。だからこそ、ここでケリをつけるぜ!オオオォォォォ!!」

 

 

レスターは全身から星辰力を漲らせる。沙希は一応何処からでも攻撃を受け流せるように構えを取っている。

 

すると、レスターの持っていた大斧型煌式武装の刃部分が巨大化していた。

 

 

レスター「食らえっ!!ブラストネメアッ!!」

 

 

レスターは斧を地面に振り下ろした。斧から放たれる衝撃波が沙希に襲い掛かっていく。

 

 

沙希「……震脚ッ!」

 

 

沙希はそう言うと、右脚に星辰力を溜め込んでから地面に思い切り踏み込んだ。すると衝撃波は無くなり、消滅した。そして沙希はそのままレスターへと突進していった。

 

 

沙希「ハアッ!」

 

レスター「何っ!?」

 

 

沙希ははレスターの校章を攻撃すると見せかけて、斧の持ち手に足を掛けてそのまま自分の方へと引いた。態勢の崩れたレスターは取る手段が無くなり、そのまま沙希の攻撃が校章へと吸い込まれていった。

 

 

『校章破壊』

 

 

沙希「ふぅ……」

 

レスター「負け、たのか………くそっ、まさかこんなに早く負けちまうなんてな。本当に界龍の奴等は強いな。」

 

沙希「あたしは違うけど、殆どの生徒が比企谷から鍛錬を受けてるからね。その辺の生徒じゃ界龍の生徒には手も足も出ないと思うよ。」

 

レスター「そうだろうな。お前のさっきの戦いを見ていたら分かる。何人も倒していたからな。お前からしてみれば、俺達学園の攻撃は遅過ぎたんだろうな。」

 

沙希「まぁね。けど、流石は序列9位だけはあったよ。じゃああたしはまだ相手が残ってるから。」

 

レスター「あぁ。」

 

 

こうして沙希とレスターの戦いも幕を閉じた。

 

 

沙希&レスターsideout

 

界龍side

 

 

冬香「師父、ガラードワースが全滅致しました。」

 

虎峰「思ったよりも掛かりましたね。やはり元序列1位の【聖騎士】が圧倒的に強かったのでしょう。」

 

星露「そうじゃろうな……して、残るは星導館のみ、か。お主等そろそろ妾たちも出るぞい。支度せい。」

 

 

「「「御意っ!!」」

 

 

そして、界龍本隊も動き出すっ!!

 

 

 

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