学戦都市の“元”ボッチ 外伝〜新たなる祭典 黄昏星武祭〜   作:生焼け肉

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それぞれの戦い ②

 

 

オーフェリアside

 

 

ユリス「くっ……私もナメられたものだな、魔法1つ使ってこないとはな。」

 

オーフェリア「………ただユリスの苦しむ顔をもう見たくないと思っているだけよ。いくら戦いとはいえ、あの顔はもう見たくないもの。解毒すればいいと貴女は思っていると思うけど、私はこの能力が嫌いだから。」

 

ユリス「………そう言われては納得するしかないではないか。しかしその武器なのだが、その見た目からとってその武器は純星煌式武装なではないのか?」

 

 

………流石ユリスね、鋭いわ。

 

 

オーフェリア「………よく分かったわね。」

 

 

ユリス「やはりそうか……では、その能力は使ってはくれないのか?」

 

オーフェリア「………この武器で凍らせた箇所には、氷と一緒に毒も付与してしまうの。だからこの武装の能力も使いたくないのよ。」

 

ユリス「何故そんなにも融通が効かないんだっ!?お前の魔法と煌式武装はっ!!」

 

 

………そんな事言われても仕方ないじゃない、調整しても少しの毒は残ってしまうんだもの。でもあの時は調整してもらって本当に良かったわ。もしあのままの状態で八幡に当たっていたら………考えるだけでも悍ましいわ。あの時進言してくれたイレーネのおかげね。

 

 

オーフェリア「………時にユリス、貴女は好きな人っているのかしら?」

 

ユリス「な、何故そんな事を聞く?」

 

オーフェリア「いえ、ただの興味本位よ。因みに私は居るわ。」

 

ユリス「何年か前に服選びに誘ってくれた時に言っていた相手だな?どうなのだ?あれからは?」

 

オーフェリア「………2番目でも良いから頑張るわ。」

 

ユリス「ちょっと待て。何やら不穏な言葉が聞こえたのだが?2番目?」

 

オーフェリア「………えぇ。シルヴィアが正妻というのはもう認めるわ。だから2番目は私のものにするわ。」

 

 

ユリス(シルヴィア………恐らく【戦律の魔女】の事だろう。という事は………ま、まさかっ!!?)

 

 

ユリス「オ、オーフェリア、お前が言っている相手は界龍の比企谷八幡ではないだろうな?」

 

オーフェリア「………正解よ。」

 

 

ユリス「な、何いいいぃぃぃぃぃっ!!?」

 

 

………急にどうしたのかしら?

 

 

ユリス「オーフェリア、本当なのかっ!?あの……あの比企谷八幡が好きだというのはっ!?」

 

オーフェリア「えぇ。」

 

ユリス「そ、そうか………」

 

 

ユリス(ど、どうすれば良い?素直に応援してやりたいが、この応援してはダメな感じは!?)

 

 

オーフェリア「………次はユリスよ。貴女の好きな人は?」

 

ユリス「な、何だとっ!?」

 

オーフェリア「………私は言ったのだからユリスも答えてちょうだい。貴女の好きな人は?」

 

ユリス「そ、そんな者は居ない!!」

 

オーフェリア「………嘘ね、今声が上ずっていたわ。」

 

 

ユリス(ええい!嫌に鋭い奴めっ!)

 

 

ユリス「もうこの話は終わりだ!今は戦闘中だ!さぁ、再開するぞ!」

 

 

………恥ずかしがらなくてもいいのに。

 

 

2人の戦いはまだ続きそうである。

 

 

オーフェリアside

 

雪乃side

 

 

由比ヶ浜「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

雪乃「………また続けるつもりかしら、由比ヶ浜さん?もうこれ以上は無駄だと思うのだけれど?」

 

由比ヶ浜「は、はぁ!?そんなの……やってみなきゃ……はぁ……分かんないし!」

 

雪乃「分かるわよ。今の状況が分からないの?貴女は虫の息で私は息一つすら乱していない。貴女の実力や作戦では私を倒せないわ。」

 

 

由比ヶ浜さん……どうして分かってくれないの?もう実力差は分かった筈なのに、どうして向かって来るの?比企谷君がそんなに恨めしいの?

 

 

分身「……雪ノ下。」

 

雪乃「っ……比企谷君。」

 

分身「もう一思いにやっちまえ。頭の悪いアイツには身体で覚えさせろ。私には……雪ノ下雪乃には絶対に勝てないってよ。」

 

雪乃「………」

 

分身「お前は辛いだろうが、もうお前とアイツはもう相入れないと俺は思う。」

 

 

………………………

 

 

雪乃「……分かったわ。もう彼女とは友達で居られないと悟ったのは《王竜星武祭》の頃からだもの。辛いけれど、やるしかないわね。」

 

由比ヶ浜「何コソコソ話してるしっ!!」

 

雪乃「もう終わったわ、ごめんなさいね。彼と話してもう手加減はしないと決めたの。ここからは本気で行くわよ、覚悟はいいかしら、由比ヶ浜さん?」

 

由比ヶ浜「そんなのもう出来てるよ!!早くしてってさっきから言ってるでしょ!!」

 

雪乃「………そう、じゃあ行くわね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さようならね、由比ヶ浜さん。

 

 

雪乃sideout

 

ーーーーーー

 

 

雪乃「生成、刀剣。」

 

 

雪乃は氷の刀を2つ生成して両手に1本ずつ持つと、そのまま由比ヶ浜に突っ込んだ。由比ヶ浜はあまりの速さについていけなかったのか、雪乃の蹴りをまともに食らってしまった。

 

その後は雪乃の踊るような二刀流の演舞とも呼べるような動きで由比ヶ浜を切りつけていた。それはただ切りつけるだけではなく、蹴りや殴打といった様々な攻撃も取り入れていた。

 

 

由比ヶ浜「うぅっ!?ま、まっ……て。や、やめ、て……ゆぎのんっ!!」

 

雪乃「今更何かしら?私は言った筈よ、本気で行くと。何か文句でもあるのかしら?」

 

由比ヶ浜「も、もぉやめでぇ……」

 

雪乃「………もういいわ、相手にする意味も無いわね。そしてもう一言、さようなら。」

 

 

最後にかつての友人にそう告げると校章を切りつけ、真っ2つにした。

 

 

『校章破壊』

 

 

分身「……お疲れさん。」

 

雪乃「まだ戦いは終わってないでしょう?感傷に浸る暇は無いわ。」

 

分身「そうだな。まぁ、後で胸くらいは貸してやる。」

 

雪乃「……えぇ、ありがとう。」

 

 

 

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